智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

病院と、実家と、自宅

2018年04月14日 | 日記
母が、2月中旬に、S病院の紹介を受けて、実家そばのA病院に転院でき、安堵しました。
ほっとしたのもつかの間、姉の話の中で、甥っ子達の境遇を知り、
愕然としました。

広告代理店に勤務する姉は、家事と料理を母に9割方、頼っていました。
小学3年生、と6年生の甥が帰ってくると、「お帰り」と笑顔で迎えていたのは、母。
おやつを用意して、夕飯を作っていたのも、母。

その母が入院して、外は冬、日暮れも早く、甥達は小学校から戻っても、誰も迎えてはくれません。
鍵を子供たちに渡すのも、懸念する問題があり、躊躇われました。

それで、私は火曜日を除く、月曜から金曜までの週4回、実家と病院に立ち寄ることにしました。
もはや、「出勤」。
ルーチンワークにして、心身共に慣れるようにしようと、あれこれ工夫しました。
母の病室でランチをとり、母から会話を引き出し、洗濯物を預かり、・・・母の為に1時間。
次に、甥達が帰宅する前に実家に辿り着き、暖房で部屋を暖め、夕飯のオカズを2品作る・・・甥達のために1時間。
往復の通勤時間に3時間。

甥っ子達が、元気よく「ただいまっ!」と帰ってきて、キッチンの鍋の中身をのぞいていきます。
二人の笑顔、元気よく食べる様子を見届けてから、帰ります。

これまで、時間節約のため、車で通勤していましたが、
過労の自覚もあって、現在は電車通勤に代えました。
遅まきながら、PASUMOを初めて買いました。

1月は、絵も書も休みましたが、2月から、再開することにしました。
絵も書も、私の一部で、細々と続けよう、と決意しました。
これを辞めてしまうと「私は犠牲を払っている、だから、あなた達も!」と甥達に恩着せがましくなりそうで。

3月中旬から、姉が介護休暇を取得し、5月GW開けまでの今、
私は小休憩できて、こうして、久しぶりにブログを書いています。

バレンタインデーに、ゴディバの四角16P

2018年04月14日 | 日記
母は、S国際病院を2月13日に退院し、実家そばで、リハビリに定評があるA病院へ転院しました。
バレンタインデーの前日ということもあり、お世話になりました病院関係者に、ゴディバの四角16Pを姉と手渡しました。
病院関係者は、「清潔」に気を使われていますので、紙で個装され、シンプルな味わいの、この16Pは丁度良いと考えました。

執刀された先生は、20代の若さ!
ドラマ「陸王」で、融資コンサルを担当した、若く渋い俳優に、似た面立ちです。
母の病室に、頻繁に立ち寄られ、母に声を掛けてくださいました。
私は、このM先生が大好きです。
私がもう30年若ければ、「お嫁さんにしてください」とお願いしたい、そのような方です。

お礼の言葉の述べ「M先生、リハビリの先生方、病棟と救急の看護師さん方にも、既に渡しておりますから、
皆さんに分けなくて、先生おひとりで、お気兼ねなく、お召し上がりくださいね。」
M先生、にっこり笑いました。

最後に主治医S先生、緊急手術前に姉に挨拶いただきましたが、私は初対面、
科長ということで、白髪の紳士が現れるか・・・・と思いきや、
廊下の向こうから颯爽と現れたのは、長身、イケメン、思わず「カッコイイ」とため息。
若い看護婦さんも「ふふふ」と笑いますので、「先生は何歳なんでしょう?」と訊ねると、
「確か、30代後半」
救急で365日、脳外科手術をチームで対応して、激務なのでしょう、
若くなくては、体力も集中力も持たないでしょう。
脳の手術中、手元が狂ったら、神経麻痺を招きます。

S先生、目の周りに隈が出来て、ひどくお疲れの様子で、「今日は3件、手術が続いて、ご挨拶が遅れて申し訳ない」
姉がお礼の言葉を述べ、私がチョコを手渡しながら、先ほどと同様に、
「皆様には既に渡しておりますので、先生、おひとりで、お気兼ねなく、お召し上がりください」
先生も、思わずニッコリ嬉しそうに、チョコをご覧になりました。

男性諸君へは、「おひとりで、お気兼ねなく」
これが、ぐっと、気持ちを掴む、誘い文句かと、思います。

それは、夫や甥っ子達を見て、分かったのですが・・・
様々な菓子パンを買って、夫と「半分こ」しながら色々楽しもう、と盛り上げて置いたら、
夫は知らぬ間に、さっさと、選り好みして食べておりました。
「えっつ!?半分こ、しようね、って言ったのに・・・」
夫の念頭には、微塵も、湧かないそうで、すっかり私の言を忘れたそうです。

夫が好物の柿ピーも、私が買ってきたものは、夫は心置きなく食べるのに、
夫が自分で買ってきた柿ピーを、私が食べると、「食べたな~」と恨めしげに言います。

甥達もそうで、一つを頬張るのが基本で、分けるときは、妙に未練たらしいのです。

皆さんのお宅のご主人もそうですか?


母の入院

2018年01月14日 | 日記
昨年末、大晦日の朝、母の様子が変だ、と姉から知らせが来て、
連休が始まるので、救急車を呼ぶように、私は指示し、
救急隊員が脳出血の疑いを示し、
日野原先生のいらしたS病院と、都立B病院が脳外科手術ができるが、どちらにしますか?
姉はS病院と即答し、
搬送され、待ち受けた脳外科医によって、即、緊急手術となり、
命を繋ぐことができました。

今、母は、日一日と回復に向かい、私は、ようやく、一息をつけるようになりました。

母は、父の生前は父に尽くし、実母と義理の母、そして実兄を看病し、最期を看取りました。
母は、父と、両方の母、兄に見守られているのだ、と信じます。
S病院のM先生に執刀していただける幸運を導き、
母のめざましい回復に、M先生に「奇跡を起こしてくださった」と感謝申し上げました。

今、私と姉は、毎日病院に通っています。
私は、絵も書も、両先生に事情を話し、休止としました。
心が縮こまると、文字が書けず、色彩も失うのですね。
母の看病、介護が、日常のルーチンワークの中に、生活のリズムの中になりつつある、今日です。

皆様にとって、新年が健やかで幸せでありますよう、心よりお祈り申し上げます。

父の命日に寄せて

2017年12月18日 | 日記
寒波押し寄せる寒い深夜、父の様態が急変し、
救急車で搬送された病院で、亡くなってから、
父が鬼籍に入った50歳という年齢を、
ずっと心深く刻んで、
三十年という月日が過ぎ、
私は父の年齢を、無事、越えました。

写真の中の、父は、永遠に50歳のまま、静かにこちらを見つめています。
今でも、美しい空を見上げると、父に会いたい、と込みあげるものがあります。

そして今、私は、平穏に、無事に過ごせる、この毎日が、とても有りがたい。
これからも、日々、大切に生きていきます。
どうぞ、私たちを、お見守りください。



蒸し風呂的暑さ

2017年07月31日 | 日記
8年ほど前でしょうか、6月に台湾を旅行し、温度も然ることながら、夜になっても強烈な湿度で、

汗が蒸発せず、ぐっしょり濡れて、ぐったりとして食欲を無くし、出歩く元気も消えた、

蒸し風呂に入ったかのような、あの台湾の夏を、

この日本の関東の地で、連日、思い出させる暑さに、

日本の関東以西は、もはや「温帯」ではなく「亜熱帯」に仲間入りしたのではないか、

と感じるこの頃です・・・

暑中お見舞い申し上げます。皆様も、どうぞご自愛くださいませ。

ひと休み

2017年07月06日 | 日記
昨日で書道のかなの前期が終了し、夏休みを挟んで、9月の終わりに後期が再開されるまで、ひと休みです。

今日は「会社仕事」の日。税理士さんと保険屋さんの対応をしました。

頭痛がひどくなってきて、一眠り。

ようやく落ち着いて、久しぶりにブログに向き合います。

更年期的な頭痛など 自分の体調不良とも相談しながら日々の暮らしています。


来週から、日本画を習い始めます。

初めてです。楽しみです。

健康で長生きしたい、と欲が生まれました。

元気であれば、書も絵も、それなりの世界を表現できるようになるのではないか、と欲が出てきました。


日本画では、ひとつ目標があります。

我が家の和室の襖に絵を描くことです。

和室側の表には、早春から秋にかけて楓を、3枚に描き分け、

廊下側の裏には、拙宅の庭で咲く花々を、早春、春、初夏の3枚に映し入れます。

これは、私から夫への贈り物。


私たち夫婦には子供がおりません。

もし私が先に逝ったら、「オレは野垂れ死にを覚悟している」と夫が申します。

私は、夫にみじめな終わり方をして欲しくないので、今からできる手立てとして、

私の甥達との関係を築くことで、万一私が先の時の備えにしようと、心がけてはいますが、

私が夫を愛した証しとして、襖に、夫と私二人で作り上げた庭の、草木の風景を描き、

いつか、夫が独りになっても、その絵の中に、私を見出して慰めになれば、と願います。

庭の取り持つご縁

2017年06月22日 | 日記
ご近所に、私が大好きな「シジミ花」を垣根に咲かせているお宅があって、
70代後半とおぼしきご主人が、庭仕事をされていたので、「きれいなお花ですね」と声を掛けました。
話が弾んで、ご主人の「越後水仙」と私の「河津水仙」を、葉が枯れたら掘り上げて交換しましょう、と相成ってお別れしました。

そして、先日の日曜日の朝7時、「ピンポ~ン」
拙宅主人が寝ぼけ眼で、あわててズボンを履き、応対に出ると、
かのご主人が袋に立派な球根を沢山携えて「奥さんに」と渡されました。

翌朝、私は夫にお願いして、一緒に河津水仙を掘り上げ、大中小を選別し、大中を袋に詰め、越後水仙のお宅に伺いました。
道路からは、お宅のお庭に野菜が植わっている様にしか見えませんでしたが、背丈の高い野菜の向こうは、
お花畑。 様々な百合、ルピナス、あじさい・・・
奥様からお茶菓子を頂いて、ご主人とお話しました。
なんでも、奥様は私の夫の母と懇意にしていたそうです。
帰りに、松葉牡丹を頂き、私はお礼に松葉菊を差し上げる約束をしました。

雨上がりの今朝、庭に出て松葉菊を掘り取り、越後水仙のお宅に訪問しました。
奥様が応対し、病気で思うようにならないこと、若かりしころの苦労話をされました。

そして、「主人が作った きゅうり だけど 」。
ありがたく頂戴しました。
日曜日のお昼10時ごろにでも、拙宅の庭に、お運びください、とご招待いたしました。

自宅に戻り、草むしりがてら松葉菊の挿し木をして、ふと、お向かいのHさんに、この挿し木を持っていこうと思いつきました。
Hさんは、私の母に似て、優しくて働き者で、庭がいつもきれいに掃除が行き届いて、お花を育てていらっしゃいます。
Hさん、「以前、智子さんからいただいた、百合と(矮性)アガパンサスが、綺麗に咲いています」と喜んでくださるので、

松葉菊を挿し木して差し上げ、「原種のアガパンサスもいかがですか?」
そして、拙宅庭に一緒に戻り、2株掘り出して、お向かいに戻り、一緒に植えました。

自宅の庭に戻って しばらくすると、Hさんは「じゃがいも だけど、好きかしら?今、掘ってきたのよ」
ありがたく頂戴しました。

引き続き、草むしりをしていましたら、夫の親戚のおじさんが見えて、「いんげん だけど 食べるか~ 」
ありがたく頂戴しました。
お礼に、「河津水仙、庭の片隅に、モグラ避けに植えてみませんか?」と差し上げました。

雨上がりの今朝、幸せな、不思議な午前でした。
嫁いで満10年、ご近所の方々と庭を介して おつきあいができるようになりました。
でも、親しくさせていただいている ご近所の方々は皆、ご高齢で私の母と同世代です。
いつか来る別れを思うと、寂しくなります。


古新聞、古雑誌、古女房はございませんでしょうか~

2017年06月15日 | 日記
古新聞の回収車が以前は町内を回って

「古新聞、古雑誌、ぼろきれなど、ございませんでしょうか~?」

などアナウンスしていたが、

「古新聞、古雑誌、古女房など、ございませんでしょう~か~?つつしんで、つつしんで、お承ります」

など、のたまいながら、家じゅうのゴミを回収していましたら、夫がブッと吹き出した。

まだまだある、「サンタのおばさん やあってきたあ~」とクリスマス・ソングを歌いながら、

ごみ袋を背負い、部屋中のゴミ箱から回収する。


マーチを運転して思った。この古いマーチは私と同じ。

古いけれど、使いやすい。

夫は、ポンコツでガタがきている古女房を手放さないでいてくれる。

だから、私はこの古マーチを手放すのは止めよう。変な論理だ。

夫は、「うん、マーチでいいよ~!俺が新型セレナを買うから~、気楽に駐車できるしね~」

そう来たか・・・

マツダ、ニッサン、ベンツを回って・・(後半)

2017年06月13日 | 日記
ニッサンのノート、セレナ、エクストレイルの運転席に座って、説明受けているうちに、
気分が悪くなってきました。カーシックの症状です。窓を開けましたが、段々、つらくなってきました。


次にベンツに行き、安全補助機能の説明を聞くと、Eクラス以上には「ミリ波レーダー+カメラ+センサー」搭載で、
以下のクラスにはレーダーついていませんでした。先日の私のブログの内容を修正します。

Aクラスはやはり、前方視認性が悪く、
Bクラスは比較的前がフラットだから、と勧められましたが、やはり、見えません。
スマートのFOR・FOURは、前方視認性は良いですが、3.5mでマーチより小さくて4人乗りです。
また、ナビは後付けでエアコンの送風口とバッティングし、安全補助の機能は昔のまま。

主人は、VANの解説を熱心に聞いています。
サイズは4.9mから5.15mまで、横幅が1.9m
夫曰く、3tダンプの幅と変わらない、そうです。

夕方の夕飯時間になり、試乗は次回、ということにして帰宅しました。

夕飯の支度しながら、一連の試乗を踏まえ、自分の結論を伝えます。
「私、当分、納得いく新車が出てくるまで、待つ。それまで、マーチに乗る。」
夫は「そうだな、仕方ないな」と答えます。

お次は、夫の話を聞きます。
「ベンツを買ったら、畑に駐車する」
「えっ!?ベンツをここに泊めないで、畑に!?」

「ここに泊めると、社員の出入の邪魔になるし、道具の出し入れで傷つく可能性がある」
「確かに。でも、畑に泊めると、誰かに嫌がらせで、いたずらされるよ、その度に修理代がかかるよ」
拙宅は、新築時に嫌がらせで犬の糞を敷地内に放置されたり、
トラックは盗難未遂で、消火器の中身を座席にぶちまけられたこともある。

「ベンツ、ってシャッター付きの車庫や、マンションのセキュリティー付き駐車場に保管するもので、
大型の新車のバンを畑に野ざらしにしておくもの?
かと言って、ウチに駐車すると、社員が道具も運ぶし、万一傷つけられた時に叱りたくないよね・・・
・・・辞めよう!良くない」
「・・・そうだな」
「私の実家の家族と旅行のときは、レンタルのバンで十分、有りがたいって感謝しているよ。
ベンツで無くてもいいんだよ。バンを用意して運転してくれるだけで、本当に、嬉しいし、ありがたいよ。」
「・・・そうだな」

なんだか、実際に購入が目前に近づいて、ベンツが自宅に在るイメージがリアルになった途端に、
様々な不都合が現実味を帯びて来て、宜しくない事実が次々浮かび、
ベンツは夢の泡と消えました。

夫と家を建て直し、敷地の区割りを検討するとき、
自宅、事務所、駐車スペースについて、夫婦でよく話し合いました。
夫は、車は「履きつぶすスニーカーのようなもの」「トラックと同様、道具でしかない」
だから、屋根付き駐車場は不要、事務所納屋の車寄せを駐車スペース兼用としました。

しかも、夫はレクサスのLSという大きい車を、「大きくて不便だ」と早々に手放し、プリウスに替えた経緯もあります。
大型高級車へのこだわりが、夫婦そろってないので、駐車している車へ配慮した駐車場を設計していないのです。
どうやら今のライフスタイルに合っていない、
そんなことを、今更ながら、あらためて分かりました。

マツダ、ニッサン、ベンツと回って・・・

2017年06月12日 | 日記
さて、ディーラめぐりも第三週目に突入し、朝食をしっかりとって、まずマツダへ。

以前から気になっていた「zoom zoom zoom 」の宣伝でおなじみのデミオ。
CMでは、黄緑が印象的でしたが、もはや時代は変わり、深い灰色が流行色。

運転席に乗り込み、座席を調整した段階で、OUT。
前面の視認性が悪い、とは他社ディーラーから聞いていたが、本当にその通りで、
コンパクトカーでも、車体の前方は想像の域。
一周の試乗は止めます、と言えば良かったが、
言えないまま、安全性能など確認しながら町内一周した。

マツダの安全性能は、ストレートに言うと「おもちゃ」のように感じた。
運転者は男性・若者を意識して「安全性能は本当は不要だけど、流行は取り入れた」そんな中途半端な感じ。
外観色や内装は、ヨーロッパで人気なだけあって、モダーン・クラシカルな内装はCOOPERと互角。
コンパクトカーで、ここまで凝った内装は、日本の各社では見られない。

新人が営業担当で、的を得ない解説だが、かわいそうなので最後まで聞いて、退席しました。

お次は、ニッサン。
営業主任のベテランで、こちらの質問の趣旨を的確に捉え、無駄のない分かりやすい解説。
次回から、この担当を指名しよう、そんな気持ちにさせる。

さて、安全機能は、ひとつのカメラ、8つのセンサー、モニターの3本柱で支え、
コンパクトなノート、VANのセレナ、SUVの安全機能の差を理解しました。
特徴は、例えば狭い路地の右左折時に、角が擦りそうになると、車が自動に止まること。
自動運転、安全を目指しているだけあって、徐行時の停止機能が充実している。

私は、ある程度高速で運転しているときは、神経も張っているし、事故ったことはない。
よく通る国道や都道は片側2車線で、第二レーンは渋滞していても、第一レーンは空いている。
理由は、路上駐車を避けながら運転するので、車幅感覚が求められ、マーチなら安心してすり抜けていた。

それでも微妙な時に、左前方の空間の空き具合を指摘してくれるセンサーや、
車線変更する時に、後方車両を自分で目視確認するが、「万一の見落とし」を指摘してくれるセンサーは、
年齢が上がってきて、認識スピードが落ちつつある私には、大変有りがたい。

しかし、ノートは4.1mで、できればマーチの3.7mに近いサイズがいいので、しばらく様子を見ることにしました。
夫は、安全機能にすぐれ、様々な利便を図った内装の、セレナにほれ込んでいました。

続く

ミリ波レーダーvsステレオカメラ、各社の安全性能を比較する

2017年06月10日 | 日記
各社・車種の安全性能を比較する中で、各社とも都合の悪いことは表示しないので、
「書かれていない」ことをHPやカタログから読み取っていく作業は根気と時間が要る。
メカ音痴の私でも、文章の解析は得意なので、各社の宣伝から読み取った安全性能の比較について記します。

まず、安全を察知する機構として、ミリ波レーダー、カメラ、赤外線など各社開発している。

ミリ波レーダー(トヨタ、FWなど)
レーダーの反射で物体を把握し、比較的天候に左右されにくい。
遠くの先行車を把握するのは得意だが、対人は近くであっても対応は難しい。
対2輪(自転車やオートバイ)についても曖昧で読み取れない。

トヨタは時速数kmから先行車追随、ブレーキ、衝突防止を表記しているが、逆に渋滞徐行時が不明。
つまり、運転者の身は守るが、歩行者や自転車運転者は守らない。

ステレオ・カメラ(スバル、スズキなど)つまり、2つのカメラを搭載
カメラの映像解析のため、悪天候に弱い。
前方の車のみならず人も二輪車も把握して、衝突防止、安全の対象となる。
スバルは「時速0km」から先行車追随、ブレーキ、衝突防止を表記している。
また、車線変更時に、死角となるエリアの車、二輪車(自転車)を把握し、危険度を評価して知らせる機能も独自。
マツダはある速度以上で走行中であることが前提で、スバルは停止時、および走行時どちらも対応できる。

一つのカメラ+レーダー(赤外線など含む)
ダイハツ、マツダなど、上記2種の利点を併せ持っているが、
各社とも時速数km以上のときに、衝突防止ブレーキなどが働く様で、渋滞徐行時には対応できない。
人や自転車に対して、あいまいな表記。
因みにレーダーは高価で、カメラは安価、赤外線が廉価だそうです。

運転する私たちからすれば、ミリ波レーダと2カメラ両方搭載すれば、両者補い合っていいではないか、
と誰しも考えるところですが、
そうしているのは、ベンツでした。

ベンツは比較的安い車種から、高級車まで、全て同じ安全機能を搭載している。

対して、トヨタは車種の値段の高低で、安全機能にも優劣をつけている。
安全が欲しいなら金持ちになれ、ということでしょうか。
企業理念が透けて見えます。

例えば、8人乗りのバン。
トヨタもベンツも値段の差は大して無い。
ベンツはデザインは一つしかないが、
トヨタはアルファードとベルファイアーなど、中身は一緒で表面が異なり、ラインアップが多い。
「外観にそこまで力を注がない」で「安全第一、ミリ波と2カメ両方搭載」という決断をトヨタもベンツ同様にできるはず。
できるのに、しないのは、「人命」より「銭儲け」に重きを置いていることかと・・


更に、ベンツに有って他社に無い機能は、
後方へのレーダーによって、後続車が異常速度で接近してきた場合、後続車にハザードランプで警告すること。

日本車は、運転手もしくは車が急ブレーキを踏むときに、緊急ハザードランプを点滅をする機能があるが、
後続車の異常速度まで把握はしていない。

ニッサンは、全自動運転を目指していて、その機構は読み取れませんでしたが、
時速0kmから先行車追随、ブレーキ、衝突防止は、スバルと同じであるが、
車線の中央をキープする機能が優れて、カーブにも対応し、「手放し運転」が可能のようである。
他社は先行車追随、車線内ふらつき防止は明示しているが、車線中央をキープすることは記載していない。
更に、自動駐車までできる。他社は駐車の「補助」であり、運転手に代わってやってくれない。
一方で、ニッサンは車線変更についての警告機能が不明。

この分析を、夫に告げたところ、
夫はベルファイアーを購入するのは止め、ベンツのV(バン)にする、ときっぱり決めました。

私は、スバル本社に「アイサイトを搭載したコンパクトカーを導入する御予定はございませんか?」
とメールで問い合わせましたら、きっぱり「ない」と断られました。

しばらく10年来のマーチに乗って、各社のコンパクトカーの新車が出そろうのを待って、
機能の補助が無くとも車体感覚がつかめる形体で、なおかつ、万一の安全機能が充実している機種を
選びたいと考えています。



ボックスカーか、セダンか?

2017年06月09日 | 日記
さて、我が家の命題は・・・
社用車としてセダンは一台保有しておきたい。
私がセダンを乗りこなせれば、夫は、8人乗りのベルファイアーなど購入したい。
私がプリウスを乗りこなせれば、マーチを処分して、大型ボックスカーを購入できる。
拙宅駐車場は3台置けるが、邪魔な感は否めないので、できれば2台で納めたい

しかし、私はプリウスは乗りこなせない。
そこで、今、3択となっており
1.マーチを乗り潰す
2・マーチ同様に車体感覚をつかみやすい小型ボックスカーに買い替える
  スズキかダイハツかの違いは、幅5cmの差。
  セダンより広く使え、年老いた母が後部座席へ乗り降りしやすい。
3・マツダのデミオか、スバルのインプレッサか、FWのPOLOのセダンでれば、社用兼用できる。

夫は、私の車種次第によっては、
4.私が2の小型ボックスカーなら、スバルのクロスオーバー7人乗りセダン
5.私が3のセダンなら、8人乗りボックスカー
など目論んでいる。

無難なのは、2.未知数なのは3.
決めかねて1にして、各社コンパクトカーに安全性能が出そろった頃に、買い替える・・
など、試乗しながら考えます。

スバルがコンパクトカーを導入していないのが、残念です。

美人は3日で飽きる

2017年06月08日 | 日記
私は、書や絵に関しての審美眼に、迷いは少なく、洋服の買い物も、短時間で決断を下す方ですが、
車に関しては、迷いに迷い、右往左往して、決められない「女の買い物」となってしまい、
付き添う夫は、呆れ、うんざり、疲れたーという気持ちから、「マーチを乗り潰したら?」と提案する。
確かに、一理ある。
納得の後継車が見つからなければ、妥協、消去法で、現状継続もあり。

しかし、この年齢で、選択枝を狭めたら、あとはひたすら、小さい車しか乗れない私、決定になるではないか。
諦める前に、徹底的に各社・各車両を分析しようと、気力を奮い立たせている。

そうした中で、気づいたことは、「美人は3日で飽きる」
欧州ブランドの販売ディーラーは中古車販売も併設していることが多く、
新車なのに中古に回る車に、3ドアが多いことに気付きました。
3ドアは5ドアに比べ、丸かったり、流線型であったり、形はかっこよくて、
乗ってみたいあこがれは、誰しも1度や2度はもつでしょう。

そこで、私もあこがれの車に試乗し、・・・・冷めました。
美人は3日で飽きる、とはこのこと。
愛人にはいいけど、本妻にはしたくない、男性の遊び心が、車で分かりました。

むしろ、安全性能に愚直に取り組んでいるメーカーの、地味な努力に惹かれました。
夫も私も、これまで見向きもしなかったブランドが、実は、底力があることを知り、
見直すきっかけとなりました。

今は、各社とも過渡期のようで、運転者が高齢化し、安全面が重要視されるようになり、
次々と新車に安全機能を付加しています。
そうすると、垢抜けないデザインと感じていたのに、
数段良く、味わい深く見えてくるようになってきます。
不思議な錯覚ですね。

スバル・インプレッサをレンタルして一日乗り回す

2017年06月07日 | 日記
先週の土曜日に、FWのUPとPOLO、COOPER、FIATのPANDA、
日曜日にスバルのJUSTY、IMPRESSZA、XVを試乗し、

この間の日曜日に、インプレッサを有料でレンタカーして、
デパートの駐車、自宅の車庫、都内実家の駐車場、と駐車場巡りをして、
片側3車線の国道では、アイサイトの車線変更機能、渋滞時の先行車追従機能、などを試し、
自宅の車庫では、プリウスを前にブレーキ警告を試しました。

インプレッサの安全サポートは、目下世界一番であることは納得し、体感しました。
しかし、サイズが縦4.4m、幅1.76m
現在乗っているマーチは3.75*1.67に比べると、一体感は掴みにくく、
各種センサーの援助を受けねば、安心できない、というのはいかがなものか・・・

そこで、いつも我が家の車たちでお世話になっている自動車整備工場の社長に、電話入れて相談しました。
貴重な、情報と助言を得ました。

トヨタ、ホンダ、ニッサンはハイブリッドと電気の燃費面に力入れすぎて、安全面で出遅れた。
スバルとスズキは、アイサイトとディユアルカメラを開発し、2つのカメラで安全面で先行し、
スバルは欧州で、スズキはコンパクトカーで日本国内で売り上げ、赤字を克服した。

スバルは車体が大きい方に車種を揃えたことが、弱点となり、
マズダも安全面では2番手であるが、コンパクトカーを充実したことで、欧州でも人気がある。

スズキはコンパクト・トールカーのソリオが大ヒットして、
これを見たトヨタがダイハツとスバルと三社で、似た車種「スペイド、トール、ジャスティ」を売り出した。

長さより、幅が重要で、
5cm幅が広がるだけで「すれ違いで」擦って修理に持ち込むお客さんが結構いる。

なるほど、社長に謝意を述べ、
改めてマツダのデミオを見ると、縦4.06で、FWのPOLO縦3.99とライバル関係にある。
スバルの店員が、「マツダは視認性が悪い」など、ふと口にしたのも、逆にライバル視している証拠。

それでは、「今度の日曜日、午前中はマツダのデミオ、午後はスズキのソリオに試乗しましょう」
と夫の了解を取り付けました。

続く

スバルに試乗してアイサイトに驚愕する(後編)

2017年06月04日 | 日記
ジャスティーで気を良くした私は、インプレッサもダメモトで試乗してみることにしました。

まず、運転席の座席位置の調整で「!」
これまで乗ってきた車の中で、座高の位置調整が最も細やかにでき、驚きました。
私は身長155cmで、日本車は170cm以上の身長ある男性を標準値に設計されているのでは?
と常々、不満に思っていました。
椅子のサイズもS・M・Lで選択できればいいのに、と思いますが、そのようなメーカーは世界中にありません。

アクセル・ブレーキの足との位置関係、椅子の前後、上下、リクライニングを調整して、
今までの、どの車より、自分にフィットした瞬間でした。

次に表示盤。
ドイツ、イタリア、フランス車と異なり、日本車の表示は疑問なく、自然と入ります。

最後に車体感覚。
前方の右端と左端に、夫に立ってもらいました。
なんと!自分の視覚情報とぴったり合っています「!」
また、背後のガラスの位置が、車体の全長端と同じなので、見えない後ろの長さを想像する必要がありません。

マーチより、70cmも長いのに、前方の視認性が良いので、車の大きさが良くわかることに、驚きました。
すると、女子社員が我が意を得たりと、
「これがスバルの安全です。」
「視認性が良ければ、ポールもいらないし、「乗せられた」のではなく「自分が運転する」感覚がつかめ、事故が減ります」
「アイサイトは、運転をアシスト、補助するもの。そもそも、運転が安全であるためには、視認性が一番大事。
「デザインはこれが基本となっています」

では、出発~
交差点の先にトラックが停まって、車線変更しないといけないのですが、
右のミラーの内側にポチッと灯りが・・・
「右後ろに車もしくはオートバイが接近して、車線変更が厳しいことを知らせています。」
「車線変更時の、死角をカバーしています。2輪車にも反応するのは、スバルだけ」
「すごい!」夫と私、一同につぶやき、私は確認しつつも車線変更します。
車体感覚があるので、トラックを避ける幅が、膨らまなくて済みます。

「一定のスピードが出ますと、白線を踏んだら知らせます。中央を維持する機能もあります」
スピードを出してふらふらしてみると、警報が鳴ります。
居眠りしそうな時の蛇行運転に、有効ですね。

国道から都道に左折すると、車の量も減り、前方が赤信号へ変わり、先行車が徐行します。
すかさず背後に付き、いつもならブレーキを踏んでスピードダウンする私ですが、
何もせず、車に任せ、安全衝突回避機能を試してみました・・・・
前方車に近づき、車が警報を鳴らし、表示盤に前方車が接近して危険を知らせる画面が現れ、
私はブレーキを踏みました。

女子社員「今のは一次警報です。それでも、ドライバーがブレーキを踏まないと、車は急ブレーキをします。」
「時速0kmから114kmまで、ブレーキと先行車追随機能がありますので、渋滞時に追突する危険が減ります。」

路地裏に入り、右折、左折をしますが、「後ろが長い車でないので、膨らまなくても大丈夫ですよ」

展示場で車庫入れを2パターンを試しますと、背後の道路の通行に反応して知らせます。
「狭い駐車場からバックで道路に出る時、道路の左右から車両が近づくのを知らせます。」
夫も私も「すごい!」「ウチに丁度いい!」

4.4mの車を運転できてしまっている自分に驚いて、勢いづいて、
「では、ついでに、今、TVで宣伝しているXVも試乗します!」
XVはインプレッサより幅が3cm大きいだけ。車高は10cm高い。
その差異は、気にならなかった。

運転できて、何よりも、嬉しかった!
大きいからダメなのではなく、形状が車体感覚に大きく影響することが分かりました。

しかし、ここで飛びついて買って、後悔はしたくない。
今より70cm大きくなることの、現実に適応できるか予め知るべき、と
日曜日にインプレッサをレンタカーして、自分が良く出かけるスーパーやデパートの駐車場を巡り、
自分で適性を確認する予定です。

車に乗ることが楽しみ、、、なんて初めて、です。