智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

草むしり と ぜんざい

2013年09月05日 | 日記
この春、四十肩になって以来、無理すると 痛みがぶり返し、つらかった。

伸び盛る庭の雑草を前に、意を決して、

夫に「(夫の従業員の)職人さんたちに お願いしたい」と願い出た。

夫は、うやむやにして、否定した。


以前より、夫は、職人は金銭収入につながる外での仕事をさせて、

庭や畑の仕事は「金にならない」から、させたくないし、

職人の気が腐る、とも言っていた。


実際は、4月や9月は、公共事業の端境期で、「外仕事」は減る。

そんなとき、職人に庭の植木の手入れもさせる。

「植木」だけでなく「雑草」も庭の一部でしょう。


夫のお母さんがご存命中は、近所に住む妹、従姉と、庭のみならず畑の草むしりを

70歳代までしていた。

彼としては、妻の私に、その役目を期待したいのであろう。

しかし、痛いものは痛い。去年はこなせたけど、今年はできない。


従業員にしてみれば、庭木の剪定も、庭地の除草も、もらえる給料は一緒。

彼らの「気は腐らない」。気が腐るのは、社長の気持ちだけ。

社長の気持ちのために、こちらの肩が犠牲になるのは、つらすぎるし、

思いやりが無く、腹立たしい。


それでも、言っても分からないのが、夫。


以前、冬場に 職人さんたちの お八つに「ぜんざい」を作って出そうとしたら、

夫は「そんなもん、食べたら、腹いっぱいになって、晩酌がまずくなる」と反対した。

50歳の夫の胃袋で、20代30代の若衆の食欲を計らないで欲しいが、

自分が腹いっぱいだと、他人もそうだ、と思い込む人であった。

カチン、ときて、さっさと お抹茶入り玄米茶を添えて「ぜんざい」を出したら、

夫の意に反して大好評であった。

それ以降、「ぜんざい」を差し入れしても、夫は文句を言わない。


そのようなわけで、自分 = 他人 な ワンマン社長は、御し難い。

一歩譲って、火曜日に草むしりをしたら、

左手を庇った右手が、夕食準備のとき、包丁を握れない。

そして左肩が、いまもズキズキ痛む・・・・(涙)・・・・・

もう一日作業分の雑草が、庭に残っているが、

夫に委ねよう。(一戦覚悟で)