肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

『シュレック3』、観ました。

2007-12-03 23:19:11 | 映画(さ行)





監督:クリス・ミラー
声の出演:マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラス

 『シュレック3』、観ました。
フィオナ姫とめでたく結ばれたシュレック。病に倒れた父王のハロルドからは
後を継ぐようにと言われるのだが、とても王を継ぐ気にはなれない。そこで
シュレックはもう一人の王位継承者アーサーを探す旅に出る。その頃、ズル賢い
チャーミング王子は、王国を乗っ取ろうと、“おとぎばなしの悪役”たちと共に
反乱を起こそうとしていた
 続編が作られていく毎に“マンネリ化”が進み、そのたび“新鮮味”が失われて
しまうのは、刹那…、すべての“シリーズものに共通した宿命”か。やはり今回、
この『シュレック3』を観てみても、かつて1作目で体中に電流が走った頃の
衝撃は当に消え、かといって、2作目みたく新キャラクターの登場で見せ場を
作るといったものも見当たらない。残念ながら今3作目は、今まで通りの
キャラクターで、今まで通りの展開に終始する‥‥、例えは悪いが、もはや
茶殻から“旨み”は残らず出尽くして、その色だけもってお茶だと言ってるカンジ。
よって、今作をもって“シリーズの限界”を痛感した人も多ったのでは??、
個人的には、特に1作目が素晴らしかっただけに、こうしてフェードアウトして
いくのは、何とも寂しい気持ちがするんだけどね。
 さて、映画は、シュレックが“父親”に…、又いじめられっ子のアーサーが
“国王”になれるか否かと通して、「今までの自分を変えること(あるいは、
超えること)が出来るのか」を問う内容。しかし、観ながらオイラは、果たして
それが『シュレック』全体のテーマに相応しいのかどうか‥‥、少なからずの
違和感を感じてしまう。というのは、このシリーズの根幹にあるテーマって、
「外側からの“見てくれ”とは違う、その内側に隠された“本当の姿”」では
なかったのか。時に、それは“心の美しさ”であったり、“真の強さ”であったり、
“永遠の愛”だったりした。ところが今作では、シュレックとチャーミング王子との
敵対構図だけを前面に、シュレックが“醜い怪物”である必要などなかったように
感じた。言い換えれば、今作は、別に“主人公がシュレック”じゃなくとも十分
成り立ったのではないか。まぁ、それでも、唯一楽しめたのはネコ好きのオイラにして、
“長靴をはいた猫”が大のお気に入りキャラだから、その登場場面には思わず
ニヤニヤしてしまった(笑)。いっそ(シリーズの)今後は“長靴をはいた猫”を
主人公にしたサイドストーリーでもやって展開してくれれば、オイラはそれでも
良いんだけどさぁ(笑)。



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