またまた「船場吉兆」
あの憎々しげなバアサンの顔が思い浮かぶ。
今回は食べ残しの料理の使いまわし、過去数年にわたり行われていた様子。
刺身、てんぷら、焼き魚。
一流料亭とは名ばかりの最低の料亭だ。
そういえばこの前のホテルの朝食は「吉兆」だったぞ。
たいした食事でもないのに価格表は2600円だった。
経営が違うんだろうが、似たようなことをしてるかも知れないと思ってしまう。
テレビで取締役の料理長なる男が冷や汗かいてシドロモドロの答弁をしていた。
バアサンにいわれて出ているのだろう。
「あんた出といて、上手に返答しといてや」
そして後で
「あんた何ちゅう回答しとんのや、へたくそ」
テレビを見ながら女房が言う。
「駅前の中華の店、友達が言ってたけど、一回出したご飯を下げた後にまたオヒツに戻してたらしいよ、それを見ちゃったらしくてあの店には2度と行かないといってたよ」
そらそうだろ、私でも行かない。
そしてさらに
「大体食べ残すのがいかん、吉兆なんかは接待で招待されて食べ残すのがいいと思ってる人が多いんじゃないの、ぜんぜん手がついてない料理だったら私でももったいないなあと思うよ」
「料理長の気持ちも分からんではない」
しかし、賞味期限切れの納豆を亭主に食わすのとはまた別の問題だ。
料理人としての誇り、一流料亭の看板を掲げる店の誇り、矜持の問題だ。
倫理観といってもいい。
そういうものを持ち合わせていない人たちは食べ物を供する職業に携わるべきではないと思う。
あの憎々しげなバアサンの顔が思い浮かぶ。
今回は食べ残しの料理の使いまわし、過去数年にわたり行われていた様子。
刺身、てんぷら、焼き魚。
一流料亭とは名ばかりの最低の料亭だ。
そういえばこの前のホテルの朝食は「吉兆」だったぞ。
たいした食事でもないのに価格表は2600円だった。
経営が違うんだろうが、似たようなことをしてるかも知れないと思ってしまう。
テレビで取締役の料理長なる男が冷や汗かいてシドロモドロの答弁をしていた。
バアサンにいわれて出ているのだろう。
「あんた出といて、上手に返答しといてや」
そして後で
「あんた何ちゅう回答しとんのや、へたくそ」
テレビを見ながら女房が言う。
「駅前の中華の店、友達が言ってたけど、一回出したご飯を下げた後にまたオヒツに戻してたらしいよ、それを見ちゃったらしくてあの店には2度と行かないといってたよ」
そらそうだろ、私でも行かない。
そしてさらに
「大体食べ残すのがいかん、吉兆なんかは接待で招待されて食べ残すのがいいと思ってる人が多いんじゃないの、ぜんぜん手がついてない料理だったら私でももったいないなあと思うよ」
「料理長の気持ちも分からんではない」
しかし、賞味期限切れの納豆を亭主に食わすのとはまた別の問題だ。
料理人としての誇り、一流料亭の看板を掲げる店の誇り、矜持の問題だ。
倫理観といってもいい。
そういうものを持ち合わせていない人たちは食べ物を供する職業に携わるべきではないと思う。