今朝１０時から、来春卒業見込みの高校生の面接と筆記試験、それと工場見学
を行ないました。
吉野ヶ里町出身のＩ君、鳥栖工業高校化学科に在籍しています。とても真面目
な印象の生徒さんで、仮に当社従業員になってもらったとしたら、ルーティン
ワークをそつなくこなすタイプかと思われます。
明日、社内合議の上、結果を高校側に文書で回答することになります。
筆記試験を行なっている間に、延岡の旭化成せんい㈱のＭさんと吉玉精鍍のＯ
さんがおみえになりまして、重要課題の打合せをしました。当社からの打合せ
出席は僕とイオンプレーティング部門職長のＦ君。
昨年来の課題の解決に対して、方向性を特化し、スピードをアップさせていく
ことを確認しあいました。
主題の合間々々に日曜日の竜巻の話となりましたが、何と！Ｍさんのお住まい
は、竜巻が海から上陸した地点に程近い緑ヶ丘町にあるとのこと。発生時刻は
空が真っ暗になり、異常な振動を伴った風切音がひどかったらしいです。ただ、
ご自身では竜巻を目視できなかったとおっしゃっていました。
Ｏさんは、昨年の延岡水害でやられなかった地区が今回はやられた、もし、昨
年と同じ地区がやられていたとしたならば、住民はもはや再起不能だっただろ
う、との言。
延岡については、確かにここ１年ほど、変にマスコミ露出度が高いです。ただ
し、露出度が高いとはいっても、天災や異常な殺人事件の発生といったネガティ
ブな話題が中心となっていますので、とても喜んでなどいられないのですが。
ところで、竜巻についての色々な情報を収集するにつけ、何と、台風に来襲さ
れた１７日には、九州の東岸では延岡以外でも、日南で小規模の竜巻、さらに
大分県の臼杵ではダウンバーストと、それぞれ東向きに海に開き、３方を山に
囲まれた小平野の地域ばかりで、風害が発生していることがわかりました。
それぞれの地域の「Google Earth」画像を貼り付けてみます。南から順に。
（日南市上空２５㌔から鉛直見下ろし）
（昨日も貼りましたが再出です。延岡市上空２５㌔から鉛直見下ろし）
（臼杵市上空２５㌔から鉛直見下ろし）
南から北に東九州東岸沿いの各都市を並べてみましたが、画面から推論できそ
うな事実は、南から北へ行くほどに、この３都市の海岸線とその後背地に形成
された平野との角度が、北北西→西→西南西と、微妙に反時計回りに角度をず
らしている、ということです。
それぞれの平野の発達方向と、台風の目に向かって吹き込む海からの大量の湿っ
た空気がそれぞれの平野へ入り込む角度、さらには、各地の風害発生時刻ごと
の台風の目との位置に相関関係があるのではなかろうか、と考えるのはうがち
過ぎでしょうか？
乱暴に仮説を立てるならば、日南では南→北の風、延岡では南東→北西の風、
臼杵では北東→南西の風、大枠、それぞれ被害が出た風向きはこの方向であっ
たのではないか、と考えています。
それぞれの平野に共通しているのは、極く小規模であること、東方向に海に開
いていること、３方向を山に遮られており、海からの湿った重い空気は、その
山にぶつかって上昇気流となり、積乱雲が発生しやすいと想像できること、こ
れぐらいでしょうか。
（日南市上空８㌔からの鳥瞰画面。上の方に見える大きな平野は宮崎平野。
ここも竜巻発生事例は多い方です）
（昨日も貼った延岡市上空８㌔からの鳥瞰画面）
（臼杵市上空８㌔からの鳥瞰画面。上方の大きな湾は別府湾です。ここも
大きく東方に向かって開いていますが、この湾の特徴は、海岸線からいきな
り山地が立ち上がり、海岸平野が全く形成されていないことです。別府-島原
地溝帯が走り、その割れ目からの火山噴火、さらに、火山活動の結果できた、
カルデラの西壁が現在の別府湾の海岸線となっていますので、延岡あたりとは
地形の出来合いが全く違っています。よって竜巻発生は極く少ないはずです）
とまあ、こんなことを話したり、考えたりしていました。
昼休みも終わる頃に、鳥栖工業高校のＩ君の筆記試験も終わりましたので、
延岡のお二人と、近所に昼食を摂りに出かけました。
行った先は、久留米市大善寺町黒田にある「
酒蔵やしき きくびし」です。
（酒蔵を改造して作った鰻料理屋さんです。風情たっぷり）
昼日中から酒飲みに行ったわけではありません。鰻のセイロ蒸しを食べに行っ
ただけです。
黒田の鰻といえば「冨松」が有名ですが、この「きくびし」もかなり美味しく
鰻をいただけます。お奨め。
食事の後、延岡のお二人と別れ、事務所に戻って内勤していましたが、夕刻、
またしても鳥栖絡みのお客様のご来社です。
Ｊ２チーム「
サガン鳥栖」を運営なさっている㈱サガンドリームスの営業ご
担当が僕を訪ねておいでになりました。
㈱サガンドリームスさん、最近、当社も加入している筑後中小企業経営者協会
に入会され、少しずつですが、久留米地区でのお付合いの幅を拡げておられま
す。
９／２３（土曜・旗日）のサガン鳥栖 vs ベガルタ仙台の無料招待券を中経協
会員企業にご配布とのことでしたので、８枚ほどお願いしてみましたところ、
何と、わざわざご持参下さったのでした。
サガン鳥栖、今年はぼちぼちの成績を残していまして、つい先日など、名門の
誉れ高い「東京ヴェルディ１９６９」に完勝してしまいましたし、今期は、待
ちに待った上昇気流に乗っている様です。
チーム成績に合わせるかの様に、筑後地区への浸透とサポーターの醸成も図っ
ているとのこと。
当初お願いした８枚だけでなく、もっといりませんか、とおっしゃっていただ
きましたので、厚かましついでにもう２枚、都合１０枚もいただいてしまいま
した。
独身時代にサッカーチームに入っていた、クロムめっき部門副長のＨ君が、子
供さん複数を連れて観戦に行くのをはじめ、当社から何人も、９／２３の、対
ベガルタ戦を楽しんでくることになりました。
サガンドリームスさん、どうもありがとうございます。
おそらく、社内の風は「アビスパ福岡」から「サガン鳥栖」に変わる可能性大
かと思われます。
その後、回転体バランシングの検査成績表を３枚やっつけ、工程管理マスター
をいじり、今、やっとブログ書いています。
こんな１日でした。
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● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
生成します。
● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング（回転体釣合せ）
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
平面研削も行います。
● フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工はじめました。
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