ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

伝染歌-でんせんうた-

2007年08月11日 | 映画(た行)
【2007年・日本】試写会で鑑賞(★★★★☆)

その曲を聴いたことで自殺者が続出したというヨーロッパでの事件をモチーフにして、「着信アリ」シリーズの秋元康が企画・原作を手掛けたサイコ・メロディホラー。

昼下がりの女子校で、生徒の香奈(前田敦子・AKB48)が自殺した。その場に居合わせた夏野あんず(大島優子・AKB48)は、香奈が自殺をする直前に口ずさんでいた歌が気になり、部活仲間のキリコ(小嶋陽菜・AKB48)らと原因を調べ始める。一方、アングラ雑誌『月刊MASACA』の編集部員である長瀬陸(松田龍平)と太一(伊勢谷友介)は、歌うと死ぬという【伝染歌】の都市伝説を耳にして取材を開始していた。香奈の通夜で、陸たちは香奈の親友だった松田朱里(秋元才加・AKB48)と出会う。やがて陸たちは、香奈が付き合っていた彼氏のコージが、女の子たちを自殺に導いて、その数を競い合っていたことを突き止める。陸たちはコージの住んでいる住居に踏み込むが、そこで別に行動していたあんずたちと鉢合わせすることになる。そこではコージが謎の自殺を遂げていた。陸は編集長であるチーフM(堀部圭亮)に指示を仰ぐが、チーフMはあんずたちに自殺ソングを謳わせて、都市伝説が事実かどうかの検証を行えと言う。死体の発見者として警察の世話になるのは面倒だと思っているあんずたちは、太一に説得されてカラオケボックスで自殺ソングである『僕の花』を歌うことになる…。



いや~、面白かった!
その歌を歌った人間は、謎の自殺を遂げてしまうというオカルトなネタを題材にしているけど、これは断言しますがホラーではありません。
系統は違うけれど、オカルトを題材にした裁判映画「エミリー・ローズ」っぽい感じかもしれないです。





この『月刊MASAKA』の編集部員たちが、個性ありすぎなんですが、お馬鹿映画っぽくならないのは原田眞人監督の力量なんでしょうねぇ。
他の監督が撮っていたら、ものすごく安っぽいホラー作品になっていたかもしれません。



この作品を観ていて、何となく「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」や「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を連想しちゃいました。
そういう映画じゃないんですけどね。

これを観る前に心配していたAKB48の面々の演技も、もの凄く自然で良かったです。
これも監督の力量か?
「金融腐食列島」「突入せよ!「あさま山荘」事件」「バウンスko GALS」などの社会派作品を撮ってきた原田眞人監督。
女子校での授業シーンなんかは、リアルすぎて『女子高生うぜ~!』って思っちゃうほど。

うわ、悔しいけど言いたいことを上手く書けないよ~。
オカルトなんだけど、怖いホラーを期待すると肩すかしをくらってしまうかも?
こういうアプローチの作品があってもいいよね。
ともやは好きよ、こういうの。

監督は原田眞人。

2007年8月25日公開
公式HP:伝染歌-でんせんうた-


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■『暗い日曜日』という曲を聴いて自殺者が続出した事件を題材にした映画はこちら

暗い日曜日

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モーテル

2007年08月11日 | 映画(ま行)
(原題:VACANCY)
【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★☆☆☆)


謎の人里離れた場所にあるモーテルに泊まることになってしまった夫婦に降りかかる恐怖を描いたサスペンス・ホラー。

子供を事故で亡くしたことで、夫婦の関係が壊れそうになっていたデヴィッド・フォックス(ルーク・ウィルソン)と妻のエイミー(ケイト・ベッキンセール)。車で移動中、渋滞した高速を降りたことで迷子になってしまい、車の調子もおかしくなってしまった。車を置いて近くにあったモーテルにやってきた2人。愛想はいいが不気味な支配人(フランク・ホエーリー)にエミリーは宿泊を拒否するが、仕方なく一晩そこで泊まることになってしまう。通された部屋はスイートだと言うが、どことなく薄汚れた感じの部屋。ヒマを持て余したデヴィッドは、部屋に置かれていたビデオを鑑賞し始める。そのビデオには人が殺される場面を延々と録画した物だった。よく見るとその現場が、自分たちが泊まっている部屋で撮影されたことに気付く。2人は部屋に隠された隠しカメラも発見する。このままでは自分たちも被害者になってしまうと思ったデヴィッドとエイミーは、モーテルからの脱出を試しみるが…。



何気なく泊まったモーテルでは、支配人が宿泊客を殺して、その模様を撮影したビデオをスナッフフィルムとして販売していた。
それに気付いた2人はそのモーテルから逃げ出すことが出来るのか?
そのワンシチュエーションだけで作られたサスペンス映画。



ホラー的にはかなりベタなシチュエーション。
見どころは何といってもケイト・ベッキンセールでしょう。
「アンダーワールド」では格好良いアクションを見せてくれたベッキンセールも、この作品ではか弱い妻として怯えまくりです。



これがスナッフフィルム制作の首謀者役のフランク・ホエーリー。
もうちょっとキャラクター的な個性の強さが欲しかったです。

ラストにもう一オチ(アクション)絶対あるぞ…と身構えていたら、何にもなくエンドクレジット。
うわ~、肩すかしだ~。
個人的には全然物足りない感じでしたが、ホラー初心者ならそれなりに楽しめるかも。

監督はニムロッド・アンタール。

2007年秋公開
公式HP:モーテル


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