智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

合羽橋商店街でお買い物

2013年12月28日 | 釣り吉さん


23日の祝日、思い立って、二人で合羽橋商店街へ向かいました。

魚釣りを夫が始めたことで、色々足りない調理道具を探しに行きました。


歩き始めて、最初に目にとまったお店には、各種七輪が揃っていました。

お魚焼くのに最適な、長方形の七輪を、見つけてしまった。

ああ・・・先日、島忠で手を打った小型バーベキューグリル台を後悔する・・・

そのお店では、写真左上の緑色の壷を購入。

これは鉄製の炭消し。

七輪で燃え残った炭を、この壷に入れて消火し、次回も利用できます。


お次は、お隣の包丁専門店。

プロの料理人が注文しにくるようで、外人さんも見受けます。

刃物に夫は見入って、柳刃包丁を刺身用に購入。

うろこ取り器と、ステンレス専用砥石も合わせて購入。


横丁にぶらりと足を伸ばすと、そこは「お鍋の博物館」。

長方形か楕円形の鍋を探し、内径30cmを選びました。

これで30cmまでのお魚なら、尾頭付きで丸ごと、煮たり蒸したりできます。


店内、種々な調理器具がありますので、

「そういえば・・目玉焼きをホテルみたいに 真ん円に焼くには?」と聞きますと、

「これですよ!」と写真右の 「目玉焼きリング」が登場。

「しょうがをおろしやすい、おろし器は?」と聞きますと、

各種おろし器の中から、「このセラミック製が、滑らず、小物を下ろし易いですよ」


専門店歩きは、楽しい!!!

夫婦共に、実に楽しい~お買い物が出来ました~~~

浅草の合羽橋通り、散策にお勧めです。

「もの作り日本」を肌で感じます。

上海蟹を食す

2013年12月27日 | 美味探求
10月はメス、11月はオスが美味しい上海蟹。

江蘇省に点在する沼、池、湖を利用して、養殖が盛んに行われ、

張家港に住んでいた頃、市場で仕入れて、自宅で茹で上げ食べたものです。


東京では、神田神保町にあります新世界菜館の上海蟹が有名だそうで、

この時期は土日となると、事前に席を予約するのも大変。

先の22日、日曜日、いただきました!

濃厚で、ホクホクして、おいしかったです。

でも、やっぱり、現地で食べるのが、一番ですね~


おいしい繋がりで、

かの地で食べた、水草の実を茹でたもの。

栗のような甘みと、もっと強い歯ごたえ

・・・・名前が分からないのが残念。


あと、交白(ジャオベイ)という発音の、色は白く、和名は「まこも」とか言って、

南方の植物だそうですが、単純に炒めた物が美味しかった・・・

これは、東京の大門の新亜飯店で食べられますが、

このお店では、人工調味料をバンバン入れるようになり、味が落ちたと感じます。

蝦で鯛を釣る

2013年12月16日 | 釣り吉さん
我が家の太公望殿、ヒラメ釣りの船酔いリベンジのため、

土曜日は、2時間マッサージで疲れを癒し、夜は蕎麦屋で胃に負担が無いように気遣い

日曜は、朝2時に起床して、千葉銚子沖で鯛釣りに挑戦。

釣果(ちょうか)は、ハナダイ12匹、真鯛1匹、馬面ハギ1匹。


夫は、ハナダイを8匹を、親戚や従業員に分け、

5時から、鱗取り、腸処理を始める。

私が帰宅して玄関に入るや、血なまぐさい臭い。

台所に入るや、あたりは飛び散らかした、うろこの数々・・・


これらの惨状に目をつぶって、私は料理に取り組む。

酒蒸し、塩焼き、醤油の煮付けが出来上がり、

「6時、八重の桜の最終回を見ながら、夕食にしましょ」 と夫を誘うものの、

「いや、作業がまだ終わっていない・・・」 と続行しようとするので、

「アジのとき、私が疲れて、先に食べたら、アナタ、後々まで、私を責めたでしょ!」

「ちゃんと、食べるときに 食べてよね!!!」と語気強めて、食卓に向かわせました。


夕食後、作業を続行し、完了した夫は、タバコを一服しに外へ・・・・

私は、台所を磨き上げ、床のうろこを掃除・・・・

次回は、事務所の流し場で、腸処理をしてもらいます!!!


今夜は、真鯛の刺身、鯛メシ、出汁で大根の煮付け、馬面で味噌汁、です。


調度、お昼過ぎに、すし勘の大将が、体調の回復とお店の再開を知らせに来訪し、

魚の捌き方など、色々、教わりました。

魚の世界も 奥が深いですね・・・

太公望の妻の夢は・・・

2013年12月15日 | 語学講座
我が家の太公望殿の夢は、全国津々浦々、釣りをして回ることです。

「私は、一緒について行って、温泉でのんびり~して、あきちゃんを待っているね~」

夫はニコニコしています・・・


「あと~やっぱり、世界の名園を見て回りたいな~、あきちゃん連れて・・・」

「それじゃ、ツアーか?」

「ううん、ツアーじゃ、まともに庭園は見られないから、

オプションか、自力で手配するか・・・だから、語学を勉強しているんだ~。」


「英語ができれば 十分だろ?」

「ううん、ドイツでも、庭園があるようなところでは、英語はかなり不便だったよ」

「イギリスの庭園も、見て回りたいけど・・・

実は、ドイツ、イタリア、スペインにも、名園は各地にあって、

一般的なツアーは、写真とって、はい次へ、となって、ゆっくり見られないから、

じっくり見たいんだ・・・」

「そうか・・・お互いに、人生の折り返し地点・・・

落ち着いてきて、夢が見れる余裕ができたんだな・・・」と考え深げに頷く夫。


母と訪れたドイツでは、ミュンヘン郊外のお城と庭園を散策しました。

宿から朝一番、タクシーで乗り付け、入場の受付済ませたら、日本人の団体さんが到着。

城内の案内を、日本語ガイドの後ろで、一緒に聞きましたが、

団体さんご一行は、その後、さっさとご退場。

私と母は城に残り、場内をもう一度ゆっくり鑑賞し、その後、庭園を散策しました。

その庭園はロココ様式の名勝で、ドイツの国宝指定された「あずま屋」も見所で、

是非、訪れたい場所でした。


歩いた後、お昼は、お城の「オランジェリー」内のレストラン。

オランジェリーとは、寒いヨーロッパでは、南国原産のみかんを育てるのがステイタス、

王侯貴族が富の象徴として、ガラス張りの温室を城に併設しました。

雰囲気のある素敵なレストランで、団体観光客はいません。


旧東ドイツのドレスデンなどにも、名園はあります。

ドイツに また 来たい・・・と旅の余韻が残りました。

やはり、英語だけでは心元無く、現地の言語もサバイバル程度は必要です。

最近の語学熱で、忘れていた 夢が再燃。

テレビ講座を一通り学んだら、

次は、近所の獨協大学の市民向けドイツ語講座に通い、

いざ!ドイツ旅行!!!

太公望、夢を語る

2013年12月14日 | 釣り吉さん
さて、前回船酔いで、釣りどころでなかった、我が家の太公望 あきちゃん。

先日、二人で外食しましたら、その席で、

「60歳になったら、釣り三昧の日々を送りたい・・・」

と遠い憧れの表情を浮かべて、

「千葉に海の家を建てて、いや、マンションの方がいいか・・・」

「あきちゃん、1件、マンション買ったお金で、全国津々浦々 釣り出来るよ~」

「そうか~それがいいな~・・・」そして一人、夢心地で語る・・・

「ここまで、はまるとは思わなかったよ~」

「ゴルフは、なんか、合わなかったなあ~」

「海が いいのかも・・・」

「あきちゃん、若い頃、スキューバ・ダイビングしていたよね・・」

「ああ、あれも よかった。海が 好きなのかな。船が 好きなのかも。」

「釣れなくても、楽しいんだ。ぼーっと、何もかも 忘れられる・・・」

「正月明け、仕事始まで、毎日釣りしていようかな~・・・」

「あきちゃん、私は、その間どうしているの?」

「えっ・・オマエのことまで、考えていなかった・・・

ヒラメのリベンジしか考えられなくて・・・」

「いい女がいて、追っかけて、モノにできなくて、袖にされた感じ・・・・分かるかな・・・」

そんなことが、実際にあってはならないので、

「私は 温泉宿で あきちゃんの帰りを待つよ。」


「そうだな、全国津々浦々、温泉宿に泊まりながら、釣りするか~・・・」

「私は、その地の旧所・名跡や庭園を見たいな」

「いいじゃないか・・・・」

ポワーンと ほろ酔いの 我が君でした。

インスタント?

2013年12月05日 | 美味探求
先日、知人の勧めで、中華料理店で外食しましたら、

夫は、「これは、インスタントだな」とバッサリ。

人工調味料をベースにした料理は、妙に喉が渇くし、舌に変な味が残ります。



私は、インスタントの出汁を使わない主義で、

忙しい時は 削ってある鰹、時間がある時は 鰹節から自分で削ります。

出汁昆布も、日高、利尻、羅臼を使い分けます。

白だしも醤油も、熊本人吉から取り寄せ。

九州の白味噌、名古屋の赤味噌、信州味噌など3種を、具に合わせて調合します。

「グルタミン酸ナトリウム」つまり味の素は使いません。

ですから外食時に、人工調味料でベースを用いた料理は、すぐ分かります。


お米も、特別栽培「天日干し」新潟コシヒカリを、板橋の知人の米屋まで買いに行きます。

以前、近所で「魚沼産」を購入しましたが、味が不安定で、信用の置ける店を探しました。

パンも、車で15分走らせて、天然酵母、無添加の食パンを買いに行きます。

牛乳は配達で、ヨーグルトも取り寄せます。

魚は、車で30分の魚専門店、肉は、実家のそばの精肉店(地元では有名な店)。

勿論、自分自身が納得するため、ある意味楽しんで、遠出をして買い物をします。

「ここまでしている」など夫に言ったことはないです。


デパートで、試飲で出されたお茶も、一口飲むなり

「これは、グラム千円のお茶ですね。」店員はギョッとして「その通りです」

「ウチでは、2千円以上のものを、普段にいただいているので、これでは、ちょっと・・・」

とイヤミな客になって、利き茶をします。


私は食いしん坊なので、一人で外食ランチをして、美味しい発見をするのも、一つの趣味です。

美味しいものを食すと、味を分析して、家でも再現してみようと試します。

ですから、自分では、標準以上の料理を作っているつもりですが・・・


夫はというと、

先日「オマエノ作る料理は全部マズイ」とブログのネタにしましたが、

それ以降、意識して、夫仕様に塩を増やしたことで、

「これは、うまい!」と唸ること、しばしば増えました。

「前食べた、あれ、☆☆食べたい」などリクエストしてきます。

更には、私のお勧めの名門レストランで「オマエ、こんな風に作れないか・・・?」

無理ですよ!!!

もしかして、私は美味しいもの、本物を出しすぎて、夫の舌を肥やして、

自分の首を絞める結果になったのでは???

いずれにせよ、食い物の恨みは根深く、「マズイ」と言われないよう、

毎日が精進です。

名誉挽回

2013年12月04日 | 美味探求
先日、住林の営業マンが拙宅に来訪したことを「掃除三昧」で紹介しましたが、

そのときの 私の汚名挽回のエピソードを紹介します。


営業担当はお昼前後に見えるため、お寿司の出前をとる事にしました。

馴染みの「すし勘」の大将が、体調崩して休みのため、急遽、「銀の皿」にしました。

味が落ちるので、せめて、お澄ましは手作りで持て成そうと、急ぎ、昆布かつお出汁をとり、

ついでに小皿一品、大根と柚子で浅漬けを用意しました。


事前に夫に味見をしてもらい、「うまい」と事前承認を得てから出しました。

営業担当に「Kさん、山形出身ですよね。お口に合えばいいのですが・・・」

とお盆に寿司、浅漬け、お吸い物を添えて差し上げましたところ・・・・

「おいしいです」

「浅漬け、朝漬けて、時間が足りないから、浸かりが浅いかも・・・」

「ええっつ、これ、奥さんの手作りですか?」

「はい、親戚から貰った大根と、ほら、あの柚子の木の柚子で・・・・」

「いやー、おいしいです・・・ボクは家では、生協で買った漬物しか食べませんが、

ほんとうに、おいしいです」

夫も隣で、「うん、これは おいしくできている。いくらでも入る」と相槌をします。


「お澄ましも、薄くないですか? お替りありますが、よろしかったら。」

「調度いいです。というより、出汁がでて とても美味しいです。

いやー、奥さん見直しました。」


やはり・・・・

数年前、住林の打合せで、設計担当と営業担当のいる前で、

夫は「そんなにキッチンに拘って、どんな料理を作るんだか、まともな料理を作らないくせに・・・」

と痛烈な皮肉で、その場はシンとなり、妻の私の面目は丸つぶれでした。

その営業マンは、「この奥さん、料理が全くだめなんだ」と決め付けても無理はありません。

それが「見直した」という発言につながった、と思います。

普通、営業マンが顧客に「見直した」とは言いません。


夫は他人を褒めないタチで、身内には謙虚で、無口であることを求めますが、

「謙遜」と「面目を潰す」ことの差に、当時は想いが至らない様子でした。

あれから4年・・・

ようやく今回、名誉を挽回することができました。