今日は、東櫛原交差点南西角にあるスポーツ用品店「スポーツデポ」に14時集
合の予定。同友会有志の方々と。10月18~19日に霧島の高千穂峰&韓国岳
登山を企んでいるものですから、幾らなんでも平地靴では拙かろ~、との自覚の
元、山装備買出しです。ほっとくと、何買っちゃうか分からない方も中においで
ですので、牧羊犬として一応見張りの役目を果たすつもり。
国際天文学連合(IAU)が2006年8月24日に採択した第26回総会決議
5Aの中で「惑星」についてきちんと定義策定した際に、同時に定義された太陽
系の天体の新分類である準惑星(dwarf planet)、今月17日に5個目として、
太陽系外縁天体(136108)2003 EL61が、「ハウメア(Haumea)」と命名された
上で認定されました。
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細長い準惑星、「ハウメア」と命名
【2008年9月18日 IAU】(アストロアーツから)
ラグビーボールのような形状で知られる太陽系外縁天体(136108)2003 EL61が、
「ハウメア(Haumea)」と命名された。これは国際天文学連合(IAU)の承認による
もので、あわせて準惑星および冥王星型天体としての分類と、2つの衛星の名前
も承認された。
(外惑星と準惑星の軌道、および9月18日現在の位置。ステラナビゲータ Ver.8で作成)
変わり者の天体が準惑星の仲間入りをした。「丸い」と表現できる形状からはほ
ど遠く、ラグビーボールをさらに細長く引き伸ばしたような天体だ。伸びた方向
の長さは2,000kmと冥王星の直径に匹敵する一方で、自転軸方向の長さは500km
しかないと推定されている。2004年12月28日に米・カリフォルニア工科大学の
Michael Brown氏らが海王星の外側に発見し、「2003 EL61」という仮符号が、また
後に「136108」という小惑星番号がつけられていた。
惑星および準惑星の定義には次のような一文がある。
じゅうぶん大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って
重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、…
一見すると2003 EL61はこの定義に当てはまらないようだが、小さくていびつな
小惑星と違って、2003 EL61は冥王星の3分の1ほどの質量があり、重力が形状に
強く作用している。ほかの大型天体と異なるのは、4時間で1周という猛烈な速さ
の自転。遠心力が働いて細長くなったのだ(24時間で1周する地球も、わずかなが
ら赤道方向に伸びている)。
ところで、太陽系外縁天体は主に氷でできていることが知られている。それに対
して、2003 EL61はほとんど岩石でできていて、表面に薄い氷の層があるらしい。
もしすべて氷だったとしたら、遠心力でさらに細く引き伸ばされてしまっただろう。
のちに、2003 EL61に2つの衛星があることもわかった。そこで、Brown氏は次のよ
うな仮説を立てている。太陽系が誕生した45億年前に、2003 EL61は岩石の核と
厚い氷の層を持つ、冥王星にそっくりの太陽系外縁天体として生まれたが、そこに
別の太陽系外縁天体がななめに衝突した。その結果、氷の大部分がはぎ取られ、
破片の一部は衛星となり、残った岩石、すなわち2003 EL61は高速で回転するよう
になった。
2003 EL61の共同発見者で米・エール大学のDavid Rabinowitz氏は「ハウメア
(Haumea)」という名前を提案していた。ハワイ神話に登場する多産と豊穣の女神
だ。神話によれば、ハウメアの子どもは彼女の体のさまざまな部分から飛び出し
て生まれたという。さらに、大地の女神として石を象徴する存在でもある。うってつけ
の名前と言えそうだ。
さらに、2つの衛星にはハウメアの子どもである女神の名前が提案された。外側
にある明るい衛星はハワイ島の守護神「ヒイアカ(Hi'iaka)」、内側の暗い衛星は水
の精霊「ナマカ(Namaka)」である。
IAUの小天体命名委員会および惑星系命名ワーキンググループはこれらの申請を
承認し、9月17日に発表した。あわせて、ハウメアが5個目の準惑星、および4個目
の冥王星型天体として分類されることが決まった。分類によって太陽系そのものに
変化があるわけではないが、われわれが共有するイメージにユニークな天体が加
わり、太陽系が多様で豊かであることがいっそう実感できるのではないだろうか。
(準惑星候補天体の想像図。左上がハウメア(2003 EL61)。その右隣に描かれているのは
7月に準惑星として認定されたマケマケ(2005 FY9))
→ 図右端の地球に描かれているメキシコとの比較からもわかる通り、ハウメアの長軸と
日本列島とは同じぐらいの長さ。
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準惑星には、①冥王星 ②エリス ③セレス ④マケマケ、以上4天体がカテゴ
ライズされていましたが、常々その形状によって衆目を集めていた、「2003 EL61」
が ⑤ハウメア として新たに仲間入りを果たしました。
ここで、準惑星の定義をもう一度おさらいします。
dwarf planet (準惑星)とは以下の条件をすべて満たす天体でなくてはなりま
せん。
【1】太陽をめぐる軌道を周回していること
【2】固体をその形に維持するための力(分子間力)によるのではなくそれ自身
をまとめあげている重力(自己重力)によって静水圧平衡(ほぼ球形)を保
つに足る質量があること
【3】その軌道の近くに他の天体が存在していること(他の天体を取り込んだり
はじき飛ばしたりしていない)
【4】それ自体が衛星ではないこと
このうち、今回のハウメアは【2】に抵触する可能性がありますが、上のアスト
ロアーツ記事筆者によると、「小さくていびつな小惑星と違って、2003 EL61は
冥王星の3分の1ほどの質量があり、重力が形状に強く作用している。ほかの
大型天体と異なるのは、4時間で1周という猛烈な速さの自転。遠心力が働い
て細長くなったのだ」との説明です。
平たく言うならば、本来の準惑星の定義から若干外れるけれど、大きさから考え
てここは大負けに負けて準惑星として強引にカテゴライズしちゃおう、と、こんな
感じか。
IAU準惑星認定のハードルがこれだけ低くなってきているのだから、「セドナ」や
「クアオアー」その他多数の認定も早くしてしまえば良いのに、何もったいつけて
いるのでしょうか。
(準惑星とその候補の天体。左上から現時点で最大サイズの準惑星「エリス(暫定的
にゼナと呼ばれていました)」、その右「冥王星」と「カロン」、さらに「マケマケ」、下段左
が今回準惑星に認定された「ハウメア」、その右が現時点で最遠方に長楕円軌道をとる
準惑星候補天体「セドナ」と比較的早くに発見された準惑星候補天体「クアオアー」)
セドナについて説明すると、直径は冥王星の約4分の3倍の1,700km程度。1930年の冥
王星発見以降に太陽系で見つかった天体の中では、直径2,400kmのエリスが見つかる
までは最大のサイズでした。ちなみに、セドナが見つかるまで最大だった天体は直径
が約1,250kmのクアオアーでした。公転軌道は楕円形、近日点は76天文単位、遠日点
は約900天文単位であると推定されています。発見時は太陽から90天文単位の位置に
ありました。(冥王星と太陽との距離の平均は40天文単位)超長楕円軌道を周るセドナは、
10,500年以上の周期で太陽を公転していることになります。
(セドナ公転軌道に較べりゃ、冥王星の軌道なんて太陽のすぐそばであることが
わかります。でもそのセドナの軌道もオールトの雲の分布位置に較べ、全くの内側)
系外惑星が続々と発見される中で、(相対的感覚でもって)狭く感じ始めていた我々
の太陽系ですが、セドナ公転軌道やオールトの雲分布想定図を見直しつつ「やはり
まだまだ太陽系は広いな~」と思います。
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全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
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平面研削も行います。
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