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HN天道(てんとう)

インドのカースト制

2007年07月09日 | Weblog
インドには古来からのカーストという身分制度がある。
ガンジーなどの努力により現在の法律では身分制度は撤廃されている。
しかし、ガイドの説明によるとカースト制度は厳然と生きていると言うことだった。
ちなみに彼は最上級の身分である「バラモン」に属している。
バラモンは「僧侶」階級だ、実際に彼は僧侶だと言う。
彼の説明によると「坊主丸儲け」の日本と違ってインドでは全く儲かりませんと言っていた。

インド人はお墓を持たない。
火葬にした後はガンジス川に流すと言う。
それは魂を失った肉体には何の価値もないと言うヒンズー教が影響しているらしい。

更に名前を聞くだけでその人がどの階級に即するのかは一目瞭然だと言う。
現在は大きく4つの階級があるが、更に細かい階級もあると言う。

そして違う階級の人と結婚することは「あり得ないこと」なのだそうだ。

離婚率、自殺率が世界で最も低い、と言っていた。
それが何を意味しているのかはよくわからない。

人口1000万人の大都会デリーの街路で、炎天下死んだように寝ている母子3人を車窓から見た。
泥と誇りにまみれて炎天下死んだように日中眠っている。
幼児は半分裸で、チンチンをポロンと出して眠っている。
通り過ぎる人達には見慣れた光景なのか、誰一人関心を払う様子もない。

街の建物もビルも建っているが、全体としてはバラックのような建物・100年以上経っていて崩れそうな石造りの建物などが雑然と並んでいる。

戦後間もない日本の風景に似ている。
人口8億何千万人のインドは前途多難な感じがする。

世界最先端をいくIT産業の超モダンな工場なんかは話には聞いているが、そんなものは目にすることはなかった。

ストリートチルドレンはたくさん見たが。
多分とてつもない貧富の差があるのだろう。
裕福そうなインド人観光客もたくさん見た。

女性は殆どの人がサリーを着ている。
それも格差が激しい、ぼろきれのようなサリーを纏っている人と、煌びやかに刺繍の入った高価そうなサリーを着ている人が混在している。