玄関扉の横に、旧宅の食卓椅子を置いています。
夫はタバコをふかし 庭を眺め、
私は、買い物袋を椅子に一旦置いて、鍵を開けます。
扉を開けると、
正面廊下突き当たりに、嵌め殺し窓から 北側庭を眺める
この庭は、先のGWに、夫の職人衆が建仁寺垣を作成し、
私が芝を張り、四十肩が悪化・・・・
お彼岸など親戚が集まるときは、お花を活けて おもてなし
廊下右手の襖を開けると、和室の客間。
左手の米松の扉を開くと、LDK。
突き当たり左手扉はキッチンで、重い買物袋を 最短で運べます。
突き当たり右手は、一番冷える北東角で、納戸 兼 食品庫。
夫が「ゆとり空間」を主張して、このような間取りになりましたが、
和室で来客を夫がもてなしている間、LDKの音は漏れませんし、
キッチンの扉を開けて、お茶だしのタイミングを計れますし、
来客中であっても、私はリビング・ダイニングで寛げて、快適です。
さて、ここでも私、頑張りました・・・・
床は桧の無垢、節なしです。
最初の材は サンプルでは目立たなかったのですが、実物は節が点々と飛んでおり、
「ログハウス」「山小屋」を連想させ、「我が家の雰囲気に合いません」と返品交換してもらい、
節なしの、紅白の濃淡の薄い中間色の材になりました。
それでも、紅白のコントラストや木目のバランスが気になり、大工さんと一緒に並べて調子を整えました。
住林の顧客で、ここまでやる客はいない・・・と思います。
これは玄関入って正面に、杉面皮柱が立っていますが、その上部をアップした写真。
新木場の銘木屋で材木を選び、大工の手元が据えている最中、
廻し縁(天井と壁の境目の縁切り材)と、化粧材の合わせ目が、奇妙なことに気づき、
紆余曲折を経て、業者ミスを認めさせ、銘木屋にて選びなおし、据え直してもらいました。
これはLDの扉側から、玄関をみた写真です。
下駄箱は、我が家にあった「けやき」の材で、家具屋に作ってもらいました。
照明も、ここに絵を飾る、と予想して配置。
最後に、玄関扉ですが、これも大変でした・・・・
住林が発注した玄関扉・建具職人が、米松で作成して据付しに来ましたが、
鍵を作成中に、私は「鍵が用をなしていない」事態に気づき、住林に指摘しました。
帰宅した夫は、あまりにもの事態に厭きれ、材の難を指摘、次々とダメだししました。
作成し直して2度目の扉は、住林が難を指摘して、私達が見る前に返品。
3回目の扉が、家に住み始めた後、ようやく据えつけられました。
そのときも、内鍵に難が生じましたが、もう、手直しで承認しました。
いずれも、住林の「標準仕様」ではなく、「特注」にした部分に問題が生じました。
施主としては「美」にこだわり、割増料金を覚悟で注文しており、妥協はできません。
美的センスの鋭い建築家に、設計と施工の監修を依頼すれば、このような問題は避けられるようです。
住林の施工担当の未熟さに、施工業者の未熟さが相まって生じたのでしょう。
しかし、大工は住友林業のランク分けで、「松竹梅」の「松」の大工を選んだ、とのことでした。
職人の技が、プロのレベルが下がってきている、ということでしょう。
また、注文主が職人を育てる、とも言いますが、
造園同様に建築においても、目の肥えた施主が、時間をかけて家に普請する、という時代でなく、
職人が技を振るう機会が減り、技術の伝承も途絶えてしまう・・・
そんなことを憂う日々でした。
問題は、次々起こりましたが、住友林業の営業・設計・施工の三者が知恵を絞り、
適切に対応していただけましたので、結果的に満足です。
そこは、「住友」という一流企業の看板を背負った「社員のプライド」が支えるのでしょう。
安さに惹かれて、町の工務店に注文して、次々問題が生じても、さっぱり対応せず、
引渡し後は、家にも寄り付かない・・・という体験談を身近に聞きますので、
割高であっても、住友という長期的な安心を買ったのだ、と納得できました。
夫はタバコをふかし 庭を眺め、
私は、買い物袋を椅子に一旦置いて、鍵を開けます。
扉を開けると、
正面廊下突き当たりに、嵌め殺し窓から 北側庭を眺める
この庭は、先のGWに、夫の職人衆が建仁寺垣を作成し、
私が芝を張り、四十肩が悪化・・・・
お彼岸など親戚が集まるときは、お花を活けて おもてなし
廊下右手の襖を開けると、和室の客間。
左手の米松の扉を開くと、LDK。
突き当たり左手扉はキッチンで、重い買物袋を 最短で運べます。
突き当たり右手は、一番冷える北東角で、納戸 兼 食品庫。
夫が「ゆとり空間」を主張して、このような間取りになりましたが、
和室で来客を夫がもてなしている間、LDKの音は漏れませんし、
キッチンの扉を開けて、お茶だしのタイミングを計れますし、
来客中であっても、私はリビング・ダイニングで寛げて、快適です。
さて、ここでも私、頑張りました・・・・
床は桧の無垢、節なしです。
最初の材は サンプルでは目立たなかったのですが、実物は節が点々と飛んでおり、
「ログハウス」「山小屋」を連想させ、「我が家の雰囲気に合いません」と返品交換してもらい、
節なしの、紅白の濃淡の薄い中間色の材になりました。
それでも、紅白のコントラストや木目のバランスが気になり、大工さんと一緒に並べて調子を整えました。
住林の顧客で、ここまでやる客はいない・・・と思います。
これは玄関入って正面に、杉面皮柱が立っていますが、その上部をアップした写真。
新木場の銘木屋で材木を選び、大工の手元が据えている最中、
廻し縁(天井と壁の境目の縁切り材)と、化粧材の合わせ目が、奇妙なことに気づき、
紆余曲折を経て、業者ミスを認めさせ、銘木屋にて選びなおし、据え直してもらいました。
これはLDの扉側から、玄関をみた写真です。
下駄箱は、我が家にあった「けやき」の材で、家具屋に作ってもらいました。
照明も、ここに絵を飾る、と予想して配置。
最後に、玄関扉ですが、これも大変でした・・・・
住林が発注した玄関扉・建具職人が、米松で作成して据付しに来ましたが、
鍵を作成中に、私は「鍵が用をなしていない」事態に気づき、住林に指摘しました。
帰宅した夫は、あまりにもの事態に厭きれ、材の難を指摘、次々とダメだししました。
作成し直して2度目の扉は、住林が難を指摘して、私達が見る前に返品。
3回目の扉が、家に住み始めた後、ようやく据えつけられました。
そのときも、内鍵に難が生じましたが、もう、手直しで承認しました。
いずれも、住林の「標準仕様」ではなく、「特注」にした部分に問題が生じました。
施主としては「美」にこだわり、割増料金を覚悟で注文しており、妥協はできません。
美的センスの鋭い建築家に、設計と施工の監修を依頼すれば、このような問題は避けられるようです。
住林の施工担当の未熟さに、施工業者の未熟さが相まって生じたのでしょう。
しかし、大工は住友林業のランク分けで、「松竹梅」の「松」の大工を選んだ、とのことでした。
職人の技が、プロのレベルが下がってきている、ということでしょう。
また、注文主が職人を育てる、とも言いますが、
造園同様に建築においても、目の肥えた施主が、時間をかけて家に普請する、という時代でなく、
職人が技を振るう機会が減り、技術の伝承も途絶えてしまう・・・
そんなことを憂う日々でした。
問題は、次々起こりましたが、住友林業の営業・設計・施工の三者が知恵を絞り、
適切に対応していただけましたので、結果的に満足です。
そこは、「住友」という一流企業の看板を背負った「社員のプライド」が支えるのでしょう。
安さに惹かれて、町の工務店に注文して、次々問題が生じても、さっぱり対応せず、
引渡し後は、家にも寄り付かない・・・という体験談を身近に聞きますので、
割高であっても、住友という長期的な安心を買ったのだ、と納得できました。