うちの桜もやっと

気持ちの良い天気の一日でした。色々な用務を片付け、夕方近くには、今日の写真
を撮ってまわることもできました。その中からいくつか．．


（バランス補正中のファンです。軸受コロ２点外部に重心がくるタイプ。あまり
多くはありませんが、こんなのもたまには入ってきます）


（軸のファン勘合部をクロムめっき再生しています。軸端に近いところに乗出して
いる様に見える四角い小箱は、軸の振動を拾うセンサーです）


（このファン、２つの測定面毎に正反対のアンバランスベクトルあります。ベクト
ル合成するとかなり相殺されるもの、と予想されます）

測定した後、バランス修正となりますが、ここからが腕の見せ所です。

軸受コロ２点の外に重心がある回転体の不釣合データ計算は、２点内に重心のある
回転体のデータ計算とは、別の公式に当てはめねばなりません。

事務所の玄関前（事務所棟の北東側）に小さなソメイヨシノがあります。陽が当た
りにくいので、なかなか育ちませんし、開花時期も遅かったです。

でも、ようやく開き始めています。


（頑張りました）


（２階会議室からベランダの手摺り越しに桜がちょっとだけ見えます）

この、ちょっとだけ見える桜を肴に、明日、会議室での「花見」が開催されます。

僕は、その時刻には香港にいますので、写真をＩ-Ｙ君に撮ってもらって、メール
添付で送信してもらう手筈としました。


（のん気に桜の写真を撮っている横では、３月入社の新人４人が、廃水処理部門職
長のＵ君から座学講習を受けていました。しっかり基礎を学んでもらいたいです）


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　　　 窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
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●　ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
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うろつきアーカイヴス ２００４年春・香港＆ミャンマーの巻（その３）

明日からのヘビー出張を控え、体調が元に戻りつつあります。今夜、ビール
飲むのは控えておくことにします。

それでは、ミャンマー国内での２回目です。

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コラム　　　　　　田舎の国なりに考えることは多い　 その２

　ヤンゴンとマンダレーでの用務をすませた後、バガンへ行った。
　エーヤワディー川（イラワジ川と言った方がとおりがいいか？）の中流域、
東岸一帯に大小様々な寺院やパゴダが林立している。ミャンマーの、と言う
より世界的にも屈指の上座仏教の聖地である。赤茶けた平原に林立する遺跡
を見てみたいと思い立ち、仕事を早々に切り上げ、プロペラ機に乗った。
古いがカラフルな機体の飛行機で数十分ほど飛び、バガン空港へ降りた。上
空から赤茶けた痩せた地面が垣間見えたせいか、実感よりさらにに暑く感じ
る。


（好ましい配色でした）


（明らかに不必要な人数で運んできました。暑さが酷いので、もっと気合を
いれんかいっ！、とは言いにくいです）
　
　預けた荷物を待っていると、空港の係員と所在のはっきりしない取り巻き
達が、不必要なこと甚だしい人数で、ゆっくりと押し持ってくる。ここで、
日本国内や世界的な大空港と比較したりしてはいけない。そのこと自体を洒
落として楽しむ余裕を持つことが必要、などと言ったりすると、それはそれ
で真面目な日本人の物言いになってしまうのだろうか。
　自分の荷物をきちんと検分した後、すずしい空港棟を出、熱帯の空気の中、
たたずんでいるタクシーに乗った。
　エーヤワディー川のほとりに、外国人向けのホテルが数軒あるとのことな
ので、早速、向かう。タクシーからの風景は、耳にしていたとおりで、赤く
やせた裸土に乾燥に強い熱帯の樹、道路の両側には遠く近くに崩れかけたパ
ゴダ、中には現役の寺院もあるようだ。



昼前の時刻で早くも４０度付近となっているらしく、刺すような日光の下に
人影はない。聞いてみると、昼前から午後３時すぎまでは食事と昼寝を行な
う時間帯であるとのこと。朝は7時ぐらいから活動しているが、夕刻は６時
には仕事を終えてしまうらしい。この気候では無理もなく、暑すぎて能率も
何もあったものではない上に、いわゆる業務時間も短い。日本的価値観を持
ち込む方が野暮なのだが、生産性が低くなる条件が整いすぎているのは
間違いない。
　どちらにしろ、この土地には休みに来ているので、仕事の感覚で地場の印
象を語るべきではないとは思う。


（ Thante Old Bagan Hotel に投宿しました。エーヤワディー川に左岸が突きだした辺りの川岸にあります）

　ホテルのコテージに入り、荷解きをした後、常食となった感のあるカレー
料理を食べ、強烈な日差しの中、馬車に乗って遺跡の見物をした。




（有名なパゴダの門前には土産物屋があります。建造物の中は土足は×。
この通路を歩く時も裸足でした。冷たい床が気持ち良いのですが、汚れます）

　日差しと砂埃に疲れて宿に帰り着き、夕刻、宿がそのほとりに立っている
エーヤワディ川のほとりにたたずんでみた。


（日本に無い規模の河川の畔に立つ度に、その川が持つ流域の自然や
人々の暮らしに対する影響力の大きさを思います。川向こうの写真向
かって右手奥の方向にインパールやコヒマがあります。日没よりやや
南の方向に２～３００ｋｍ行けばバングラデシュ）

　対岸は遠く、建造物が建っている様子はぼんやりと見えるのだが、詳細は
わからない。河口から１，０００km近く上流に位置しているこのあたりでも、
川幅は２ｋｍを下らない様に見受けられた。
　川の向こうに連なる山並みのさらにその向こうは、バングラデシュ領も近
い。陽が沈む方角よりやや北の方、200kmぐらい先はインパールやコヒマと
いった、第２次大戦の激戦地であることが地図からわかる。
　たくさんの先人の遺骨が今もジャングルに眠っている地である。
　日本にはない大河のほとりにたたずみながら、乾燥した大気をとおして日
没を見つつ、旧日本軍と英印軍との戦闘や、それでも、戦後、我々日本人に
対し好意を示し続けてくれるミャンマーの人々のメンタリティーを思った。
　陽が完全に落ちると、虫が鳴き始め、涼しい気配がただよってきた。長い
時間、川べりの椅子に腰掛けて、僕は暮れなずんでいくエーヤワディ川を眺
め続けた。
　しばらくすると、インパールの方角に出ていた雲がしきりに光り、小さく
空雷が聞こえた。

　その後、みこしをあげ、ホテルの食堂のタイガービールで、カレー料理を
胃の中に流し込んだ。熱帯の夜を楽しむにはかなり辛い食事ではある。
　寝るには、まだ少し早い時刻だし、ホテル近隣のパゴダを見て歩いたが、
廃墟に近い状態で照明などもない。
　昼間の暑ぼったい眩しい空気の中で見るのとは、全く異なった、ある種、
壮絶な屹立とでもいうか、信仰心などとは対極に位置する僕でさえ、心に感
じいってしまう雰囲気を持っている様に思えた。
　パゴダの上から、エーヤワディー川の向こうに沈む夕陽を見てみたいもの
だと、その時思った。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　続く　】
　　　　　
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遠出から戻ってくるのは４／９夜です。その間、できるだけ欠かさずにブログ
し続けたいと思っています。なんと言っても、香港＆ミャンマー篇のキリをつ
けてしまいたいですし。

インターネット環境に居り続けられます様に．．．


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イオンプレーティング用回転テーブルを増設します

今日は、取引している同業者様のお身内のお悔やみ事でした。昼前に事務所を
空けて、夕方、戻ってきました。

戻ってみると、案の定、机の上は仕事が積み上がった状態。数時間かけて、今
しがた、やっとさばき終わりました。


一昨日、イオンプレーティング装置の回転テーブル増設を正式に決定し、発注
しました。

当社が採用しているアークイオンプレーティングは、真空容器の中でアーク放
電にてプラズマを発生させ、マイナスに帯電させた被施工品に窒化物や炭化物
などの被膜を生成させる成膜方法です。

被施工品上に被膜を均一に付着させる為には、放電源である原料金属からまっ
すぐ飛んでくるプラズマに対し被施工品を回転させることで、被施工品上の膜
厚を均一に近づけてやることができます。

当社が使用しているイオンプレーティング装置「ＡＩＰ６０３６」には、真空容器
の内壁に仕込んである原料金属に対して被施工品を遊星回転させてやる為の
回転テーブルが、運搬用台車とともに付属品として設定されています。

回転テーブルはメーカースタンダードの遊星回転１０軸のもの↓２基と、


（丸い大皿の上に小皿が１０枚乗っており、大皿・小皿がそれぞれ回転する
ことで、小皿上の被施工品が遊星回転するしくみです）

大直径品の成膜用に自主製作した、遊星回転６軸テーブル↓１基があります。


（６軸テーブルです。小皿の上にスペーサーを載せたまま写真撮ってしまい
ました）

最近、バイク系のお客様からの、インナーチューブへのイオンプレーティン
グご依頼が激しく多くなっています。
インナーチューブに成膜する場合、現在の処、１０軸テーブルにて、１皿に
１本ずつ縦置きして施工しています。

ところが、受注量が上昇するにつれ、１回の最大加工量が１０本では追いつ
かなくなりつつあります。成膜の回数を増やせばいいじゃないか、と考え、
段取ってみましたが、現状以上に成膜回数を増やすのは、時間的制約から無
理。イオンプレーティング装置は１台１億円前後しますので、簡単に、おい
それと買いたすこともできません。

で、１回の満載量を増やす為に、遊星回転する小皿枚数を増やし、満載量が
２４本（遊星回転小皿が２４枚）となる様、企てました。

インナーチューブはどんなに太いものでも５０ｍｍぐらいまでです。いままで
は、１０軸小皿（直径１３０ｍｍ）においていましたので、満載時でさえ、
インナーチューブごとの隙間が空きすぎていてもったいなかったのを、
２４軸小皿（直径６０ｍｍ前後）の場合は、品物の間の隙間がぐっと狭まった
状態での積載となり、１回の最大加工量を２．４倍にすることができる様にな
ります。

テーブルの製作にあたり、６軸テーブルの時にもお願いした、瀬下町の「工藤
技術開発研究所」さんに設計をお願いし、部品製作と組上げは、『メルマガ久
鉄協』配信グループの元締め、久留米鉄工協同組合青年部会長の「判田鉄工
所」さんにお願いしています。

ゴールデンウィーク前後には、２４軸テーブルが完成稼動する予定です。そう
なれば、今よりは若干、お客様から品物をお預かりしている期間を短くできる
様になると思います。どの程度短くなるのかは、わかりませんが。

それと、もう一つ。回転テーブルを運搬する台車も発注する予定です。前回の
６軸テーブルの台車は、「藤澤鉄工」さんに作っていただいたので、今回も、
またお願いしよう、と思っています。


（メーカー純正台車）


（こちらは「藤澤号」です。純正品に遜色ありません。塗装が違うだけです）


皆さん、宜しくお願いします。


うろつきアーカイヴス　２００４年春・香港＆ミャンマーの巻（その3）、は
また明日以降載せます。既に、ある程度原稿が手元にあるので気が楽。


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うろつきアーカイヴス ２００４年春・香港＆ミャンマーの巻（その２）

鼻風邪で発熱してしまいました。土曜日から９日間、ヘビーに出かけるというのに、
こんなヘナチョコなことじゃいかん、と思いながら節々を痛くしています。



さて、それでは、第２回目。ミャンマーの首都、ヤンゴン国際空港に着いたところ
から始めます。これ以降は、東洋硬化ホームページコラム欄に載せ、「メルマガ久
鉄協」にも既に掲載している原稿を軸として流用しながら、エピソード付け足しや
新たな写真載せもしていこう、と思います。

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コラム　　　　　　田舎の国なりに考えることは多い　 その１

　　
　４月下旬に用務でミャンマーへ行った。この国には３つの季節があるという。
６月から10月までの雨季、11月から３月までの乾季、4月と５月は暑季と言うらし
い。
　遅い午後、香港発のミャンマー航空機でヤンゴン国際空港に降り立つ。


（外観はド派手なターミナルビル。さすが上座仏教国の配色。内側（滑走路側）か
らしか拝めません）


（これに乗って香港から飛んで来ました。確か、ミャンマーの航空会社だったと思
います。日本には飛んできていなかったはず）

　日本でなら、さしずめ昭和３０年代後半あたりを彷彿とさせる古めかしい趣の
ターミナルビルである。入国審査を終え、エアコンエリアから外れた途端、凄まじ
い熱気に包まれる。聞けば、摂氏41度であるとのこと。しかも、既に昼日中のピー
ク温度からはかなり下がってきているらしい。湿度は日本で日頃体験しているもの
より若干低めには感じたが、気温との相乗効果もあり、やはり体感的には我々には
未体験のものだ。暑季との名に違えない。
　空港からヤンゴン街中までは車で３０分ほどかかるとのこと。早速、ターミナル
ビル前に行列を作っているタクシーに乗り込もうとして、ある事実に気づく。
　かなりの年季が入った日本製中古車ばかりがずらりと並んでいる。そうとうに古
い年式のカローラヤサニーやギャラン、ファミリアもある。あちらに佇んでいるい
るのは、もしかしてパブリカ?!　ボディーが凹み、窓ガラスがなくなっている車も
多いが、毅然と現役を名乗っていることには違いない。
　意を決して目の前のサニーに乗り込む。運転手がすかさず聞いてくる。
「ニホンジンデスカ？」
トルコ　・フィンランドと並んで世界３大親日国と言われる（誰が言ったんだろ
う？）この国では、ただの若造の日本人にも、非常にフレンドリーだ。片言の日本
語だけでは意志の疎通に事欠くので、私と連れの乏しい英語で運転手と会話する。
　日本から輸入する中古車の性能が素晴らしいこと、日本人は車の定期整備をきち
んとやっているので、日本人が乗っていた日本車は中古車市場で特によい値がつく
こと、新車としてもここミャンマーでは、ベンツＥクラスよりクラウンやセドリッ
クの方が人気があること、日本車ディーラーがもっとたくさんあれば良いと思って
いること、乗合バスでさえ日本からの中古車ばかりが採用されていること、勿論、
自動車ばかりでなく工業製品全てにおいて日本製には絶大な信用があること、など、
聞いている限りでは褒められ過ぎて臀部と背中がむずむずしてくる内容ばかりであ
る。


（ヤンゴン市内に入ってきました）

　たどたどしい英語で会話しているうちにヤンゴン市内に入ってくる。夕刻の仕事
帰りの人々がバス停に溢れている。そこへ乗合バスが入ってくる。見覚えのある塗
装である。連れが言う。　「京都市営バスだぞ！」
　なるほど横腹にその通り記載されたままである。その後ろから赤系の塗装を施さ
れた別のバスが続く。吹田市出身の連れが言う。　「今度は大阪市営バスだ」
　更にその後ろに姫路市営バスの文字が見えた段階で、あることに気が付いた。
　この国では車は右側通行である。日本からの中古バスの乗降口は、当然のことな
がら進行方向に向かって左側についており、乗客はバスの前か後ろを、一度道路の
中央側に回りこんでから乗り降りしなければならないのだ。右側通行の国から中古
バスを輸入すればこんな不便は生じないのだが、前述の諸理由から、左側通行用
の日本のバスをわざわざ使用しているのだ、と運転手は言っている。


（パゴダの横を高速で走り抜ける日本車たち）

薄暮の熱気の中、これら乗合バスと中古日本車・日本製バイクの大群の中を、ヤン
ゴン中央駅に向かって、我々を乗せたタクシーは進んだ。


（ヤンゴン中央駅。趣き充分）


我々はこれほどに信頼され、信用され、評価されている。数十年も前からの、こと
によったら百年以上前からの先達の努力により、これらのものを勝ち得ている。
翻って私たちは、我々の世代は、次代にこれら評価に上乗せした付加価値を受け渡
し終えることができるのだろうか？　後世の歴史家の批評に耐える行状であるのか
否か、自問自答していかねばならないと思う。
　　　　　　　　　　　　　　　
　　
（怪しいけれどいとおしい超中古日本車タクシー）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　続く　】

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ここまでが既に書いていた原稿です。

何と言っても、我々日本人にすごくフレンドリーなのがいいです。多少リップサー
ビスが入ってるとは分かっていても、最高の友人の国だ、などと持ち上げてくれる
のですから。

もしかして、喧嘩を売られてるんじゃないかなー、と半分かた思いこまされてしま
う様な、韓国などの観光ガイドの口調に較べると、まさにピンキリの差です。

ついこの間ベトナムでも感じましたし、タイでも思ったことなのですが、我が国と
我々の文化に親近感や好意を持ってくれている、これら近隣の国々との友好を、
もっともっと積極的に深めていくべきだろうなと。



（宿をとったホテルのレストランでの夕食。インドを隣国に持っているせいか、こ
こはカレー食の国だったのでした。この日から毎日、カレーを食べ続けることにな
りました。ただし、写真のカレーは外国人向けに極く上品に盛られています）


（遅い時刻にホテル近くのシュエダゴーンパゴダを見に行きました。境内をうろつ
くと、礼拝している地元の方々がたくさんいました。この国の仏教は、生きた宗教
として、顕在の様子でした）


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うろつきアーカイヴス ２００４年春・香港＆ミャンマーの巻（その１）

忙しい空模様の一日でした。体調悪く、風邪気味です。

２００４年の春、香港のＳ君と合流してミャンマーに行ってきました。現地の
印刷工場へのクロムめっき再生のＰＲと技術説明が目的でした。その時の様子
を綴ってみます。



福岡空港からキャセイパシフィックで台北ワンクッションし、香港新空港へ降
り立ちました。旧啓徳空港は街のど真ん中だったらしいのですが、新空港は、
九龍半島の西に位置するチェクラップコック島の山を均し拡げて作った広大な
空港です。

香港到着が土曜日、ミャンマーへの出発が月曜日でしたので、日曜日まるまる
一日、独りで香港市内をうろつくことができました。

Ｓ君にとってもらったホテルのある九龍半島先端の尖沙咀（チムサーチョイ）
から対岸の香港島の写真を撮りました。




（有名な海際の摩天楼群です）

写真を撮っていると、怪しさ１００点満点のインド人の占い師に絡まれてし
まいました。地図とカメラを持ってきょろきょろしている挙動不審の日本人
のおのぼりさん状態でしたので、絡みやすかったものと思われます。そのおっ
さんに、今日はすごく悪い状況に陥る、とかなんだとか、非常に面白くない
ことを言われました。とりあえず、聞かなかったことにし、金をくれとせが
んでくる占い師をほって、その場を離れました。

初めてのインド人との接触はこんな風でした。あまり印象良くないです。

フェリーで香港島へ渡りました。地下鉄や道路トンネルなんかもありますが、
なんと言っても船で渡るべきです。

香港島のフェリーターミナルやその周辺の路上には、数万人にもなんなんと
する、（多分）フィリピン人だと思われる女性達が数人づつ車座になってわ
いわいと凄まじい勢いで喋っています。ありゃ何だったんだと翌日Ｓ君に聞
いた処では、彼女達は、家政婦として香港に出稼ぎにきているフィリピン人
で、日曜日ごとに休みをもらっては同郷の知り合い同士、車座になって喋り
あうのだそうです。フェリーターミナルあたりが一番の溜まり場だとのこと、
なんでも、香港全体で家政婦として働いているフィリピン女性は７万人もい
るんだとか。


（香港島と九龍半島）

最初は無目的にぶらぶらうろつきました。

　　　　　　　　　　　　　　　　
（風水の影響でしょうか、妙な形のビルが多いです）　　　（山の中腹付近までビルが立ち並んでいます）


（標高のかなり高いところまでの移動用に、乗り継ぎができる長いエスカ
レーターがありました。暇でしたので一番上まで行ってみました）


（島の北斜面に背の高いビルが林立しています。地震の無い香港だからこそ
の風景）

有名な二階建てトラム（市内電車）に乗ってみました。


（もちろん、二階の最前列に座りました。これは面白いです。病み付きにな
りそう）


（それにしてもビルの形が奇抜に過ぎると思いませんか。何を考えているの
やら．．．）

ピークトラムに乗って香港島の最高点、ヴィクトリア・ピークへ向かいました。


（線路の幅がものすごく広い。その上、急傾斜）


（山頂駅から、さらに歩いて１０分ほどで展望台でした。残念ながら雲が出て
ました）

中国本土と違って、片言の英語ででも意思の疎通が可能なので、独りでうろ
つくことができるのが嬉しいです。その代わり、変な外国人（僕もその中の
一人ではありますが）に絡まれたり、あからさまに、わかりきった道を聞か
れたりします。

僕自身感じるところとして、どうも、怪しげな人々に目を付けられやすい風
貌を持っているのかもしれません。隙や油断に満ち満ちている様にとられて
しまうのかも。


尖沙咀に戻ってからも、その日いっぱい、路地をうろうろしたり、場末の食
堂で安いソバを喰ったりしていました。

胡散臭い雰囲気はかなり濃厚でしたが、結構居心地の良い街です。


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ホワイトボード

運送業者各社が、毎日、バイクのインナーチューブやリヤサスロッドの要再
生品や、イオンプレーティング施工依頼品を運んできます。

営業開始当初は首都圏や東海地方からのご依頼が突出していましたが、現在
では、他の地方からのご依頼もかなり増えています。ただ、近畿地方につい
ては、人口規模や域内ＧＤＰ規模から想定される量を、かなりの割合で下
回っています。

原因は不明。地域性たい、と一絡げに言うと、空しくなるので言いませんが。


（要再生品、クロムめっき＋イオンプレーティング施工依頼品、新品上への
イオンプレーティングのみ施工希望品、等々ご依頼内容は千差万別。リヤサ
スロッドについても同様のご依頼があります。かなりひどい錆のものもあり
ます）


（右は、社内で加工進捗しつつあるバイク系部品を、お得意先名・部品名・
加工種・被膜種ごとに記載したホワイトボードです。左は、リヤサスロッド
のみを記載したボード。二つのボードに挟まれた小さな張り紙は、ボード
に書ききれず溢れてしまった品のリストです）

ご発注下さる全国のお客様に感謝しております。

ありがとうございます。


バイク系ご依頼品の受入・社内各工程への指示・作業指示書の発行・ホワイ
トボードへの記入・完成品の検査・出荷については、営業事務を担当してい
る女性２名が行ないます。多忙なポジションなので、残業となってしまうこ
とが多い様です。

帰宅があまり遅くならないように早く帰したいのですが、なかなか妙案があり
ません。


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ご同業からもリンクしていただきました

中々さばけなかった今日の業務に目途が立ちましたので、編集メニューの
コメント・トラックバックを確認しておりましたら、吉川ハードさんから
も、リンクしたとの嬉しいお申し出があったことがわかりました。金偏産
業の皆様とのお付き合い、その中でも特に、全くの同業を営んでおられる方
からのリンクですから、これはまた格別に嬉しいことです。

ありがとうございました。

さっそく、僕の方からもリンクさせていただきます。

コメント下さった内容を読むと、光栄なことに、当社を「ライバルとする意
識」を持って向上なさられたとの記載。僕からするとそう書いていただくだ
けで、ある意味、非常に嬉しいことですし、こりゃ、こちらも頑張らなけ
りゃな、との気持ちになってまいります。

しかし、それ以上に、両社を含めた表面処理業界、さらに細かくは硬質クロ
ムめっき業界が直面し、クリアしていかねばならない数々の課題に対して、
協力して動いていきたいものだとの思いが、強くあります。

６価クロムを使用した硬質クロムめっきの限界、６価クロムを使用しなかっ
た場合の硬質クロムめっきの限界、土壌汚染に対する国の無策からくる事後
法の制定、マスコミの不勉強を原因とする悪意に近い幼稚な報道、その他、
我々の業界にはアゲンストの風が吹きまくっています。

高度成長期やバブル景気の頃までは、業界内部の各社が価格・納期・品質で
競合し、得意先獲得競争を行なっても、市場自体が拡大の方向にあったこと
から、それなりに各社間の秩序・業界内の秩序は保たれていたのだと思いま
す。しかし、現在、景気が持ち直しつつあるとは言え、硬質クロムめっきの
市場は、代替処理に喰われ減少こそすれ、拡大の局面とはなっておりません。

品質をよりよいものとしながらお得意先にＰＲ活動するのは至極もっともな
ことです。しかし、業界内部での競合から発生する、必要以上の価格と工期
についての低廉化・短納期化は、業界各社疲弊の一因となる可能性も含んで
います。

僕は、これら様々なアゲンスト環境の中で、高度成長期的な価値観のみでは
なく、２００６年現在の方法での企業間対応なり、企業間協力なりを模索し
ていきたい、と考えています。

今回、吉川ハードさんから嬉しいお申し出を頂戴したことについては、
将来、協力しあえる仲間となる可能性が高いご同業が出現した、と、とらえ
たい。

業界団体の存在と活動を、全て是とするものではありません。しかし、我ら
が表面処理業界については、時に応じて集団で雁行していかねば、一社のみ
では、とても対応できない様な状況が多々あるのも、また事実です。

業界内の各社が面識を持ちながら、状況に応じて手を携えあうことができる
様になりたいものだと思っています。

今後、当社が業界団体から仕入れた情報については、最大限、吉川ハードさ
んにお伝えしていきたいな、と思っていますし、吉川ハードさんからも、い
い情報がいただけるならば、これに増して嬉しいことはありません。

今後、宜しくお願い致します。お会いできる機会を楽しみにしています。


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●　㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
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一挙にたくさんの方々からリンクしていただいたわけだが

フラターテックさんのブログにリンクしていただいたとのことで、嬉しく思って
おりましたが、なんと、津留崎製作所さんにもリンクしていただいてました！

こりゃ驚いた。津留崎製作所さんとは仕事のやり取りをしている仲なんですが、
今までネット経由のお話をしたことはなかったので、かなり驚きました。
ありがとうございました。

しかし、ちょっと待てよ、お知り合いの方々のブログで、こっちが気づいてい
なくとも、リンクして下さっていることもあるのかも、と、あわてて仲良くし
ていただいているブログをはしごさせてもらいました。

あ～～、こりゃいかん、藤澤鉄工さんにもリンクしてもらってた。

皆さん、リンクありがとうございます。藤澤鉄工さん、気づくの遅くなって申し訳
ありませんでした。お詫びします。

久留米近辺の金偏産業に携わる製造業の皆さん、仲良くやっていきながら、お互い
に切磋琢磨して、じわじわ社業を伸ばしていきましょう。


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今日のニューホライズン

まだ朝のうちです。とりあえず

目覚まし時計のセットを切り忘れていたので、日曜日なのに６時半に起こされて
しまいました。あーっ、もったいない！

どうせ今日は昼前ぐらいから仕事するつもりでしたが、ウィークデーなみに目覚
める予定ではありませんでした。
昨日、昼過ぎまで、寝かぶって（翻訳：惰眠を貪って）いたおかげで、体調も頭
の中も、僕の水準なりに上々です。

じゃ、今日は早いうちにブログ書いちゃおうか、と家パソに向かっています。


3/17に１億ｋｍぐらいは飛行したみたい、と書いた「ニューホライズン」、今どの
へんかなと、ＮＡＳＡのホームページで詳しく調べてみました。

まだ１億ｋｍも飛んでいませんでした。失礼致しました。木星フライバイ加速した
後も含めた平均速度で計算してたので、間違えてしまいました。


（地球から７３００万ｋｍほど。昨日現在でまだ火星軌道まで届いていません。
もうあと数週間もしないうちに、火星軌道超え）


（内惑星だけの図ですと、だいぶ飛んだばい、となるのですが、外惑星まで書かれ
た図になってしまうと、まだまだスタートしたばっかりなのがわかります）

木星にフライバイして、運動エネルギーいただきするまでが６億３千万ｋｍ強、来
年の２月に予定しているそうです。その時点でさらにスピードアップし、あとは冥
王星へ一直線。

で、冥王星までが残り４６億ｋｍ。史上最速の出足とはいえ、こうしてみるとまさに
蝸牛の歩みです。

ニューホライズンが冥王星に到達する２０１５年までに、一体どんなできごとが、自分
に、家族に、うちの会社に、我々の社会に、起こっていることやろか。

少なくとも、冥王星より大きなＥＫＢＯ（エッジワースカイパーベルト天体 ＝ 太陽
系外周部に存在する微小氷天体）が、複数見つかり、冥王星遭遇後は、こっちの
ＥＫＢＯに向かわせろだの、あっちのＥＫＢＯの方がいいだの、喧しくなってしまって
いることだけは確実だと思います。

さらに、ＥＫＢＯ専門の後追い探査体も打上げられるんじゃないかな。ここ２～３年の
ＥＫＢＯ発見ペースから考えて。


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花と花見の季節

今日は完全に仕事オフとしました。

午後３時過ぎから車で近場へ出ますと、既に桜が３分咲きになっていました。
桃は盛りを過ぎつつある様でしたが、これから久留米はつつじ・さつきが
美しいシーズンとなります。


久留米鉄工協同組合のメールマガジン『メルマガ久鉄協』も、４月から装いを
新たにし、毎回のテーマを明確にしつつ発行されることとなりました。
新装第１回目は「新人教育」と「花見」だそうです。

とりあえず、「花見」については、原稿提出終了していますが、「新人教育」
についての原稿が集まらない様ならば、座埋め原稿を作る覚悟だけはして
います。

作るとするならば、３月いっぱいにやっつけてしまうつもりです。

今年の当社の花見は４月１日に、桜の花が北側の窓からほんのちょっとだけ顔を
のぞかせている、事務所２階の会議室で行なうことになりました。新人たちの
お披露目も兼ねています。

ただし、僕自身は４／１から４／９まで遠出しますので、せいぜい携帯電話での
「声だけ参加」をしようかな、と思っています。


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毎日新聞を読みつつ思いました

以前も書いたことがありましたが、我が家では毎日新聞を取っています。
昨年前半までは朝日新聞でしたが、左傾化した記事の多さに辟易して、
こちらに変更しました。

久留米市内ですと、家庭配布では①西日本新聞②讀賣新聞③朝日新聞、
がトップ３だそうですが、あえて斜に構えて毎日新聞にしてみました。

ところが、この新聞、僕の琴線に合致している部分が多くて気持ち良い
です。
昨日（3/23）の朝刊経済欄のコラムも、我が意を得たりの部分がかなりあっ
たので、あえて転載したいと思います。

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【　経済観測　】

　　　　　　　　　　　　中小企業の力

　世界の経済は高成長の中で流動化しつつあり、「日はまた昇る」とい
う通り、日本の物づくりの強さが再び脚光を浴びつつある。
　その背景には、中小企業のたくましい力がある。大型化に向かう今日
の流れの中で、時代・社会の痛みや必要にきめ細かく対応するためには、
中小企業の働きは一層大切だからである。
　日本の中小企業経営者の長所は、その意思が現場の隅々、従業員の一
人ひとりにによく通じているところにある。従業員が何を喜びとし何に
悩んでいるのか、その得手、不得手ものみ込んで会社全体として何がで
きるかをよく踏まえている。
　また、同業者との競争や資金繰りに苦労する中で責任感覚が磨かれ、
事業環境の変化にも鋭敏である。
　そのことが緊張感と不断の改善努力に結びついている。そこで研ぎ澄
まされてきたのは、「何故、何のために」仕事をするのかという感覚で
ある。その追求の中で、経営者の目的意識や志がはぐくまれ、人間関係
を調和に導く「人情」こそが目的を果たす要であることも体得している。
技術の伝承も開発も、その「地」があるために強いのだと思われる。
　しかし、そういう長所がはぐくまれてゆく環境は甘くない。とりわけ
バブル崩壊後は銀行の中小企業へのかかわり方は一変した。
　不良債権問題が解消した今日、銀行は、心ならずも脇においた本来業
務をまず回復する必要がある。その第一は、多様な特色をもち、また問
題を抱えている中小の経営者の志をよく理解する相談相手となることで
ある。そして、経営者、会社の実態に通じているが故の、思い切った応
援をすることである。経営者の努力が実るまで、金融を通してそれに必
要な「時間を貸す」というのがその働きだと思われる。　　　　（猷）

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必ずしも前向きではない中小企業経営者も散見される中で、読者の中に
それなりの数存在する思われる中小経営者層におもねったと考えられな
くもないコラムではありますが、各銀行の企業担当者達の認識や行動様
式を省みると、頷ける部分が多いとも思います。

そうした中で、今日（3/24）朝刊の筑後欄に、当社の取引銀行でもある
筑邦銀行に初の生え抜き頭取が誕生するとの記事がありました。

4/1から頭取となられるのは、山下洋専務です。井手頭取や山下専務とは
中経協の催しでしばしばお話をさせていただいております。
井手頭取は吉井町のご出身ではありますが、第一勧銀から転籍してこら
れた上での頭取ご就任でしたから、学校ご卒業後に筑銀に入行され、そ
のまま生え抜きとして初めて頭取に就任される今回のご就任が、慶事と
してニュースになるのは田舎町としては当たり前なことではないのか、
と思います。

その記事の中で、以下の部分が気になる処ですし、是非そうあってもら
いたいものだと感じられる処です。

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　　　　　　　　　　知識鍛えて営業力強化　　（抜粋）

　「銀行は裏方でなければならない」が（山下専務の）信条。迷ってい
る顧客（経営者）に決断を促すアドバイザーの役だという。「そのため
の知識こそ私たちの売りもの。そこを鍛えることが営業力強化になる」
と力説する。

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その通りに各行の担当者たちが考えてくれたならば何と気持ちの良いこ
とか、と想像してしまいます。

あんまり悪口をいうのも何だけど、どこの銀行だって、外回りの企業担
当者達は、ルーティンワークをこなすことに、その労力の大部分を使用
してしまっている様です。お金を貸せるかどうかは担保物件か内部留保
の有無次第、忙しいので担当企業の業務内容と将来性に通じた上で融資
可否について検討するなんて、とてもじゃないができません、との状況
が、厳然とあります。

「業務安全」上必要だからと、極めて短期間のうちに担当交代していく
担当者たちが、当社も含めて数十社にものぼる担当企業について全て業
務内容に精通できるわけもないとは思いますが、自分たちが所属する各
銀行内部にばかり目が向いてしまい、本来業務であるはずの（山下専務
もおっしゃっておられる）担当企業に対する知識の保持、経営者に対す
るアドバイジング、をたいして行なっていない現状は、やはりダメです。

この部分が素晴らしい金融機関が存在するならばお付き合いしてみたい
なー、と心底思っています。

誤解のない様に申しますと、決して、特定の金融機関の悪口を言いつの
っているわけではありません。当社がお付き合いさせていただいている
「りそな銀行」様、「筑邦銀行」様、「山口銀行」様、それぞれ個性的
な素晴らしい銀行だと、いつもありがたく感じております。

しかし、もう一歩、当社の業務に踏み込んでいただけるならば、さらに
次の展開についての展望が開けるのかもしれないのになー、とも考えて
います。

もうちっと、ご担当者の担当期間を長くして、勉強してもらうことがで
きないものですかね．．．


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市町村合併の余波で

検査成績表ばかり作っています。軍艦用ロッドの表面粗度＆寸法成績、
８本分。昨日の続きで製鉄所向けワイパーロールの釣合試験成績を１本分。


市町村合併が全国で大量に発生しております。全国各地にお客様がおいで
なので、郵便物を送付する際、必ず合併後の新表示をすべきだと考えており
ますが、現実はなかなか簡単にはまいりません。
とりあえず、郵便番号さえ間違えていなければ、配達住所を管轄している
末端の郵便局にまでは届きます。その後は、集配担当者の記憶と記録に
頼って、何とか目的地にまで到達するとのことです。

でも、いつまでも旧地名での郵便物をお客様にお届けするのは失礼である、
と意気込んで、お客様の登録地名を新しくするべく、変更作業をやり始め
ました。

でも、思っていたより百倍は大変な作業です！

今日は、大分県下のお客様の住所表示変更をやっているのですが、
名称あいうえお順に「あ」→「ち」までのお客様について作業した
だけで、もうへとへと。泣きが入ります。

参考までに大分県下の合併状況について書き出してみます。

以下、旧市町村名　→　新市町村名　（２００６年２月１日現在）　です。

●大分市・大分郡野津原町・北海部郡佐賀関町　　　　　　→　　大分市
●臼杵市・大野郡野津町　　　　　　　　　　　　　　　　→　　臼杵市
●中津市・下毛郡三光村・本耶馬溪町・耶馬溪町・山国町　→　　中津市
●佐伯市・南海部郡上浦町・弥生町・本匠村・宇目町
　　　　　　　　　・直川村・鶴見町・米水津村・蒲江町　→　　佐伯市
●日田市・日田郡前津江村・中津江村・上津江村・大山町
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・天瀬町　→　　日田市
●豊後高田市・西国東郡真玉町・香々地町　　　　　　　　→　　豊後高田市
●宇佐市・宇佐郡院内町・安心院町　　　　　　　　　　　→　　宇佐市
●大野郡三重町・清川村・緒方町・朝地町・大野町
　　　　　　　　　　　　　　　　　　・千歳村・犬飼町　→　　豊後大野市
●竹田市・直入郡荻町・久住町・直入町　　　　　　　　　→　　竹田市
●杵築市・西国東郡大田村・速見郡山香町　　　　　　　　→　　杵築市
●大分郡挾間町・庄内町・湯布院町　　　　　　　　　　　→　　由布市
●東国東郡国見町・国東町・武蔵町・安岐町　　　　　　　→　　国東市


（この地図、ちょっと古いです。2/1現在ですと、国見町・国東町・武蔵町
・安岐町が対等合併して、国東市になってしまってます。）

しかし、すごいことになってると思いませんか。大分県下の自治体で、「市」
を名乗らないのは玖珠町・九重町・日出町・姫島村の３町１村だけ。残りは、
（どんなどえらい田舎であろうとも）「市」を名乗るのですから。

大分県は市町村合併が特に順調に進んだ（中央政府から見ると、優秀な）自治
体群の様です。

ちなみに、われらが福岡県はというと、


（全国的に見ても、小さな自治体の乱立ぶりが目立つ県です。他には岐阜県や
群馬県がひどい。それと、一応えこひいき無しに書くと、この地図も少し古く
なっていて、〔山田市・嘉穂郡稲築町・碓井町・嘉穂町　→　嘉麻市〕
〔飯塚市・嘉穂郡筑穂町・穂波町・庄内町・頴田町　→　飯塚市〕と、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やや整理整頓され始めてはいます）

我が県の場合、各自治体ごとに「俺が俺が」がひどく、首長や地方議員が既得
権益にしがみつく傾向にあるのは間違いないでしょう。旧筑紫郡地域や
糟屋郡、それと筑豊地域が特にすごい。

僕の個人的労力消耗の見地から言うならば、現状のままで行ってもらいたい処
ではありますが、自治体財務的には、「揉めてばかりいないで、早く一緒になっ
ちゃえよ」ですね。

そういえば、瀬高町・山川町・高田町が合併して「みやま市」になるのはいい
んだけど、合併特例法の期限に間に合わなくなってしまったとか。
高田町の住民投票の結果と町議会と町長の意向がずれてしまい、揉めまくった
ことが原因だそうです。

やっぱり、このあたりがいわゆる福岡県民的で、（アイロニカルに）やや悲しい
です。

久留米市だって三潴町・城島町・田主丸町・北野町と一緒になる時に、後付け
で「広川町も仲間にいれてあげようよ」と発案したのはいいのですが、確か
田主丸町議会の否決により、広川町を除け者にした経緯がありました。

僕なんか、後で広川町民と田主丸町民がいがみあわなきゃいいが、などと
小市民的な、いらん心配までしてしまいました。

どちらにしろ、これから数ヶ月かけて、全国のお客様所在地名を書き換えて
いかなきゃならないんで、少しブルーな気分ではあります。


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日々此れ多忙為る哉、若かして世間話は怠らず

今日からの新人が２名、入社してまいりました。
バフ研磨部門に１名（増員）、営業部門に１名（定年退職者補完）、です。
いずれも中途入社。
３／２７にも３名入社してきます。
機械加工部門に１名（増員）、クロムめっき部門に１名（退職者補完）、
営業部門に１名（増員）です。
営業部門の１名が新卒、クロムめっき部門の１名が派遣社員、となっています。
機械加工部門の新人は、何とレスリングフリースタイルでインターハイ３位だ
とか。ボディーガードしてもらおうかと．．．

後、クロムめっき部門に１名入れれば、昨年からの増員計画を達成できた
ことになります。中途採用の場合、出入りが激しく、中々落ち着かないので
大変なのですが、そろそろ目途が立ちつつあります。

新人がそれぞれ育ってくれれば、一人当たりの残業時間ダウンと
人手不足から発生してしまう工期遅延の緩和・新規客獲得営業活動の活発化が
図れるのですが、いかがなりますことやら。


昼前にフラターテックの池上様がお見えになりました。
鉄工協同組合青年部会４月例会の講師をお願いしているのですが、
日程の調整やら、池上様が主催されている「円陣」メンバーの
４月例会への特別参加可否などについて、意見を交換しました。

日程や参加者についてのご要望をなるだけ取り入れた月例会にしたいと
思っています。

今の鉄工協同組合の活動には、外部からの刺激が必要だと痛感しています
ので、外部講師招聘や外部団体との交流について、前向きに動いて
いきたいものだと考えます。

「円陣」は、昨年、池上様が立ち上げた久留米地域の若手製造業者の集まりで、
ある種、鉄工協同組合青年部会と主旨やメンバーで被っています。
ただし、青年部会が前世紀からの数十年のしがらみに引きずられている部分が
あるのに較べ、「円陣」は同世代の前向きな方々が《内部調整》などに後ろ
向きのエネルギーを使うことなく、前を向いてベクトルを同じくできている
様で、うらやましい部分が多々あります。

なにはともあれ、４月例会は興味深いものとなるのではないでしょうか。


１９時過ぎまで久留米中央保険様と世間話を（つい）してしまったので、
その後、スタートさせたバランシング成績表作成を先ほどまで行なって
おりました。

大牟田の三井系のお客様からの、いつもいただけるローターの釣合試験成績表、
これが１本分。
山口県の商社様からの、製鉄用ロールの釣合試験成績表、これが６本分。
こちらは、明日さらに１本が追随してきます。

そうそう、久留米中央保険様のお知り合いが、バイククランクシャフトの
バランシングのご意向をお持ちだとか。

ＰＲして下さって、ありがとうございます。嬉しく思っています。

ご要望がありますならば、釣合試験データについての社内アンチョコや
関連ＪＩＳ規格書の提供も行ないますので、お申し出ください。


３／１８から３／２１まで九州めっき工業組合の研修で、マレーシアの
クアラ・ルンプールとシャー・アラムへ行って、現地の日系表面処理工場を
中心に見学してまいりました。
その様子は、４／１０以降に書いていくつもりです。
４／１から４／９まで、またまたまた遠方へ行くことになっており、
３／１８からの遠出内容と４／１からの遠出内容に接点が発生する
可能性が高いと思いますので。


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写真載せられない品物が多くてがっかり

杉花粉の飛散、峠を越えた様な気がします。目はあいかわらず痒いが、
くしゃみ回数減少気味。次は、檜花粉らしいが、九州は少ないからまだマシ。

昨日、鳥栖で開催されたＭ＆Ｍ研究会、当社業務内容の説明に営業フロントの
Ｓ君とイオンプレーティング部門職長のＦ君が、５０分間もの長丁場発表を
行なってまいりました。（本人達の自己申告によると）バッチリ上手くいった、
らしいので、当社のＰＲになったことと思われます。ただ、僕自身が見てきた
わけではないので、数パーセントの心配感が心の奥底に残っていますが．．．

担当者２名で講演用のレジュメ・カラー写真ＯＨＰ原稿を全部用意し、講演の
練習まで行なっていましたので、実際、かなり良い出来だった可能性が高いと
思っています。

かれらの母校の先生方だけでなく、佐賀大学・九州工業大学の教授・助教授方、
鳥栖市の産業技術総合研究所の研究員方とも名刺交換させていただきました。

皆様、お相手くださいまして本当にありがとうございました。

当社の講演の後は、久留米工業大学の井川先生の講演で、（タイトルだけに
しときますが）「平面弾性問題における複素応力関数とその応用」「ＦＥＭ
解析による旋回バケットの最適設計」を１時間聴講したとのこと。タイトル
だけで目いっぱい引きます。

二人に「１時間ご苦労やったなー」と、ねぎらうのがせいぜいでした。

今回作った講演用レジュメ、新人入社時研修に使えそうです。さっそく、
今月末入社の新卒者達に使用してみることとします。


さて、今日加工中の面白い品物は、
　・業務用大型ボイラーのアルミ鋳物製インペラへの無電解ニッケルめっき
　　　　ＡＣ２Ｂ材です。過去、ＡＣ２Ｃ材への表面処理実績はあるのです
　　　　が、ＡＣ２Ｂは初めて。難易度かなり高いです。【写真は無理】
　・ボンディングワイヤー製造用キャプスタンへのクロムめっき厚付＋円筒
　　研削＋窒化クロム　　　　　　　　　　　　　　　　【写真は無理】
　・軍艦のフィンスタビライザーロッドのクロムめっき再生
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【これも写真は無理】

ホントは、バシバシＰＲしたいのですが、やめときます。


１月２０日に出発していった「ニューホライズン」、２ヶ月ぐらい経った
ので、およそ１億ｋｍぐらいは飛行できたみたいです。
そろそろ、火星の軌道を横切ったぐらいかな。
やはり、尋常なく速い。史上最速の探査機です。

「カッシーニ」からは土星の衛星エンケラドゥスが活発に活動している
報告が入りましたし、行方不明になっていた小惑星探査機「はやぶさ」の
発見と制御にも目途が立ちつつあるとのことで、喜ばしい限りです。


（水分を噴出しているエンケラドゥスです。ボイジャーがイオの噴火写真を
送ってきた時もぶっ飛びましたが、この写真も負けず劣らずすごい）


さて、明日から、またまた遠方へ行きますので、火曜日まで音信不通になる
可能性があります。


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鉄工組合青年部会の例会でした

昨晩は、久留米鉄工協同組合青年部会の月例会でした。

夕方、バタバタ仕事をやっつけてから、本町の組合事務所での月例会に
臨みました。

２００６年度活動予定の概略立案が主議題でした。

①青年部会主催研修会を６月・９月・２月の３回実施すること
　　　　　　　新会社法＋税制改正について、経営革新＋新連携について、
　　　　　　　製造業の見地からの研修会を催します。
②海外視察を１１月に大連にて行なうこと
　　　　　　　５月頃には詳細を決定します。組合以外の方の参加も歓迎です。
③他組合との交流促進の為に、まずは５月頃の中央会主催の行事に
　オブザーバー出席してみること
④月２回配布している「メルマガ久鉄協」を月１回にすること
　　　　　　　但し、毎号別のテーマを策定し、それに沿った原稿を作成しま
　　　　　　　す。ちなみに４月号のテーマは「新人教育」「花見」です。
⑤月例会の初頭に、持ち回りでのプレゼンテーションを行なうこと
　　　　　　　第１回目の５月例会は、担当者は僕です。
⑥ブログを有効利用した営業活動についての講習会を、講師に
　フラターテックの池上氏をお迎えして、４月例会時に開くこと
　　　　　　　池上様、御手数ですが宜しくお願い致します。

以上となりました。

昨日は出席者が多くて、部会員８人以外に、２月研修会にご講義いただいた
中小企業診断士の濱田先生、オブザーバーとしてケンコントロールズ様にも
ご出席いただきました。

皆さん、ありがとうございます。

例会が終わって「新八」へ行こうとしたら、何と！シャリが切れたとのこと。
寿司屋がそんなことじゃいかんやろ～、と思いながら、文化街の「風ぐるま」
へ行って、飯喰いながらバカ話なんかをしてました。


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●　シリンダーロッド・シャフト・ピストン・インナーチューブ・ロール等、
　　　 円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
●　窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
　　　 窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
　　　 生成します。
●　ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング（回転体釣合せ）
●　ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
　　　 平面研削も行います。
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