ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

阿波DANCE

2007年08月08日 | 映画(あ行)
【2007年・日本】試写会で鑑賞(★★☆☆☆)

東京から転校してきたヒップホップ・ダンスが得意な女子高生と阿波踊りに青春をかける男子高生たちが、踊りを通じて交流を深め、2つの踊りを融合させた【阿波DANCE】を作りあげる様を描いた青春映画。

東京で4人組ヒップホップユニット【SO COOL】のリーダーとして活躍し、ダンス大会で優勝するほどの実力を持っていたクールな女子高生の川村茜(榮倉奈々)。しかし、母親・恭子(高樹沙耶)の離婚と祖父・宗助(笑福亭松之助)の入院のために、東京から徳島県鳴門市に転校することになってしまった。とんでもない田舎にやってきたことで凹む茜。転校先の鳴門西高校でダンス部の看板を見つけ、中を覗いてみるが、そこは阿波踊り部だった。阿波踊り部の部員は4人。阿波踊りの達人で【伝説の天水】と呼ばれる父(高橋克実)を持つ立智花孝治=コージ(勝地涼)。頭が良く家業を継ぐために医者を目指す富田幸正=ユッキー(北条隆博)。とにかく女の子にモテたくてしょうがない松浦和史=カズ(橋本淳)と杉浦穣=ミノル(尾上寛之)。茜を【天女】と崇めるユキーたちは阿波踊り部への勧誘をするが、茜は阿波踊りをダサい踊りと一蹴する。阿波踊りを心から愛するコージと茜は互いに啀み合うが、ユッキーはある提案を持ちかける。瀬戸内海と太平洋の水が混ざり合う鳴門の渦みたいに、阿波踊りとヒップホップを融合させよう…と。かくして、渦オタクの物理教師・湯川尚三(岡田義徳)やマドンナ教師・田丸さやか(星野亜希)に見守られ、茜たちは400年の伝統を持つ阿波踊りに新しい風を送り込もうとする…。



青春映画が大好きで、この手の映画に非常に甘いともやですが…。
う~ん。
ともやは映画を観る前にあまり事前情報は仕入れないんですが、このキャッチコピーを見て非常に楽しみにしておりました。
【「シムソンズ」のスタッフが放つ国民的青春映画】。
「シムソンズ」はものすごい大好きな作品です。



でも作品が始まると…。
序盤はとにかく笑わせようとしているらしいのだが、ものすごく間が悪い。
あれ、「シムソンズ」の佐藤祐市監督ってこんな作風だったっけ?
…と思って後で調べてみたら、監督は全然違う人でした。
「シムソンズ」のスタッフって、プロデューサーと脚本家だけ。
う~ん。



とにかく登場人物たちの心境の変化がちんぷんかんぷんで、感情移入がまったくできないんです。
青春映画なんで、恋も描かれてるんですけど、中途半端に投げっぱなしで不完全燃焼。
そして一番のネックは、ダンス映画なのにダンスが下手なこと(いや、頑張ってるとは思うんだけど…)。
ともやは深夜にやってるダンス番組をよく観てるんだけど、その番組に出てくる彼らのダンスはものすごく惹かれるモノがあります。
この辺の臨場感は、付け焼き刃でダンスを習った俳優では表現しきれないですよね~。
素人でもいいから、本当にダンスをやっている人を起用すればいいのに。

そして、エンディングで流れてきたのはTRFの『survival dAnce '07』。
今の若い子には新鮮な楽曲って思えるのかもしれないけど、ともやは正直『ダサっ!』って思っちゃいました。
まだ劇中で使われた阿波ダンスの曲にすればよかったのに~。

何だかゆるゆるのともやなのに、暗黒面大放出ですね。
榮倉奈々が大好きな人は、楽しめるかもしれませんわ。

監督は長江俊和。

追伸。
映画が終了後、ステージに女の子5人組で編成された【阿波ダンサーズ】が登場。
KABA.ちゃんが振り付けをした阿波ダンスを披露した。
ある意味このダンスが一番面白かったかも?
映画も女の子5人組の友情物語にすれば良かったのに。

2007年8月25日公開
公式HP:阿波DANCE


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