智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

春が早すぎます

2014年01月28日 | 庭、四季の花
なんだか、最近、

春が早く訪れて、夏が長ーーーくて、秋はあわただしく、冬はあっという間に終る

そんな感じがしませんか???

地球の温暖化、確実に、進行していますよね・・・



我が家では、例年、2月半ばに咲き始める梅が、

今年は一月中旬に まず白梅が咲き始め



紅梅は 蕾がふっくらと膨らんで



先週の 妙に暖かすぎる小春日和で、喉が渇いた尾長が みかんジュースを飲みに来て




後日談、1月31日現在、紅白とも満開です。

早すぎます。春の到来が・・・・





お芝居「明治一代女」を観る

2014年01月19日 | 読書、観劇、映画
昨日の土曜日、母と日本橋三越の劇場で、新春新派公演「明治一代女」を観ました。

明治時代の実際に起きた人情事件を題材にしており、

前半、花柳界の春の華々しい「起承」から、後半、冬の雪夜の暗く寒々しい「転結」へ、

明暗の展開が、ドキドキと引き込まれました。

お芝居は楽しいものですね。



久しぶりの観劇でしたが、三越劇場はコジンマリとして、

舞台と客席が近くて一体感があり、楽しめます。

観客席の中に、元NHKアナウンサーの山川静夫さんも見えました。


主役は波乃久里子、相手役は市川春猿、佐藤B作、ライバル役の水谷八重子。

皆さん、役者として職人であり、プロだなあと感心しますのは、まず発声。

言葉が良く通り、聞き取りやすく、日々の修練の賜物だな、と感じます。

また、表現についても、すっとその世界に、感情移入していけます。


幕間に食べるお弁当を、母と三越デパ地下でアレコレ品定めするのも、楽しいです。

母は、今年で79歳になりますが、衰えゆく背中を眺め、無性に悲しいです。

まだ、独りで出掛け、お友達とお芝居を楽しむ行動力がありますが、

もう少ししたら、「付き添う」必要が生じるでしょう。


幕間休憩でお弁当を広げ・・・

母「パパとね、三越にお中元やお歳暮を選んだ後、こうしてお芝居を見たのよ。」

「パパはね、高校生の頃、演劇部にいたのよ」

私「ええええーーーっ!!!」

母「パパは 新聞部と演劇部を 掛け持ちしていたのよ」


幕が閉じた後、デパート内を、食器売り場、洋服売り場とブラブラ散歩しながら、

最後は「フォートナム・メイソン」で紅茶とケーキを賞味して、

おしゃべりをしてから帰りました。

母の多幸と長寿を お守りください、空高くいます父に 祈るばかりです。

ヒラメをリベンジ

2014年01月14日 | 釣り吉さん
茨城は 大洗の海に登る 朝日




前回のヒラメ釣りでは、船酔いで「フラレ」てしまい、積もるばかりの恋心・・・

今回は、茨城大洗にて前日から宿泊して、万全の準備で望んだ、釣りキチさん。

とは言うものの、一人旅が苦手な誰かさん。

私も一緒に旅行となりました。


まず、12日の日曜日に大洗漁港に到着するとお昼で、下船の時間。

沢山の釣り船に、沢山の釣り人がいて、クーラーボックスを見ると、大きなヒラメ。

皆さん、満足そうにニコニコ笑顔です。

13日に釣りの予定の夫は、明日も釣れるだろうか・・・と不安そうですが、

天気もいいし、釣れるにちがいない・・・と自ら鼓舞しています。


沢山の船の中から、目的の船主を見つけだし、挨拶を済ませますと、

「明日は、お客さんが少なくて、別の船を紹介することになるかも・・・」

しかし、当初の船がかなり小さく、変更後の船が立派であったため、内心喜んだ夫。

ついでに、那珂湊漁港にも立ち寄り、釣り船を観察しては、釣り雑誌とにらめっこ。



宿は、大洗鴎松亭(おうしょうてい)で、夜は「あんこう尽くし料理」。

西のふぐ、東のあんこう と称されるそうですが、

私は、福岡でいただいた「ふぐ尽くし」に軍配を上げます。

宿は市町村公務員共済組合の宿で、きれいで、気持ちよかったです。


夫は、翌日未明4時に出発し、

私はのんびり、7時に朝風呂、8時に朝食、9時過ぎに電車で都内の実家へ向かいました。


冒頭写真は、6時49分の日の出。ホテルの窓から。

更に、窓左手に見える那珂湊漁港。



空に鳥が群れなして飛んでいますが、「鳥山」の下には、エサの魚が群れているのでしょうか・・・


お昼、珍しく夫から電話があって、

「大きいの5匹釣ったよ~~寿司勘で捌いてもらうよ~~」

私は夜、頭を甘醤油で煮て、アラで出し汁を用意し、

すし屋で5枚に下ろしてもらった柵を、夫が刺身に切って無骨に並べ、

食べ飽きた切り身を、私はから揚げにしました。


今晩も、ヒラメです。 正直、ちょっと、食傷気味です・・・・








正月の富士山

2014年01月10日 | 国内旅行


6日 富士山。 高速道路から撮影。


4日の新年会の後、甥っ子長男8歳はお泊りしましたが、

次男5歳は 母親と離れられず、祖母と3人で帰りました。

次男は、私がお昼中に 都内の実家から兄弟二人で連れ出すと、泊まれるのですが、

このように夜、今回は母、前回は兄が、先に帰るパターンでは、泊まりきれません。


さて、5日は甥っ子の希望で、近所の市営植物園へ行きました。

そこは、多種多様な滑り台があって楽しめます。

しかし・・・隣接に「スケート場開園」と大きく看板が上がり、

スケートをやる!!!と甥っ子が言い張ります。


スケートは危険が伴い、保護者がいない状況で、甥を遊ばせていいものか・・・

悩みましたが、夫が「いいや、やってみよう」の一言で決まり、

とはいえ、夫はスキーはできてもスケートはできず、

私が、30年ぶりのスケート靴を履き、しかも年末の「ぎっくり腰」の不安の中、リンクに立ちました。


夕方、1時間。

スパルタ叔母の下、4回転んだあたりで「もおいい、やめるよ~」と弱音を吐く。

「私、ヒロくんと同じ、小学2年のお正月、初めてスケートをしたけど、

21回転んで、滑れるようになった。2回や3回転んだくらいで、泣かない!!!」


思えば、、、、補助なし自転車も、駄々をこね、せがまれた甥っ子に応え、

私が最初に教えましたが、数回転んだあたりで、「もうやだ~」と泣きが入り、恨み顔。

しばらく間をおいて、母親と2回目の挑戦では、「すーっと乗れたよ!」と得意げに報告が来ます。

なんか、私、損な役回りだな・・・と感じます。


さて、最終日の6日。

夫が「富士山がいいか?海がいいか?」、甥は「富士山」と答え、河口湖へ。



河口湖畔の富士ビューホテルからの富士山の眺め。

信玄縁の御室浅間神社にお参りして、

ホテルでランチをいただき、ついでにショップのお洋服を大人買い。


私が子供の頃、このホテルでお正月を過しました。

昭和11年に建った旧館は、木造3階建て、

木製の重厚な回転扉を通ると、巨大な木柱4本が吹き抜けを支えるロビー、

木枠の堂々とした窓、格子組の天井、寄木細工の床、ビロードのカーテンに天蓋ベッド

食卓には金縁の皿類に、磨きこまれたカトラリー、洗練された料理。

敷地内の温室で、職員によって育てられてた花が、正月の食卓に添えてありました。

風格と日本の美が、建築・内装・庭園の全てから かもし出され

忘れられない、宝物の記憶です。


昭和60年に鉄筋コンクリートに建て替わり、どこにでもあるホテルになってしまいました。



7日まで、夫の会社はお休みです。

今年のお正月休みは、九十九里浜の日の出を仰ぎ、更に、富士山を眺め、

御節料理も鯛料理も、夫や家族の皆に喜ばれ、充実し幸福な始まりでした。

習慣性ぎっくり腰が再燃したのが「玉の傷」ですが、本年も精進あるのみ!!!


鯛尽くし新年会

2014年01月09日 | 釣り吉さん


正月4日早朝、夫は意気揚々と 初釣りに出掛け、2時半には帰ってきました~

釣果 ハナダイ8匹とカレイ1匹。

大3匹とカレイは寿司屋で捌き方を教わり、残り5匹を夫が捌く。

今回は、事務所の流しで、鱗・内臓取りをやってもらいました。(血生臭いため)


捌いた魚を、私は母屋のキッチンで、和風煮魚、中華風蒸し魚。

お外で、新しいバーベキュー・コンロで、炭焼き。

寿司屋で捌いた頭と中骨を、お澄ましの出汁。

出し汁と塩焼き魚で、鯛飯。


実家の母も姉も、「すごい」と感動し、

甥っ子次男は刺身が苦手でしたが、「おじちゃんが釣った魚」の刺身を沢山食べました。

お正月料理のお煮しめも出しましたが、母に「腕を上げましたね」と褒められました。


上の写真は、最後の塩焼き1匹。 今晩、鯛雑炊にする予定です。

西の空には「うろこ雲」でした。



新春の海

2014年01月03日 | 釣り吉さん


2日朝、千葉県九十九里浜は 片貝海岸からの日の出。

2日は夫の長姉夫婦が来訪する予定なのに、なぜか、初日の出を拝んでいる私達・・・



4日に、夫は初釣りの予定で、そわそわ、わくわくしています。

前回、ハナダイが皆に好評だったので、

新年会を、夫は自分が釣った鯛で催したいそうで、

「鯛尽くし」新年会には、私の実家家族が来訪します。


釣りは、5時半の出船に間に合わせて、未明の2時に起床しなければなりません。

時差ボケは船酔いに直結しますので、

夫は元旦から、「夜9時に就寝して、朝3時に目覚める」生活スタイルに変えました。

「今は、釣りのための早寝早起き習慣、なんていえるけど、

もう数年経てば、年だから、自然とそうなるよね~」とからかう私。


私がウイーン・ニュー・イヤー・コンサートを見終わって、ベッドに向かうと、

夫は夢の中・・・・夫の寝顔を見て、笑ってしまいました。


4時頃、ガタゴト音がするので、泥棒か・・・・と怖くなって目覚めると、

夫が外出着に着替えて、まさに 出掛けようとしていた!

「はあ?こんな時間に、どこ行くの???」

「今から片貝漁港に行って、どのくらい時間かかるか、調べる。」

玄関扉を閉めて、車に乗り込んだ夫。

とっさに パジャマのまま、追いかけて、

「ちょっと待って、私も行く!!!」


今回の釣りは夫独りで参加して、いつもの釣りの先輩はいません。

それで夫は、道間違えて時間ロスして、船に乗れない事態を心配していたのでした。

大急ぎで着替えて、4時半に出発し、高速出口を間違えたりしましたが、

6時半には漁港に到着し、日の出に間に合い、清々しい朝を迎えることが出来ました。


そして、とんぼ返りで帰宅して、9時にはお雑煮をいただき、

11時の来訪した長姉夫婦は、夜の10時過ぎにお帰りになりました。

長姉夫妻も「おいしい」とお替りしてくださり、夫君も「おいしい」と太鼓判を押し、

結婚して満7年、

ようやく夫の口に合い、自分でも美味と自信がもてる味を作り出せるようになりました。

めでたし めでたし

謹賀新年

2014年01月01日 | 美味探求
新年 明けまして おめでとう ございます

本年も よろしく お願い申し上げます


さて、冬休みは 主婦にとっては 「休み」ではなく

家族に「おいしい」と言ってもらうべく、頑張り時。

キッチンから写真を1枚 お届けします。




これは、腐る一歩手前の完熟柿を、「柿ゼリー」にしましたところ、

好評でしたので、紹介します。

田舎に行けば、軒先に柿の木が どこのお宅にも 植わっているものですが、

我が家も 食べきれないほど生ります。

お歳暮に、りんご、みかん、洋ナシを箱でいただくと、

もはや 柿の出番が無くなり、鳥たちの冬場の貴重な食糧として 供してきました。


新年早々、このまま腐らせて捨てるか、食べるか? 

もいで来た夫の労苦を思い、悩んでいたとき、

ふと思い出したのは、子供の頃に食した叔母の手作りの「柿羊羹」。

確か、グジュグジュの柿で作る、と言っていました・・・

そして韓国宮廷ドラマ「テジャングム」でヒロインが「この甘さは柿」と語るシーン、

昔、砂糖が無かったころ、柿は貴重な糖分源だったそうです。


それで、お昼のちょっと空いた時間に、

いつも通り、手探りで(適当に)作ってみました。

柿6個を半切り、スプーンで果肉を掻き出し、砂糖を加えず鍋で加熱。

粉ゼラチンをお湯で溶かし、鍋で合わせて、型枠に入れて、冷蔵庫で冷やして

おわり。

皮を剥かないで済むため、作業は楽です。


夫の「おいしい」との一言で、喜び勇んで、更に15個にトライ。

今回は 保存のため砂糖を加える。

さすがに、10個過ぎたあたりで、腰が痛くなって、

ブログ・アップへ寄り道。

まだ、写真の15個が残っていますが、これは次回へ・・・


はあ・・・お夕食の準備の時間に なってしまいました。

明日、2日は義姉夫妻をお迎えします。

この柿ゼリーも 献立ての一つになりました。


それでは、皆さまに 幸多き1年となりますよう お祈り申し上げます。