智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

釣り吉さん、腕を上げる

2017年05月31日 | 釣り吉さん
我が家の釣り吉さん、先日、業界の集まりが熱海であり、
会合の翌日はゴルフと海釣りに分かれ、コンペも開かれました。

会合が終わった夜に、電話をしてみましたら、
釣り吉さんは、「4人部屋で、オレだけが戻ってきて、他の連中は2次会で飲みに行った」
私「もしかして、明日の釣りに備えて、早寝することにしたの?」
釣り吉さん 「それもある。」
おやすみの挨拶をして、電話を切りました。

さて、翌日の夕方、足取り軽く帰宅した釣り吉さん。
「コンペで優勝した」
「???」
「他はほとんどゼロか、1匹だけ。オレ、真鯛2匹とクロダイ1匹で、一番だった」
と目を輝かしております
「他、って何人で行ったの?」
「詳しい人数はわからないけど、2隻チャーターして、ほぼ満席だから、50人以上はいた 」
「すごいね~、腕上げたね~」と褒めると、
「いやあ~偶然だよ~」と妙に謙虚に返すので、
「いいのよ~ここはウチなんだから、自慢しちゃって~」と促すと、
次々話が飛び出します。

「これ、お土産の参加賞、と、優勝した賞品」
と発泡スチロールの箱を2つ、開けると次々出てくる 干物たち。
万一沢山釣れた時に備えて、冷凍庫をがらんどうにしておきましたが、
各種干物たちに占拠されてしまいました。

鯛の刺身に舌鼓を打ち、ムニエルを作り、アラで出汁も取り、美味しくいただきました。
今週は干物を一日おきにたべています・・・・




食事を用意する、ということ

2015年01月27日 | 釣り吉さん
さて、金曜の夜から始まった夫婦喧嘩。

土曜日は冷戦状態へ突入し、日曜日、夫は海で機嫌良くなって帰ってきました。

妻の私は、ショッピングで気を紛らわそうとしましたが、もちろん、買い物ごときで紛れることはありません。

心の傷を、金銭で補償しようとしても、癒せるものではありません。


月曜日は、「夫に食事を用意する」ことが、もはや「苦痛となった義務」に変わり果てました。


哺乳類動物の多くは、メスが子に乳を与え、餌を用意しますが、母性本能が欠落したメスは餌を運ばず、子は飢え死にします。

ヒトの場合、この状態を「育児放棄」といいますが、

子に限らず、夫を愛することとは、即ち、その人の心と体を育むことであり、即ち、健康的な食事を作ることだと思います。

この愛が薄れると、食事を用意する原動力が消えていくのを 感じます。


さて、それでも、夫は懸命に外で働き、私は家で休養できるのですから、そこは理性を働かせて、夕方、台所へ向かいます。

ここで、重荷と感じる、夫の手によって捌かれた、大量の 魚たち。

夫は「捨ててもいいんだ」と言っておりますが、美味しく食さずに捨てるなど、魚たちに申し訳なく、できません。

それで、一人でコツコツと準備を始めました。


タイの頭は、塩焼きに。

中骨は、鯛雑炊に。

身は、フライに。(刺身は飽きましたので)

馬面はぎは、その腹と共に、味噌仕立てで煮つけ。


夫が、いつもの時間に帰宅しましたが、包丁を手に持って、あわてて、

「背びれと、尾びれを落とそうと思って・・・・あっ・・もう・・料理しちゃったの?」

「全部、料理したよ」

「・・・・・」 ここで、ゴメンとか、アリガトウとか、言えない夫。

包丁の置き場を探す夫の、まごまごした様を見て、夫を許す気持ちになれました。


馬面の肝の味噌仕立てに、思わず、「美味しい、最高!」とうなります。

口を尖がらせて、馬面顔を作って、夫にチューしましたら、

夫は破顔一笑。饒舌に釣り談義を始めました・・・・

おわり







キノコ尽くし料理で仕返しをする・・・つもり

2015年01月26日 | 釣り吉さん
金曜日の夜、久しぶりではありますが、夫婦喧嘩をしました。

事情は、些細なことですので省略しますが、夫は私を「冷たい」と責めました。

毎回のことですが、夫は自分の気に食わないことをがあると、部分の問題としてとらえずに、こちらの人格を全否定する言動に飛躍します。

今回は、わたくし、「あなたの言動は意地悪な行為である」と、夫に分からせる決意をしました。


ちなみに、夫の子供じみた瞬間沸騰型の怒りを目前にすると、

こちらは、あきれて「冷める」ので、声を荒らげたり、大声をだしたりしません。

ですから、発言する前に、頭を整理して 効果的な言葉を選びます。


夫のすぐ上の姉の例を、引き合いに出しました。 前から、最終兵器にとっておいた話です。

姉は、その夫の言動が気に入らず、1か月口をききませんで、たまりかねた夫が、妻の弟(私の夫)に愚痴をこぼしに来ました。

我が夫も、問題の非は姉にあることを認め、姉のキツイ言動にあきれていました。


私は、姉と弟の、言動の共通点を上げ、

「こちらが、和解しようと話しかけているのに、あなたは、仲直りの努力しないどころか、無視して拒絶して、相手に苦痛を与えている。

これを、意地悪、というのよ。  意地の悪い行い 、でしょ?

お姉さんが1か月、自分は日数が短いからといって、自分はましだ、なんて思わないように。

それを、目くそ鼻くそを笑う、っていうのよ。」


もちろん、夫は、黙って無視を決め込んでいる。

いいのである。 耳に入っているから。 とりあえず、ここで溜飲を下げる。

その晩、夫は枕と布団を抱えて、一人で和室へ、ふて寝をしに行きました。


翌日、私は和室の窓を開けて、十分に寒くしておきました。

翌晩、仲直りしていないのに、寝室で寝ようとする夫に、

「いいのよ、無理しなくて、和室で寝ていいのよ。 明日、釣りで早いんでしょう?」

夫は、冷え切った部屋で、布団にくるまって寝ました。


夫は気分転換をしに、釣りにいったのですが、いつもは、私は一緒に魚を捌きますが、

「冷たい」と非難された私は、冷たい人間らしく、ショッピングにでかけ、暗くなってから家へ戻りました。

夫は、一人で全部捌いて、刺身の盛り合わせを用意して、一人で食べ始めました。

私が、敢て隣に座ると、「お前の分も、冷蔵庫にあるぞ」と、緊張した声で言いました。

「あら、全部、海に返す、持って帰らない、って言ったから、私の分は無い、と思っていたわ。」と嫌みで返しました。


夫が、「皮がうまく剥けなくて、口に残るから、口から出していいぞ」など、気遣いますので

私 「ライターで焼いてみたら?」と言いますと、そそくさ、ライターをとりに行きます。

ちょっと、おかしい です。


私、夫の意地悪に、仕返しをしようと、いろいろと考えました。

布団をいつも干して、ふかふか・ほかほかにしてきましたが、「私、冷たい人間だけど、布団干しておいたよ」という。

毎晩、疲れた夫にマッサージしてきましたが、「冷たい人間だけど、マッサージしてあげる」と、恩着せがましく言う。

など、「冷たい人間」という夫の非難が、いかに不当であるか、アピールする。


今晩は、釣ってきたタイで鍋を作り、具は、夫が大嫌いな、キノコ全種類。

「私、冷たい人間だから。」と開き直ろうかな・・・

















勝山でカワハギを釣る

2014年10月31日 | 釣り吉さん
我が家の釣り吉さん、千葉の勝山漁港から出発して、カワハギを釣ってきました。



7匹。 我が君は、全てを三枚におろし、

私、料理担当は、身を刺身と唐揚、中骨と頭を粗汁。



キモ(肝臓)について、料理本は、

「酒とわさび醤油の中に、こしたキモを混ぜペースト状にして、刺身と合えて食すと美味」

と書いてありましたが、お酒が全くだめな私。


そこで、粗汁の出汁を小鍋に移し、その中でキモを軽く茹で、

酢橘を搾ったポン酢にキモを浸して、口に入れると・・・・

うまい!!!

フワッとした食感、油が程よく乗って・・・

アンキモより美味しいような・・・

「フォアグラ」より美味しい・・・

いや~美味、美味~・・・と二人して唸りながら、7匹分、完食。


私が、グルメ番組のように感想を述べます

「身は、フグに似た食感で、こしがあり、淡白。

身が淡白な分だけ、脂分は肝臓に貯めているのか・・・」夫がうんうんと肯きます。

私、「まさに、「脂肪肝」だね!」

夫、絶句。箸が止まってしまった・・・・

太刀魚を釣る

2014年09月16日 | 釣り吉さん
先の連休の日曜日、夫は浦安から出港して、太刀魚を釣ってきました。

お天気に恵まれ、船酔いもせず、大中小取り混ぜて7匹釣れて、とても楽しかったようです。

さて、太刀魚という魚、見てびっくり。



メタリックなボディ、磨きぬかれたステンレスのような光沢。

鱗は、秋刀魚同様に目立たず、調理は簡単。

お味は、油が乗っていますが、淡白。

塩焼き、唐揚、煮付けにして、美味しく頂きました。

めでたし、めでたし。

それは、ワタシのダンナよっ!!!

2014年05月12日 | 釣り吉さん
「それは、私の、旦那よっ!!!」

昨夜、夫の浮気相手に、私が啖呵を切った・・・・


のでは、ありません・・・恥ずかしい小話をします。


夫が、昨日とある会に参加して、お酒も入り、夜の9時過ぎ、

「いまぁ~K駅でぇ~電車に乗るところ~飲んだけどぉ~あんまりぃ~食べてない。

迎えに来てぇ~とは~言わないけどぉ~」とロレツの回らない電話を寄こし、

私は、「S駅に迎えに行くよ。その後、何か食べて帰ろう」的な返事をしました。


夫がK駅であることは、私は今すぐ自宅を出発しなくてはなりません。

家からS駅まで5KM、約15分の道のりですが、運転しながら、嫌な予感が走ります。

夫はS駅に到着したら、妻に迎えの電話をしたことを忘れて、タクシーに乗り込みやしないか・・・?

私のこの労力は無駄に帰すのでは・・・?

私は駅で待ちぼうけを食わされて、自宅に到着した夫が、はたっと事態を把握して・・?

と疑心暗鬼、

運転しながら、すれ違うタクシーの客を確認しようにも、暗くて見えません。


夫が到着するであろう時間に間に合って、「いつもの場所」で待機し、携帯に電話とメールを入れました。

夫が現れ、左右に首を振り、私と車を探す素振りが見え、

居ない、と判断するや、タクシー乗り場に直行するではありませんか!!!


うーむ、やっぱり!!!やってくれた!!!

と慌てて、ロータリーを旋回し、「ブッブー」と鳴らすも、夫は気がつかない。

タクシー扉が開き、夫が乗り込むのが見える!!!

私は、ハザードを点灯しながら、そのタクシーの真横に近づき、

「ブー」と鳴らし、斜め前に進行妨害する形で停車。

タクシーの運転手が窓を開け、怒鳴ろうと口を開けるのを待たず、

私が先に叫んだ

「それはっ! ワタシのダンナよ!!!」


気勢をそがれ、目が点になった運転手。

今度は、私が後続車両から「ブーーー」と鳴らされて、

夫は、運転手は、分かっただろうか・・・と気が気でなかったが、

タクシー乗り場、そしてバス乗り場と通り過ぎ、止めても怒られない場所で停車した。

振り返ると、夫が、小走りで近づいて、扉を開け

「イヤ~すまん~すまん~」


それから、反省大会。

「私、電話もメールもしたのに!」

「マナーモードで、気がつかなかったヨ」

「せめて!駅についたら、電話してから、タクシーに乗ってよ!」

「いや~そうだな~、でも~着いたあと~探したんだぞ~」

「見たわよ、近くばかり、探してたでしょ!

私、いつも、あきちゃんが止めて待っている所にいたのに!

私のときは遠くに止めて、自分のときは、近くにくるのを期待するなんてっ!」

解説:私を迎えに来る場合、夫はいつも、駅ロータリーのハズレに停車していた。

「せめて、電話を掛けてよねっ!」

「いや~思いつかなかったよ~」

「私、そうなるんじゃないか!?って心配しながら、来たんだからねっ!

そしたら、キョロキョロして、すぐにタクシーに直行するの、見たんだからねっ!

すれ違って、家に帰って、始めて気がつくところだった じゃないっ!?」

「はあっはあ~、するどいな~そうなるところだったなあ~」と笑う。


「もう、私、2回もブーって鳴らしたんだからね!恥ずかしい!」

「いや~気がつかなかった」

「いつ 気がついたの?」

「タクシーに 変な車が横付けして、「ナンダーコイツー」って思っていたら、

運転手が、「奥さんが、迎えに来たみたい・・・」って、扉を開けてぇ、

前の車を見ると、赤のマーチの○○○(番号)で、

「オレのオッカァーだあ」って言って、降りてきた~」

「運転手さん、厭きれて、びっくりしたでしょうね。」

運転手と私との会話は、聞こえなかった、というので、あらましを話すと、夫は笑い転げ、

「車を横付けして、妨害して、怒鳴ってぇ、そんな女~見た事もないよ~」

「私、必死だったのよ。タクシー乗ったら元も子も無い、って思って・・・

 その人、とか、その客、とか言えなくて、慌てて「それは、私のダンナよ」って叫んだのよ」

運転手さん、お騒がせしてしまい、失礼しました・・・

嫁して8年・・・

2014年03月19日 | 釣り吉さん
お彼岸に親戚宅を訪問し合い、お仏壇にお参りする慣わしがこの地にあります。

この春分の日、夫は仕事から抜けられず、私は親戚の応対を頼まれました。

私一人で、夫の親戚連をおもてなしするのは、会話など考えると、気が引けますが、

でも、嫁して8年、信頼の証かな・・・などと、

ちょっと嬉しかったりもします。

ハゲは寒い・・・・

2014年02月12日 | 釣り吉さん
釣りの「坊主」つながりで、もう一つ小話をします。

JR駅のアーケード下で、信号待ちしていたところ

夫が 「・・・げて、寒い」とつぶやきました。


夫が禿ている事について、自虐ギャグを言えるまで、開き直る境地に、とうとう至ったのか・・・

と私は言葉を失いつつ、なんとか慰めようと、寒そうな頭を見やりながら

「毛糸の帽子、持って来れば良かったね。寒いよね・・・」と答えると、

夫は「ひ・か・げ・で・寒いっっ!!! て言ったの!!!」

と一言一言区切りながら、ジロリと睨むでは ありませんかあ~~


あ~~~~ しまったあ~~~と思っても、後のまつり。

「ごめん、ハゲテ寒いって、聞こえちゃって・・・・」

と笑って誤魔化し、いや、誤魔化しになっていないが、

もう、二人で笑うしかありませんね。


それでも、私にとって夫は「ブルース・ウィルス似のハゲ」であり、

「アンディ・ガルシア似の濃い顔」が好きだ、と常々申し渡しておりますが、

今回も、この言葉を繰り返し、夫に聞かせました。

はあ~~~

夫は 「確かに はげは 寒いよ 」と ニヤリと笑いました。

おわり






業界用語

2014年02月11日 | 釣り吉さん
釣りの世界の用語は、面白いです。

本日、夫は、三回目のヒラメ釣りに行きましたが、お昼の電話で一言「坊主」。

「ええっつ?」と聞き返すと、「オレだけじゃない、船の人、全員、坊主」

ちなみに、夫はもともと 坊主頭ですが、船の人が全員、坊主頭ではなく、

何も釣れなかった、という意味です。


「外道」という言葉を聞いたときも、

「ヤクザ映画にでてくる台詞か!?」と耳を疑う、下品な響きで、

目的外の魚が釣れてしまったことを指すそうです。


なんだか、釣られて命を落した魚に失礼だ、と私は感じるので、

「外道だなんて かわいそうだ!」と夫に抗議しますと、彼はあわてて、

「海に返してあげているよ」

「それは、生きたまま よね!?」と すかさず返すと、

「そうだよ」

「もし、殺したら、責任もって、持って帰り、きちんと食べるんだからね!」

「間違っても、腐らせて、捨てるようなことは、許さないからね!」

「遊んだ挙句に、命を粗末にするなんて、絶対に許さないからね!」

と アネゴのドスをきかせて 釘を刺しておきました。

ヒラメをリベンジ

2014年01月14日 | 釣り吉さん
茨城は 大洗の海に登る 朝日




前回のヒラメ釣りでは、船酔いで「フラレ」てしまい、積もるばかりの恋心・・・

今回は、茨城大洗にて前日から宿泊して、万全の準備で望んだ、釣りキチさん。

とは言うものの、一人旅が苦手な誰かさん。

私も一緒に旅行となりました。


まず、12日の日曜日に大洗漁港に到着するとお昼で、下船の時間。

沢山の釣り船に、沢山の釣り人がいて、クーラーボックスを見ると、大きなヒラメ。

皆さん、満足そうにニコニコ笑顔です。

13日に釣りの予定の夫は、明日も釣れるだろうか・・・と不安そうですが、

天気もいいし、釣れるにちがいない・・・と自ら鼓舞しています。


沢山の船の中から、目的の船主を見つけだし、挨拶を済ませますと、

「明日は、お客さんが少なくて、別の船を紹介することになるかも・・・」

しかし、当初の船がかなり小さく、変更後の船が立派であったため、内心喜んだ夫。

ついでに、那珂湊漁港にも立ち寄り、釣り船を観察しては、釣り雑誌とにらめっこ。



宿は、大洗鴎松亭(おうしょうてい)で、夜は「あんこう尽くし料理」。

西のふぐ、東のあんこう と称されるそうですが、

私は、福岡でいただいた「ふぐ尽くし」に軍配を上げます。

宿は市町村公務員共済組合の宿で、きれいで、気持ちよかったです。


夫は、翌日未明4時に出発し、

私はのんびり、7時に朝風呂、8時に朝食、9時過ぎに電車で都内の実家へ向かいました。


冒頭写真は、6時49分の日の出。ホテルの窓から。

更に、窓左手に見える那珂湊漁港。



空に鳥が群れなして飛んでいますが、「鳥山」の下には、エサの魚が群れているのでしょうか・・・


お昼、珍しく夫から電話があって、

「大きいの5匹釣ったよ~~寿司勘で捌いてもらうよ~~」

私は夜、頭を甘醤油で煮て、アラで出し汁を用意し、

すし屋で5枚に下ろしてもらった柵を、夫が刺身に切って無骨に並べ、

食べ飽きた切り身を、私はから揚げにしました。


今晩も、ヒラメです。 正直、ちょっと、食傷気味です・・・・








鯛尽くし新年会

2014年01月09日 | 釣り吉さん


正月4日早朝、夫は意気揚々と 初釣りに出掛け、2時半には帰ってきました~

釣果 ハナダイ8匹とカレイ1匹。

大3匹とカレイは寿司屋で捌き方を教わり、残り5匹を夫が捌く。

今回は、事務所の流しで、鱗・内臓取りをやってもらいました。(血生臭いため)


捌いた魚を、私は母屋のキッチンで、和風煮魚、中華風蒸し魚。

お外で、新しいバーベキュー・コンロで、炭焼き。

寿司屋で捌いた頭と中骨を、お澄ましの出汁。

出し汁と塩焼き魚で、鯛飯。


実家の母も姉も、「すごい」と感動し、

甥っ子次男は刺身が苦手でしたが、「おじちゃんが釣った魚」の刺身を沢山食べました。

お正月料理のお煮しめも出しましたが、母に「腕を上げましたね」と褒められました。


上の写真は、最後の塩焼き1匹。 今晩、鯛雑炊にする予定です。

西の空には「うろこ雲」でした。



新春の海

2014年01月03日 | 釣り吉さん


2日朝、千葉県九十九里浜は 片貝海岸からの日の出。

2日は夫の長姉夫婦が来訪する予定なのに、なぜか、初日の出を拝んでいる私達・・・



4日に、夫は初釣りの予定で、そわそわ、わくわくしています。

前回、ハナダイが皆に好評だったので、

新年会を、夫は自分が釣った鯛で催したいそうで、

「鯛尽くし」新年会には、私の実家家族が来訪します。


釣りは、5時半の出船に間に合わせて、未明の2時に起床しなければなりません。

時差ボケは船酔いに直結しますので、

夫は元旦から、「夜9時に就寝して、朝3時に目覚める」生活スタイルに変えました。

「今は、釣りのための早寝早起き習慣、なんていえるけど、

もう数年経てば、年だから、自然とそうなるよね~」とからかう私。


私がウイーン・ニュー・イヤー・コンサートを見終わって、ベッドに向かうと、

夫は夢の中・・・・夫の寝顔を見て、笑ってしまいました。


4時頃、ガタゴト音がするので、泥棒か・・・・と怖くなって目覚めると、

夫が外出着に着替えて、まさに 出掛けようとしていた!

「はあ?こんな時間に、どこ行くの???」

「今から片貝漁港に行って、どのくらい時間かかるか、調べる。」

玄関扉を閉めて、車に乗り込んだ夫。

とっさに パジャマのまま、追いかけて、

「ちょっと待って、私も行く!!!」


今回の釣りは夫独りで参加して、いつもの釣りの先輩はいません。

それで夫は、道間違えて時間ロスして、船に乗れない事態を心配していたのでした。

大急ぎで着替えて、4時半に出発し、高速出口を間違えたりしましたが、

6時半には漁港に到着し、日の出に間に合い、清々しい朝を迎えることが出来ました。


そして、とんぼ返りで帰宅して、9時にはお雑煮をいただき、

11時の来訪した長姉夫婦は、夜の10時過ぎにお帰りになりました。

長姉夫妻も「おいしい」とお替りしてくださり、夫君も「おいしい」と太鼓判を押し、

結婚して満7年、

ようやく夫の口に合い、自分でも美味と自信がもてる味を作り出せるようになりました。

めでたし めでたし

合羽橋商店街でお買い物

2013年12月28日 | 釣り吉さん


23日の祝日、思い立って、二人で合羽橋商店街へ向かいました。

魚釣りを夫が始めたことで、色々足りない調理道具を探しに行きました。


歩き始めて、最初に目にとまったお店には、各種七輪が揃っていました。

お魚焼くのに最適な、長方形の七輪を、見つけてしまった。

ああ・・・先日、島忠で手を打った小型バーベキューグリル台を後悔する・・・

そのお店では、写真左上の緑色の壷を購入。

これは鉄製の炭消し。

七輪で燃え残った炭を、この壷に入れて消火し、次回も利用できます。


お次は、お隣の包丁専門店。

プロの料理人が注文しにくるようで、外人さんも見受けます。

刃物に夫は見入って、柳刃包丁を刺身用に購入。

うろこ取り器と、ステンレス専用砥石も合わせて購入。


横丁にぶらりと足を伸ばすと、そこは「お鍋の博物館」。

長方形か楕円形の鍋を探し、内径30cmを選びました。

これで30cmまでのお魚なら、尾頭付きで丸ごと、煮たり蒸したりできます。


店内、種々な調理器具がありますので、

「そういえば・・目玉焼きをホテルみたいに 真ん円に焼くには?」と聞きますと、

「これですよ!」と写真右の 「目玉焼きリング」が登場。

「しょうがをおろしやすい、おろし器は?」と聞きますと、

各種おろし器の中から、「このセラミック製が、滑らず、小物を下ろし易いですよ」


専門店歩きは、楽しい!!!

夫婦共に、実に楽しい~お買い物が出来ました~~~

浅草の合羽橋通り、散策にお勧めです。

「もの作り日本」を肌で感じます。

蝦で鯛を釣る

2013年12月16日 | 釣り吉さん
我が家の太公望殿、ヒラメ釣りの船酔いリベンジのため、

土曜日は、2時間マッサージで疲れを癒し、夜は蕎麦屋で胃に負担が無いように気遣い

日曜は、朝2時に起床して、千葉銚子沖で鯛釣りに挑戦。

釣果(ちょうか)は、ハナダイ12匹、真鯛1匹、馬面ハギ1匹。


夫は、ハナダイを8匹を、親戚や従業員に分け、

5時から、鱗取り、腸処理を始める。

私が帰宅して玄関に入るや、血なまぐさい臭い。

台所に入るや、あたりは飛び散らかした、うろこの数々・・・


これらの惨状に目をつぶって、私は料理に取り組む。

酒蒸し、塩焼き、醤油の煮付けが出来上がり、

「6時、八重の桜の最終回を見ながら、夕食にしましょ」 と夫を誘うものの、

「いや、作業がまだ終わっていない・・・」 と続行しようとするので、

「アジのとき、私が疲れて、先に食べたら、アナタ、後々まで、私を責めたでしょ!」

「ちゃんと、食べるときに 食べてよね!!!」と語気強めて、食卓に向かわせました。


夕食後、作業を続行し、完了した夫は、タバコを一服しに外へ・・・・

私は、台所を磨き上げ、床のうろこを掃除・・・・

次回は、事務所の流し場で、腸処理をしてもらいます!!!


今夜は、真鯛の刺身、鯛メシ、出汁で大根の煮付け、馬面で味噌汁、です。


調度、お昼過ぎに、すし勘の大将が、体調の回復とお店の再開を知らせに来訪し、

魚の捌き方など、色々、教わりました。

魚の世界も 奥が深いですね・・・

太公望、夢を語る

2013年12月14日 | 釣り吉さん
さて、前回船酔いで、釣りどころでなかった、我が家の太公望 あきちゃん。

先日、二人で外食しましたら、その席で、

「60歳になったら、釣り三昧の日々を送りたい・・・」

と遠い憧れの表情を浮かべて、

「千葉に海の家を建てて、いや、マンションの方がいいか・・・」

「あきちゃん、1件、マンション買ったお金で、全国津々浦々 釣り出来るよ~」

「そうか~それがいいな~・・・」そして一人、夢心地で語る・・・

「ここまで、はまるとは思わなかったよ~」

「ゴルフは、なんか、合わなかったなあ~」

「海が いいのかも・・・」

「あきちゃん、若い頃、スキューバ・ダイビングしていたよね・・」

「ああ、あれも よかった。海が 好きなのかな。船が 好きなのかも。」

「釣れなくても、楽しいんだ。ぼーっと、何もかも 忘れられる・・・」

「正月明け、仕事始まで、毎日釣りしていようかな~・・・」

「あきちゃん、私は、その間どうしているの?」

「えっ・・オマエのことまで、考えていなかった・・・

ヒラメのリベンジしか考えられなくて・・・」

「いい女がいて、追っかけて、モノにできなくて、袖にされた感じ・・・・分かるかな・・・」

そんなことが、実際にあってはならないので、

「私は 温泉宿で あきちゃんの帰りを待つよ。」


「そうだな、全国津々浦々、温泉宿に泊まりながら、釣りするか~・・・」

「私は、その地の旧所・名跡や庭園を見たいな」

「いいじゃないか・・・・」

ポワーンと ほろ酔いの 我が君でした。