智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

夏の終わり

2013年08月30日 | 日記
夏の始まりに咲き、暑さに負けず、夏の終わりまで咲き続ける、百日紅。



薄藤色が好きで、夫に植えてもらいましたが、まだ根が落ち着いていないようで、花に勢いがありません。




桃色の花の方は活着して、元気に咲いています。


子供の頃は、夏が大好きでした。

夏休みの晦日、貯めた宿題にフーフー言いながら仕上げ、

そして、一歳年を重ねたお祝いに、母の手作りのご馳走をいただく。


今日は、玄関の軒下の 日陰 に置いてある 温度計が 40.7度。

いやはや、内陸は暑い。

ちなみに、この夏の最高気温は、44.7度 を示していた。

暑くていいことは、外で作業しても、蚊に刺されないこと ぐらいか・・・


初めてのことですが、

夫から 「お~い、誕生日 なんか おいしいもの プレゼントするぞ~」

「えぇぇぇ・・・・、フレンチの松本楼か、いやいやイタリアンのリストランテ・ヒロか・・・・」と悩みだすと、

夫は「新世界菜館の フカひれスープが いいんじゃないかぁ?」

というわけで神田神保町の老舗上海料理店に行きました。上海南の寧波(ニンポウ)出身の祖父が来日し、今は三代目で、上海蟹の名店でもある。


さすが、中華。 活力が湧きました・・・・ありがとう・・・・

次は、11月蟹の季節に行こうね、と約束しました。

毒魚と歯医者さん

2013年08月01日 | 釣り吉さん
初島で、人生はじめて釣った魚が毒魚だったことから、

釣りは侮れず、奥深い、と思い至りました。


当たり前のことですが、陸にも毒虫や爬虫類が居る訳で、

昆虫にも、いかにも「毒あり」派手なのや、「見掛け倒し」で無害のやら、

造園・植木業が生業ですから、多少は知識があり、子供達に教えてきました。

海の世界も同様で、「危険」を察知できるように、予備知識を入れるべき、と思いました。



そこで、私がお世話になっている歯医者さん、高見山関似の風貌で、私は「兄貴」と慕っていますが、

その先生は釣りが趣味で、さらに狩猟ライフルも趣味で、テントで飯盒炊飯もこなす、アウトドアな方でして、

先日も、私の歯の治療の合間に、潮干狩りの楽しみ方、導入編を教わりました。


今回は、甥の虫歯を直すべく通院することを機に、釣り入門を教わることにしました。

夏休み初日、甥っ子を連れていきました。


恐れていた通り、甥っ子は泣き叫び、両手で口をふさぎ、治療できません。

「痛いよう」と叫ぶのですが、先生は「痛いはずはない、麻酔が効いている」

私も「先生は、釣りの先生でもあるから、先生の言うこと聞かないと、釣りのお話してもらえないよ」等など、

なだめすかして、冷や汗かき、なんとか終わらせました。

翌日、甥に尋ねると「痛くなかった」「怖かった」「注射したの?」など答えるではないか・・・



さて、歯医者通院、2日目。


表面麻酔のあと、注射による麻酔が効くまで、先生と談義をはじめる。

私  「先生に主人の歯を全部治していただいたおかげで、主人、男前になりました。

前は前歯に金を被せて、獅子舞みたいで(一同笑う)、白い歯になって、数段男前になれました」

先生 「昔は、あれが簡単だから、あんな治療をしたんだよな、今は誰もやらないよ」

私  「ところで先生、毒魚怖いから、釣り入門の本を買って読もうと思うんです」

先生が、近所のスカイツリーの傍に流れる川で、川釣りする話を聞かせてくれた。

その間、甥っ子は聞き耳を立てて、集中して聞いている様子。


5分たち、先生が道具を手にして「ガー」「キー」「ジュー」など音が始まると、

甥っ子 「痛くしないでね!」と叫びつつ、口をわなわな震わせ、頭を振る。

先生  「ここで治療しなくてもいいよ。大学病院では、紐でグルグル縛られて、動けなくして治療する。どっちか選べ。」

と甥っ子に迫った後、席を離れてしまった。

さすが下町、江戸っ子らしく、男らしい啖呵の切り方、お見事、と内心感心しつつ、

私も「先生にお願いするか、大学病院で縛られてやるか、選びなさい」と黙って待った。


しーんと、待つこと1分。

甥っ子、先生に振り返り「お願いします」

先生「よーし!よく言った!」「よしやるぞ!」


しかし、いざ始めると、口を閉じ始めたり、定まらないので、

私 「ひろちゃん、歯の治療全部終えたら、釣り道具一式(先生の会話に出ていた子供用)、お誕生プレゼントに買ってあげる」

甥っ子 「えっ!」口は大きくなり、目だけをキョロキョロさせ、優等生になってしまった。

あまりにもの変り様に、一同驚き。

私 「ひろちゃん、今日だけじゃないよ、全部、治療終えた後だからね!」とあわてて念を押しました。

更に 「ひろちゃん、今度、図書館で釣りの本を借りてきなさい。毒魚とか、気をつけるべきこと学んでおきなさい」

甥っ子 「うん」 深く頷きました。

はー・・・やれやれ・・・・。




熱海の初島を旅行する

2013年08月01日 | 国内旅行
7月26日から28日の2泊3日で、グランドエクシブ初島に泊まって来ました。

実家の家族と一緒です。


夫は下痢風邪を患い、「オレの分は、キャンセルしてくれ・・・」と寝込み、

2日後には、「やっぱり、いけそうだから、部屋があれば・・・」と再予約しなおし、

1日遅れで到着、波乱含みで始まりました。


会員制ホテルで前評判は良かったのですが、

砂浜がなく、岩礁の島で、7歳と5歳の子供が海で遊ぶには、安心できない所で、

海釣りやヨット遊びを楽しむ場所でした。


それでもホテルのヨット・ハーバーの一角で、子供にライフジャケットを着せて、

「なんちゃってシュノーケリング」を楽しみました。

水族館で見た色とりどりの魚達が、実際に目の前に泳いで来るので、甥っ子達は大はしゃぎでした。

二人とも水泳教室に通っていますが、7歳は口呼吸ができるので、道具の装着ができましたが、

5歳は鼻で息が吸えない、と嫌がりましたので、観察用バケツがあればよかったです。

それでも「白と黒のシマシマのお魚が、まーくんのそばに来たー!」と潮水飲みながらも粘っていました。



帰りの午前中、漁協で釣竿を借りて、餌の仕掛け方を教わり、釣りに初挑戦。

大人たちも初体験です。

7歳の甥が釣り好きで、ザリガニ釣り、磯蟹釣りでは足りず、実家傍の川で釣りをするオジサン連に話しかけていました。

そして今回初めて、本当の釣竿に本当の餌(冷凍海老)で釣る事になったのです。

漁協のオジサンが「子供には無理、大人がやってください」

更に、毒をもつカサゴの一種について、説明を受けました。


ということで

夫、私、姉、子供たちと一緒に始めました。

まず、私が釣り上げ、その後も、私、、、、

結局、私は5匹釣り上げ、姉は1匹、夫はなぜか苦戦、

暑いので切り上げたかったのですが、やはり夫が釣れるまでは、待たなくては・・・

やっと夫も釣り上げて、男組3人でにっこり写真に納まって、終わり。

・・・・暑かった。


7匹中、毒魚4匹。