智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

家物語3、玄関アプローチ、家の顔

2013年09月20日 | 家の設計、インテリア
道路から車寄せを通って 奥へ進むと、母屋の玄関アプローチに 道は分かれる。



今朝からの雨で、石が洗われて美しい。

敷石は、夫のたっての要望で 丹波石の乱張り。

最初は 夫の知り合いの職人に、全て任せようと見守りましたが、

美的センスは私が上 と見切り、私の監修の下に 職人と完成しました。

まず、山丹波は茶褐色の大判を、私も石屋に出向いて選別、

アクセント使いで、全体に飛び石状に 仮置きします。

次に、小ぶりな川丹波の色(青、灰、赤褐色)色合いのバランスを考慮して、山丹波の間をつなぎます。

夫の帰りを待って、手直しをして、翌朝 職人が作業します。

最後の2日間は夫も加勢し、パズルのように難解で、根気がいる作業を体験しました。



晴れた日に撮影。

丹波の延壇突き当たり、木曽石で一段上がり、次に玄関たたきを二段上がります。

たたきは、京都の深草石の洗い出し。

御影石などタイル張りにする案もありましたが、黒御影・灰御影にせよ、キツクなる印象があり、ボツにしました。




モルタルに土を混ぜてベージュに着色し、5色の小石を散りばめ、洗い出しをします。

住友林業の駒沢展示場を気に入って、同様に仕上げて下さい、と注文しましたが、

仕上がりは、小石の数が少なくて寂しいので、もう一度やり直してもらいました。


玄関扉前から、背後を振り返ると


この大きな踏み石は、石屋で夫が一目ぼれをして、即決したものです。

目線を左に向けると、



蹲と植栽は、夫が正月休みに、踏ん張り完成しました。