智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

ティップネスを辞める

2009年08月30日 | 健康、バレエ、水泳
スポーツジム「ティップネス」を辞めることにした。


スポーツジムでは、月曜日と水曜日、初級者向けバレエの講座だけを参加してきた。

実は、この他、個人のバレエ教室にも通っている。

こちらは指導も熱心で、手取り足取り、徹底的に直してくれる。

が、内容のレベル設定が高く、難しい。

そこで、内容的に易しいが、指導は口だけのジムでは、

個人の教室の復習として位置づけて、参加してきた。


最近、月曜日の29歳の先生がヒステリックに怒るようになり、

もう少し、ものの言い方、教え方を考えて言ってよ、ということが続いて、

私は、とうとう支店長にクレームをつけた。

30歳の男性インストラクター・マネージャーが、クレームを受けて、

事実関係を聞き取りしたが、その内容報告が、あまりにもお粗末で、

私は、本来ならこのように質問すべきでしょう、と彼にも指導する結果に。

あほらしい。



支店長は、問題の教師に、教育的指導する、

といってはいるが、後の検証するシステムが組織的にない。



若いダンス系女性講師が、(子供からダンスだけ学んだ彼女たちが)

大人から始めた、覚えの衰えた中高年を指導することの難しさ。

よほど、講師本人が意識して「教える」にこだわるか、

ティップネス側が、講師陣に「教える」ノウハウを伝授しない限り、

密室で行われる教室で、

不満をもつ中高年の主婦達は(日中の客層の中心)、

黙って退会する一方。


かく謂う私は、

社会で、もまれにもまれてきたので、無責任な態度は一発で見抜くし、

クレームのつけ方、受け方を徹底的に学んできた。

黙って、退会はしない。


教師個人の資質の問題、

組織として、雇った講師への指導、監督の問題、

を支店長に言ったが、まあ、猫に小判、馬の耳に念仏、、、、

本社で、話の分かる人と、対談してみたい気もするが、

馬鹿らしい。

時間と、精神的な労力の無駄、と疲れた胃腸をなでて、

次回、支店長からの結果報告を受けて、

退会して、オワリ、

にするつもり。


バレエについては、早速、DVD撮影デッキを購入し、

信頼してきた先生に、レッスンを録画させてもらい、

自宅で復習することにした。

初級者から中級者へ、階段を上がる過程での、

出会いと別れ、であった。

バレエに片思い

2009年08月19日 | 健康、バレエ、水泳
私は、子供の頃、バレエを習いたかった

・・・その夢を実現すべく、約3年ほどお教室に通っている。

気になることがある。

それは、どの先生も、「振り付けを早く覚えて」「一回で覚えて」

ということである。

裏返せば、大人バレエ教室で、覚えられない生徒が多々いることである。

私もその一人。


5人のバレエの先生に共通することは、

皆さん、子供の頃から始められていること。

幼い子供が、日本語や外国語を自然にマスターするのと同じように、

体でバレエという肉体言語を身に付ける。

「どうしてこんな簡単なことが覚えられないの」

ということになる。


大人から初めてバレエを始めることは、

イスラム語を初めてマスターするようなものである。

もしくは、パイプオルガンを譜面なしで両手足別々の音階を奏でるようなものである。


子供の頃、バレエを1年や2年でも習った人は、違う。

体の筋肉が覚えていて、思い出せる。

英語も、中学で英語を学んでいれば、大人になっても、旅行先でなんとかなる。

しかし、大人で英語圏でない第3言語を学ぼうとすると、

年齢の回数ほど、読み書き、書き取り、口述を繰り返さないと、頭に残らない。

ピアノを少しでも習っていれば、パイプオルガンの4声は取り組みやすいが、

まったくの初心者は、かなりの困難が待ち受ける。


先生たちも、大人になってから、何か新しいことを学んでみると、

生徒の気持ちがよく分かるはずなのだが、、、、

私も、バレエを経験して、初めて、やってもやってもできない人の気持ちがわかったから。

お盆 お迎えと見送り

2009年08月18日 | 日記
毎年、お盆は自宅ですごす。

親戚・縁者がご挨拶に見え、こちらも伺う。


夫は、6年前に、お母さんを亡くしてからは、自ら、先祖の霊を迎え、お見送りしている。

夫は、大学生の頃、父親を亡くしているが、その頃は母親任せであったようだ。

息子にとって、父親より母親の死のほうが、重いようである。


私は父を、大学生の時、亡くしている。

それ以来、お盆のとき、父が帰ってくるように願い、

お盆が、とても大切なできごとになった。


亡き人を思う、

そんな時間の流れが、味わい深く感じられる年齢になったようです。


ワインとオペラコンサート その2

2009年08月12日 | 読書、観劇、映画

日が暮れて、テーブルに食前酒が配られ、いよいよ始まる。

ミエコお姉様とテノール歌手前田さん、ピアノ演奏藤原さん、の3人が登場。

メゾソプラノのお姉様の「夏は来ぬ」から始まり、

テノールの「ヴォラーレ」に続き、

デュエット「エーデルワイス」あたりで、私も心の中で一緒に歌っている。

以後、歌劇「サムソン・・」や「トスカ」や「カルメン」から名曲が続く。

すっかり気分が高揚し、拍手喝采の中で終わった。


食事が始まる。

ワインがメインなので、食事はおつまみ的な量で、

さすがオークラ、大変おいしいが、、、量がさみしい。

とはいえ、コンサートが付いて、お酒は次から次へと配られ、

13千円あまり。(サービス料こみ)

まあ、納得はいくのである。


メインディッシュのお肉料理に差し掛かったころ、突然、

ぐらーぐらー・・・ゆらーゆらー・・・

船酔いしそうなくらい揺れが始まる。

地震がおさまらないどころか、だんだん大きくなる。

「あきちゃん・・・関東大震災のはじまりかなあ・・・こわいよお・・・」

すると、天井のシャンデリアの揺れを手で抑えていたボーイさんがすーっと来て、

「当ホテルは、耐震構造になっており、地上の揺れより大きく揺れるようになっています。

ですから、このように揺れますが、どうぞご安心ください」

と説明された。

夫は「よし、わかった、ありがとう」と答える。

いやあ、彼の説明が無かったら、怖さのあまり、立ち上がり夫の隣に行くところであった・・・

それから、ノンアルコールのカクテルを口にして、落ち着かせようとしたが、味が分からない。

霜降りのお肉も、なんだか咽喉につかえる。


しばらくして、震度4の知らせを聞くころには、デザートが運ばれる。

「シャンパーンのシャーベットにコーヒーリキュール漬けのスイカ。」の案内。

夫がすかさず「こいつはまったくお酒が飲めないんだ」

ボーイ「アルコールは一応飛ばしてはいますが、少し残っているかも」

私「一口試してみます」

シャーベットを一口、深みのある味わいで大変おいしい!

が、通り過ぎた食道あたりから、かーーーっつ と熱くなる、

そう、これはアルコール入りだあ・・・、だめだ、食べられない。

微量で酔ってしまい、しかもいつまでも二日酔いから抜け出せない私。

さらに、今日は私が運転係。

ボーイ「バニラアイスクリームをご用意します。」



一連のホテルの対応にすっかり関心した夫は、いたく満足。

私は、満足した夫をみて、ほっと胸をなでおろす。

「たまには、こういうのもいいな、仕事ばっかりでは、、、愉しみもないと」

うれしいよ、あきちゃん。

周囲のテーブルは、かなり年配の方々が占め、白髪の夫婦が、品よくおしゃれしている。

そういう雰囲気の中で、私たちも、年を経て、このようなカップルでいたいと思える。

大切なひとときでした。


ワインとオペラコンサート

2009年08月11日 | 読書、観劇、映画
先日の日曜日の夜、ホテルオークラで、オペラコンサートが開かれた。

バロン・オークラが、ワインとクラシックコンサートを愉しむ趣旨で、定期的に開催している。

今回は、私の友人、ミエコお姉様がオペラを歌われる、ということで、

私の夫とおめかしして伺った。

夫は始めてのホテルディナーショーということで、散髪屋で髪を整える。

私も、出番の無かったサマードレスを着て、お化粧に念を入れる。


オークラ別館12階に到着。

夫は、先をずんずん歩いて行く。(夫の足は速い)

私は、5歩後から追いかけて行く。(いつものパターン)

ホテルのボーイ達が(スタッフというべきか)が「どうぞ」「どうぞ」と通してくれるが、

不思議だ、予約してあるのに、その有無も聞いてこない、

そして、舞台正面と思しきVIP席に通された。

しばらくして、ボーイが恐る恐る

「あの、、、予約はお取りでしょうか、、、」

私「ええ、○○××で予約を取りましたが」

ボーイ「そっ、それでしたら、席をこちらにご用意しております。移動していただきたいのですが、、、」

私と夫、目をかわし「やっぱり・・・」


数日前に、ミエコお姉様に、出席の意を伝えた折、

お姉様からホテルに「良しなに計らうように」言ってくださるとのことであった。

そのとき、もう一組、私達と同姓の方が予約していて、

その方は某区の区長さん、とのことであった。

夫の容貌から、なにやら誤解を受けたのであろうか。


夫は、スキンヘッドに近い五分刈りである。

眼光は鋭い。

日に焼けた肌。逆三角形の体つき。

以前、銀座のデパートで、紳士服オーダー売り場で、

並み居る男性店員の全員から平身低頭で、はっはー、殿様・・・という扱い。

特殊業界に属している人に見られているに違いない。

そう。

植木職人の井出達なら、少し迫力のあるオジサンなのだが、

ブレザーなどをビシッと決めると、かなり迫力がある。

本人はチョイ悪を目指しているが、

私には、かわいいブルース・ウィリスなのである。

続く


恐るべし、草むしり

2009年08月07日 | 庭、四季の花
いいわけをするようであるが、春草までは、私は頑張って除草した。

6月、7月の長雨の合間、夏草はすくすくと伸び、

私の手には負えなくなった。


ここに嫁して2年、少しずつではあるが、努力して除草の回数、範囲は増やした。

去年の夏、夫からの遠まわしの表現を直訳すると、

「バレエに行くのに、草むしりをしないとは・・・云々」

ということで、今年こそは少しでも名誉挽回、

と思い、6月ころまでは、週2,3回1時間から2時間を自ら課した。


7月の雨で、あっという間に雑草に追いつかれ追い越され、

めげてしまった。

夫は、毎年草むしりに来てくれる叔母さんに

「盆前に頼むよ、こいつ(私のこと)では無理だ」

といってくれた。  はあ・・・ありがとう・・・あきちゃん(夫のこと)

叔母さん曰く

「そうだよ、都会で育った人には無理だよ」


というわけで、一昨日から、叔母と遠縁の叔母が、除草に来てくれている。

二人の年齢は81と76。

すごい。

「昔から遣り慣れているから平気、」というが、

朝8時から夕方5時まで、途中休憩を入れるが、腰痛にならないそうである。

「草むしりが、楽しみ、生きがいだよ」

とも言っている。

二人とも、今では身長は150cmなく、体重は40kgそこそこだそうである。

「若いころに比べて、小食になった、」

といかに少量の食事で足りてしまうかを語っている。

それなのに、あれだけの仕事をこなしている。

すごい!

恐るべし!!