智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

水仙の山

2010年12月21日 | 庭、四季の花
夫が造園業のため、不思議な贈り物が訪れる。

水仙の山、山盛り、てんこ盛り、、、、

ある日、畑で作業する夫の下へ、おやつの差し入れを持参した。

ふと、小高い山が、水仙の新芽で覆われているではないか、、、、

近づいてよく見ると、6平方メートルほど水仙でびっしり覆われている。

さらに、掘り出すと、次から次へと球根が現れる・・・・


事情を夫に尋ねると、K臨海公園で病気を理由に処分扱いとなった分だという。

この3年間、水仙を育ててきた私の目からは、

病気ではなく、分球が進み根がつまり、栄養と酸素不足に陥っただけに見える。


ちなみに、この3年間、地道に、100球余りある庭の水仙を増やすべく手入れをした。

夢を描いたのである。

庭の木々の足元に、初春に水仙の花が一面に咲く様子を。


買うと、それなりの出費になるので、自前で、年月かけて増やそう、と努力していた。

だから、宝くじに当たった気分!

うれしい、と小躍りして掘り出し作業にかかった、が、、、、


何千球もあろう、球根の山である!

毎日、午前中の9時から12時まで、庭仕事に時間を当てても、3月に終わらない・・・

球根たちが、「助けてーーー」と悲鳴を上げているようで、

「待っててね、今、助けるからね」とつぶやきながら、スコップをはこぶ。

用事があってできなかったりすると、「ごめんね」と申し訳なく、気が休まらない。


今日、園芸に強い夫の仕事仲間が、「水仙は強いから大丈夫」と励ましてくれた。

ふうううーー、ほっとした。少しは時間の猶予をもらえた。


毎日、こつこつ、夢に向かって頑張ろう!

春一番に、友人や家族をご招待して、水仙をめでて、お茶をしよう!!!

と腰をさすり、ニヤニヤしながら、スコップを動かす毎日である。






設計者変更の、その後

2010年12月13日 | 家の設計、インテリア
友人諸君、先日、S林業の設計者を変更し、前段階の設計を32万円とともに流した、

そんな話をしましたね。

その後の顛末です。


新しい設計H氏は、柔軟かつ緻密な思考力とデザイン力と提案力がある人です。

毎週日曜日に打ち合わせしていますが、

前回の宿題は、次回には解決し、前進します。

彼のデザイン力のお陰で、一段上のセンスを感じ「これでいこう!」と即答できます。

ちょっとニュアンスが違うときは、違和感を伝えます。

次回には、「こんなのはいかがですか」と発展します。


まさに、インスパイアリング、正・反・合、論じて楽しいです。

H氏の力を得て、夫と私は、二人で2年間考え続けたことの、総括、総復習をして、

取捨選択、妥協できるもの、できないものを振り分けられました。


お陰様で、12月内にまとまり、1月諸手続き、2月着工、5月末完成・・・

とまとまりそうな予感です。

有難い、感謝です!


H氏を相手に、夫は、屋根の軒天や玄関のたたきについて、熱く論じます。

これまで熱く語ってきたのは私で、(前任相手で、暖簾に腕押しでしたが)

語り口調が夫に移ったようで、

おかしくもあり、嬉しくもあり、その姿に感動しています。

納得の家、に辿り着けそうです。