ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

二重スパイ

2006年05月23日 | 映画(な行)
(英題:DOUBLE AGENT)
【2003年・韓国】TVで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)


朝鮮半島南北分裂の歴史の影で、脱北者を装って韓国の諜報機関に潜入した二重スパイと、生まれながらに北朝鮮のスパイとして生きざるを得なかった韓国人女性との許されざる愛の行方を、スリリングに描いたサスペンス・ラブストーリー。

1980年、冷戦下の東ベルリン。迫り来る銃弾をかいくぐり何とか西側へ辿り着くひとりの男。男はそこで韓国の情報員に保護される。しかし、この男イム・ビョンホ(ハン・ソッキュ)の正体は、亡命を装い南に送り込まれた北朝鮮の工作員だった。ビョンホは偽装を疑う韓国の国家安全企画部(安企部)の執拗な取り調べをクリアして、着実に信用を勝ち取っていく。そして2年後。正式に安企部要員に採用されたビョンホに、北からの最初の指令が下った。それは、放送局の女性アナウンサーであるユン・スミ(コ・ソヨン)に接触せよというもの。彼女もまた北のスパイだった。恋人同士を装いながら何度か会ううちに、ビョンホとスミは互いに好意を抱き始める。だが祖国の密命を帯びたスパイにとって、それは許されるはずもない恋であった。やがて北と南の両方から疑いをかけられ、窮地に追い込まれたビョンホは、僅かな残り時間の中でギリギリの選択を迫られる…。

コメディ映画以外は必ず絡んでくる南北朝鮮問題。
あっ、ホラーも大丈夫だね。
恋愛映画もそんなに関係ないか…。



南に潜入するために、群衆意識を操作するイム。
偽装亡命など、今までの映画で語られなかった諜報機関や国家安全企画部の暗部を淡々と描いている。
その所為か、派手なアクションはほとんどなく、地味ながらも緊迫感のある諜報活動が展開していく。



そして、お決まりといってはアレなんだけど、切ない2人の想い。
ベタな恋愛モノを避けて観ている所為もあるんだけど、どうしてこんなにもやりきれない結末を迎えてしまうんだろう。
切ないよ。
切なすぎるよ。
最近涙腺の弱いともやはホロリです。

監督はキム・ヒョンジョン。

※ちょっと続けて切ない作品を観てしまったので、ともやの周りにメランコリックなオーラが渦巻いてます。
いかんいかん。
ちょっとお馬鹿な作品を観ておかないと。


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