智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

日比谷でデート

2016年01月26日 | 美味探求
夫が、「日曜日、日比谷と虎ノ門でデートだ。松本楼に行くぞ」

と誘う言葉には、甘い響きはなく、

「君に、ミッションを告げる。場所は、日比谷だ。」と任務を告げられた気分。

「なに?現場の下見?」

「そう」

やはり、そうか・・・、しかし、松本楼はOKだ。

そして、日比谷公園の松本楼にて、ランチとなりました。


この老舗レストランの一階は、ランチ時に訪れると、客が並んで待つようで、これまでに入ったことはなく、

上の3階フレンチに行っていました。

この寒空の下、客も少なかろう・・・と期待しましたが、既に満席に近く、最後のテーブルに通されました。

そして、かねてから望んでいた、有名なカレーを頼み、カキフライの一皿も加えました。


運ばれて、まず一口。

夫いわく    「騒ぐほどのものでは、ない。 お前の方が(私が作るカレー)、うまい。」

私も一口運んで 「確かに・・・、でも、このカキフライは、美味しいわね。」

        「この一等地で、このお値段であれば、確かに混むわけね。」と肯き

        「次、来るとしたら、ビーフシチューかボルシチにしましょ。」となりました。

バス運転手の居眠り

2016年01月25日 | 日記
今日、自分で車を運転しないで、バスに乗って行くことにしました。

バスに乗車して、たまたま空いていた席が、運転手左手の先頭で、そこに腰かけた。

大通りの手前で赤信号のため停まった・・・・はずが、すーっと前へ進んでいく。

えっっつ!?と運転手を見ると、居眠りしているではありませんか・・・・

しかも、前方に停車している乗用車との車間距離が、1m切って・・・



「えへん」的なわざとらしい大きな咳払いをしましたら、

運転手は目を覚まし、あわてて、サイドブレーキを入れました。


それからというものの、当然、気になって、この運転手を観察しました。

赤信号で、停車するたびに、居眠りしていました。

昼前の11時代で、お腹すいて眠いのでしょうか?


しかし、「発車します」とか、バス停の名を告げるアナウンスも、口の中でもぐもぐするだけで、全く聞こえない。

つまり、腹から声を出すなりして、目を覚ます努力すら感じられず、

若いのに、痩せて青白く貧相な体格、細い目、聞こえない声、

居眠りは状態化しているのでは・・・?

状況によっては、大声で注意を促さなければならないのか・・・?

昨今のバス事故が頭によぎります。


終点の目的地で下車し、社内掲載してあった「運転手募集」国際興業バスの電話番号に連絡して、通報しました。

なんだか、最近、そんな役回りが多いです。


用を済ませて、帰路のバスに乗りましたら、なんと、先ほどの運転手でした・・・・

絶句。

グアムでの食中毒、海外で医療を受けるには?

2016年01月19日 | 海外旅行
グアムで食中毒に合い、AIUが紹介する病院にかかり、その病院の医療サービスについて、疑問を抱きました。

では、今後どうしたらいいのか?   とくと、考えました。



今までは、「万一の時は、保険のフリーダイヤルに相談して・・・」と、そこで思考停止していましたが、

保険会社の提携先病院が、「口八丁の営業力だけはある藪医者」である可能性を、今回学びました。

AIUを辞めて、東京海上火災など他の保険会社にしたところで、現地で紹介される先が同じようなので、何ら、解決になりません。



そこで、在グアムの総領事館のサイトを調べると、医療機関が紹介されています。

更に、在日グアム政府観光局にも問い合わせましたところ、信頼されている医療機関や、当地の医療事情を詳しく教えて下さいました。

大変有益な情報だと思います。

しかし、医療機関にも祝祭日がありますので、注意が必要です。


今後は、「もし、万一のときは、保険に頼る」

ではなく、あらかじめ大使館員など駐在員が通う信頼できる病院を調べ、祝日夜間の対応も調べてから、海外へ旅行しようと決めました。

医療費用は後で保険精算すればいいのです。


今回の一件では、政府観光局にも相談しましたら、そちらから現地の衛生局に通報してくださいました。

「公衆衛生局が、追加調査するか否かまでは、観光局には強制力はありませんが・・・」と前置きされましたが、 

私も、「日本でも、個人や病院が保健所に通報しても、その後、保健所が対応するか否かは、保健所の判断に委ねられるのと、同じですね」

と応え、「親身に、迅速に対応してくださって、本当にありがたく思います」と感謝を伝えました。


私は、軽微な問題を見過ごすことが、命に関わる重大事件を引き起こす原因になると考えますし、

見過ごすのではなく、「とりあえず、一言申し上げる」人間が、世情の悪化を食い止める、と信じます。

意識喚起は、「あなたを、あなたの行いを、見ている人がいるのだ」と安易に流れる人を、押しとどめるのだと、思います。


昨今のバス事故も、運転手の能力不足を懸念する声が、以前よりあったようですが、

結局、「他人事」として、ものを申さない人々が増えて、重大事故を招いたと見受けます。


我が事のように親身に感じ、共に考えることは、大切なことですが、難しいことで、

これも、すこしずつ、一生かけて学んでいくことなのでしょう。

グアムでの食中毒、AIUの対応

2016年01月18日 | 海外旅行
さて、私の要望・苦情を受けて、AIUが、現地代理人に問い合わせしたところ、次のような回答をよこしました。


① まず、私たちが案内されたクリニックは、アメリカン・メディカル・センター・グアムという病院であり、

現地代理人は、JIS という保険代理店の現地代理人であると同時に、このセンターの一員であること。

② 現地では、日本人観光客を中心に、年末からノロウィルスの発症がみられ、私たちもノロと診断し、「なんなら診断書を書いてもいい」。

③ 「ノロは日本人観光客が日本から持ち込んで、現地の食中毒が原因ではない、こちらの公衆衛生は日本より進んでいる」とのことでした。


現地の意見を鵜呑みして、そのまま私に伝えるAIUの某担当は、

「私たちは、保険金を支払うが、現地の医療サービスの内容、医療過誤などに対しては責任をもたない、現地と直接交渉してくれ」と。


これに対して、反論しました。

AIUは、緊急時のコールセンターを用意し、ここが紹介する病院や医療通訳を提供するサービスを行っている。

どこの病院を紹介するか、信用調査も含めてAIUが決めたはずで、

そういうAIUへの信頼に対して、私たちは保険料を支払って加入した。

その現地世話人やAIUが紹介した病院に問題がある場合、AIUが責任もって対応し、現地を指導すべき。

と一喝し、

現地の反論を、AIUとして何ら評価を下さず、そのまま伝言するあなたでは、この問題の本質が見えない。

もう一度、相談窓口の担当H間氏に差し戻すよう、指示しました。


そして、そのH間氏と話しました。

② 「ノロウィルスの診断書を書いてもいい」との発言は、病原検査をしていない現状では、あくまでも「推定」であって、

検査をせずに診断を確定する行為事態、いかがなものか?

③ 「日本人観光客が持ち込んだ」と決めつけているが、医師も現地世話役も、私たち患者に対して、

「いつ、グアムに来たか?」という質問も、「どこで食べたか?」「何を食べたか?」という質問を含めて、一切していない。

しかも、ノロは調理人が掛ると、食中毒の発生源になりうることは、一般的に知られている。

なお、ノロの潜伏期間は、厚労省のサイトによると28-48時間。

私たちは、グアムに来て4日目に発症している。


更に、JALの機内では、母のみビジネスクラス、私たち夫婦と、実家の姉たちと席は離れ、

入国審査場では、日本人の他、ロシア人、中国人、韓国人で混雑していた、

ウェスティン・ホテルの他の宿泊客は発症していない、と他の感染源の可能性が低いことを示唆し、

因みに、日本でノロに罹患したとき、保育園の甥から小学生の兄へ、しかし同居人の祖母と母親には移らず、

後日訪問した叔母の私には移ったが、私の夫には移らない、という具合に、個体差、時間差が生じるもの。

6日の午後から夜にかけて、7歳、10歳、49歳、51歳、54歳、80歳の、2世帯2家族が短期間のほぼ同時発症するのは、

食物摂取が原因と考える、つまり食中毒が原因、と推定するのが素直。


いずれにせよ、彼らの丁寧な往診があれば、年末来の流行の一部でも防げた可能性は否定できない。

推定を断定ととらえるのは、医療者として誠実な態度とは言い難い。

グアム、USAの医療レベル、公衆衛生の水準、はその程度なのか?


現地代理人はAIUのみならず、東京海上火災、あいおい日同、など大手の代理でもあり、

私たちはAIUが嫌だから、他の保険会社に加入しても、結局、現地の窓口は同じで、他の選択肢はない、ということです。

世界企業のAIUが、現地の契約相手に、モノを申せなかったら、いったい誰ができるというのです?


ご担当H間氏、肯いて下さるものの、どこに着地点を見出したらいいのか、思案しているようす。

こんなとき、私が某企業の法務では、社内の困りごとの相談相手になったように、

彼も、しかるべき部門のしかるべき人に相談すれば早いのですが、彼がそのような社内人脈を築けているか、知る由もありません。


そこで、私、解決案も提示しました。

相手は、医療従事者でプライドが高く、非を認めたがらないし、ましてはUSAは訴訟社会で、金銭補償など恐れている。

ですから、当方の言い分をAIUの言葉として現地に伝え、この情報に基づき食中毒の懸念があると判断したなら、衛生局に申し出るよう、

「AIUのご意見を承りました」と責任者にサインをもらう。


つまり、相手に義務の発生もなく、補償もないけれど、

耳痛い言葉を、耳に入れるだけで十分、との趣旨を伝えました。

AIUという大企業の看板を、私のような個人の声をつぶすために使うのではなく、

医療従事者の意識喚起のために、伝家の宝刀を抜いて下さい、と言いました。


時間はかかりますが、善処します。と言ってくださいました。



グアムで食中毒

2016年01月11日 | 海外旅行
今年もお正月をグアムで過ごしましたが、2家族全員が食中毒に合い、悲惨な帰路になりました。

3日から7日まで、ウエスティン・リゾート・グアムに宿泊し、食事は一度の例外を除き、全部ホテルで食事をしました。

一度の例外は、5日昼2時、「藤一番」ラーメン店。

この店は、アウトリガー・ホテルやハイアット、免税店のすぐそば、メイン通りに面し、観光本には紹介されています。


それから24時間後、翌日6日の昼2時頃、7歳の甥が突然吐き、腹痛に唸り、言葉も発せない様子に、

AIU旅行保険に緊急連絡し、現地保険代理人のH氏がクリニックに連れていき、母親である姉が同行しました。

夕方のほぼ同時刻、姉と私が嘔吐と下痢、強烈な腹痛に見舞われました。

80歳の母と、10歳の甥に状況を聞くと、やはりお腹気持ち悪い、と訴えます。

この時点で、唯一気丈だった私の夫に、先ほどのH氏を呼び出し病院に到着すると、

私たちと同様に、家族単位で皆が下痢嘔吐を訴える患者で混雑し、しかも次々と増えていきます。


クリニックの対応は、吐き気止め、下痢止め、鎮痛解熱剤の処方、脱水がみられる人には点滴、重症者には病院へとのこと。

食中毒を疑う私たちの質問に対して、

「細菌検査をして原因を突き止めたところで、結果が分かるころには、皆さん日本にいますので、無意味ですね」

との回答で、「24時間(ないし36時間)以内に、食事をどこで取りましたか?何を食べましたか?」

など、発生源を特定するための質問は、ありませんでした。

「血便が出ていないから、軽症で、明日には日本に帰れるよ~、」と気楽に考えるよう言われました。


翌朝7日、夫も発熱し寝込んでしまい、私は熱で汗流しながら、夕方のフライトに備え荷物を梱包します。

皆、高熱はでなく微熱なので、なんとかフライトには乗れそうなのです。

AIU通してホテルに、部屋の利用延長の交渉をさせ、理由として食中毒を伝えました。

ホテルの宿泊支配人が日本人で、72時間以内の食事をレポート提出する義務があるので、と来室しました。


話し合いの中で、「藤一番」ラーメンのトッピング、冷えた焼き豚、メンマなどが怪しい、と推測しました。

ホテルでは他の宿泊客に、食中毒の症状はでていない、との言を信じたとして、

私たちは、藤一番での1食を除き、ホテルの外で食べておらず、

病院には、日本人が「家族単位」で同時期に発症していることから、

日本人観光客が利用するレストランである可能性が高くなります。


私は、7歳と10歳の甥、80歳の母を、命の危険に晒したことを後悔しましたが、

私たちだけならば、自己責任の反省の範囲と考えますが、あれだけの大勢の日本人患者を目にしたので、

理不尽で、納得がいかないため、AIUに苦情を申し上げました。


らかに、集団食中毒が疑われる状況下、ホテル側が72時間の食事調査をしたのに対して、

医療機関が「どこで?何を?」も質問しないのは、不十分かつ不誠実な対応であり、

彼らは、保険会社からお金が入れば十分で、大勢の患者はウェルカムでしょうが、

彼らが、早々に適切に対応して、公衆衛生局に通報すれば、かくも大勢の日本人が、被害に合わずに済んだはず。

原因や発生源の追及を放棄した結果、私たちが苦しんだのです。

早々に、現地代理人に現状調査をするよう指示し、通報すべきはするよう、指導してください、と申し上げました。




先週土曜日に連絡して、来週の火曜日に回答します、とのAIUの、のんびりとした対応に、

昨日日曜日、グアム政府観光局に、まず日本文でメールを送り、

辞書を片手に英文で作文して、観光局と、グアム州政府の公衆衛生局に、本日メールで送りました。

さて、関係者諸君が、どのような対応をされるでしょうか?



もし、発症が1日遅れて、7日のJAL帰国便の中であったら、乗客・乗務員は恐怖とパニックに陥ったことでしょう。

食中毒の嘔吐とは、風邪による嘔吐と異なり、様態が急変して、突然に噴出する様です。

私の場合、トイレで激しい下痢が始まり、甥っ子が先に吐いていたので、念のため袋を用意している最中、突然もよおしました。

そこから、1時間、下痢と嘔吐が続き、激しい腹痛に動けない有様でしたので、

あの狭い飛行機の、数少ないトイレを、私たち6人が占拠してしまったことでしょう。


もう、しばらくは海外旅行はいらない・・・そんな気分です。