予感

かなり遅報ですが、3月16日付 Newsweek のLatest Stories から。

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国際政治を大きく変える惨事は　
Which catastrophe will be the most memorable?

日本の原発事故、サウジアラビア軍のバーレーン派遣、リビア反体制派の苦境…
国際関係にも激震が走る

2011年03月16日（水）16時41分

ダニエル・ドレスナー（米タフツ大学教授）

　今朝のニュースで興味を引かれたものを以下に挙げる。

１）ますます危機的様相を呈してきた日本の原子力発電所の事故

２）サウジアラビアやアラブ首長国連邦が共同でバーレーンに軍を派遣。バーレー
ンの反体制デモを鎮圧するためだが、地域紛争の引き金になりかねない。

３）反体制派がカダフィ政権の反攻に押されて劣勢に立たされているリビア情勢

４）アメリカの統治システムに対するアメリカ人の信頼が35年ぶりの低水準になっ
ていることを示す世論調査

５）Ｐ・Ｊ・クラウリー米国務次官補（広報担当）の辞任。クラウリーは、内部告発
サイト「ウィキリークス」に機密を漏らした疑いの陸軍上等兵を拘束し訴追している
国防総省の手法を批判し、責任を取らされた。

　ブログに書くべき話には事欠かない一日だ。だが今日は幸い、退屈な学会で窓
もなくＷｉＦｉもない部屋に一日中缶詰めだった。今週は、国際関係学会の年次総
会もある。

　なので、代わりに読者の皆さんにお尋ねしよう。今から５年後に振り返ったとき、
上に挙げた事件のうち、世界の政治に最も大きな影響を与えるものはどれだと思
うか。

　私は日本の地震だと思う。自信はまったくないのだが。

Reprinted with permission from Daniel W. Drezner's blog, 16/3/2011.
© 2011 by The Washington Post Company.
　
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津波による被害に端を発した福島第一原発の事故、まず間違いなく、今後日本だ
けでなく世界各国での原発廃止の動きを加速させるものとなるはずですが、じゃ
あ、代替エネルギーについての腹案は？、と問われると、2011年現在、発電力の
極く小さい再生可能エネルギー群を掲げるしか手はありません。我々は、今回の
震災リカバリーがひと段落するだろう2～3年後を目途に代替エネルギー開発を具
体化させにゃなりますまい。敢えて日本発のグローバルスタンダードを目指すほど
でなくば、相当の期間、帰郷出来ぬだろう福島第一原発周囲30km圏内居住の皆
さんの無念は晴らせぬ、かと。

ただ、上の記事にある「イスラム民主化ドミノ」より「東北関東大震災」の方が、5年
後への影響が大きいのではないかとの予想、必ずしもそうではないかも、と僕は
思います。

地震関連の報道にのみ目が行ってしまう毎日ですが、実は、中近東にて世界史
的価値観転換が始まっており、計らずもその場面を目の当たりにしているのでは
ないか、と考えます。

イスラム世界で世俗的民主主義政治の運営に成功しているのは独りトルコのみ。
そのトルコにしても、ここ1～2年は右傾的「イスラム至上」への世論揺れ戻し傾向
が見られる中、まず、政治的に穏健な独裁国の政権が倒され、3月末時点ではリ
ビアやシリアといった強権独裁国群さえ政権放棄の瀬戸際まで追いつめられつつ
あります。

従来型お仕着せマスコミでは作り上げ得ない、独裁国家でのサイレントマジョリ
ティー層の意志統合をネットが果たしてしまっている場面を垣間見るに、これから
のかなりの期間、世界各地の独裁国家がネットの力で倒されていくものとみます
し、我が国の大震災に比肩するかまたはそれ以上に、5年後の世界に大きな影響
を与える動きが国境や文化を超えて形成され始めているのではないかと、予感し
ているのですが．．



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●　㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
　　　または、TEL:0942-34-1387 　FAX:0942-36-0520
　　　所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1　へお願い致します。
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　　　全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
　　　と書くのが日本語的には正解）が得意です。
●　窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
　　　 窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
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●　高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
　　　です。
●　高硬度・平滑性・滑り性に優れたＤＬＣ（ Diamond Like Carbon :
　　　 ダイヤモンドライクカーボン）膜の成膜可能。さらには、本邦初、ＤＬＣ
　　　膜の再生加工も開始。
●　無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
　　　 可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
●　マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
　　　 今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与に
　　　 ご利用下さい。
●　ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング（回転体釣合せ）
●　ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
　　　 平面研削も行います。
●　超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
　　　形状・機能の復元加工。
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ケータイとデジカメ

●24日（木曜）　夕刻、久留米市田主丸町とうきは市吉井町境界ぎりぎりに立地
　する松屋ウイングで開催された同友会「りょうちく支部」設立　総会に出席しまし
　た。旧浮羽3町と朝倉市域をエリアとします。久留米支部から11人がりょうちく
　支部に移籍することになり、僕もその中の一人。支部例会やブロック例会への
　出席に、久留米支部在籍時に較べ、移動諸々3～40分余計にかかります。設
　立時支部会員18名と、驚くべきコンパクトぶり。福岡県同友会の各支部中最小
　です。まともに支部活動が果たせるや否や。支部会員の大増強（少なくとも30
　名ぐらいにはせにゃ）が目下の課題です。

●25日（金曜）　その、同友会久留米支部後継者育成ブロック、最後のブロック例
　会に出席。19時から21時まで。「佐藤式経営」第7章読合せと内容吟味。りょうち
　く支部副支部長となったTさんが特別参加なさいました。21時より古賀久で打ち
　上げ。

　
　（1920年の創業以来の来客は904万3千人、出したビールは639万リットル、だ
　　とのこと。恐れ入ります）

　今後、この居酒屋を使うことも少なくなるやろな、と感慨ひとしお。

●26日（土曜）　当社営業部門入出荷業務担当T君の歓迎会を蛍川の夢屋で開
　催。25歳のT君、うわばみの様にビールを飲みます。ざっとカウントした処、中
　ジョッキに12杯前後。肴もぼちぼち喰っていましたし、どんなサイズの胃袋を
　持っているのやら。ま、30歳前後になりゃ、もう少し落ち着くやろ、と。

●27日（日曜）　昼過ぎ、韓国のみ不通のケータイを、新しいヤツと取換えにAU
　ショップ行き。今回ゲットしたモノは、もちろん韓国はＯＫ。不通国は、北朝鮮・
　ミャンマー・ブータン・エチオピア・ソマリア・西サハラ・チャド・スワジランド・
　レソト・グアテマラ・ガイアナなど。ミャンマーとブータンへの渡航可能性はそこ
　そこありますが、それ以外の不通国への可能性はほぼゼロ。マイケータイでこ
　のくらい通じてくれりゃ文句はありません。ケータイの海外ローミングサービス
　も、ここ数年でよくぞ進歩したものよ、と。その後、折悪しくメゲてしまったデジカ
　メの後継機購入にベスト電器へ。前回のものを購入してから6～7年になります
　が、価格ダウン趨勢とそれに反比例した機能向上ぶりに仰天しました。メーカー
　さん方のご苦労が偲ばれます。帰宅後、ケータイとデジカメの取説を交互に首っ
　引きで読んでいましたが、3時間ほどで面倒臭くなって放り投げ。さ来月51歳に
　なるもんで、頭の中堅くなってしょーがなく．．
　


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真空浸炭装置見学会

12時半よりＣＲＡＦＴ主催事業として、筑後市の石井熱錬さんで真空浸炭装置見学
会を催しました。ＣＲＡＦＴ会員企業が６社16名、ゲスト企業が１社１名、久留米高専
からお二人の先生もおいでになりました。当社からは僕までカウントして７名の参加。


（石井熱錬さんからは、石井社長と技術スタッフ２名でご説明いただきました）

まず、座学にて、

①浸炭焼入概要＆目的
②浸炭焼入のポイント
③浸炭焼入の現在と真空浸炭の特徴
④浸炭焼入の今後

と、レジュメ付きの詳細説明。

その後、熱処理炉出入と油冷作業を見学し、新工場棟に座っているＩＨＩ製の真空
浸炭装置前へ。


（青服が説明して下さっている石井社長）

真空浸炭の特徴は、

●硬化層が深い浸炭焼入処理の短納期化
●粒界酸化が無い
●細穴奥への浸炭が可能
●極く浅い浸炭焼入が可能
●処理後の金属肌がほとんど酸化せず後工程として仕上げを行なわずともよくなる
●炎が出ない為爆発の危険性が無く、CO2の排出も無い
●休日等の無人運転が可能
●長休み明けに炉内を炭素リッチ雰囲気にする必要が無く、スピーディーな炉の立
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上げが見込める
●オーステナイトステンレス等の難浸炭材に対して高濃度浸炭を可能と出来る

等々、半可通である僕でさえご説明聴くにスグレモノであることが理解出来ました。


（真空容器前にセッティングされた被処理品が装置内へ。加工可能サイズは長さ
600mm強）


（見学は30分ほど）

見学後、会議室にて質問タイムを30分。トータル１時間半の見学会でした。

大変勉強になりました。ありがとうございました。



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被災地からのご連絡を頂戴しました

日中、仙台市の商社さんからお電話が、さらに19時過ぎには、石巻市のお
得意先からもお電話がありました。仙台市は数日前に電気通じていたらし
いのですが、石巻市は本日から。水はまだだが、とのことでした。

フロントのＳ君が様々お話拝聴していましたが、ここに書くのも憚られるほど
の惨状・惨たらしさで、耳を覆いたくなるほど。ここ数日でそれにも慣れてし
まったが、と。

これから大車輪で復旧作業する為に津波で痛んだ建機部品を再生しとくれ、
とのご依頼でした。お待ちしてました、とお返し。

福島のお得意先とは昨日連絡がつきました。福島第一原発敷地内通路部
分の瓦礫を装甲の厚い陸上自衛隊の74式戦車が片付けた後に、このお得
意先が担当する建機が入構し、水素爆発で建材破片が飛散している構内
の秩序回復作業に入るらしいです。

オペレーター方の安全の度合が少しでも高くあればと思います。


福島第一原発の複数の使用済み核燃料プールに放水しているコンクリート
圧送車ですが、昨日気が付きました。ドイツのＰ社製。圧送装置内の与圧用
シリンダーは、当社にて硬質クロム鍍金している代物でした。

元々、重く粘度の高い生コンクリートを高圧にて高所まで押し上げる機能を
有した機械です。冷却用の水など楽々と吐出可能であり、格納容器付近に
狙い定めて高圧水を大量に吹き付けているはずです。

本来機能とは異なった使用法ですが、二十数年前のチェルノブイリ原発の
炉心メルトダウンの際にも機能を発揮していたとのこと。ツユとも知りませ
んでした。

何卒、Ｐ社製のコンクリート圧送車機能流用放水で、沸騰しているかもしれ
ぬ使用済み核燃料プール冷却が成功します様に...

ニューホライズンズ、天王星軌道越え

3日前の3月18日、冥王星-カイパーベルト探査機ニューホライズンズが天王星の
公転軌道を越えていました。数ヶ月前から脳内カウントダウンしていたつもりだっ
たのですが、東北関東大震災の報道などで、当日はニューホライズンズのことな
ど頭の中からすっ飛んでおりました。


（3月21日現在、地球からの距離は19.62AU、第一目標の冥王星への距離は
12.67AU（1AU≒1億5千万km）と冥王星への距離がぐっと縮んできました）

土星の公転軌道越えを果たしたのが2008年6月8日でしたので、2年9ヶ月ぶりの
惑星軌道越えです。

太陽系でもっとも外側の惑星海王星の公転軌道越えは2014年8月25日、冥王星
への最接近は2015年7月14日。それぞれ、残り3年5ヶ月、4年4ヶ月です。

化学燃料推進よりよほど優れた推進方法が実現されねば、たかが外惑星への
片道移動にさえ10年近くかかってしまいます。3段目のロケット噴射完了時速度が
30km/secを超え史上最速の人工物であったにもかかわらず、外惑星は事ほど左
様に遠くに有り、です。

ちなみに3月21日現在のスピードは15.74km/secと初速の約半分。木星の重力ア
シストで増速しはしましたが太陽に引っ張り戻されて減速の憂き目。冥王星フライ
バイする時点では、たしか13km/secぐらいまでスピード落としてしまっているはず。

冥王星とその衛星たちへの接近観測で何がわかるのか、楽しみではありますが、
如何せん時間かかり過ぎ。

スピード速そうな推進法のうち、現時点で実現可能っぽい方法は、初速核分裂
推進＋継続的イオン推進の組合せかと。僕が生存しているうちに実用化される
か否か。



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来月末、モスクワへ行くことになりました

記事アップできなかった数日は、ソウル行き＋中国ドサ廻り営業の間に溜りまくっ
たデスクワークの処理を中心に、近場出事や来客応対をこなしつつ事務所内で
ムシッと仕事する数日でした。

水曜日のCRAFT3月例会の席上、東北関東大震災被災者への義援金をCRAFT
の銀行口座に集約した上で、会計からもある程度拠出し積み増して日本赤十字
社に委託しよう、とご参加の皆さんに募ったところ、賛成のご意見。今日現在、会
内で募金受付ています。もちろん当社からもCRAFT銀行口座に振込み。

出張中に手配しておいた当社への就職希望者の面接＆面談を木曜・金曜で実
施。八女市黒木町在住のS君と派遣会社A社からのT君、4月からクロム鍍金部
門で勤務してもらうことになりました。久留米工大に対して行なった機械加工部門
の求人に対する応募がありましたが、面接・適性検査などの結果、残念ながら不
採用。機械加工部門の業務量とマンパワーの不均衡、様々工夫しているつもり
なのですが、これがまた中々是正出来ず。しばらくの間、継続的に旋盤・研削盤
作業への求人を続けていくことになります。

深センで鍍金設備・薬品仕入販売など業務を行なっている旧友S君が同僚ととも
に、昨日金曜夕刻、久留米に出現しました。同日同時刻、クロム鍍金部門新人
歓迎会が催されましたので、そちらを優先させ、S君等と合流したのは歓迎会閉
会の後、21時半過ぎ。文化街の北にある静かな店で焼酎飲みつつ諸事打合せ
を行なっていました。

4月24日からの1週間、ロシア行きが決まりました。今回はモスクワのみ。PPT使
用してプレゼン行なうとの中国ドサ廻り営業時と似たような自社業務PRを、ロシ
ア全土から集まってくるらしい皆さんの前で行なうことになります。ここ数日、その
為の原稿を作ったりしていたので余計に気忙しかったわけです。もちろん、作成
しつつある原稿は日本語。ロシア語への翻訳手筈などは近々練っていきます。

で、10日近く出張していた余波、未だ留守中に溜まった業務が掃け終わっていな
いこともあり、明日は休むものの、旗日の明後日は独り出社となります。

帰国しつつ

今、福岡空港に降りました。

一昨日、「島鉄工所」さんからメールをいただきました。CRAFT会員皆で震災義援金をまとめて募金依託すべきと。今朝、「中島田鉄工所」さんからお電話を頂戴しました。企業内で義援金を集めつつあるが、CRAFT会員企業でまとめるべきではないかと。

僕も、帰国後、同じ趣旨にて社内で義援金を募ろうと思っていた処でしたので、2社からのご提案、大変ありがたく思いました。

今回の大震災、大正年間の関東大震災に匹敵する被災規模、地震と津波の大きさは1000年に一度の恐ろしいものだった可能性が高い、と。

上海の日本語が判る皆さんから、お悔やみ・お見舞い・ご同情・お励ましの言葉をいただきました。時間はかかっても日本人は必ず驚くべきリカバリーを成し遂げるはずだ、とおっしゃる方さえおいででした。

外国人から励ましていただく以上に、僕らは被災なさった方々を支えにゃなりません。

予断を許す内容なので書くべきか否か考えましたが

上海の宿でNHK-BS1をずっと見続けています。

地震規模、当初言われたマグニチュード8.8から9.0に修正されました。地震観
測史上、世界でも稀に見る規模の地震だったわけです。それが我が国のすぐ
そばで発生し、甚大な被害を発生させてしまっています。

同胞が苦しんでいるのに画面に見入ることしか出来ず、苦しい気持ち。

当社のお得意先、被災地に多数立地しておいでです。八戸市・宮古市・大船渡
市・陸前高田市・多賀城市・仙台市宮城野区・仙台市太白区・名取市・相馬市・
いわき市・白河市など。昨日、当社営業スタッフが被災地のお得意先へ電話を
入れようとしましたが、連絡がつきません。

ウィークデーではないので連絡がつかないのだ、と思いたいのですが、おそらく
そればかりではありますまい。

そうした中、当社として何が出来るのか、考え結論を出しました。

被災地とその周辺地域からの、災害復興に関連する建設機械部品再生に関
する業務について、相当の期間、当社社内加工については無償で提供致すつ
もりです。外部への加工依頼が再生工程中に含まれているものについては、
外注価格へのマージンは全てカットし原価のみで、原素材が必要なものについ
ても購入原価のみで提供させていただきます。被災地周辺と当社との間の運
送料は当社で全て負担致したく思います。もちろん、道路復旧と運送事業者が
搬送再開しなければ部品再生加工したくとも叶うわけもありません。しかし、建
機部品再生が無償または極く安価であるとの情報があるか無いか、この差、
かなり違った事態となるかと。

これを、被災地及び周辺地の各お得意先にお知らせしなければなりません。昨
日、それについて手を尽くしましたが、適いませんでした。

今のところ、なすすべありませんが、明日以降、さらに努力してみます。

外部への発信機能のあるブログなどにこの手の内容を記載すること、様々、予
断を許すことと思います。目論見とは異なった印象を読者の皆様に与えてしまう
かもしれません。

ただ、蟷螂の斧であるかもしれませんが、少しでもお役に立てるものならば立ち
たい、大被害となった皆さん方に当社なりのお力添えをしたい、との意思を表し
たものでして、何卒、お目こぼしいただきたく思います。

被災地と周辺地域または業界ご関連の方で、もしこれをご覧下さった方がおい
ででしたら、是非、当該ご関係者にこの旨お伝えいただきたくお願い致します。

もう一つ、阪神大震災の際にも発生した保存血液の不足。おそらく、今回の大
震災でもこれが発生する可能性が高いものと考えます。これへの対応、従業員
有志での集団献血にも取り組む所存です。

当社として出来ること

明治時代の地震観測開始以来最大規模の地震が三陸沖合いで発生してしま
いました。

「東北地方太平洋沖地震」と名づけられたとのこと。津波や火災の目を覆わん
ばかりの映像を、上海で流されているNHK-BS1で視聴しています。

犠牲となった方々のご冥福をお祈り致すとともに、被災された方々のご安全を
思うばかりです。

当社のお得意先が多々ある地域、僕が営業活動で歩かせていただいた地域
が壊滅的状況となっています。存じ上げている方々はどのようにしておいでだ
ろうか。

今、何か出来ることはなかろうかと思案していますが、ままなりません。

当社が営業させていただいている建設機械業界、これから各被災地で大車輪
の被災復旧作業に動くことになるはず。当社として、その業界へのサポートを
することで、少しでも被災なさった方々へのお手助けとなる様にしたく思います。

本日、具体案を練るつもりです。

内蒙古への

午後早い時刻、フホホトでの当社業務のプレゼンを終了しました。大変有難いことに当地お得意先副総経理のWさんから、夏時分の再訪要請をいただきました。西安のお得意先に続き2社目。

夏のドサ廻り営業、元々は甘粛省蘭州市と新疆ウイグル自治区ウルムチ市を外すまいと、上海から同行のLさんと話していたのですが、西安に続きここフホホトでも再訪要請を頂戴したことで夏営業の予定立案が難しくなりました。

通例、5日か6日の長さで3箇所、訪問地が近い場合で4箇所訪問を行ないます、と言うか、馬鹿っ広い中国の場合、これが限界。

数年前の初冬、月曜に上海を発ちハルビン・長春・瀋陽・大連と、旧南満州鉄道に沿って南下し、無理矢理4軒訪問を果たしたことがありましたが、寒さその他諸々からの疲労により酷い下痢に見舞われたことを思い出します。その際の移動距離の5倍を超えるかも知れぬ「上海・ウルムチ・蘭州・西安・フホホト」コース、1週間ではまず無理。仮にそれら都市全てを訪問するならば8～9日が必要か。

7月が近づいてから考えることにします。


写真は、滞在していたフホホト西郊のお得意先2階から北に見た、半砂漠地に盛り上がる裸地の山塊。午前中はスカイラインがはっきり見えていたのですが、この時点で黄砂が酷くなりこの通り。

今回のフホホト滞在では航空便の出発時刻に制約が大きく、市街地外をウロウロすることが出来ません。ややストレス。仕方ありませんが。


このお得意先W副総経理から、当社の内蒙古への進出を打診されました。

3年前に銀川のお得意先から、昨年は無錫のお得意先から、同様に打診されましたが、フホホトからとは、また辺鄙な..

持ち帰り改めて回答するとは申しましたが..

呼和浩特

宿12階からの内蒙古自治区主都、呼和浩特（フホホト、フーホワトとも）の町並み。

昨日18時前に宿12階から南西方向に撮りました。


（内蒙古と耳になさった方の9割以上は、ゲルが張られた大草原を羊と馬が闊歩
する風景などイメージなさるはず。しかして実態、フホホト中心街はこの通り、他
の漢族の街と大同小異です。市街地を外れれば一気にモンゴルイメージとなる
のですが．．）

写真奥の方に白い大きなモスクが見えます。この地にもイスラム教徒が一定数
以上いる模様。


陽が落ち気温が急激に低下する中、外歩きする気力も無く、窓外に目をやると、


（けばけばしさ満点のデコレーションビル群など東部海岸付近の大都市だけに
しといて貰いたいと、モンゴル族の方々は思っているに違いない、と）

やれやれ．．

夜半前、何故か爆竹が大量に鳴らされていました。お祭り好きが多い町なのか？


今から、今回のドサ廻り営業最後のプレゼンを行ないにお得意先を訪問します。

18時過ぎのフホホト発で上海戻りの予定。



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●　シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
　　　 ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生（クロムメッキと
　　　全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
　　　と書くのが日本語的には正解）が得意です。
●　窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
　　　 窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
　　　 生成します。
●　高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
　　　です。
●　高硬度・平滑性・滑り性に優れたＤＬＣ（ Diamond Like Carbon :
　　　 ダイヤモンドライクカーボン）膜の成膜可能。さらには、本邦初、ＤＬＣ
　　　膜の再生加工も開始。
●　無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
　　　 可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
●　マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
　　　 今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与に
　　　 ご利用下さい。
●　ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング（回転体釣合せ）
●　ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
　　　 平面研削も行います。
●　超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
　　　形状・機能の復元加工。
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黄河

　西安は晴れ。内蒙古自治区呼和浩特（フホホト）は半砂漠地帯である
為もちろん晴れ

本日14時50分に西安舘咸陽空港を離陸した中国東方航空機で内蒙古自治区
主都の呼和浩特（フホホト）市へ向かいました。

日本では当たり前でも中国ではありがたさ満点となる定刻離陸で、西安から北
北東におよそ800キロ離れたフホホトまでの進行方向右側の窓からは、

まずは毎度お馴染みの痩せ果てた黄土高原。等高線開墾して畑作を行なうこ
とでより一層地力が落ちていきます。その果て、わずかな降雨で土壌浸食が発
生し耕地崩壊の憂き目に。

その手の気の滅入る光景が陝西省北部一帯に続き、飛行時間90分のうち前半
の4～50分ほど。

その等高線開墾風景もやがて尽き、もはや只の半砂漠地帯になりました。


（明代に築かれた万里の長城を探しましたが確認出来ず。我が国に飛来する
黄砂の故郷ここにあり、です）

この内蒙古自治区南端付近、NGOの皆さんが方々で土壌浸食緩和の為にポ
プラ等の植樹を行なっておいでだとのことですが、正直な印象、焼け石に水、で
す。より先鋭的にドラスティックに大規模植林せねばさらにきつく乾燥した砂漠
と成り果てることは確実かと。

野次馬根性丸出しの日本人中年などが対岸の火事的に危機唱えるより、中国
政府こそ危急の課題であると感じてくれていればよいのですが。


（フホホト着陸までおよそ20分と機内放送された頃、この飛行のハイライトたる
黄河の眺め）

大きな蛇行ぶりといい、氾濫原の広さといい、河岸段丘の雄大ぶりといい、両
岸の植物群生ぶりといい、それまで見えていた支流のちょろっとした流れに較
べ格段の貫禄でした。この地点に至るまでに青海省・四川省・甘粛省・陝西省・
寧夏回族自治区の各地を流れ下ってきています。

写真のこのあたり、ゴビ砂漠を貫流する外来河川として抜群の存在感です。

飛行機が黄河の北側に回り込むと、じきにフホホト市近郊上空となりました。



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再訪要請

現在、西安咸陽空港で内蒙古フホホト行き中国東方航空便の搭乗手続き中です。

昨日行ったPPT使用での当社業務プレゼンが当地お得意先の琴線に触れた模様で、先程ご一緒した昼食の席上、お得意先の副総経理から6～7月頃に西安再訪要請を頂戴しました。今回の訪問では4名の方々に業務内容を説明しただけだったのですが、次回は陝西省各地から聴講に来る少なくとも数十人の前で詳細プレゼンする事になりそうです。

PPTの中身改良の必要ありです。

現在、日本語と中国語のPPT原稿を持っていますが、近いうちに英語とロシア語の原稿も作っておこうかと。一昨日、ロシア・ウラル管区バシコルトスタン共和国からも訪問要請を頂戴しましたので。

李太白

昨日夕刻、早めの時間帯から宴会開始。まず白酎乾杯から始めようとお得意先管理職のお達し。写真の瓢箪型容器には「洞蔵太白」と。名前は詩仙「李白」の字から付けたものだとのこと。

李白を知っているかとの問いがあったので、日本では李白と杜甫は社会科と漢文の時間に必修であること、他に白居易や陶淵明あたりは日本人には馴染み深い詩人であること、杜甫の「登岳陽楼」や李白の「蛾眉山月」などは我が国の松尾芭蕉や与謝蕪村に大きく影響を与えたこと等、ここぞとばかりに申しますと、同族先人を持ち上げられた宴席の方々、大層気分良くなったのかしきりにこの白酎を注いできます。

座の空気を壊さぬ程度に、日本人は中国の文化に敬意を払いつつ学ぶ姿勢を持っているが、中国人は日本の文化に対してどうか、芭蕉など聞いたことがあるか、等々少し薀蓄かましつつ申しました。

返答は予期していた通り、全く知らない、とのこと。

僕ら日本人が中国の文化を理解しているのと同程度に中国人も日本の文化を学ぶならば、両国の友好水準は現時点のものより遥かに高くなるだろうにと、つまり、共産党主導のお手盛り反日教育ばかり真に受けていないで、日本の文化的背景について雑音抜きで知る努力をせよと。


西安の漢民族に一発かましたことで気分良くなり、飲まんでいいレベルまでついつい白酎飲んでしまったので、今朝はやや頭痛です。

西安西部

西安西部の現地得意先会議室でのプレゼン、今しがた終了しました。PPTでの写真と文面交えた説明が効を奏した、と思いたい。

説明聴いていただいたお得意先ご担当者方と、まず間違いなく夕食ご相伴となるはず。陝西省の硬質クロム鍍金周辺状況をヒアリングするつもりですが、間違って、白酎カンペー合戦となりません様に..