地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

いよいよ明日です

2015年07月13日 22時56分41秒 | 大気圏外ネタ


明7月14日は、冥王星探査機ニューホライズンズが冥王星に最接近する日
です。

UTC13時39分現在のニューホライズンズと冥王星系との位置は以下の通り。


(あと110万キロちょっと。秒速13.79キロで接近中です)

現在、冥王星の北極方向から接近しているため、公開画像には南極は写っ
ていません。フライバイした後、遠ざかりながら振り返りつつ南極方向も撮影
するはず。

7月6日に「故障した」との報道がありヒヤリとしましたが、ほどなく回復してく
れました。NASAの技術力、恐るべし。

2006年1月に打ち上げられて以来9年半、弊ブログではエポックごとに記事
にしてきましたが、明日は最大の区切りとなる冥王星最接近です。

感慨深いです。

無事にミッションが進行することを祈ります。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
  または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
  所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
  ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
  全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
  と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● シリンダーの分解・組立・油圧チェック作業が出来るようになりました。
  お客様での分解組立作業の必要がなくなり、大変便利にご利用いた
  だけます。

● 窒化クロム・窒化クロムアルミ・窒化チタンアルミ・酸化クロム・
  窒化チタンクロム・窒化チタン他、各種高硬質被膜を

  アークイオンプレーティング生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する、最も付加価値の高い
  窒化クロムアルミ膜の厚付成膜可能です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
  ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
  膜の再生加工も開始。

● 内径18mm・深さ2000mmの細孔内への厚付硬質クロム鍍金が可能に
  なりました。
細孔内の耐摩耗性向上を図れます。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
  今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
  ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
  平面研削も行ないます。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射・アーク溶射による短納期
  での寸法・形状・機能の復元加工。

 HVOF溶射(High Velocity Oxygen Fuel 高速フレーム溶射)での
  超硬合金被膜形成
始めました。

 内径500mm・深さ3000mm超の大口径パイプ形状品への厚付クロム
  鍍金・ホーニング仕上げまたは自動バフ研磨仕上げ
が可能です。
●本社所在地:〒830-0047 福岡県久留米市津福本町1978-1
                         TEL:0942-34-1387 
 大分営業所:〒870-0113 大分市大字家島字東前田980-1
                         TEL:097-528-8800
 関西営業所:〒525-0041 滋賀県草津市青地町735
                         TEL:077-567-2340


-------------------------------------------------------

人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング



2015年1月16日UTC5時現在のニューホライズンズは

2015年01月16日 14時56分42秒 | 大気圏外ネタ


冥王星探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に邂逅するのに、いよいよあ
と数ヶ月となりました。

本日久しぶりに記事出ていたのでリンクし転載します。

史上初の冥王星観測開始へ 無人探査機、9年かけ近づく

朝日新聞デジタル 1月16日(金)10時48分配信

『米航空宇宙局(NASA)は15日、2006年に打ち上げた無人探査機
「ニューホライズンズ」が冥王星に近づき、史上初の探査機による観測を始
めると発表した。今年7月中旬には約9600キロまで接近し、なぞが多い大
気の組成や地形などを詳しく調べる。

探査機の管制を担当するジョンズ・ホプキンス大応用物理研究所によると、
探査機は15日現在、地球から約48億キロ離れ、冥王星まで約2億キロの
位置を秒速15キロで移動中。25日から冥王星の撮影などを始めるが、本
格的な観測は距離が近づく今春以降になる。

探査機は省エネのため休眠状態を繰り返し、9年がかりで到達した。冥王
星は過去に探査機で調べられたことがなく、実態がよくわかっていない。太
陽系の9番目の惑星とされてきたが、06年に国際天文学連合による定義
の見直しで準惑星に区分された。今回は冥王星の衛星カロンも調べるほか、
多数の小天体が集まる「エッジワース・カイパーベルト」の探査も行う予定。
望遠鏡による観測では得られない、太陽系の形成過程の解明などに役立
つデータ収集も期待される。

探査機には、1930年に冥王星を発見した米国の天文学者トンボーの遺
灰が積まれているという。(ワシントン=小林哲)』



で、今日「ニューホライズンズ」がどのあたりにいるのかというと、


(UTC5時現在、地球から32.38AU、冥王星まで1.43AUの位置を、秒速14.62
kmですっ飛んでいます)

冥王星最接近まで後半年に迫りました。観測結果が楽しみです。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
  または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
  所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
  ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
  全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
  と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● シリンダーの分解・組立・油圧チェック作業が出来るようになりました。
  お客様での分解組立作業の必要がなくなり、大変便利にご利用いた
  だけます。

● 窒化クロム・窒化クロムアルミ・窒化チタンアルミ・酸化クロム・
  窒化チタンクロム・窒化チタン他、各種高硬質被膜を

  アークイオンプレーティング生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する、最も付加価値の高い
  窒化クロムアルミ膜の厚付成膜可能です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
  ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
  膜の再生加工も開始。

● 内径18mm・深さ2000mmの細孔内への厚付硬質クロム鍍金が可能に
  なりました。
細孔内の耐摩耗性向上を図れます。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
  今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
  ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
  平面研削も行ないます。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射・アーク溶射による短納期
  での寸法・形状・機能の復元加工。

 HVOF溶射(High Velocity Oxygen Fuel 高速フレーム溶射)での
  超硬合金被膜形成
始めました。

 内径500mm・深さ3000mm超の大口径パイプ形状品への厚付クロム
  鍍金・ホーニング仕上げまたは自動バフ研磨仕上げ
が可能です。
●本社所在地:〒830-0047 福岡県久留米市津福本町1978-1
                         TEL:0942-34-1387 
 大分営業所:〒870-0113 大分市大字家島字東前田980-1
                         TEL:097-528-8800
 関西営業所:〒525-0041 滋賀県草津市青地町735
                         TEL:077-567-2340


-------------------------------------------------------

人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング



連星系の系外惑星

2012年10月20日 00時03分16秒 | 大気圏外ネタ


3重連星・4重連星を周回する系外惑星の報道が続々と報じられています。

-------------------------------------------------------------

「4つの太陽を持つ惑星」、アマチュア天文家が発見

AFP=時事 10月16日(火)16時24分配信

【AFP=時事】アマチュア天文家と天文学者の国際チームが、「4つの
太陽を持つ惑星」を発見し、15日に論文を発表した。

この惑星は、米エール大学(Yale University)の系外惑星探索プログラ
ム「プラネットハンターズ(Planet Hunters)」に参加するアマチュア天文
家のキーアン・ジェク(Kian Jek)氏とロバート・ガリアーノ
(Robert Gagliano)氏が最初に発見した。ハワイ(Hawaii)で観測活動を
行う米英チームが惑星であることを確認し、プラネットハンターズにち
なんで「PH1」と命名された。

PH1は地球から約5000光年の距離にある巨大ガス惑星で、半径は地
球の約6.2倍で海王星よりも大きい。太陽の1.5倍と0.41倍の質量を持
つ互いに回り合う2つの星(連星)の周りを138日の公転周期で公転し、
さらにPH1の惑星系から地球―太陽間の距離の約1000倍離れたとこ
ろを別の2つの恒星が回っている。

2つの太陽を持つ惑星はこれまでに6つしか確認されていなかった。こ
れに加えて遠く離れたところを別の連星が回っている惑星が見つかっ
たのは今回が初めて。

■惑星形成の研究に再考を迫る

 論文の主著者、エール大のメグ・シュワム(Meg Schwamb)氏は15日、
米ネバダ(Nevada)州で開催された米国天文学会
(American Astronomical Society、AAS)惑星科学部会の年次総会で、
周連星惑星(連星の周りを回る惑星)は惑星形成の極めて特殊な形
であり、天文学者は力学的に複雑な環境における惑星形成とその成
長過程を考え直す必要があると述べた。


-------------------------------------------------------------

4つの太陽を持つ惑星を初確認

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

10月17日(水)18時40分配信

映画『スター・ウォーズ』に登場する架空の惑星「タトゥイーン」の空に
は、2つの太陽が昇る。しかし、なんとその2倍、4つの恒星を持つ連星
系で、惑星「PH1」の存在が確認された。発見にアマチュア天文家が
貢献した点も注目を集めている。

アメリカにあるイェール大学の惑星天文学者ミーガン・シュワム
(Megan Schwamb)氏は10月15日、ネバダ州リノで開催されたアメリカ
天文学会惑星科学分科会(DPS)において、「2つの恒星を持つ連星
系では、6個の惑星が確認されているが、4つの例が見つかったのは
初めてだ」とコメントした。

PH1の直径は地球のおよそ6.2倍で、連星の周りを公転している。残り
2つの恒星は、PH1から非常に離れた距離で惑星系を周回していると
いう。

主星の1つは特に明るく、サイズは太陽系の太陽の1.7倍。一方、その
伴星は薄暗く、直径は太陽の41%しかない。PH1と連星との距離は、
地球・太陽間のおよそ3分の2である。

もう1つのペアはかなり遠くにあり、PH1との距離は太陽・海王星間の
およそ30倍。これだけ離れていると、他の恒星と区別できないかもし
れない。

なお、映画のシーンのような“複数の太陽が沈む夕日”は期待できな
いようだ。4つの恒星はいずれもPH1の地表からは見えないという。

PH1は木星型の巨大ガス惑星で、表面が厚い雲に覆われており、空
を見上げても星は確認できない。質量は木星のおよそ半分と推測さ
れている。「もし雲がなくても、近くにある極めて明るい主星が邪魔を
して、伴星は見えないだろう」とシュワム氏は話す。

◆画期的な発見

この珍しい惑星系の発見はさまざまな意味で画期的だ。「まず、従来
の惑星形成理論に対して大きな疑問を投げかける」とシュワム氏は
指摘する。「完全に想定外だ。力学的にこれほど厳しい環境で、どの
ようにして惑星が生まれ、発達していったのか、再考する必要がある」。

また、PH1の発見者が、「プラネット・ハンター(Planet Hunters)」プロジェ
クトのアマチュア天文家だった点も重要だ。市民科学を支援するWeb
サイト「ズーニバース(Zooniverse)」とイェール大学が共同運営する同
プロジェクトにとって、今回が初めての惑星発見である。

プラネット・ハンターでは、アマチュアの天文家たちがNASAのケプ
ラー宇宙望遠鏡のデータを精査。地球と恒星の間を惑星が通過した
ときに生じるわずかな光の揺らぎを探し、系外惑星の発見を目指して
いる。

「複数の恒星を持つ惑星は検出が難しい。恒星も互いの前面と背面
を通過するため、光の揺らぎにつながる要素が増えるからだ」とイェー
ル大学のシュワム氏は語る。「われわれだけでは手が足りない。でき
るだけ多くの方に協力をお願いしたい」。



-------------------------------------------------------------

報道を素直に読み込んで頭の中に星系概略図を描くとすれば、まずこの
PH1という惑星、4重星系のうち2つの恒星が回っている共通重心の周り
を、2つの恒星よりは大きな公転軌道にて周回しているようです。そして、
さらに他の2つの恒星はお互いの共通重心の周りを周回しつつ、最初の
2つの恒星間にあるこの星系全体の重心を中心とした極く大きな公転軌
道を回っているとの、大変複雑な構造を保持しているようです。

-------------------------------------------------------------

最も近い地球に似た惑星=4.3光年先、熱く生命なし? 
            ―別惑星に期待・欧州チーム


時事通信 10月17日(水)8時59分配信

太陽系からケンタウルス座の方向に4.3光年しか離れていない恒星
「アルファ・ケンタウリB」で、質量が地球と同じくらいの惑星が見つかっ
た。スイス・ジュネーブ大などの研究チームが17日までに、欧州南天
天文台(ESO)の南米チリにある望遠鏡で観測した。論文は英科学誌
ネイチャー電子版に掲載される。

この惑星は過去に発見された太陽系外の惑星の中では地球に最も
近い。太陽に当たるアルファ・ケンタウリBとの距離が約600万キロと
近く、高温のため生命は存在しないと推定される。しかし、別の惑星
が、水が液体として存在できる離れた場所にある可能性が高いという。

アルファ・ケンタウリBの質量は太陽の9割で、太陽より温度がやや低
い。発見された惑星の質量は地球の約1.1倍で、公転周期は3日と5
時間余りと推定された。
 

-------------------------------------------------------------

最も近い恒星系に地球大の惑星…研究チーム発見

読売新聞 10月17日(水)11時49分配信



スイスのジュネーブ大などの国際研究チームは、私たちの太陽系に
最も近い恒星系「ケンタウルス座アルファ星」で、地球ほどの大きさの
惑星を見つけたと発表した。

英科学誌「ネイチャー」電子版に18日掲載される。恒星のすぐ近くを
回っており、生物が存在できる環境ではないという。

ケンタウルス座アルファ星は、恒星が3個ある三重連星系で、地球か
ら約4光年しか離れていない。欧州南天天文台が、星の光の波長変
化を調べる高精度惑星探査装置をチリのラ・シヤ天文台に設置して
観測した結果、3個のうち「B星」のそばに、重さが地球の1.13倍ほど
の惑星が見つかった。恒星との距離は、地球―太陽の距離の25分
の1で、3日強の周期で公転しているという。

最も近い恒星系でも地球大の惑星が見つかったことで、研究チーム
は、いずれ生物が住める環境を備えた地球大の惑星も見つかる可
能性があると期待している。


-------------------------------------------------------------

アルファ・ケンタウリといえば太陽系に最も近い恒星として大変有名な星。
この星、実は最も大きな「A」と、今回惑星を保持していると発表された
「B」とが、最短距離11AU・公転周期79.91年にて両恒星の間にある共通
重心の回りを周回しており、その大外、A/Bのペアから13,000AU(0.2光年)
も離れた公転軌道上を三番目の恒星であるプロキシマが100万年にも及
ぶ周期で周回しているという我が太陽系に比較すると大変奇異なもの。
この星系に発見された惑星は「B」のみの回りを周回する惑星であり、
A/Bの共通重心の回りを周っているわけではない処が、最初に例出した
PH1とは大きく異なる点です。

今後この手の多重連星系に系外惑星が多く発見されることが見込まれま
すが、その際、どの恒星・どの共通重心の回りを周っているのかを理解し
ていくことが肝要かと思われます。惑星公転軌道の長期間安定性などに
大きな差があるはずですし、軌道計算の難易度にも大きく差が出るはず
です。どうせ僕にはそんな計算無理ですが。

でもね、アルファ・ケンタウリにまで系外惑星が発見され、さらに、ハビタブ
ルゾーンにも別の惑星存在の可能性あり、との報がとうとう出たか、とあ
る種の感慨があるわけです。

すぐお隣りの恒星にも地球並みのヤツがあったのか、と。こうなるとほぼ
全ての恒星が惑星を保持しているんじゃないかと考えぬ方がおかしくなっ
てくるわけで。

連星系内の惑星の存在とその軌道要素・挙動、最も近い多重恒星系内
にも惑星、と様々興奮させられる日々です。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射・アーク溶射による、短納期
での寸法・形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング



冥王星に5つ目の衛星が発見されたと

2012年07月16日 21時18分36秒 | 大気圏外ネタ


冥王星探査機「ニューホライズンズ」が打ち上げられてから早や6年半が経ち
ました。

その間に発生した冥王星周辺情報の何と騒がしいことか。
それらをまとめて記載してみますと、

●「ニューホライズンズ」打ち上げから7ヶ月ほどで開催された国際天文学連合
  (IAU) 総会で、それまで明確でなかった惑星の定義を定めるとともに、
 「dwarf planet」(準惑星)という分類を新設することが採択された。この結果、
 冥王星はケレス、2003 UB313(分類と同時にエリスと命名)などとともに準
 惑星にカテゴライズ。(正規)惑星から準惑星に格下げされることになった。

●「ニューホライズンズ」打ち上げ8ヶ月前の2005年5月15日に、ハッブル宇宙
 望遠鏡を用いて撮影した画像から新たに2つの衛星が発見され、仮符号
  S/2005 P1 と S/2005 P2 が与えられた。国際天文学連合はこれら2つの新
 衛星に対して、2006年6月21日にP2(内側の衛星)をニクス(Pluto IIとも)、
 P1(外側の衛星)をヒドラ(Pluto IIIとも)と公式に命名していた。

●2011年7月20日、ハッブル宇宙望遠鏡は、ニクスとヒドラの軌道の中間付近
 に、直径が13~34kmの衛星S/2011 P1を発見した。

●2012年7月11日、またもハッブル宇宙望遠鏡により、直径が10~25kmの衛
 星S/2012 P1が発見された。


4つ目の衛星が見つかってからまだ1年足らず。その正式名称さえ決まってい
ないのに、さらに5つ目がハッブル宇宙望遠鏡によって見つけられてしまいま
した。今回の発見は、2015年7月に行なわれる「ニューホライズンズ」による冥
王星フライバイの際、冥王星の周囲に、「ニューホライズンズ」の飛行にとって
危険なものとなるやもしれぬ「環」存在有無調査の副産物。それにしても驚か
されるのは、直径が地球の月の三分の二程度しかでしかない冥王星が5つも
の衛星を保持していること(この事実も「今の処」の括弧付)。何でこれほどま
でに多くの衛星を抱えているのかという疑問に対する答えとしては、冥王星形
成後の早い時期に他の大きな天体との衝突が発生し、衝突時の破片のうち
幾つかの大きなものが冥王星周回軌道に残った、とのやや乱暴にも思える
仮説が有力なんだとか。

これほどたくさんの小さな衛星を持つ冥王星の周囲にはさらに多くの小さな岩
塊が公転していると考えるのが自然であるように思えます。最接近時、冥王
星表面から1万キロ上空を秒速15キロ前後の猛スピードで飛行する「ニューホ
ライズンズ」の冥王星公転岩塊との衝突可能性を下げる為、最接近直前で軌
道を微修正するプロジェクトが進行しているのもむべなるかな。さらには、アラ
ミド系繊維の中で最高の引っ張り強度を持つケブラー繊維でぐるぐる巻きに
することによって、さながら防弾仕様のように機体を保護してもいるとのこと。
そんだけすりゃ、ま、大丈夫か。

3年後の冥王星最接近時が楽しみです。多分、この流れならばさらにいくつか
の小衛星を発見するものと考えます。大気もあるし、四季もあり..


ところで、「ニューホライズンズ」は今現在どのあたりをかっ飛んでいるのかと
いうと、


(天王星と海王星の軌道の中間点にやがて差し掛かるあたり。地球からの距
離は22.69AU、冥王星までの距離は8.74AU(※)と、冥王星がかなり近づいて
きました)


※AUとは「天文単位」のこと。1天文単位は1億4959万8千キロメートル。地球
と太陽との平均距離を1AUと呼びます。




-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射・アーク溶射による、短納期
での寸法・形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング



新たな惑星(候補)を1091個、うち地球近似サイズを196個、スーパーアースサイズを416個、発見とな

2012年03月05日 21時01分44秒 | 大気圏外ネタ


本日付のナショナルジオグラフィック ニュースより。

--------------------------------------------------------------

惑星候補、新たに1000個以上発見

太陽系外惑星の“候補”が新たに1000個以上見つかったことが、最新の研究に
よって明らかになった。これにより、NASAのケプラー宇宙望遠鏡がこれまで発見
ケプラーミッションが2009年5月~2010年9月に収集したデータを分析したところ、
新たな惑星候補の存在が多数明らかになった。新たに見つかった惑星候補は
1091個にのぼり、これによって惑星候補の総数は2321個となった。このような天
体は、Kepler Object of Interest(ケプラーの興味の対象)の略でKOIと称される。

さらには「現時点で、そのうちの90%ほどがおそらく本物の惑星であると考えられ
る統計的理由がある」と研究共著者のロナルド・ジリランド(Ronald Gilliland)氏は
言う。同氏はペンシルバニア州立大学の天文学者で、ケプラーチームの一員だ。

これまでのところ、ケプラーチームは61個の太陽系外惑星の存在を確認している。
そのうち1個は、生命の存在に適した距離で恒星の周囲を公転している地球型惑
星だ。

◆真の地球型惑星を探して

今回の分析で見つかった新たな惑星候補は、その数の多さに加え、これまで発見
された候補に比べて小型で低温の、より地球に近いものが多く含まれているらしい
ことも研究者たちを喜ばせている。

例えば、ケプラーが今回発見した惑星候補の中には、地球サイズのものが196個
含まれているが、これは昨年発表された地球サイズの惑星候補の4倍近い数だ。

また今回、地球の約2倍の質量を持つスーパーアース(巨大地球型惑星)候補の
数も大幅に増え、新たに416個が発表された。

ケプラーのデータに小型の惑星候補が多く見つかるようになったことは、2009年に
打ち上げられたこの宇宙望遠鏡が、真の地球型惑星、すなわち液体の水を維持で
きて、おそらくは生命も存在しうる天体を発見するという目標に、いよいよ近づきつ
つある可能性を示唆している。

「地球型惑星であると特定されるためには、(公転)周期が1年あり、その1年の周
期中に数回観測されなければならない」とジリランド氏は述べている。

◆新たな惑星発見に協力するには

とはいえ、新たに見つかった惑星候補が本物の惑星であると確認されるまでには、
半年から1年を要する厳密な確定プロセスを経なければならない。天文学者たちが
特に懸念していることの1つは、惑星と見えたものが実際には恒星の食やその他
の現象だったと判明することだ。

ケプラーチームは、そうした別の可能性を除外するためのソフトウェアを開発してい
るが、一般の人々も「planethunters.org」などの民間科学プロジェクトに参加してケ
プラーのデータの選別を手伝うことができる。「この作業に関心を持ってくれる大規
模で熱心なコミュニティがいることは、ケプラーチームにとって大変ありがたいこと
だ」とジリランド氏は述べている。

新たな惑星候補に関する今回の研究成果は、プレプリント版が2月27日付でWeb
サイト「arXiv.org」に公開されており、また「Astrophysical Journal」誌にも掲載され
る予定だ。


--------------------------------------------------------------

昨年2月3日の報道で「ケプラー」が1235個の太陽系外惑星を発見したとありま
す。
今回はそれに加えて1091個の惑星候補が追加された模様。

さらに驚くべきは、地球近似サイズを196個、地球の2倍程度までの「スーパー
アース」サイズを416個も発見していること。

フランス国立宇宙研究センターが2007年12月に打ち上げた太陽系外惑星探査衛
星「コロー」に較べ、発見した惑星(候補)数が桁違い。地上からの観測によって
20年近くかけて発見してきた太陽系外惑星数がようやく五~六百個であることを
考えても、「ケプラー」が如何にすごいペースで太陽系外惑星(候補)を探しあてて
いるのかがわかろうというもの。

発見した惑星(候補)を早く分析&分類し、詳細発表してほしいものです。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング





火星並みサイズの太陽系外惑星を発見、との報でわかること

2012年01月15日 19時57分31秒 | 大気圏外ネタ


先週木曜日に発表されたNASAの「ケプラー宇宙望遠鏡」最新観測結果。

我が太陽系から130光年と比較的近距離にあるM型赤色矮星「KOI-961」を周る3
つの惑星の発見が公表されました。この3つ、サイズはそれぞれ地球の0.78倍、
0.73倍、0.57倍であるとのこと。金星より小さく火星より大きい程度のもので、3つと
も「これまでに発見された太陽系外惑星の中で最小」レコードを更新するものです。

---------------------------------------------------------------

宇宙は惑星だらけ? 続々見つかる地球サイズの星

「AstroArts 2012年1月13日 」より

2011年12月、直径が地球の0.83倍(当時の最小記録)という系外惑星ケプラー20e
の発見が発表されたが、さらに小さい惑星が見つかった。中心の恒星「KOI-961」
は直径が太陽の6分の1しかない赤色矮星で、その周りを周期2日以下で回る3つ
の惑星はそれぞれ地球の0.78倍、0.73倍、0.57倍の岩石惑星という。公転軌道が
中心星からあまりにも近く、表面温度がおよそ摂氏170~450度にもなるため、惑
星の表面に液体の水は存在しないとのことだ。



系外惑星探査衛星「ケプラー」のデータからこれらの惑星を探しだしたJohn Johnson
氏(米カリフォルニア工科大学)は、「大きさのスケールから言えば、太陽系というよ
りも木星とその衛星に近いです。『同じ天の川銀河の中に、こんな惑星系もあるん
だ』と思わせてくれるものの1つですね」とコメントしている。

赤色矮星は私たちの天の川銀河の中でもっともありふれた種類の恒星だ。その周
囲に3つも惑星が発見されたということは、地球のような岩石惑星が宇宙には多数
存在することを示唆しているといえる。


---------------------------------------------------------------

太陽系外で最小の惑星=火星並み、米宇宙望遠鏡で観測

時事通信 1月12日(木)18時36分配信

はくちょう座の方向に約130光年離れた小さな恒星を米航空宇宙局(NASA)のケプ
ラー宇宙望遠鏡で観測したところ、金星より小さい岩石質の惑星が3個見つかった。
うち1個は半径が地球の57%と火星並みの大きさで、これまで太陽系外で発見され
た惑星で最小。米カリフォルニア工科大などの研究チームが12日までに発表した。

この恒星「KOI―961」は赤色矮星(わいせい)に分類され、大きさは太陽の6分の1。
太陽系最大の惑星である木星の1.7倍しかない。

3個の惑星は公転周期が2日以内で恒星に非常に近いため、表面温度は200~500
度と熱く、生命に適した液体の水がある環境ではない。しかし、赤色矮星は太陽系
がある銀河系(天の川銀河)で非常に多いタイプの恒星であるため、今後生命に適
した環境の惑星が見つかる可能性が高まった。

研究成果は米天文学誌アストロフィジカル・ジャーナルに掲載される。
 

---------------------------------------------------------------

最小の太陽系外惑星を発見

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 1月12日(木)18時35分配信


最小規模の太陽系外惑星が3つ発見された。いずれも地球よりサイズが小さく、約
130光年先のM型赤色矮星「KOI-961」の周囲を公転している。KOI-961もかなり小さ
な恒星状天体で、直径は太陽の6分の1(木星の約1.7倍)しかない。

「惑星系すべてが小さい」と、NASAの系外惑星科学研究所
(Exoplanet Science Institute)に所属し、研究の共同責任者を務めたジョン・ジョンソ
ン氏は話す。いずれも地球や火星と同じ岩石惑星と考えられているが、中心の恒星
KOI-961との距離が非常に近く、公転周期は2日ほどだ。

KOI-961は太陽よりも低温だが、惑星表面の温度はかなり高くなる。液体の水や生
命は存在できないだろう。「180~450度前後で、最も低温の惑星でも液体の水や生
命が存在できる温度の2倍近くもある」とジョンソン氏は説明する。

だが落胆する必要はない。天の川銀河には小型の岩石惑星が他にも多く存在する
可能性がわかったという。「ゴキブリを1匹見つけたら10匹はいるというじゃないか。
推測になるが、M型赤色矮星の3つに1つは周囲に岩石型の惑星系があるとした
ら? 天の川の恒星は7割がM型赤色矮星だ。かなり希望が持てる話だと思う」。

◆ケプラーのデータを有効活用

ジョンソン氏のチームは、2011年2月に公開されたNASAのケプラー宇宙望遠鏡の
データから惑星を発見した。

ケプラーは太陽型の恒星の周囲を公転する地球サイズの惑星を探索中で、はくちょ
う座方向にその視線を向けている。ただし、ケプラーの観測範囲にはおよそ15万個
の星が存在するが、M型赤色矮星は3000個ほどにすぎないという。

チームがKOI-961の周囲をターゲットに決めたのは、地球から6光年ほどのM型赤
色矮星「バーナード星」と酷似しているためだった。「アマチュア天文家のケビン・
アップス氏がどちらも非常によく似ていることを発見し、重要なヒントを与えてくれた」
とジョンソン氏は語る。

KOI-961は130光年も離れているため、当初は大きさが過小評価されていた。しかし、
バーナード星の大きさや温度などの特徴を考慮したうえで、地上望遠鏡で得られた
KOI-961の詳細なデータを分析。より正確な質量や大きさ、明るさの算出に成功し
た。

その後、チームはKOI-961の光量変化を分析し、周囲の惑星の大きさを高精度で
測定すると、3つの惑星の大きさはそれぞれ地球の0.78倍、0.73倍、0.57倍と判明し
た。

◆今後の調査

トランジット(天体が恒星の前を通過する現象)による光量の変化を分析する際には、
60年前の画像データも役立った。KOI-961と地球の間を通る他の恒星ではなく、惑
星によって光量が変化していることが、このデータから確認されたのである。

ジョンソン氏によると、今後は3つの小さな惑星の特徴をより詳細に把握したいとい
う。例えば巨大ガス惑星の中心核の可能性もある。KOI-961の強力な放射エネル
ギーによって、周囲のガスがはぎ取られていったのかもしれない。

「KOI-961がきっかけになって、ミニチュアサイズの惑星系に注目が集まると期待
している」とジョンソン氏は述べる。「M型赤色矮星の観測データが蓄積されていけ
ば、発見の機会も増えていくだろう」。

Victoria Jaggard in Austin, Texas for National Geographic News


---------------------------------------------------------------

はくちょう座方向に存在する恒星に対してのトランジット法による「ケプラー」の一網
打尽的明滅観測の結果、昨年来多数の惑星候補天体が特定され、ジワジワと太
陽系外惑星発見報告が始まっています。

「ケプラー」打上げ以前から、発見しやすさで話題となっていたM型赤色矮星の惑
星ですが、

●母恒星が小さいのでドップラー遷移法によって発見しやすい
●そもそも全恒星の中でM型赤色恒星の数が圧倒的に多い

との理由通り、惑星発見報が頻出している様で、「ケプラー」報告がひと段落した後
も太陽系外惑星総数の中でM型赤色矮星周回惑星が大きな比率を占め続けるも
のと思われます。

今回発見された3つの惑星は、いずれもハビタブルゾーンよりはるかに内側、母恒
星「KOI-961」の極く近くを周回しているとのこと。残念ながら生命存在可能性は低
いと考えられますが、近かったからこそ発見しやすかったわけでもあります。「ケプ
ラー」のデータが緻密になっていくに従って、公転周期が長くハビタブルゾーン内を
公転する地球以下サイズ惑星の発見が後続すると予想されます。

後に続く「ケプラー」報告をさらに期待しつつ待ちましょう。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング





ついに地球よりちいちゃいヤツを

2011年12月22日 00時08分28秒 | 大気圏外ネタ

これまでに、岩石質かつハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)に公転軌道を持
つことが間違いなかろうと認められた惑星はわずかに3つ。うち、「グリーゼ581d」と
「HD 85512 b」はそれぞれ太陽よりもはるかに小型のM型恒星を主星としています。
今月5日に存在が発表されたばかりの「ケプラー22b」のサイズは地球の2.4倍。太
陽に似たG型星の周囲を290日間で公転しています。

今回NASAが、サイズが地球並み及び金星並みの「史上最小の太陽系外惑星」を
発見したと発表しました。これは従来のレコードをはるかに更新するもの。

ま、この記録自体すぐに更新されるとは思います。続々と系外惑星報道がなされる
中、どんなに長くても数ヶ月の寿命だろうと..

----------------------------------------------------------------

地球サイズの系外惑星2個を初めて発見

ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版 2011年 12月 21日 10:31 JST

天文物理学者のグループが20日、地球から遠く離れた恒星の周りを公転する地球
サイズの惑星2つを発見したと英科学誌ネイチャー誌上で発表した。この2つの惑星
は、これまで発見された太陽系外惑星の中で最も小さく、最も重要だという。

この2惑星の公転軌道は、水星と太陽の距離よりも恒星から近い。また地球上のよ
うな生命が存在するには高温過ぎるほか、水や通常の大気が存在しない可能性も
ある。しかし、専門家たちはこの発見について、6億ドル(約470億円)投じて宇宙に
打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡が他の惑星系にあ
る小さな地球サイズの惑星を察知できることを示す証拠であり、長い間待ちわびて
いたものだと指摘している。

「ケプラー20e」「ケプラー20f」と命名された2つの惑星は、地球から遠く離れた恒星
「ケプラー20」を公転しており、2惑星よりも大きくて公転速度も速い他の3つの惑星
もこの恒星の周りを公転している。NASAのスーパーコンピューターの計算結果に
よると、「20e」の大きさは地球の約5分の4、つまり金星より少し小さい程度で、
「20f」の大きさは地球とほぼ同程度だという。 

研究チームを率いた米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者フ
ランソワ・フレシン氏は、「これらの惑星の大きさは、これまで知られている宇宙の中
で地球の大きさに最も近い」と述べた。同氏は「人類が太陽以外の恒星を公転する
地球のような惑星、ないし地球サイズの惑星を発見できたのは、今回が初めてだ」
と語った。

それでも、2惑星の質量や組成を確認できるデータはまだほとんどない。2惑星のう
ち大きい方である20fは、恒星から非常に近い軌道を公転しているため、1年が19.5
日だ。また、小さい方の20eはたったの6.1日だ。 

NASAは2週間前に、これよりずっと大きな惑星が恒星のいわゆる「ハビタブルゾー
ン(生命居住可能領域=恒星の周囲で、惑星に水が液体で存在でき、生命を維持
できる可能性が高い領域)」を周回していることを初めて確認したと発表したばかり。
科学者らは、居住できる可能性のある少なくとも10の惑星についてケプラー宇宙望
遠鏡を使って調査しており、その状態や性質についてより多くの情報を集めようと
努力している。

現在、恒星との距離からみて理論的に生命居住可能とみられる惑星が5億あると
みられている。だが実際に居住可能かどうかはわかっていない。ようやく今回、地
球のような重力と組成の惑星を見つけることができた。

ネーチャーに論文を発表した研究チームに所属する36人の科学者の1人でマサ
チューセッツ工科大学の惑星物理学者セーラ・シーガー氏は、「われわれが発見す
る惑星の大きさは日に日に小さくなっており、居住可能な世界の発見に一歩一歩
近づいている」と語った。


----------------------------------------------------------------

地球より小さい系外惑星を初めて発見 1000光年かなたのケプラー20

Astro Arts 【2011年12月21日 NASA/CfA】

地球以下のサイズの系外惑星が、探査衛星「ケプラー」の観測から初めて見つかっ
た。同じ恒星を回る2つの惑星で、生命に適した「ハビタブルゾーン」よりも内側に位
置する。今月初めには「ハビタブルゾーンにある、地球の2~3倍の惑星」の発見が
公表されており、「ハビタブルゾーン、かつ地球サイズ」の系外惑星が見つかる日
が近いことを予感させている。

NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」が、地球サイズの惑星を初めて発見した。
こと座の方向1000光年かなたの「ケプラー20」を回るこの2つの惑星は主星の近くに
あるため、液体の水が地表に存在するには高温すぎる。だがそのサイズは、ケプ
ラー10b(地球の1.42倍)の記録を抜いて、これまで確認された中で最小のものだ。

それぞれ「ケプラー20e」「ケプラー20f」と名付けられたこれらの惑星は、岩石ででき
ていると見られる。「e」は直径が地球の0.87倍(金星よりやや小さめ)、「f」は地球
の1.03倍だ。「e」の公転周期は6.1日、「f」は19.6日と短く、主星に近いため非常に
高温の環境と見られる。推定される地表温度は「e」は摂氏750度、「f」は400度以上
だ。

「『ケプラー』ミッションの最終目的はハビタブルゾーンにある地球サイズの惑星の
発見です」そう語るのは今回の発表を行ったFrancois Fressin氏(米ハーバード・
スミソニアン天文物理学センター)だ。「今回の発見で、地球サイズの系外惑星が
存在し、またそれを発見することが可能であることが示されたのです」

「ケプラー20」系ではこれまで、海王星より小さく地球より大きい3つの惑星があるこ
とがわかっていた。今回見つかった2つも含めた5つの惑星すべては、太陽~水星
の距離よりも主星に近い。ケプラー20は太陽と同じスペクトルタイプ「G」だが、やや
小さく低温だ。

        ケプラー20系の惑星
惑星(主星から近い順)---b-----e-----c-----f-----d
公転周期(地球日)------3.67--6.1--10.9--19.6--77.6
サイズ(地球=1)----------1.9---0.87---3---1.03---2.8
推定タイプ-----------------ガス-岩石-ガス-岩石-ガス

5つの惑星は不思議な並び方をしており、系外惑星や惑星系の多様性を知るうえで
とても興味深い。太陽系では、地球、火星など小ぶりの岩石惑星が内側、木星や
土星など大型のガス惑星はその外側に位置している。だが、ケプラー20系では、
大、小、大、小と交互に位置しているのだ。

このようになった経緯について確実なことはわかっていないが、主星の周囲に広
がっているガスとちりの円盤から作られた惑星が、空間に残った物質の物理的な
作用により外側から内側に移動したのではと考えられる。これなら、サイズはばら
ばらでも規則正しい間隔で位置していることが説明できる。

「ケプラー」ミッションでは、地球から見て惑星が恒星の手前を横切る時に恒星がわ
ずかに減光する現象から惑星の存在を感知するという手法で、15万個もの星を対
象に探査を行っている。同一の天体で少なくとも3周期分の減光を観測してから「惑
星の存在の可能性あり」と判定され、赤外線天文衛星「スピッツァー」や地上望遠
鏡による確認観測が行われる。

12月5日には、ハビタブルゾーンに位置する「ケプラー22b」の確認が公表されたが、
これは岩石惑星というには大きすぎる。一方、今回の「ケプラー20e」と「ケプラー20f」
は地球サイズではあるが、ハビタブルゾーンからは外れている。

「ハビタブルゾーン、かつ地球サイズの惑星が見つかるのは時間の問題です。ケプ
ラーミッションがまさに目指すゴールが、今そこに見えているのです」(「ケプラー」サ
イエンスチームのNatalie Batalha氏)


----------------------------------------------------------------

それにしても、短い公転周期でゴチャゴチャと狭苦しく周っているもの。我が太陽系
とは全く異相を呈しています。

それに今回発表された2つ、公転周期があまりにも短すぎ。

ちなみに、わかっている範囲のデータを付け加えると、

惑星(主星から近い順)---b-----e-----c-----f-----d
軌道偏心---------------<0.32-不明-<0.4-不明-<0.6

と、いうことで、いずれもかなり長楕円の公転軌道を持っている模様。隣の惑星と
重力的に不安定な関係となる可能性がありそうで、現在の秩序は天文学的タイム
スケールで考えた場合、そう長くは維持出来ますまい。

このケプラー22系の5つの惑星よりも外側には大きめの惑星があるのか引き続き
発表が待たれる処ですが、報道にもあるように、他の恒星系でのハビタブルゾーン
内地球サイズ惑星の発見発表が待ち遠しく思います。


ケプラー望遠鏡が発見し、系外惑星であることがまだ完全には確認されていない
「惑星候補」は12月21日現在、2326個にのぼっています。



ケプラー観測データの第2次中間報告

2011年12月12日 21時15分40秒 | 大気圏外ネタ


数日前、トランジット法系外惑星探査機ケプラーの観測中間第2報が発表されてい
ました。

---------------------------------------------------------------

サイズも位置も地球に近い系外惑星を確認

『AstroArts』 【2011年12月6日 NASA】

系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測から、主星からの距離や大きさが地球に似
た惑星が発見・確認された。2009年の打ち上げ以来、長周期の惑星を観測する十
分な期間が経ったことも手伝って、地球サイズの惑星と思われる天体の数は急増
している。

NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」で、ハビタブルゾーンにある惑星が初めて
発見・確認された。「ケプラー22b」と名付けられたこの惑星の直径は地球の2.4倍
ほどで、太陽に似た星のハビタブルゾーンを回る系外惑星としてはこれまででもっ
とも小さい。地球の様な岩石惑星か木星のようなガス惑星かといったことはわかっ
ていないが、地球に似た惑星を見つけるための大きな一歩といえる。

ハビタブルゾーン内にある地球サイズと思われる惑星はこれまでにも見つかって
いたが、はっきりとした確認はできていなかった。太陽より小型で低温の恒星を回
る惑星として、ハビタブルゾーンのぎりぎり端にあるものは2つ見つかっている。こ
れらは太陽系でいうと金星や火星のような距離だ。


(系外惑星ケプラー22bは、主星ケプラー22からちょうどよい距離のハビタブルゾー
ン内(画像上、緑色の部分)に位置している。下は、太陽系とそのハビタブルゾー
ンを比較のために表示(NASA/Ames/JPL-Caltech))

「ケプラー」ミッションでは、地球から見て惑星が恒星の手前を横切る時に恒星が
わずかに減光する現象から惑星の存在を感知するという方法で、15万個もの星を
対象に探査を行っている。3回以上の減光の観測で、惑星の存在の可能性ありと
見なされる。

「ケプラー22b」の発見には幸運も手伝ったようだ。最初の減光観測は、ケプラーの
観測準備が整った3日後だったし、3回目の減光は、2010年の休暇シーズンの最中
だった。

ケプラーの観測により「系外惑星では」と疑われるものは、地上の望遠鏡や赤外
線天文衛星「スピッツァー」の観測により確認が行われる。春~初秋には、はくちょ
う座とこと座方向にあるケプラーの観測領域を見ることができる地上望遠鏡がその
役目を担う。

600光年先にあるケプラー22は太陽と同じスペクトル型がGの恒星で、その周りを
惑星bが290日周期で回っている。2011年2月に54個見つかったハビタブルゾーン
内の系外惑星候補から確認が完了した最初のものだ。

「ケプラー」サイエンスチームは12月5日~9日の学会で、2009年~2010年の観測で
新たに発見された1094個の系外惑星候補について発表する。新たに発見されたも
ののうち、地球の数倍以下の質量のものは200個以上で、これは今までに見つ
かったものの1.4倍もの数だ。

ケプラーはその観測初期のころは、恒星からの距離が近い大型の惑星を多く観測
したが、打ち上げから2年経ち、長周期の惑星が3周する時間が経過したためにこ
れらの発見が可能になった。これにより、地球の1~4倍の惑星がこの銀河には多
数存在することが示されている。

現在ハビタブルゾーンに見つかっている系外惑星候補は48個で、以前に発表され
た54個から数のうえでは減っているが、これは金星の地表で起きているような温
室効果を考慮して「ハビタブルゾーン」の定義をより厳密にしたためだ。

「地球サイズの惑星候補が大幅に増えたことで、ケプラーが本来目標とする、地
球程度の質量でなおかつ主星からの距離がちょうどいい天体に照準が合ってきま
した。データが多ければ多いほど、さらに理想的な惑星が見つかるチャンスも増え
るでしょう」(ケプラーサイエンスチームのNatalie Batalha氏)。


---------------------------------------------------------------

「極めて」地球に似た惑星発見、生命存在の可能性も=NASA

ロイター 12月6日(火)15時14分配信

[モフェットフィールド(米カリフォルニア州) 5日 ロイター] 米航空宇宙局
(NASA)は5日、太陽系外の600光年彼方に、極めて地球に似た惑星を発見し
たと発表した。地球外生命体調査の大きな手掛かりになると期待が寄せられてい
る。

NASAのケプラー宇宙望遠鏡で発見されたこの惑星は「ケプラー22b」。半径は
地球の約2.4倍で、生命にとって必要不可欠な液体の水が存在する可能性があ
るという。仮に同惑星に地表と大気が存在すれば、気温はセ氏約22度になるとい
う。

同惑星は、液体の水が存在しうる「ハビタブル・ゾーン」上にあり、今後は同惑星
が地球のような岩石惑星なのか、海王星に近いガス惑星なのかを調べる研究が
行われる。

またこの発見を踏まえた上で、生命が存在しうる惑星が銀河系にどの程度存在す
るかについても推測する予定。


---------------------------------------------------------------

単発での特徴ある系外惑星発見の報、依然として興味をそそられますが、統計学
的手法にてタイプ別の惑星存在確率算定など行なってもよい時期がこの分野に到
来しつつあるかと思われます。

もちろん、海王星サイズ以上のもの限定ですが。

スーパーアース・地球サイズについては、さらに数年程度のデータ蓄積の必要があ
ります。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング





土星の衛星表面と当社イオンプレーティング内での相似性について

2011年09月13日 07時07分47秒 | 大気圏外ネタ


1997年10月に打ち上げられ、金星→金星→地球→木星とスイングバイしながら
2004年6月に土星に到達し、以来土星とその衛星群を観測し続ける土星探査機
カッシーニです。

濃密な大気を持つ衛星タイタンにホイヘンスプローブを着陸させた事実はつとに有
名ですが、2005年春、エンケラドゥス表面から噴出する噴火ならぬ噴水、昨年秋に
は二番目に大きな衛星レアの希薄大気に続き、衛星ディオネにも極く希薄ながら
酸素主体の大気を発見しました。

---------------------------------------------------------------

土星の衛星ディオネに大気を発見

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 9月12日(月)13時26分配信

氷を主成分とする土星の衛星ディオネに、薄いながらも大気があることが判明した。

NASAの土星探査機カッシーニが、先ごろのフライバイ(接近通過)でディオネに接
近し、この衛星に大気があることを明らかにした。カッシーニのデータから、ディオネ
が土星の巨大な磁気圏を通り抜ける際に「痕跡」を残していることがわかった。

今回の研究成果をまとめた論文の共著者でドイツ・ケルン大学の地球物理気象学
研究所に在籍するスベン・シモン氏は、「衛星がまったく大気を持たず、単なる氷の
塊の場合は、磁力線が衛星の軌道の手前で乱れることはない。というのも、物質
に伝導性がない限り、磁場は乱されないからだ」と説明する。

シモン氏はさらにこう述べる。「それ(磁場の乱れ)が起きるのは、例えば衛星の大
気層など、荷電粒子がある場合のみだ。ディオネの大気には(土星の)磁場を乱す
のに十分な濃度がある」。

◆土星の放射線帯が生み出すディオネの大気

ディオネは直径約1123キロで、太陽系の衛星では15番目に大きい。平均密度は液
体の水の約1.5倍あることから、内部組成は氷が大半を占め、中心部分は岩ででき
ていると推定されている。

しかし、ディオネの質量はそれほど大きくないため、地球とは違い、相当量の大気
を持つには至っていない。

地球をはじめとする質量の大きな天体は、それに比例して重力も大きく、この重力
が大気を構成する分子が宇宙空間に逃げていくのを防いでいる。

ディオネの場合は、そこまでの重力はないが、継続的にエネルギーを与えられてい
るため、薄いながらも大気の層が存在する。

シモン氏によれば、土星は地球のバン・アレン帯に似た、高エネルギー粒子で構
成される放射線帯に囲まれているという。「ディオネはこの帯の中に位置しており、
非常に高速の熱を持った粒子が常に衛星の表面に飛来するため、大気を持つもの
と思われる」。

こうした粒子がディオネの表面に落下すると、衛星表面の氷が化学的に分解され、
分子を放出してこれが大気になるという。

◆接近探査のラストチャンス?

土星の衛星ではほかにも、質量が大きいレアが、重力により引き留めた薄い大気
の層を持っている。この大気が酸素を主成分とすることが先ごろ判明した。

ディオネの場合、電磁場のデータから薄い大気の存在が確認されたため、その組
成はまだわかっていない。しかし、氷がもとになっていることを考えると、レアと同
様、酸素が大部分を占めるのではないかと、研究チームでは推測している。

シモン氏は、カッシーニの他の観測計器が既に収集したデータに、ディオネの大気
の化学組成を知る手がかりが含まれているのではないかと期待をかける。さらにこ
れらのデータが、今後予定されている再探査の計画を立てる際にも役立つのでは
ないかとみている。

「カッシーニは再びディオネを探査する。次のフライバイは12月12日の予定だ」とシ
モン氏は語る。「大気の存在が確認できたので、粒子検出器と電子分光計を調整
して詳しい調査を行いたい」。

さらに、探査のチャンスが非常に限られている点も、シモン氏は指摘する。カッシー
ニの現在のミッションは2017年9月に終わる予定で、それまでに「12月のフライバイ
が終わると、カッシーニがディオネに接近する機会はあと2回、レアについてはあと
1回しかない」という。「氷からなる衛星群を接近探査するには、これがラストチャン
スだ」とシモン氏は話している。

ディオネに大気の存在を確認した研究成果は「Geophysical Research Letters」誌8
月12日号に掲載されている。


---------------------------------------------------------------

なるほど.. 土星のでかい磁気圏内に公転軌道が位置しているので、高エネルギー
プラズマがディオネの氷で出来た表面を叩き、氷から酸素ガスが遊離して大気とな
るという解説ですか。

当社のイオンプレーティング真空容器内で、グロー放電を利用したアルゴンボン
バードにより被処理物表面をクリーニングする工程と同じ理屈が土星磁気圏内の
衛星群表面で発生しているわけか。

昨年のレアの大気発見の報も確認してみると、

---------------------------------------------------------------

土星の衛星レアに酸素の大気

Andrew Fazekas for National Geographic News November 26, 2010

土星の2番目に大きい衛星レアで酸素の大気が発見された。しかし人類の移住先
となる見込みは薄いという。

まず、この直径1500キロの衛星は地球から15億キロ以上も離れている。加えて、平
均表面温度が摂氏マイナス180度という氷の世界でもあるのだ。厚さ100キロ未満と
いう新発見の酸素層は濃度が極めて薄いという問題もある。地球の気温や気圧の
下では、レアのすべての大気を集めても中規模のビル1棟を満たす程度に過ぎない。

果たして移住は無理そうだが、今後も酸素のある天体の発見に期待が持てるよう
になった。レアの平均公転半径は52万7000キロで、その軌道は土星の磁気圏の中
にある。周囲を取り巻く酸素の大気は、磁気圏からの放射線が表面の水氷を化学
分解して維持されているようだ。

木星の氷の衛星エウロパとガニメデにも希薄な酸素が存在するが、やはり同様の
プロセスが働いている。この事実は、1995年にハッブル宇宙望遠鏡とNASAの宇
宙探査機ガリレオの観測結果で確認された。

「氷で覆われている衛星には酸素の大気が割と普通に存在するのかもしれない。
放射線分解と大気保持のための十分な質量が条件だが」と、アメリカ、テキサス州
のサウスウェスト研究所に在籍する研究責任者ベン・テオリス(Ben Teolis)氏は話
す。

宇宙のどこでどのように酸素が存在しているのか確認できれば、今後のロボット・
有人ミッションを計画する上で参考になる。2004年から土星系を周回観測している
NASAの探査機カッシーニは、2010年3月にレアへのフライバイ(接近通過)を実施
し、周囲を取り巻く酸素の大気を発見した。

観測データの分析により、表面を覆う氷の中で水分子(H2O)が高エネルギーイオ
ンによって分解されている事実が確認されたのである。放射線分解と呼ぶこのプロ
セスにより、酸素分子(O2)が形成されるという。酸素は表面の氷から噴き出し、衛
星の重力で周囲に引き留められて、大気を形成している。

前出のテオリス氏は、「例えるなら炭酸飲料に溶け込んだ二酸化炭素だろう。あの
炭酸ガスは冷却や加圧によって液体に溶け込ませている。レアの酸素の場合、は
るかに低温の凍てつく氷の中に閉じ込められている」と解説する。

研究チームによると、レアの表面では1秒あたり約130グラムの酸素が発生している
という。しかし130グラムの酸素は、地球の気圧や通常の室内温度の下では、0.1立
方メートルを満たす程度に過ぎない。つまり地球環境では、レアの大気を全部集め
ても、1辺22メートル程度の立方体に収まってしまうことになる。

カッシーニの観測データを見る限り、レアの大気には二酸化炭素も含まれているよ
うだ。事実なら表面に炭素が存在することになる。酸素と同時に炭素も存在すると
なれば、氷の衛星で「生命の発見」を期待できるかもしれない。木星の衛星エウロ
パなどは、固い氷層の下に液体の海も広がっていると考えられている。

カリフォルニア州パサデナにあるNASAジェット推進研究所(JPL)の研究員ロバート
・カールソン氏は、第三者の立場で次のような見解を示している。「氷の衛星には
微量とはいえ測定できる程度のガスが存在する。エネルギーによる反応プロセス
はどんなところでも起こるんだね。酸素があるなら酸化反応が起きていると考えら
れ、もし相手が炭素ならアルコールや有機酸の合成も不可能ではない」。

そして同氏はこうも付け加えた。「酸素のような酸化剤が氷層下の海に沈み込むと
どうなる? そこに生命体がいれば、立派なエネルギー源になるんだ」。

この研究成果は、「Science」誌オンライン版に11月25日付けで掲載されている。


---------------------------------------------------------------

やはり、レアの大気もディオネのものと同じ理屈で発生したものと考えられそうです。

土星探査機カッシーニですが、原子炉3台使用しつつ土星周回軌道を延々と廻り続
けています。

既に2010年9月に延長ミッションに突入していますが、さらに2017年まで運用期間
が延長されたとのこと。勝手に予想しますと、延長期間終了後、さらにミッション延
長運用となる可能性が高いことかと。

NASAが打ち上げる惑星探査機の寿命の長いことと言ったら筆舌に尽くしがたい印
象を持ちます。パイオニアと言い、ボイジャーと言い、ガリレオと言い、このカッシー
ニと言い..

大したもンです。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




ダークマター候補ではあるのですが

2011年05月19日 07時29分32秒 | 大気圏外ネタ


ダークマター(暗黒物質)とは、宇宙にある星間物質のうち自力で光っていないか
光を反射しない為に光学的には観測できないとされる仮説上の物質です。宇宙全
体の物質エネルギーのうち、74%がダークエネルギー、22%がダークマターで、人
類が見知ることが出来る物質の大半を占めていると思われる水素やヘリウムは、
たった4%ぐらいでしかないことが現在わかっています。

宇宙背景放射を観測するWMAP衛星の観測からも、宇宙の大規模構造のシュミ
レーションから予測されているダークマターの値とほぼ一致していますが、その実
態は未だに一切確認されておらず、そもそも本当に存在するのか、もし存在する
としたらどのような正体なのか、何で出来ているか、不明のままです。

報道の第一報を見た段階では、深く考えもせず、ダークマターの解答が出たかっ!
と、色めきたちました。

ただ、よく考えてみると、解答の極く一部であるかもしれないが、全体を言い表す
処までは到底及んでいないと理解できました。

---------------------------------------------------------------

浮遊する惑星を確認=「宇宙に数多く存在」―名古屋大

時事通信 5月19日(木)2時5分配信

恒星を持たず宇宙空間を漂っている「浮遊惑星」が数多く存在していることを、名古
屋大の伊藤好孝教授(46)らの研究チームが観測し、19日付の英科学誌ネイチャー
に発表した。

浮遊惑星は恒星の周りを回る惑星系から何らかの原因で弾き飛ばされたと考えら
れ、伊藤教授は惑星形成過程を解明する重要な手掛かりになるとしている。

伊藤教授によると、太陽系の惑星のように恒星を回る一般的な惑星は、恒星が放
つ光や惑星の重力の影響を受ける恒星の動きで見つけることができた。しかし、恒
星を周回していない浮遊惑星は観測が難しかった。

研究チームは、直線で進む光が重力の影響を受け途中で屈折する「重力マイクロ
レンズ現象」に注目。恒星が放つ光量の増減を観測した。

その結果、地球に届くまでの間に屈折していることを突き止め、重力で光に影響を
与える浮遊惑星の存在をつかんだ。

伊藤教授は「観測結果から、浮遊惑星は恒星と同じくらいの数が存在していること
が分かった」と話している。


---------------------------------------------------------------

<浮遊惑星>太陽系外に多数存在

毎日新聞 5月19日(木)2時31分配信

太陽系の外に恒星の周囲を回らずに浮かぶ「浮遊惑星」が多く存在するとするデー
タ解析を、名古屋大などが参加する国際共同観測研究チームがまとめた。英国で
19日(現地時間)発売予定の科学誌ネイチャーに掲載される。

チームは日本、ニュージーランドなど4カ国39人の研究者らで構成。06~07年の
間、ニュージーランドの天文台の望遠鏡で、銀河系中心にある星約5000万個を
観測した。

恒星の前を別の星が横切ると、重力で恒星の光が望遠鏡に集められ明るくなる
「重力マイクロレンズ現象」を活用。恒星がない場合の増光期間が1~2日程度と
短い特徴から、10件の浮遊惑星を検出、特定した。いずれも地球の317倍の質
量がある木星に相当する規模の天体で、地球から2万6000光年以内に存在す
るという。

チームの住貴宏・阪大大学院理学研究科准教授(宇宙地球科学専攻)は「銀河系
に数千億個の浮遊惑星が存在すると予想される。太陽系に惑星がどのくらい存在
するのかの、全容解明が早まることも期待できる」と話している。


---------------------------------------------------------------

銀河系に数千億個の浮遊惑星か…名・阪大チーム

読売新聞 5月19日(木)2時3分配信

恒星の周りを回る惑星とは別に、銀河系を広くさまよう「浮遊惑星」が数多く存在す
ることを、名古屋大、大阪大などの研究チームが突き止めた。

惑星の形成過程を解明する手がかりになると期待される。19日付の英科学誌ネ
イチャーに掲載される。

研究チームの伊藤好孝名大教授、住(すみ)貴宏阪大准教授らは、浮遊惑星が恒
星の前を横切る際、重力によって惑星周囲の光が曲げられ、1~2日間だけ恒星
の明るさが増幅される現象に着目した。1日あたり約5000万個の恒星を観測した
2006~07年のデータを調べたところ、木星と同じぐらいの質量を持つ浮遊惑星
が10例確認できた。

検出比率から見積もると、銀河系全体の恒星の数の2倍は存在するとみられ、数
千億個になると予想される。研究チームは、元々は恒星の軌道上にあった惑星が、
他の惑星の重力の影響で、はじき飛ばされて浮遊するようになったとみている。


---------------------------------------------------------------

浮遊惑星、全恒星の2倍程度の数が見込まれていますが、平均的に恒星の数十分
の一の質量しかない巨大ガス惑星の数量が全恒星の2倍程度あったとして、全宇
宙で我々が見知ることが出来る物質の大半を占めていると思われる水素やヘリウ
ムはたった4%。その中の数十パーセントを占める恒星質量の、さらに数十分の一
の質量となる浮遊惑星の数量はおそらく全恒星数の2倍だよ、ということが今回判
明した様で、ダークマター実態の解答とはならず、でした。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




ニューホライズンズ、天王星軌道越え

2011年03月21日 18時52分55秒 | 大気圏外ネタ


3日前の3月18日、冥王星-カイパーベルト探査機ニューホライズンズが天王星の
公転軌道を越えていました。数ヶ月前から脳内カウントダウンしていたつもりだっ
たのですが、東北関東大震災の報道などで、当日はニューホライズンズのことな
ど頭の中からすっ飛んでおりました。


(3月21日現在、地球からの距離は19.62AU、第一目標の冥王星への距離は
12.67AU(1AU≒1億5千万km)と冥王星への距離がぐっと縮んできました)

土星の公転軌道越えを果たしたのが2008年6月8日でしたので、2年9ヶ月ぶりの
惑星軌道越えです。

太陽系でもっとも外側の惑星海王星の公転軌道越えは2014年8月25日、冥王星
への最接近は2015年7月14日。それぞれ、残り3年5ヶ月、4年4ヶ月です。

化学燃料推進よりよほど優れた推進方法が実現されねば、たかが外惑星への
片道移動にさえ10年近くかかってしまいます。3段目のロケット噴射完了時速度が
30km/secを超え史上最速の人工物であったにもかかわらず、外惑星は事ほど左
様に遠くに有り、です。

ちなみに3月21日現在のスピードは15.74km/secと初速の約半分。木星の重力ア
シストで増速しはしましたが太陽に引っ張り戻されて減速の憂き目。冥王星フライ
バイする時点では、たしか13km/secぐらいまでスピード落としてしまっているはず。

冥王星とその衛星たちへの接近観測で何がわかるのか、楽しみではありますが、
如何せん時間かかり過ぎ。

スピード速そうな推進法のうち、現時点で実現可能っぽい方法は、初速核分裂
推進+継続的イオン推進の組合せかと。僕が生存しているうちに実用化される
か否か。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




ケプラー詳報

2011年02月06日 18時47分47秒 | 大気圏外ネタ


2月3日の弊ブログ記事「NASA恐るべし、トランジット法恐るべし」ですが、本日、
色々調べてみました。下に詳細を。


打ち上げられてから現在まで、観測機器の大仰さのわりに成果発表が見られな
かったケプラーです。内心、失敗ミッションなのではなかろうか、と危惧していた
ものでしたが、年が明けてからこちら、かなりの報道が出てきた上、ここへ来て
1235個の惑星候補と。

上記、あくまで候補にしか過ぎません。何万個か星を観測し続け、そのうち千個
以上の明るさが怪しい変化を見せた、というのが今の段階。未発見の惑星によ
る食を原因とする減光であるのか、それ以外の原因で明るさが変化しているの
か分別する作業が、当分の間続けられるものと思われます。しかし、こうやって
大々的に発表する以上、よほどの自信があったものと..

観測初期の2009年5月12日から9月17日までの期間だけに限定した処で、全天
の1/400に相当する範囲にて156000個の恒星をチェックし、1235個の惑星候補
を発見と言うか発見中、とは恐れ入ります。この発表の仕方には、NASAによるあ
る種のあざとさまで感じる程。内容は、68個が地球サイズ、288個がスーパーアー
スサイズ、662個が海王星サイズ、165個が木星サイズで19個がスーパージュピ
ターサイズ、さらには、54個がハビタブルゾーン内にあり、うち5個が地球サイズ
で、49個がスーパーアースサイズだとのこと。これら惑星候補のうち大半が、極く
近々、正式に「惑星」として認定されることになりましょうから、現時点までで520
個程度発見されていた太陽系外惑星数は、一気に3倍を超えるものとなります。
今回発表された観測初動期間の後のデータも現在刻々と積み上げられているは
ずで、この先、一体どういうことになるのやら。

これらから考えるに、それほど広くない観測対象からこれだけたくさんの惑星(候
補)が発見されたということは、地球型惑星は宇宙には普遍的に存在していそう
だ、ということ。

近年の太陽系外惑星発見のペースからある程度は予想していたものの、こんな
風に結果を突きつけられるとは..

ケプラーは、2009年3月6日にデルタ-IIロケットによって打ち上げられました。惑
星が主星である恒星を隠す時に生じる周期的な明るさの変動を検出するトラン
ジット法を用いて太陽系外惑星を観測することを目的としています。惑星の軌道
が中心の星と視線上偶然重なり食を起こす確率は、恒星の視直径を惑星の公
転軌道の直径で割った値に比例します。太陽程度の恒星の周囲を軌道半径1天
文単位で地球型惑星がまわっていた場合、食を起こす確率は0.47%、1/210であ
るとのこと。もし軌道半径が0.72天文単位(金星の公転軌道と同じ)場合、その確
率は0.65%とやや大きくなります。さらに、ケプラーは10万個の星を一度に観測
することができる為、惑星による食を検出できる可能性もその分、大。くわえて、
1/210の確率で地球型惑星の食を観測できるということは、全ての恒星が地球型
惑星を持っていると仮定した場合、ケプラーは480個の地球型惑星を発見できる
計算になります。これと実際に検出される地球型惑星の数を比較することで、地
球型惑星が存在する確率を推定することができます。(以上13行、wikipediaから)

悲しいことに、打ち上げ前に経費削減を目的として高利得アンテナが可動型から
固定型に変更されているケプラー、地球への通信の為一定方向を向いているこ
とが必要となり、白鳥座の一角を観測区域とするのみとなってしまいました。今思
うにこのアンテナ経費削減、機能的に大層勿体無く、通信用アンテナが可動式で
あったならば全天全てとは言わないまでも「白鳥座の一角」のみの観測なんてな
ケチなことにはならなかったものと思われます。

もしかすると、今回の華々しい成果を受けて、計画中断中のケプラー後継観測
ミッションである、地球型惑星探査機(Terrestrial Planet Finder、TPF)の予算
化復活がみられるかも。このTPF、①TPF-I(赤外線干渉計):複数の小型望遠鏡
を組み合わせる方式、と、②TPF-C(可視光コロナグラフ):1機の大きな望遠鏡
を用いる方式、の2つの探査機が想定されており、TPF-Cは2014年頃、TPF-Iは
2020年頃に打ち上げられるはずでした。ところが、TPFと同等程度の資金規模で
ある木星の衛星エウロパへの長期探査ミッションへ予算が回されることになった
とのことで、TPF計画は無期延期。打ち上げ日未定の状態で計画概容のみかろ
うじて残っている状態です。この計画の復活がもしかするとみられるかもしれま
せん。

今後十年から二十年で、どれだけの太陽系外惑星情報発信がなされるのか。
楽しみです。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




NASA恐るべし、トランジット法恐るべし

2011年02月03日 22時44分23秒 | 大気圏外ネタ


朝一、パソ開くとかなり面白い記事を発見しました。

打ち上げ後、成果発表が控え目に抑えられていたNASAの太陽系外惑星探査機ケ
プラーですが、今までの鬱憤を晴らすかの様に、ここへきて報道の嵐。

---------------------------------------------------------------

惑星が6個ある恒星=ケプラー望遠鏡で発見―NASA

時事通信 2月3日(木)3時4分配信

地球から約2000光年離れた太陽に似た恒星に6個の惑星があるのをケプラー宇宙
望遠鏡で発見したと、米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが3日付の英科学
誌ネイチャーに発表した。太陽系外の恒星で見つかる惑星は1~3個の場合が多く、
6個も見つかったのは初めて。今後の詳細な観測で惑星の形成過程の解明が進
むと期待される。

この恒星は「ケプラー11」と呼ばれる。惑星は内側5個の公転周期が10日から47日
と非常に短く、外側に離れた1個が4カ月弱だった。内側5個の半径は地球の2.0~
4.5倍、質量は2.3~13.5倍と推定された。

これら惑星の公転軌道はほぼ同じ平面上にあり、惑星は恒星を取り巻くちりとガス
の円盤から形成されるとの見方と一致。しかし、内側寄りの惑星は現在の位置で
はなく、もっと外側の軌道で形成されてから内側に移動した可能性が高い。

また、最も内側の2個は過去に水素を主成分とする大気があったが、その後なくなっ
たと考えられるという。

ケプラー宇宙望遠鏡は2009年3月に打ち上げられた。はくちょう座付近の方向を狙
い、地球に近い惑星を探す観測が続けられている。


---------------------------------------------------------------

配信した時事通信社の記者さんが根本的にわかっていないのか、原文を翻訳する
過程で勘違いが発生したのか、「太陽系外の恒星で6個も惑星が見つかったのは
初めて」との記述。

これ、間違いです。

我が太陽系近隣20光年に位置する赤色矮星「グリーゼ581」を周回する惑星、2010
年末現在で惑星6個確認されています。昨年までに五月雨的に発見され、うち2~3
個はハビタブルゾーン内にあるか部分的に掠るかしている様だと、既に大きく発表
されています。

一つの恒星に一度に6個の惑星を発見したというのならば、確かに初めてであるは
ずですが。

---------------------------------------------------------------

7個目の惑星発見の可能性も=2000光年離れた恒星に-NASA

地球から約2000光年離れた恒星「ケプラー11」で6個の惑星が発見され、今後
7個目が見つかる可能性もあると、米航空宇宙局(NASA)が2日(米国時間)発
表した。2009年3月に打ち上げたケプラー宇宙望遠鏡で、はくちょう座やこと座
の方向を観測した成果。太陽系外の恒星で見つかった惑星の数はこれまで3個
が最大だった。

惑星6個のうち5個の公転軌道はケプラー11に非常に近く、太陽系に当てはめれ
ば水星の軌道の内側に入る。最も外側の6個目の軌道も水星と金星の間に入る。
6個とも地球より大きいが、最大でも天王星や海王星ぐらい。岩石とガスで構成さ
れ、水を含む可能性もある。( 時事ドットコム 2011/02/03-13:09)


---------------------------------------------------------------

仮に7個目が発見されたとするならば、確かに過去最大の惑星数です。しかも、狭
い範囲にごちゃごちゃと軌道を持っているらしい、との大変興味深い報道。詳報欲
しい処です。

しかし、さらに数時間後に、それらとは桁違いにエキサイティングな情報が。

---------------------------------------------------------------

生命に適した太陽系外惑星54個発見…NASA

【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)は2日、生命に適した環境を持
つ可能性がある太陽系外の惑星54個を宇宙望遠鏡「ケプラー」で発見したと発表
した。

ケプラーは銀河系の400分の1をカバーしているに過ぎず、地球のように生命を宿
せる惑星は予想以上に数多く存在する可能性が高まった。

NASAエイムズ研究所のウィリアム・ボルーキ研究員は記者会見で「宇宙では生
命はありふれたものだろう」と話した。

NASAは2009年にケプラーを打ち上げ、惑星が前を横切ることによる恒星の光の
微妙な変化を観測。1235個の惑星候補を特定し、うち54個は熱すぎず冷たすぎ
ず、液体の水が存在して生命に適していると推定した。特に5個は地球に近い大き
さだった。

(2011年2月3日12時03分 読売新聞)


---------------------------------------------------------------

1995年に視線速度法(ドップラー偏移法)により発見がなされて以来、急速に発見
数を増している太陽系外惑星ですが、「The Extrasolar Planets Encyclopaedia」に
よればおよそ15年間に発見された総数で525個です。それが、トランジット法によ
る観測を旨とする探査機ケプラーにより、まだ「惑星候補」であるとはいえ一気に
1235個がリストを賑わすことになったわけで、改めてNASA恐るべし、トランジット法
恐るべし、と感じ入りました。


(ケプラーの観測領域イメージ図。3000光年ほど離れたオリオン腕内の極く一部
を観測エリアとしています。今回、数年にわたる観測年限における、第一回目の
網羅的中間発表を行なった模様)


※視線速度法(ドップラー偏移法) 惑星によって恒星が視線方向にふらついた時
に起こるドップラー効果によるスペクトル変化を調べることで系外惑星を探す方法
である。基本的には分光連星を発見する手法と同じものである。恒星のふらつき
を捉える点では位置天文学法と共通しているが、恒星の近くを周回する惑星ほど
見つけやすいという相反する特徴を持っている。恒星のふらつきのうち視線方向
の成分のみを観測するため、惑星質量は下限値しか決定できないという特有の問
題があり、惑星の真の質量を確かめるには他の観測方法や力学シミュレーション
と組み合わせる必要がある。

※トランジット法 惑星が恒星の前を横切る時の明るさの変化によって惑星を探す
方法である。星食や食変光星の観測と同じ原理である。地球から見て惑星が恒星
面を通過する割合はあまり大きくないため、実在する惑星に対しこの方法によって
発見できる惑星の割合は小さいものの、比較的安価な機材でも観測可能であり、
アマチュアにも手が届くという利点がある。ドップラー偏移法など、他の手段で発見
された惑星をトランジット法で確認するということも行われている。恒星のふらつき
を捉える方法では、惑星の公転面と視線方向のなす角度が分からないため、質量
は考えうる最小の値しか求めることができない。しかし恒星面通過が観測された惑
星は視線方向とのなす角が分かるため、惑星の質量を厳密に求めることができる。
また異なる手段で惑星を検出することにより、その惑星の存在がより確かなことに
なるという意味でも、意義深い。惑星が恒星面を通過する際に恒星の光の一部が
惑星の大気を通過するため、惑星大気の成分を探る方法としても期待されている。

以上、「※」2項目は、wikipedia「太陽系外惑星」からの抜粋です。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




スーパーアースの大気を初めて分析

2010年12月25日 17時00分36秒 | 大気圏外ネタ


我らが太陽系から40光年ほどの距離にある御近所恒星に中のひとつ、GJ1214に
2009年、惑星が見つかっています。

我らが太陽の1/5の温度、光度は0.3%、スペクトルM型の、極く小さくやっとこさ核
反応起こしているGJ1214のすぐ傍、恒星表面からわずか200万㌔の軌道を、周期
38時間という、自転スピードなのかなー?、と誤解を与えかねないペースで、発見
されたGJ1214bは公転しています。

※GJとはW. Gliese(グリーゼ)と H. Jahreiss(ヤーライス)の共同カタログ記載の意

これまでに発見された500個を超える太陽系外惑星のうち過半がドップラー遷移法
(視線速度法とも)という観測方法により見つかっています。惑星によって恒星が視
線方向にふらついた時に起こる恒星から放出される光のドップラー効果によるスペ
クトルの変化を調べることで系外惑星を探すこの方法では、恒星の近くを周回する
惑星ほど見つけやすいという特徴、さらには恒星自体が小さければ小さいほど惑
星に振り回されやすく、惑星発見を行ない易いとの特徴を持っています。

このドップラー遷移法により発見されたGJ1214bですが、さらにありがたいことに、
私達からの視線と公転軌道が平行。地球から見て、惑星GJ1214bが中心恒星GJ
1214の前を通り過ぎる際、惑星大気の中を通り過ぎた恒星の光を観測することが
出来ます。

惑星が通り過ぎている際の恒星の光とそうでない時の恒星の光を比較することで、
惑星の大気についての情報が得られたことにより、今回の報道となりました。

---------------------------------------------------------------

初めて分析された「スーパーアース」の大気

【2010年12月6日 CfA】

巨大地球型惑星「スーパーアース」の大気が初めて分析された。その結果、大気
は非常に厚く、成分の5分の1ほどが水蒸気である可能性が示された。

系外惑星GJ 1214bは、地球と比べると半径が約2.6倍、質量が約6.5倍あり、系外
惑星の中でも巨大地球型惑星「スーパーアース」と呼ばれる種類に属する。中心
星までの距離は200万km(地球―太陽間の約70分の1)、公転周期は38時間だ。
その中心星GJ 1214は、へびつかい座の方向約40光年の距離にある暗い星で、
地球から見てその中心星が太陽の位置にあったとすると、太陽の300分の1の明
るさしかない。

米・ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのJacob Bean氏らの研究チーム
は、地球から見てGJ 1214bが中心星の前を通り過ぎる(トランジットの)際、中心星
から届く光を観測した。

トランジットの最中、中心星からの光の一部は惑星の大気の中を通過する。トラン
ジットを観測すると、惑星上の天候や惑星に存在する物質の化学的な組成によっ
て、特定の波長の光が吸収されるのである。研究チームでは、トランジットから得
られた観測データから、GJ 1214bの大気に関する可能性を調べた。

可能性は3つ考えられている。1つ目はもっとも興味深く、惑星が水で覆われてい
て、中心星までの距離が近いために水が水蒸気の形で存在しているというもの。
2つ目は岩石質の中心核を持つ小さな海王星のような氷に覆われた惑星が、水
素とヘリウムから成る大気に包まれているというもの。3つ目は、巨大な岩石惑星
で、最近放出された火山性のガスが存在しているというものだ。

研究チームによる分析の結果は、惑星が高温多湿で、濃い大気が存在する場合
のデータと一致した。一方でスペクトルに特徴が見られなかったため、“惑星には
雲と、主に水素を成分とする大気が存在する”という可能性が除外された。GJ
1214bの大気中に豊富な水素が含まれていれば、金星に見られるような雲が存
在するか、あるいは土星の衛星タイタンのように、厚いもやに覆われているはず
だからである。

Bean氏は「大気はひじょうに厚く、成分の5分の1ほどが水蒸気かもしれません。
地球の場合は5分の4が窒素、5分の1が酸素で、水蒸気はその中をうっすら漂っ
ています」と述べている。

さらに同氏は今回の研究成果について「スーパーアースの大気が初めて分析され
ました。巨大地球型惑星という世界を特徴づけるための道へと続く、現実的な道し
るべにたどり着いたのです」と話し、さらに今後の見通しについて「現在、世界中の
研究者がこの惑星をまるで顕微鏡で観察するかのように詳しく調べています。来
年中には、一体どのような大気なのか、はっきりと答えが得られるはずです」と語っ
ている。


(系外惑星GJ 1214bと中心星の想像図。(提供:David A. Aguilar (CfA)))



---------------------------------------------------------------

「スーパーアース」との用語、木星型惑星や海王星型惑星の様に、小さい中心核
にメタンやアンモニアなどのガス成分が巻きついているものではなく、地球の様に
堅い岩盤の地表であるか、または水が液体として表面に蓄えられた惑星であるこ
とを意味しています。現在の観測装置の限界が地球数倍サイズまでであることも
あり、地球的な地球より大きな惑星、との意で「スーパーアース」と最近このカテゴ
リーの惑星を呼ぶ様になりました。

---------------------------------------------------------------

GJ1214

GJ1214(グリーゼ・ヤーライス1214)はへびつかい座で地球からおよそ40光年の
位置に存在するスペクトルM4.5の暗い14.7等星である。この恒星の表面温度は
2700度と推定されているが、これは太陽の1/5の温度で光度は太陽の0.3%しか
ない。

惑星系
2009年12月の中ごろに太陽系外惑星であるGJ 1214bが軌道上に発見されたと
発表された。

2009年12月17日にハーバード・スミソニアンの天文学者らはGJ1214bの3/4が水
で、1/4が岩石で構成されており地球に似通っていると主張した。また大気が存
在する証拠があることをにおわせた。ハーバード・スミソニアンセンターによるとこ
の惑星は現在発見されているどの系外惑星よりも地球に似ている可能性がある
という。


---------------------------------------------------------------

GJ 1214 b

GJ 1214 b は、2009年に恒星 GJ 1214 を回る軌道上に発見された太陽系外惑
星で、スーパーアースに分類される。地球から見てへびつかい座の方向の、およ
そ40光年(13パーセク)の距離に存在している。木星型惑星よりも半径・質量が
有意に小さいことが確認された系外惑星としては CoRoT-7b に続き二例目であ
る。この星は地球に似ている点と、21世紀初頭の技術を使って惑星が恒星の前
を通過する様子を観測し、惑星の大気を研究できるという事実が意義深い。

概要
温度はおよそ393-555K(摂氏120-282度)であり、2009年までにトランジット法で
発見されたどの惑星よりも温度が低い可能性がある。温度の範囲は惑星の反射
率に依存し、555Kは反射能0の時の上限であり、393Kは反射能が0.75で金星と
類似している場合の想定である。

惑星の質量と半径は一般的な海洋惑星の構造と一致し、水(~75%)と岩石
(~25%)で構成されている。また惑星の質量の0.005%を占める水素とヘリウムの
大気によって覆われていると考えられている。いくらかの水は水圧によって氷VII
の形態で存在している。

大気
老齢と推定される惑星系の流体力学的な散逸度合の計算結果から、発見者の
シャルボノー等は、惑星は生涯を通じて重大な大気の喪失を続け、現状の大気が
どんなものであれ原始の性質を留めていることはないとしている。

2010年、ヨーロッパ南天天文台はGJ 1214 bの大気を観測した。これはスーパー
アースの大気が分析された最初の例である。観測前までGJ 1214bは雲のない透
明な水素の大気を持つと予想されていたが、観測結果は分厚い雲に覆われた水
素の大気か、あるいは高温高圧の水蒸気の大気であることを示していた。



---------------------------------------------------------------

中心恒星GJ1214は我らが太陽に較べはるかに小さいものですが、今回報道のGJ
1214b、地球の6.5倍の質量があり、当然ながら重力も大きいものです。大気中に
水素・ヘリウムと共に、今回、成分の5分の1ほどが水蒸気である可能性が示され
ました。表面温度が摂氏120-282度程度と想定される中、この高重力のおかげで
水素・ヘリウム・水蒸気が大気の主成分として存在出来ているものと思われます。

来年には、GJ1214の大気成分詳細が判明したとの報道がなされるはずです。

楽しみに待っていよう。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




グリーゼ581系について最新の情報

2010年10月03日 19時04分44秒 | 大気圏外ネタ
]

8月30日の弊ブログ記事で「観測史上、系外惑星としては最軽量の惑星」について
アップしました
が、「AstroArts」10月1日付で「もっとも生命に適した系外惑星」との
記事が掲載されています。

----------------------------------------------------------------

もっとも生命に適した系外惑星を発見 グリーゼ581g

【2010年10月1日 NASA】

地球から20光年の距離にある恒星グリーゼ581の周りに、新たに2つの惑星が発見
された。そのうちの1つが、液体の水と大気を持つことが可能な環境にあり、これま
でに見つかっている系外惑星のうちでもっとも生命の生存に適したものであることが
わかった。

米・カリフォルニア大学サンタクルーズ校と同・カーネギー研究所の共同研究チーム
がハワイのケック天文台を用いて行った11年にも及ぶ観測から、てんびん座の方向
20光年の距離にある赤色矮星グリーゼ581の周囲に、新たに2つの惑星を発見した。
グリーゼ581にはこれまで4つの惑星があることがわかっていたが、6つに増えたこと
で「もっとも多くの惑星を持つ星」の記録に並んだ。

今回発見された惑星の1つ、グリーゼ581gは37日で中心星の周りを公転する、固い
地表を持つ岩石惑星と推定される。グリーゼ581gの特筆すべきところは、いままで
発見された系外惑星のなかでもっとも生命を育むのに適しているということだ。生命
の生存に欠かせないポイントは「液体の水」と「大気」だが、この惑星の重力と中心
星からの距離は、この2つを保持する条件として申し分ない。

「ハビタブルゾーン」とは「生命の生存にちょうどよい中心星からの距離の範囲」を指
すが、グリーゼ581gはこの「ハビタブルゾーン」のちょうど真ん中に位置しており、太
陽から近すぎず遠すぎず適温に保たれている地球のように、液体の水が存在するこ
とができる。同じ惑星系の中にはハビタブルゾーンにかろうじて位置するものが2つ
見つかっていたが、それぞれ内と外の端すぎるなどして、生命生存に適している可
能性はあまり高くないとされている。

また、質量は地球の3倍程度で、2009年に発見されたグリーゼ581eについで史上
2番目に軽い系外惑星だが、大気をとどめて保持するにはじゅうぶんとみられる。グ
リーゼ581eとgはどちらも、中心星が惑星の重力に引っ張られて生まれるわずかな
ブレを検出する手法(ドップラーシフト法)で発見されているが、グリーゼ581の質量
が太陽の10分の3しかないため、軽い惑星によるブレでも検出可能なくらい大きくな
るのだろう。

一方、地球とはかなり異なる面もある。地球に対する月のように常に同じ面を向けな
がら中心星の周りを回っているために昼夜が逆転せず、昼側と夜側の温度差が極
端に激しいのだ。生命がすむとするならば、昼夜の境界域がもっとも可能性がある
だろう。

高精度なドップラーシフト法による系外惑星検出の歴史はまだ浅い。この段階でこれ
だけ近傍に生命に適している惑星が見つかったということは、同様の天体が他にも
まだまだ存在すると期待される。


----------------------------------------------------------------

近年の観測天文学内で最も活発な分野である太陽系外惑星の発見と観測です。観
測機器とノウハウの加速度的発展により、毎年というより毎月の単位で大きな発見
がなされ、大々的に報道されています。

ただ、この分野、いつまでたっても新発見の打ち止めにはなりません。観測機器や方
法の改良はいつまでも続きますし、観測すべき恒星は文字通り星の数ほどあります
ので。大きな発見に対し麻痺してしまう報道機関とメディアにより、そのうち耳目を引
かなくなる可能性はありますが。

今回報道された「グリーゼ581」系は弊ブログでも3年半ほど前に1度記事としておりま
すが、
その時点で「グリーゼ581」系について判明していた事実に、新たに発見された
内容が付け加えられ、上の記事内容となりました。

では、「グリーゼ581」系のおさらいを。

グリーゼ581 (Gliese 581) は、太陽系から約20.40光年離れたスペクトル分類M2.5V
型の赤色矮星。グリーゼ581というのはドイツの天文学者、ヴィルヘルム・グリーゼに
よって編纂された近傍恒星カタログでの番号であり、他にもウォルフ562などの呼び
名があります。

スペクトル分類では、表面温度による分類でO>B>A>F>G>K>M、の順に恒星表面
の温度が低くなっていきますので、このグリーゼ581、もっとも低温の部類にカテゴ
ライズされています。

さらにその最後の記号「v」について。この記号は、恒星内での核融合反応が不安定
で「閃光星」であることを意味しています。

あまりにも小さく弱々しい恒星なので、やっとこさ核融合反応してはいるものの、吹き
上がりの悪いエンジンが時々エンストしてしまいそうになる状態と似ており、安定感
の無い反応を繰り返しているのではないか、と思われます。

ただし、赤色矮星の常、この恒星の寿命は、我らが太陽の百数十億年に較べて10
倍以上にもなります。

今回発見された2つの惑星を含め、2010年10月現在で確認されている惑星は6つ。
観測機器がさらに発達していけば、現状の6つに加え、より小さな火星や水星サイ
ズのものが発見される可能性が高いと、この「グリーゼ581」系については考えられ
ます。

とりあえず既知の6つについて詳細記述。恒星に近い順です。

グリーゼ581e(暫定第一惑星)
最も内側を公転する第一惑星。地球質量の1.9倍程度と、これまで発見された太陽
系外惑星で最も小さい部類の、いわゆるスーパーアース。しかし恒星から0.03天文
単位の距離にあり、ハビタブルゾーン(生命居住可能域)からは内側に大きく外れて
います。中心恒星であるグリーゼ581が弱々しい赤色恒星であるとは言え、あまりに
も中心恒星に近すぎる公転軌道である為、高い温度と強い放射線によって、大気は
存在しえないと考えられています。

グリーゼ581b(暫定第二惑星)
質量は地球の16倍で、ホットネプチューンにカテゴライス。グリーゼ581の既知の惑
星の中では最も質量が大。グリーゼ581から約600万km(0.041天文単位)という近
い軌道を公転し、軌道周期は5.4日です。ちなみに水星は太陽から5800万㎞(0.387
天文単位)の軌道を88日間かけて公転しています。

グリーゼ581c(暫定第三惑星)
質量は地球の5倍。ハビタブルゾーンの範囲内に軌道を持ち、液体の水の存在が可
能な表面温度(推定0~40 ℃)を持つ地球型惑星の可能性があります。仮にこの惑
星の表面が75%以上の水の雲に覆われているならば、表面には液体の水が存在で
きる、とする論文が発表されていますが、水が存在するには中心恒星に近すぎると
の研究もあり、さらには、雲が大量に存在し惑星のアルベド(地表面が太陽の光を
反射する割合)が高い状態にあれば適切な気温に保たれるという反論もあります。
グリーゼ581cが地球と同じような組成で出来ていると仮定した場合、直径は地球の
約1.5倍、表面の重力は地球の2.2倍と推定されています。

グリーゼ581g(暫定第四惑星)「ザルミナ」
直径は地球の1.2~1.4倍で、質量は地球の3~4倍。この質量はグリーゼ581gはお
そらくはっきりとした地表を持つ「岩」でできた惑星であり、大気を持つための必要に
足る重力が有ることを示しています。グリーゼ581gは恒星のハビタブルゾーンの中
央付近に位置しており、液体状態の水が存在する可能性が高いと言われています。
公転周期は37日。地球に対する月の様に公転周期と自転が同じで、常に同じ面を
中心恒星に向けて公転しています。恒星に常に同じ面を向けているため、明るい昼
側の面と暗い夜側の面の境目付近(黎明黄昏地帯)は常に地球と同じような温度
(摂氏マイナス12~マイナス31℃の間)である可能性を言われていますが、地表付
近では昼地帯から夜地帯へ吹く激しく強い恒常風があるものと、筆者は勝手に想像
しています。これまでに発見された、生物が存在しているかもしれないとされる太陽
系外惑星の中で、最も有力な候補。共同発見者であるスティーブン・ヴォートは、個
人的な意見として「この惑星に生命が存在しうる機会はほとんど100パーセントだ」と
述べ、また、非公式にこの星を彼の妻の名にちなみ「ザルミナ」と呼んでいます。

グリーゼ581d(暫定第五惑星)
質量が地球の約7倍で、公転周期は84日。この惑星は離心率が0.12の楕円軌道に
て公転していますが、2008年には、遠星点ではハビタブルゾーンの外側に出てしま
うものの、近星点付近ではハビタブルゾーン内を通過する、という論文が出されまし
た。2009年には新たに発見されたグリーゼ581eの存在を元に軌道を再計算し、軌道
半径が従来の計算値よりも小さく、よりハビタブルゾーンに惑星が存在する可能性が
高まったとする結果が発表されました。

グリーゼ581f(暫定第六惑星)
この惑星も質量は地球の7倍強で、公転周期は433日。グリーゼ581から0.758天文
単位の距離を公転しています。この暫定第六惑星であるグリーゼ581fにして、やっと
太陽-金星間の距離に近い程度。いかに「グリーゼ581」系がコンパクトな惑星系で
あることか。



(「グリーゼ581」系の惑星公転軌道図。1マス1辺が0.1AU(天文単位)。1AUはおよそ
1億5千万㌔。この惑星系、中心恒星近辺が混み合い過ぎ)


(上の図をさらに分かりやすくビジュアルに訴える形にしたもの。我らが太陽系と
「グリーゼ581」系を重ねてみると、水星軌道よりずっと内側の、グリーゼ581極く
近辺に5つもの惑星公転軌道がごちゃごちゃと)

惑星によって恒星が視線方向にふらついた時に起こるドップラー効果に伴うスペ
クトル変化を調べることで今回の発見はなされました。間接的に系外惑星を観測
するこの視線速度法、小さい恒星の周囲を極く近い公転軌道にて高速周回して
いる惑星ほど見つけやすいという利点があります。この方法によって、数十光年
程度の比較的近距離にある赤色矮星のまわりを周回する地球規模前後の小型
惑星が、今後大量に発見されていくものと思われます。



-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。