我が家は本家で、親戚や姉妹が集まり、また夫の友人知人が宿泊しますので、
和室は客間・来客用寝室として利用し、「何畳にするか?」相当悩みました。
このスケッチ帳は、私が頭に浮かぶイメージを、描いて検討したものです。
これは畳12畳で、東側に廻し廊下を設けた、「贅沢」プランです。
旧宅は和室が床の間・押入れを除いて、畳が8畳+8畳+6畳+広縁4間、広すぎました。
夫の友人が4人泊まった折、布団を並べた時に思ったのですが、
家族4人は くっ付けて布団を並べられますが、他人4人は 隙間を必要とします。
8畳一部屋では狭い、とまず結論がでました。
では?
8畳+6畳=14畳 は広い割りに、敷居・鴨居が部屋を分断し、多人数時に下座の方に、不快な印象を与えます。
それで、一部屋で10畳か?12畳か?悩みました。
結局、10畳に、床の間・仏間・出窓書院・広縁2間を設け、北側の空きスペースを納戸としました。
写真では、広がりの感覚が伝わりにくいのですが、
この書院は長さ2間あり、10畳に床の間1畳に、出窓書院を加えて、広く見えます。
出窓は、基礎の面積を増やさず、割安に広く見せますので、「お得」です。
広さが決まって、次は、天井高です。
夫は、旧宅の2.7m天井高に慣れ 「低いと圧迫感があって嫌だ」
住林の標準仕様では2.4m高で、Heigh仕様に変更して2.6m高を確保しました。
私「広さと高さの、最適なバランスがあるのでは?」と設計担当に質問しましたが、
返答に窮していましたので、手元の専門書「家作りビジュアル大事典」を読み込むと、
ありました!黄金比。
古人が編み出した計算式があって、4.5畳で約2.2m、10畳で約2.7m。
狭い茶室は天井も低く、お寺の大広間は天井が高いわけです。
家具の座卓は、8名が座れる様に、長さ2.1m 幅1~1.1mにしました。
これも、拙宅のけやきで 家具職人に作ってもらいました。
幅は重要で、狭いと来客と対面して食事する時に、居心地悪く感じます。
私は「嫁」なので、夫の親戚縁者との「距離」が、気になりました。
家具屋から紹介されたデザイナーKさんは、大変優秀な方で、
私は、様々な疑問をぶつけましたが、すべて、感度よく返ってきました。
食卓テーブル・座卓の幅と、他人との距離感、窓と家具のバランス、窓とカーテンの相性・・・
住林の設計に質問しても、的確な答えは返ってこず、文献を当たっても見つからない、
そんな疑問にKさんは、「打てば響く」ように答えてくれまして、大変参考になりました。
出窓書院を外から見た写真。
千本格子ですが、住友林業の駒沢展示場の実例を参考に、サンプル作成し検討しました。
窓の掃除をするのに、手と腕が入る隙間が重要と気づいて、採寸してもらいました。
展示場は、格好いいですが、掃除する隙間はありませんでした・・・
最後に窓を紹介します。
先の「家物語3 ブラインドシャッター」も合わせてご参照ください。
障子を閉めたところ。
障子を開いたところ
幅2間に対して、窓は耐震構造上の最大値1間半。シャッターの最大幅も1間半。
採光の妨げぬよう、障子を左端に4枚収め、敷居・鴨居を幅広にしました。
雪見障子にしないかわりに、上辺・下辺ともに可動式カーテン・ブラインドで、景観・視線を調整します。
これは、中央付近を目隠しすると、道路の通行人の目線を遮ります。
下辺を床まで下げれば、昼寝を見られません。
雪見障子では、寝そべっている家人が、外から丸見えになります。
我が家を訪問された方に、この説明をすると、「なるほど~」と感心してくれます。
和室は客間・来客用寝室として利用し、「何畳にするか?」相当悩みました。
このスケッチ帳は、私が頭に浮かぶイメージを、描いて検討したものです。
これは畳12畳で、東側に廻し廊下を設けた、「贅沢」プランです。
旧宅は和室が床の間・押入れを除いて、畳が8畳+8畳+6畳+広縁4間、広すぎました。
夫の友人が4人泊まった折、布団を並べた時に思ったのですが、
家族4人は くっ付けて布団を並べられますが、他人4人は 隙間を必要とします。
8畳一部屋では狭い、とまず結論がでました。
では?
8畳+6畳=14畳 は広い割りに、敷居・鴨居が部屋を分断し、多人数時に下座の方に、不快な印象を与えます。
それで、一部屋で10畳か?12畳か?悩みました。
結局、10畳に、床の間・仏間・出窓書院・広縁2間を設け、北側の空きスペースを納戸としました。
写真では、広がりの感覚が伝わりにくいのですが、
この書院は長さ2間あり、10畳に床の間1畳に、出窓書院を加えて、広く見えます。
出窓は、基礎の面積を増やさず、割安に広く見せますので、「お得」です。
広さが決まって、次は、天井高です。
夫は、旧宅の2.7m天井高に慣れ 「低いと圧迫感があって嫌だ」
住林の標準仕様では2.4m高で、Heigh仕様に変更して2.6m高を確保しました。
私「広さと高さの、最適なバランスがあるのでは?」と設計担当に質問しましたが、
返答に窮していましたので、手元の専門書「家作りビジュアル大事典」を読み込むと、
ありました!黄金比。
古人が編み出した計算式があって、4.5畳で約2.2m、10畳で約2.7m。
狭い茶室は天井も低く、お寺の大広間は天井が高いわけです。
家具の座卓は、8名が座れる様に、長さ2.1m 幅1~1.1mにしました。
これも、拙宅のけやきで 家具職人に作ってもらいました。
幅は重要で、狭いと来客と対面して食事する時に、居心地悪く感じます。
私は「嫁」なので、夫の親戚縁者との「距離」が、気になりました。
家具屋から紹介されたデザイナーKさんは、大変優秀な方で、
私は、様々な疑問をぶつけましたが、すべて、感度よく返ってきました。
食卓テーブル・座卓の幅と、他人との距離感、窓と家具のバランス、窓とカーテンの相性・・・
住林の設計に質問しても、的確な答えは返ってこず、文献を当たっても見つからない、
そんな疑問にKさんは、「打てば響く」ように答えてくれまして、大変参考になりました。
出窓書院を外から見た写真。
千本格子ですが、住友林業の駒沢展示場の実例を参考に、サンプル作成し検討しました。
窓の掃除をするのに、手と腕が入る隙間が重要と気づいて、採寸してもらいました。
展示場は、格好いいですが、掃除する隙間はありませんでした・・・
最後に窓を紹介します。
先の「家物語3 ブラインドシャッター」も合わせてご参照ください。
障子を閉めたところ。
障子を開いたところ
幅2間に対して、窓は耐震構造上の最大値1間半。シャッターの最大幅も1間半。
採光の妨げぬよう、障子を左端に4枚収め、敷居・鴨居を幅広にしました。
雪見障子にしないかわりに、上辺・下辺ともに可動式カーテン・ブラインドで、景観・視線を調整します。
これは、中央付近を目隠しすると、道路の通行人の目線を遮ります。
下辺を床まで下げれば、昼寝を見られません。
雪見障子では、寝そべっている家人が、外から丸見えになります。
我が家を訪問された方に、この説明をすると、「なるほど~」と感心してくれます。