智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

釣り吉さん、腕を上げる

2017年05月31日 | 釣り吉さん
我が家の釣り吉さん、先日、業界の集まりが熱海であり、
会合の翌日はゴルフと海釣りに分かれ、コンペも開かれました。

会合が終わった夜に、電話をしてみましたら、
釣り吉さんは、「4人部屋で、オレだけが戻ってきて、他の連中は2次会で飲みに行った」
私「もしかして、明日の釣りに備えて、早寝することにしたの?」
釣り吉さん 「それもある。」
おやすみの挨拶をして、電話を切りました。

さて、翌日の夕方、足取り軽く帰宅した釣り吉さん。
「コンペで優勝した」
「???」
「他はほとんどゼロか、1匹だけ。オレ、真鯛2匹とクロダイ1匹で、一番だった」
と目を輝かしております
「他、って何人で行ったの?」
「詳しい人数はわからないけど、2隻チャーターして、ほぼ満席だから、50人以上はいた 」
「すごいね~、腕上げたね~」と褒めると、
「いやあ~偶然だよ~」と妙に謙虚に返すので、
「いいのよ~ここはウチなんだから、自慢しちゃって~」と促すと、
次々話が飛び出します。

「これ、お土産の参加賞、と、優勝した賞品」
と発泡スチロールの箱を2つ、開けると次々出てくる 干物たち。
万一沢山釣れた時に備えて、冷凍庫をがらんどうにしておきましたが、
各種干物たちに占拠されてしまいました。

鯛の刺身に舌鼓を打ち、ムニエルを作り、アラで出汁も取り、美味しくいただきました。
今週は干物を一日おきにたべています・・・・




芍薬を描く

2017年05月27日 | 書道、絵を描く
感動を表現するのに、
写真は、カメラという機械の機能を、まずは理解し、十分に使いこなせる事が必要ですし、
絵に収めるには、絵の具の特性を知って、扱わないと、自分の納得いく作品に仕上がりません。

先日、庭で咲いた芍薬の花を、「ゴメン」と花に謝って、切ります。



四月までは、庭でスケッチしても蚊が来ませんでしたが、
今は襲撃して、たまりませんので、室内で描くことにしました。



スイス製の水彩色鉛筆を使って書きますが、花びらの一枚を、失敗してしまいました。



お花は 時が経ち どんどん開いて「くたびれたよ~」 と語りかけてきます。
私は、摘み取ったのに、上手に描けなくて、ごめんね、と済まない気持ちになります。

これまで、我流の自由気ままに描いて来ましたが、
水彩画の技術面は、やはり知識として入れておくべき、と反省し
以前購入していた、水彩色鉛筆のテクニックを紹介する本を、改めて読了し、
本棚にある画集も開いて、プロの作風から学び、
ブログでいろんな方の描き方を参考にすることにしました。
みなさん、どうぞよろしく。

五月雨に玉露を

2017年05月26日 | 書道、絵を描く
今朝から雨がしとしと降り、黄砂で汚れた木々の葉を洗い流し、草木が喜んでおります。
今週から臨書が始まり、名古屋の関戸家に伝わる古今和歌を集めた本を、写しております。



晴耕雨読、こんな雨の日は、家の中がいいです。
和歌の中にも「五月雨」「玉露」など、時機に適った言葉が表れて、気持ちも上がります。

左はお手本の書籍、書くときは右手間近に寄せて、シンクロさせながら書きます。
市民講座では「古筆を学ぶ」が課題にあり、高校時代に「高野切」をかじった私は、楽しみにしていました。

とはいえ、写経のように大量のかな文字を、ひたすら真似していく修練を、
始める前はたじろぎ、「私にできるのか・・・」と躊躇する暗い気持ちもありましたが、
始めてみると、一日目は1枚で息絶えましたが、二日目は3枚と手が進み、
無我の境地になっていくのが分かります。

しかし、昨冬から痛めた腰のせいで、こんな雨模様の朝は右腰がズキズキ痛み、集中が途切れます。
TVの健康番組でも「座るより立つ」ことを推奨していますので、
和室の座卓で座る、食卓テーブルの椅子に腰かける、キッチンカウンターで立って書く、
など姿勢をいろいろ試し、時折、家事を挟んで、歩くようにしています。

何にせよ、腹筋と背筋は要でして、姿勢を正すと字がぶれません。
ちなみに今、PCを開いていますが、下駄箱カウンターの上に置き、立ち姿勢をとっております。




小風呂敷で巾着袋を作る

2017年05月25日 | 日記
両国に江戸東京博物館があり、各種の風呂敷や手ぬぐいが売店にあり、

10数年前、写真左の巾着袋を買いまして、愛用しましたら布の上端が擦り切れ、



紐と木の玉は使えますので、頂いた贈物を包んであった小風呂敷で、

2代目、巾着袋を作ってみました。

元来、針仕事が苦手なので、ミシンなど持っていませんので、チクチク手縫いです。

針跡が蛇行していますので、アップして見ませんように・・・

チャドクガを退治する、生物農薬BT剤(バチルス・チューリゲンシス菌)

2017年05月24日 | 庭、四季の花
今朝、表の郵便受けに新聞を取りに行くと、背後にある山茶花(サザンカ)の淡い緑の葉に、

黒い粒粒の点々があります。あれっつ?病気か?糞か?と上下左右を観察しますと・・・

数段上の枝葉に、出ました!チャドクガの幼虫達。

公園や庭で、酷いかゆみに襲われたら、チャドクガの発生を疑ってみてください。

椿、山茶花、シャラ、など茶の仲間に発生する毒蛾なので、茶毒蛾。


退治の仕方は、殺虫剤散布はお勧めしません。

毛虫たちが苦しんで、糸を垂らしてぶら下がったり、分散する結果を招きます。

この毒蛾は、卵、毛虫、蛹、脱皮した抜け殻、成虫の蛾、いずれの段階でも毒があります。


幼虫が孵化して間もなくは集団行動して、葉の数枚だけを食害しているので、

スーパーのレジ袋などで当該枝葉を包み、元の枝を切り取り、そーっと袋を閉じ、

袋の口から、殺虫剤(ゴキブリ用でもOK)を入れます。

気を付けるのは、噴射式殺虫剤を勢いよく噴霧すると、毒毛を巻き上げて拡散する原因になるので、

そーっと静かに薬剤を注ぎ、あとは、袋を固く結んで、

中の空気が漏れないよう、2、3重に袋に包んで処分します。


今朝は、数本の枝に分散していましたので、高枝鋏を持ってきて、

遠くから静かに枝元を切除して、ボトン、と落とさぬように、静かに鋏でつかみ、

スーパーの袋の中におとします。立ち位置は「風上」です。


発見が遅くて、大きな毛虫が木のあちらこちらに散らばってしまったら、

殺虫剤を全体に散布するしかないです。

風上に立ち、できればレインコート、帽子、マスクなどで表皮を空気に晒さないように覆い、

地面に散らばった毛虫を箒で集めるより、お箸でつかむ方が、体毛がばらけなくて安全です。


また、枝葉に脱皮した抜け殻が残っていますので、徹底的に散水して地面に洗い落とすことも、

お勧めします。放置すると、風に乗って漂い、かぶれる原因になります。


殺虫剤も、全ての昆虫を殺してしまう農薬もありますが、

「バチルス・チューリゲンシス菌」のBT剤もお勧めです。

BT剤は、蛾と蝶にしか効かない病原菌で、これらの幼虫の胃が潰瘍して、静かな死を迎えます。

カマキリや蜘蛛、鳥などの天敵や人間や動物には、問題ありませんので、環境負荷も小さく、

お子様がいるお宅で、殺虫剤を検討されている場合、お勧めです。

効果は1か月ほど保持するそうですので、予防的に事前散布するのも効果的です。


ヤゴがてんとう虫になった

2017年05月24日 | 庭、四季の花
生物農薬としてのてんとう虫のヤゴ、を以前紹介しましたが、

今朝、ヤゴから成虫に脱皮しました。



蛹から出たところを発見し、カメラを取りに家に戻り、梅の木にカメラを向けたときには、

てんとう虫はよちよち歩きはじめて、抜け殻から離れていきました。

最初は、星や体の色は出ない、とは知識で知ってはいましたが、実物を見ると感動します。

どんな、星模様になるのでしょう、楽しみです。

夏日山中、李白から

2017年05月23日 | 書道、絵を描く
これは、1年前に書いた 李白 「夏日山中」



今日のような暑い時節を、唐の時代の李白先生は、

「白羽の扇を煽いでもけだるい、林の中で肌蹴て、脱いだ帽子を石壁に掛け、汗ばんだ頭頂を松風に晒そう」

と歌った。

「白羽」と「青林」が対比され、「石壁と松風」と共に、写実的な詩だと感じます。

そう、「青林」が正解で、「森林」は間違い。

この、私が書いた作品は、失敗作である。

それでも、「己への戒め」として、書院の小床の間に飾っている。


1年前まで、ある書道の先生に、2年間、師事していました。

最初は、「年賀はがきを毛筆で書きたい」という目標から、

都道府県名、県庁所在地名を小筆で練習していました。


段々、慣れるとともに飽きてきて、かな文字を百人一首、それと中国の漢詩五言絶句を、

交互に、3か月交代で学びたい、と提案しました。

「お題」は私が決めて、先生がお手本を清書されて、約三か月間で、作品として仕上げる、

そのような学習スタイルでした。


私の学生時代は、古典の授業には日本の万葉と共に、中国の唐時代の漢詩や故事も学び、

大学受験の国語の中には、漢詩も必須で含まれ、面白いと感じていました。

後年、中国で1年ほど暮らす中で、家庭教師を付けて中国語を学ぶ機会を得ました。

「レ点の返り読み」ではなく、冒頭から四声で「ラン ヨウ バイ ユー シャン」と音読しますと、

韻律を踏んで、詩の世界が深まります。


私は、作品の解釈と共に、韻律を味わい、かつ、書の美を追求したい。  それが私の書道。

しかし、当時の書道の先生は、私が「青林」を誤って「森林」と表記しても、気が付かない所を見ると、

表面的な字の美しさしか、眼中に無い、そのように見受けました。


つまり、もはや私の師ではない、と思ったからには、速やかに退会して、

しばらく、今後の行く末について、思案しました。

そこへ、近所のD協大学市民講座「かな書道」のご案内が参りました。


今、かな古典を得意とする先生についていますが、

講座修了後、1年後は、神田・栄豊斎の講師陣から探そう、と考えています。











空木の美人三姉妹、梅花、更紗、桜も咲きました

2017年05月22日 | 庭、四季の花
先日、紅白花合戦ー卯の花の陣ーでは、紅花と姫を紹介しました。

今日は、梅花空木、更紗空木、桜空木を紹介します。

香が高く、白梅の花に似た、梅花ウツギ



私より先着で、ミツバチが働いています。



八重咲きの更紗は、淡い紅をまとい可憐で、ハナムグリが潜っています。

最後に、桜ウツギ



これらウツギの三姉妹、嫁いで(植えて)三年、ようやく拙宅の土に慣れ、

本性むき出して、暴れだしまして、どのように収拾をつけようか・・・

悩んでおります。


庭のランドスケープ、木々の配置やデザインは、私が発案し、

夫が手が空いたとき、植物の移植に適した時期を見計らって、植えなおしてくれます。

適材適所に植えると、手間暇かけずに自然と健全に美しく育ちます。

また、配置や采配によって、植物が互いに引き立て合い、反対に、潰し合うこともあります。

年月を経て、予想外の成長や不作など見守り、庭の東西南北のどこに植えるか、考えます。


来春への課題は、

水仙の植え替え、西洋石楠花と日本石楠花の位置替え、花桃とライラックの位置替え

思案中なのは、

空木達の配置、はびこるスズランをどうするか?

らっきょう漬けに初挑戦

2017年05月21日 | 美味探求
これまで、酢の物、梅酢、ピクルスなど、少しずつ「肩慣らし」をしてきましたが、

今年は、らっきょう漬けに初トライ!



「博多のおばあちゃん」が作ってくれた「あの、らっきょう」が

私の中の理想であり、基準で、あの懐かしい味に近づけたくて、

様々なレシピを参考に、自分なりに、調合してみました。

鹿児島の黒酢、沖縄の黒糖、博多の塩、熊本の醤油、青森のりんご酢、鷹の爪、など・・・

どんな仕上がりになるのかな・・・?


母方の祖母は料理が上手で、毎年、甕一杯にらっきょうを漬け込んで、

9人の子供たちに送っていました。

東京に住む私たちの元にも届いて、段ボール箱からは、らっきょうの漬けの匂いが立ち昇り、

独特の、懐かしい「故郷の香り」。

祖母が亡くなって、最後の一瓶を食べ終えたとき、本当に寂しく思いました。

今度は、孫の私が作ります。

きっと、母や姉から、「あ~でもない、こ~でもない」と言われるのだろうな~

糠漬けにハマる

2017年05月21日 | 美味探求
朝取りの新鮮なきゅうりが出回り、美味しい糠漬けが食べたくなり、



糠床を用意しました。市販の糠に、天然の塩、昆布や鷹の爪を入れて、冷蔵庫に入れます。

容器は、いろいろ変遷をたどり、今は、ステンレスのたらい状のボウル、

蓋はステンレスのお盆が、偶然マッチしました。冷蔵庫の空間に調度よく納まります。

きゅうり、かぶ、人参、茄子・・・色々試しますが、

私は、人参が一押し、大好きです。


熊本、人吉「釜田醸造所」の醤油

2017年05月20日 | 美味探求
数年前、12日間南九州を旅行した折、熊本人吉の造り醤油「釜田醸造所」を見学し、

お味見して以来、毎年「うまか醤油」と「白だし醤油」を取り寄せています。

刺身の味を、活かすも殺すも、醤油次第。

甘味と旨味が効いた釜田の醤油は、刺身を引き立て、煮物も美味しく仕上がります。

主人は鮨屋で、小声で私に「ウチの醤油の方がおいしい」とつぶやきます。


見学して気づくことは、昔ながらの製法で、手間暇そして手塩にかけて、丁寧に育てていること。

大量の工場生産品、とは味のグレードが格段に異なり、値も高いです。

釣り兄貴であります歯医者をしている知人に、贈りましたところ、

「安い肉が、高級肉に変わった」と称賛されました。


料理の腕前を数倍上げて、みせてくれる、頼もしい主婦の味方!!!

であることは、間違いなしです。






生物農薬、てんとう虫のヤゴ

2017年05月20日 | 庭、四季の花
梅の実が生るころ、アブラムシが大量に発生して、余りにもベトベトして病気が始まるので、

仕方なく化学農薬を撒くのだが、本当は無農薬で梅シロップを作りたい。

果実収穫時に「あー・・・農薬を使ってしまった」と、梅仕事をする気が失せてしまう。


ところが、今年はアブラムシも大量発生しているが、てんとう虫のヤゴも大量に発生して、



頼もしいかぎりです。



欧米では、てんとう虫の幼虫、ヤゴを、園芸の通販で生物農薬として販売していますが、

ヤゴは成虫と違って飛ばないため、その場にとどまり捕食し続けるので、都合がよいのです。

今年は、農薬を散布せずに、てんとう虫達の繁栄を見守ることにしました~

鳥海高原のヨーグルト

2017年05月19日 | 美味探求
ある芸能人が紹介したことがきっかけで、人気を博した新潟の「安田ヨーグルト」。

私も試してみましたが、甘さがキツくて、一回で十分。リピーターになれませんでした。

スーパーやデパートに並ぶ、真新しい名前のヨーグルトを見ると、必ず買って試してみましたが・・・

私も夫も「鳥海高原のヨーグルトが一番」と自負しております。


お味は、アイスランドとドイツで食したヨーグルトに かなり近い。

時間かけて発酵しているため、酸味が少なく、クリーミィ。

生産量が少ないようで、流通も少なく、近所のスーパーも月1~2回しか仕入れません。

値段は「安田」の半値。「ブルガリア」など大量流通品の2倍。お手頃と感じます。

ですから、店頭で見かけると、私は5,6個まとめ買いします。

賞味期限ごろになると、サワークリームに近づき濃厚で、これもまた美味。


ストレートで楽しめますが、

最近、生協で取り寄せた、長野産ストレートぶどうジュースをかけて楽しんでいます。

次は、福島産桃のストレート・ジュースと組み合わせる予定。

濃縮還元ではなく、果汁のより自然な酸味と甘みと、よく似合う「鳥海」です。



龍の瞳

2017年05月18日 | 美味探求
食通Mお姉さんのご実家が「お米屋さん」で、跡を継がれた弟さんが、熱心に取り組んでいらっしゃる。

私は車で30分運転して、毎月、精米したての「龍の瞳」を購入している。

「龍の瞳」は、岐阜の農家が、田んぼに生えた突然変異の苗が、大変美味であるので、

これを大切に育てる生産先を選出して、気候条件がよく、有機栽培・減農薬の農家に限定しており、

ブランド力が下がらない工夫をしています。

「南魚沼」のお米も店頭にありますが、「龍の瞳」の方が、値は倍近く張ります。

我が家は、夫婦二人で1か月5kgほどしか、お米を消費しませんので、「良し」としています。

そして、たまに「南魚沼」や青森の「青天の霹靂」など少量の浮気買いをして、楽しんでいます。