当社のイオンプレーティングはアーク方式といい、低温成膜・合金系成膜
・加工容積が大きいこと等々が特長なのですが、マクロパーティクルと
呼ばれる原料滓が被膜に飛び、ピンホールの発生やレベリングの低下が
短所と言えます。
当社では、アークイオンプレーティングで施工される硬質被膜については、
耐食性能については問わず、硬さ・耐摩耗性・耐熱性・滑り性を目的にした
ニーズへの営業展開をしています。
そうした中で、設備導入当初に主な市場分野の一つであると位置づけた、
切削工具(特にエンドミル類)へのイオンプレーティングは、元々想定して
いたほどのニーズはありませんでしたが、まあまあぼちぼちの加工ご依頼を
いただいています。
今日も、エンドミルへのイオンプレーティングを行なっていますので、
ちょうど成膜中の写真を載せてみました。
(ハイスエンドミルへの窒化クロム(CrN)膜を施工しています)
SUS材の様な粘い鋼材を切削する場合、窒化チタン(TiN)膜や
窒化チタンアルミ(TiAlN)膜よりも、窒化クロム(CrN)膜
の方が耐焼付性に優れています。
再研削+再コーティングにて、エンドミル、ドリル、ホブなどの切削
工具を再生すること、経費節減に絶大な効果を発揮します。
溶接のチップにも窒化クロム(CrN)膜施工することで、スパッタの
付着防止に効果を発揮します。
耐熱性もありますので、アルミダイキャスト金型への施工により、
金属溶湯による金型侵食にも防止効果あり、です。
テスト施工を行なうことも可能です。
-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
または、TEL:0942-34-1387 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・インナーチューブ・ロール等、
円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
生成します。
● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
平面研削も行います。
--------------------------------------------------------
人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。