ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

サイレント・アイズ/ディーン・クーンツ

2005年08月08日 | BOOK
4~5日前に読み終えた本。
ディーン・クーンツ「サイレント・アイズ」
上下巻合わせて1200ページ。読み応えたっぷりです。

理由なき衝動から、愛する新妻を山の展望台から墜落死させたジュニア。
父なき子として生まれ、母アグネスの愛情に包まれて育つ神童バーソロミュー。
レイプの結果、この世に生をうけたエンジェル。
ジュニアの邪悪な心に、いち早く気付いた刑事のヴァナディアム。
様々な人物たちが緊迫感のある物語に絡みあっていく。

クーンツといえば、毎回恐ろしい追跡者が登場するけれど、今回のジュニアの登場シーンは、あまりにもショッキングでめちゃくちゃ怖かったです。
最愛の(本当に心から愛していた)妻を、衝動的に殺すジュニア。
また凄いキャラクターを作り出すなぁ。
今回のサブテーマとなっているのは、平行宇宙--パラレルワールド。
展開としてはクーンツの王道的なストーリー。
追うモノと追われるモノの物語。

いい映像化作品に恵まれないクーンツだけに、ついつい読みながら映像化するとこんなになるのかなぁ…と想像しちゃうんですよね。


サイレント・アイズ (上)

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サイレント・アイズ (下)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おお、クーンツ (モリリリ)
2005-08-09 09:37:49
どもです。めちゃ暑い日が続きますか、お元気? クーンツは一時期めちゃはまりした、懐かしい作家です。「心の昏き川」の結末にむちゃくちゃむかついてから、一切手を出していなかったのですが、おもろかったら教えて!
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クーンツ節ですよ (ともや)
2005-08-16 01:21:11
こんばんは、モリリリさん♪

>クーンツは一時期めちゃはまりした、懐かしい作家です。

クーンツの作品は、追うモノと追われるモノの逃走劇を描いた作品が多いが、これもある意味そのパターン。

今回の追うモノもかなり怖かったです。

普通の人間なんだけど、決して理解の出来ない思考をする怖さ。

冒頭のシーンでかなりブルってしまいました。

もしこの作品が映画化するとしたら、もの凄い厚さの上巻は5分で終わってしまうんだろうなぁ。

上巻が終わるまで確かにプロローグ的内容なんだけど、こういう部分を細かく描いていくっていうのが、大事なんだよね。

物語って。



>「心の昏き川」の結末にむちゃくちゃむかついてから、一切手を出していなかったのですが、おもろかったら教えて!

あらら、そうですか。

(とかいいながら、内容をほとんど覚えていなかったりして…。『エネミー・オブ・アメリカ』みたいな感じだったのかな?)



でも、クーンツといえば、やはり『ウォッチャーズ』が最高傑作なのかなぁ。『ストレンジャーズ』とかも割と好きなんだけど…。

できれば、アカデミー出版から発売された作品を、ちゃんとした翻訳で読んでみたい。

(超訳ってないさ、超訳って!)
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