ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ジョゼと虎と魚たち

2006年01月02日 | 映画(さ行)
【2003年・日本】TVで鑑賞(ともや評価:★★★★☆)

田辺聖子の同名短編小説を、犬童一心監督が映画化した切ないラブ・ストーリー。

雀荘でアルバイトをしている大学生の恒夫(妻夫木聡)は、足の不自由な少女ジョゼ(池脇千鶴)と出会う。ジョゼは原因不明の病いで、生まれてから一度も歩いたことがない少女。祖母(新屋英子)は近所に孫の存在を隠して暮らしており、夜明け間もない時間に乳母車に乗せて散歩させていた。不思議な存在感を持つジョゼに興味を持つ一方、恒夫は大学の同級生の香苗(上野樹里)に好意を寄せていた。いいとこのお嬢様で聡明な彼女。ジョゼは香りの存在を知り、生まれて初めて味わう嫉妬に困惑していた。それ以来疎遠になっていた恒夫とジョゼだが、ある日恒夫はジョゼの祖母が亡くなった噂を聞き所ゾノ元を訪ねるだけに門限が厳しく思うように関係は進まない。ジョゼのことも気になる恒夫は、事あるごとに家を訪ねる。久し振りにあった恒夫に対して、ジョゼは胸の内を打ち明け、恒夫とジョゼは付き合い始めることになる…。



切ないというよりは、ジョゼと恒夫の恋愛を淡々と描いている。
こういう雰囲気の作品は嫌いじゃない。
普通の人間と身障者との恋。
ともや的にもこういうテーマは敏感なんだけど、変な感動作にも持っていかず…この辺の微妙なバランスが、監督の巧さなのかなぁ。



途中、『ジョゼはわかるけど、どこが虎なの?』と思っていると『あ~、虎だ虎だ』となり、『どこが魚たちなの?』と思っていると『あ~、魚だ魚だ』となり、タイトルの意味もよく判る内容でした(笑)。



今まで池脇千鶴が出演している作品は「火消し屋小町」しか見たことがなかったのだが、いい女優さんです。
同じ犬童監督&池脇主演の「金髪の草原」も、気になっている作品ではあるんですよね。
今度観てみようっと。


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