智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

頑固の元祖

2013年10月31日 | 日記
出入りの税理士さんに、

「奥さんは、もっと強くなっていい」、「自営業の奥さんは、皆さん、強いですよ」

と励まされ、少し開き直りました。

そう、自営業の社長は、アクが強い・・・・お山の大将・・・・



料理に限らず、仕事のことでも、従業員や関係先の前でも、キツイ発言をします。

以前は、夫のメンツを配慮して、その場では耐え忍び、

場を替えてから、夫に抗議しました。

でも、私の配慮は伝わらず、懲りないので、

最近は、彼ら第三者がいる前で、正々堂々と反論することにしました。


夫婦だけの密室では、「出て行け!離婚!」問答無用、話になりません。

第三者がいると、夫も冷静になり、暴言を防げます。



結婚当初は、私が歯を食いしばって、家に残りましたら、

夫が、一晩 家を飛び出しました

たまりかねて、義妹に話すと、義父も同じ言動をしていた!!!そうです。

血は争えない。



あれから7年・・・・

今や、夫は 東の和室に飛び込み、 私は 西の寝室へ引き篭もり、

誰も、「出て行っていない」ことに、気がつきました。

進歩・・・???



大正生まれの「頑固の元祖」さんの思い出話は、

夫が高校生の時分に、ラジカセで洋楽を聞いていたところ、

「こんなもの!軟弱だー!!!」とラジオを叩き潰した・・・・

小学生の頃、初めてもらった小遣いで、プラモデルを買って、組み立てたところ、

「こんなもの、買いおって!!!」と叩き壊した・・・

父親が帰宅すると、家族は緊張し、食事中の会話を禁じた・・・


頑固一徹な職人としての父を、夫は高く評価しています。

一方で「父親として」は?


夫の三姉妹は、皆、父とは真逆の、まったく大人しい、従順な男性を夫にします。

三姉妹や夫から、「懐かしい 家族団らんの 想出話」は、出てきません。


人は真似をして学ぶもの。

反面教師として否定し、別の言動を築き上げるには、相当な知恵を求められます。

多くの人は、親から遺伝した気性も相まって、無意識に真似をしていきます。

脅迫まがいの言動で、他人を従わせるのは、

誠意をもって、言葉を尽くし説得するより簡単で、人は安易な方へ流される




喧嘩の頻度は、以前より減りましたが、

夫は「オマエと喧嘩しても、勝ち目がないから、やめた~」など、ボヤいていました。

私は、長期戦を覚悟して、どっしり構え、

強い女房になる、ようです。

絞りたての フレッシュ・ジュース

2013年10月29日 | 日記
阪急阪神ホテルの不当表示問題で、

オレンジ・ジュースを 絞りたてのフレッシュ・ジュース、としていたそうですが・・


思い出すのが、20年前、シンガポール・シャングリラ・ホテルの朝食。

8種類ほどの果物が、8台のジューサーを背後に、8つの山盛となっていました。

客人が、「これ」 と指示すると

ホテルマンが、その場でその果物を切って、ジューサーにかけ、絞りたてのものを供します。



日本のホテルで、バイキングで ここまでするホテル、

どなたか ご存知でしたら、ご紹介ください。



さて、オークラのバーで、お酒がまったく飲めない私は、

ドリンク・メニューで「フレッシュ・ジュース ○○円」を見て、

給仕係りに、「これは、ここで絞られるものですか?」的な質問をしましたら、

「はい」との答え。

バーカウンターの背後で、彼が、グレープフルーツをギュウギュウ絞っていました。

オークラを相手に、無粋な質問をした、とは思います。

でも、○○円は安い値ではなく、「本当のフレッシュ」でなければ、要らないのです。


またまた、日比谷公園内の松本楼、フレンチ・レストラン、

初めて入店した時は、同様に質問してから、オーダーをしました。

カウンターの背後で、ギュウギュウ絞られるグレープフルーツを見て、満足。


私、ジュースを買うときには、多少値は張りますが、

「濃縮還元」ではなく「ストレート」を選びますので、その違いは、区別できます。

更に、「ストレート」と「正に、今、絞りたて」の違いも、分かります。


冒頭のホテル、ひとを喰った話ですね・・・










「マズイ」・・・中年で結婚する、ということ

2013年10月28日 | 日記

結婚当初は、地雷がどこに潜んでいるか分からず、

キンピラゴボウのシャキシャキ感が、お袋と異なるが故に、逆鱗に触れ、

「出て行けー!」と叫ぶ夫を前に、この結婚は失敗だった・・・と悲嘆にくれ、

彼の理不尽な怒りにも、到底納得できず、

旧宅の仏壇の前で、首を括って、抗議の死を遂げようか・・・

など、何度も追い詰められました。


実家の母に指摘されたのは、

「中年になると頑固になって、味覚も、変えられない。

だから、あなたが合わせるしかないのよ。」



お正月のお雑煮も、

埼玉出身の彼は、出汁もとらず、醤油を水で薄め、鶏肉と小松菜を入れる。

両親が九州出身の私は、鰹節と昆布で出汁をとり、地鶏を選んで、様々な根菜類を入れる。


私は、日常の料理も、鰹節を削り、利尻昆布等で出汁を取り、

熊本の人吉から取寄せた天然醸造の味噌、生醤油に、信州味噌をブレンドしたり、

コダワリはある方だと自負していた。


前の夫は関西出身で、西の味付けという面で一致したし、

25歳での結婚で、お互いの味覚が 歩み寄ることが できました。


結婚後に、双方の友人を招待したり、家購入時に、前夫の上司部課長3人も来訪し、

全て、私の料理で持て成しました。

前夫にとっては、料理自慢の嫁で、私も料理は得意だと、自負していました。

それが、現夫によって、罵倒され・・・ショックでした。


更に、肉体労働で汗を流す彼は、濃い味付けを求めます。


同じものを食べて、私はムクミが酷くなり、顔や手足が腫れて、体調を壊し、

夫婦の料理を、別メニューで乗り切ることにしました。

年月が経ち、夫の会社に従業員が増え、彼は内業にシフトして、汗を掻かなくなり、

高脂血症・高血圧を指摘され、夫の料理を少しずつ減塩してきました・・・


ダメですね。

濃い味の刺激に慣れると、薄味、素材の味が 遠く感じられます。

義母亡き後、独身生活4年、塩気の効いたコンビニ弁当で、拍車がかかったのでしょう。

しかも年齢が上がると、視覚聴覚同様に、味覚も衰え、濃い味を求めるようになるものです。



私、あきらめました。

医者に、「減塩食を食べるように」宣言されるまで、

塩、醤油を ドバっ と入れることにします。

「全部マズイのか?」-第三ラウンドー

2013年10月27日 | 釣り吉さん
翌々日の夕食・・・・第3ラウンド・・・・

漆盆の上、5品の料理に、夫の箸が1周したのを見届け、

一つ一つ、味付けの感想を求めた。

夫 「・・・・おいしい」

私 「全部、おいしいのね!」

夫 「・・・・ひとつひとつ言うの メンドーくさい 」


私 「面子潰されて、私には、それでは、済みません。」

  「おいしいもの、食べたいなら、ひとつひとつ感想を言ってください。

  次回の改善につながりますから。陰で非難するの、止めてください。」


夫、黙る・・・・


私 「今度のお正月、K子お姉さん夫婦が見えたら、出前にして下さい。

   私がこれまで出した手料理、不味かったか、ご夫婦に 私は伺います。」

  「講習会の昼食も、私、作りませんから、ご自分で手配してください。」


夫 「・・・わかった・・・」


私 「そういえば、ファーストフードみたいな、味の濃いものを食べると、

   味覚がバカになる、って、あなた、言っていたわね?」

  「ファミレスや、コンビニ弁当が美味しく感じる人(夫)の舌が、正しいのか?

   寿司屋の亭主に、今度、是非聞きたいわね 」


夫は、私の味覚や、アレコレ根こそぎ、ボロクソ言っていた、その仕返し。

   

私 「Fさん(夫の友人)も、何回言っても、私を九州出身だと、思い込んでいるし、

   修正が効かない人よね」

  「料理もね、さんざんウチに泊まって、私の手料理を食べて、おかわりして、

  「おいしいからって、買ってきたもの」だなんて、よく人前で言えるわよねぇ」


夫 「アイツは、バカだから・・・・」


私 「大学時代の親友でしょ? 類は友を呼ぶでしょ? 似ているんじゃない?」


リベンジ終了。

結婚して7年、ようやく 強くなれました。

「全部マズイのか?」-妻のリベンジ-

2013年10月26日 | 釣り吉さん
翌日の夕食の仕度で、

私は、夫のを分けて、「塩、醤油、砂糖」をドバドバ入れて、味付けを濃くした。


夫は、いつも通り「いただきます」の 一言も言わずに食べ始めた。

私 「味付けは どう?」

夫 「うん、大丈夫」

私 「全部、マズイの?」

夫 「・・・・おいしい」とぼそり。



私 「良かった。それ、塩たっぷり入れてるの。」

  「私のは、別よ。 同じの食べると、パンパンに浮腫んで、身体に悪いから 」

  「K子お姉さん、高脂血症高血圧で、お料理は薄味って、評価してるわねぇ」

  「身内には、薄味って前向きに評価して、妻には、ボロクソ皆に吹聴して・・・」

  「あなたも高脂高血圧だけど、もう、健康気遣って料理するの、やめたわ」

  「タバコ辞められないし、将来医者に食生活注意されても、私のせいにしないで」


と、冷ややかに、イヤミの毒気を吐いている間、夫は無言・・・・


夫 「あっつ、そうだ、オマエのお父さんが遺した、ヘネシー・ナポレオン、

   封を開けようかなぁ・・・」


私 「ちょっとまって、天国にいる父も、娘の私の手料理を、ボロクソけなす人に、

   飲んで欲しいとは、思わないわ。」とグサリ。


夫、ギクッとした表情を見せる・・・・

私 「飲むんなら、これから、口に合わないときは、「全部」ではなく、

  「この料理」の塩加減が足りない、とか具体的に言って。」


夫 「うっ、うっ・・・・飲むの止めよう・・・」

第二ラウンド終了。

「全部マズイ」のか?

2013年10月25日 | 釣り吉さん
お夕飯をいただいていると、

夫が 「全部 マズイ」と怒りをこめて言った


私、「えっ?」絶句しつつ「どういうこと?」と聞くと?

夫が 「全部だ・・・ 」「もういい・・・」「出て行け・・・・」

1年ぶりに聞くが、いつもの全否定のパターンが始まる。



普通の妻は、家族の喜ぶ顔を見たくて、日々料理の腕を振るいます。

これを「全否定」されると、妻としての価値も「全否定された」気持ちになり、

心底傷つきます。


私、「お正月、K子姉さん夫婦は、おいしいって、いつもお代わりするじゃない?」


夫 「遠慮して、まずい、っていえないからだ」


私 「まずかったら、おかわりしないよ」

  「木登り講習会の時、なんで8人分の昼食を、私に用意させるのよ?」

  「私の料理が、全部マズイなら、あなたの「恥さらし」になるじゃない?」


夫 「もういい、頼まない」



今回は、徹底抗戦することを、瞬時に決めて・・・

私 「住林のキッチンの打ち合わせで、大勢がいる前で、

  「たいした料理を作らないくせに」って言ったでしょ。」

  「大勢の他人の前で、公然と侮辱するのは、ひどいじゃない」


とこれまで、貯めていた「恨み」を、出すことにしました。

夫 「他人の前なら、言っても、それで、終わりじゃないか」


私 「住林とは、3年も顔を合わせて、恥をかかされたまま、名誉挽回のチャンスもない、
  「まずい料理を平気で出す女」と評価を下されたままよ」

  「友人のFさんにも、妻の料理はマズイ、って吹聴したでしょう!」


夫 「言ったかもしれない・・・・・」


私 「寿司屋で、私の卵焼きを、あなたが「おいしい」って珍しく誉めたら、

  Fさん「おいしいから、買ってきたものだ、と思っていた」って言ったじゃない!

  あなたが、まずい料理を作る妻、という先入観を与えるからよ!」


夫 「もういい、作らなくていい、離婚だ!」と部屋を退出。


第一ラウンド終了。  私は怒り心頭に達して、眠れなかった・・・・

ちゃぶ台返し(改変)

2013年10月24日 | 釣り吉さん
巨人の星の、主人公の父親は、怒ると「ちゃぶ台返し」をする・・・

夫の友人、Sさんの父親も、まさに「ちゃぶ台をひっくり返していた」そうで、

父親を反面教師としたSさん、実に温厚で、大学でも優等で、紳士です。

Sさんの家業は造園業で、夫の家業は植木業ですが、

今回は、職人気質(かたぎ)について、取り上げます。



職人は、何らかのものを 繰り返し 同じ品質で 作り出す人、と定義つけてみます。

職人に向く気質は、単調さに耐える辛抱強さ、妥協を許さない頑固な性格。

つまり、10点中1点でもケチがつくと、欠陥品として全部を壊すのが、職人。

機械による工業生産品なら、1点傷物も「商人」が「アウトレット」として売りさばきますが、

職人なら、プライドをかけて、世に出さないものです。

まあ、一言でいえば、「気難しい」頑固オヤジ。



夫は、自らも厳しく律しますが、身内の妻にも、完璧を要求してきます。

従業員という他人には、辞められては困るので、多少加減はしているようですが。

人間は誰でも「アウトレット」 完璧なひとはいないのに、

1欠点から、一挙に全部否定に走る思考は、相手の逃げ場を与えず、

反感を超えて「恨み」を買います。

前妻は、裁判で仕返し、現妻は、ブログでつぶやく・・・というところでしょう。

地主に嫁ぐ、婿入りする、ということ(改変)

2013年10月23日 | 釣り吉さん
私は、サラリーマンの家庭で育ち、

現夫は地主であり、自営業者でもあり、親の代は農家でした。

私は生活を共にして以来、カルチャー・ショックの連続でした・・・・



この地は、元農家、転じて造園業・植木生産卸業という家が、ゴロゴロしている。

周囲のお宅を見回して、夫と同世代(50ー60歳前後)の男性は、母親と同居の独身。

嫁がいない。

結婚できない原因、もしくは、嫁が逃げる原因は、

嫁という他人と「分かち合う」意識が、地主の男性と姑に薄いこと、と推察します。



その世代の男性の親は、大正か、昭和ヒトケタ世代。

昔の伝統的な家族観を有し、息子が結婚したら、親と同居は当然。

農家は長子相続が基本で、残りの子供は「余計な食い扶持」。

兄弟姉妹が平等に扱われることはなく、低い扱いを受けた子に、禍根を遺します。


父親が世を去ると、母親が跡継ぎ以外の弟姉妹に、遺産放棄をさせます。

「分ける」ことは先細り、生計が成り立ちません。

「長男が農業を継いでくれるなら・・」と、他の姉妹も、母の前では黙認しますが、

長男が農業を捨て、「働かなくても金が入る」不動産経営や、切売りを始めると、

その収入を姉妹に分配しない限り、「話が違う」と、兄弟姉妹との関係は険悪になり、縁が切れるケースが多いです。



このように農家は、血を分けた子供でも差を設けて当然で、

まして、他人である嫁に対しては、どこまでも冷たく「嫁の分際」。

子供を産んでも、「嫁は他人」。

嫁が堂々と「根が張れる」時は、舅姑が去り、夫も去り未亡人となって、息子と二人になったとき。

それまで虐げられた分だけ、息子との距離が近く、親子というより「年上の女房」。


こちらで知り合った、地主のお嫁さん、夫や姑に遠慮して、多くを語りません。

ストレスの多い人生だろうと、推察されます。


普通のサラリーマン家庭では、

妻が専業主婦で、夫名義で購入した家であっても、夫婦共有財産という意識が根底にあり、

夫婦喧嘩したくらいで、「出て行けー」との発想は出にくいでしょう。

前夫とはマンションを共同購入しましたが、「出て行け」と互いに言ったことはないです。

地主の家では、身代が傾いて、嫁(もしくは婿)がこれを救いでもしない限り、

土地・家屋は、どこまでも直系血族のもの。



夫は気に食わないと「出て行け!」「いつ離婚してもいい!」といいます。

むろん、この瞬間沸騰湯沸し的性格は、夫の個人的なものですが。

元農家・地主に嫁いだ方たちの 愚痴話を聞いていると、多かれ少なかれ、

根底に、地主根性、つまり、血を分けた身内とも「分かち合わない」排他性が、

他人である嫁に、「冷たい仕打ち」となって現われている。



土地の価値が異常に高い、この日本にあって、

都市近郊の土地を「持つもの」と「持たざるもの」の落差は大きく、努力による逆転は困難。

生まれながら「持つ」ことで、最初から経済的に絶対的に有利に立ち、

「持たざる人」妻・ムコに対して、無意識に、傲慢に振舞う。

「悪い人」ではないけど、「どこか冷たい人達」。



長男に嫁が来ないので、最終的に、その土地資産は、姉妹の子供に渡り、

その子たちは、農業や植木生産業など家業を継ぐ気は毛頭無く、売却して終わり。

働かずして得た金は、すぐ消える・・・

「末広がり」ならぬ「末萎み」。

心を、愛をかけなかった、因果応報・・・でしょう

レゴブロック

2013年10月18日 | 甥っ子の成長を見守る
私も大好きな レゴブロック



想像力や創造力を育てるため、甥っ子達にプレゼントしてきましたが、

これは「七つ星」をヒントに、列車、船、駅を作り、

これまでも、ロケットが飛ぶと、宇宙ステーションや、発射台を作り、

自分たちの理想の家や、スカイツリーを作ってきました。


完成すると、テレビボードの上に飾り、しばらく皆で眺めます。

そして、また壊して、「もっとすごいの」を作り出そうと、奮闘します。


「イメージを形にする面白さ」は、大人も子供も一緒でして、

私などは、レゴを始めると、自分が夢中になっています。

子供達が喧嘩を始めると、「それなら、私がレゴを持って帰ります。」と啖呵を切ると、

シーンとなります。

今度、レゴの専門店を見つけて、パーツを探したいです。



多摩動物公園へ行く

2013年10月17日 | 甥っ子の成長を見守る
夫が釣りに行き、私は堂々と実家で、子供達と多摩動物公園へ出掛けました。

私の通った大学が近くにあり、一度行ったことがありまして、

ひと山が動物園のため、結構坂道がきつい印象が残っています。

次回、高尾山を登る試金石として、子供達の体力を見るため、まず動物園へ。


多摩ZOOのお勧めは、昆虫館

常夏の温度設定で、冬は暖かく

様々な蝶が、ひらひら飛び、蝶嫌いはぞっとするかも

これは、バッタ釣りコーナーで、殿様バッタを釣る。

ライオンバスでは、

窓枠にぶら下がった肉片を目当てに、メスライオンが、面前で舌でペロッと。

上野はパンダ、多摩はコアラが目玉ですが、動かないので、イマイチ。

「おーっつ」と どよめきが湧き上がる「ユキヒョウ」。

2頭のメス豹が、助走をつけて走り、取っ組み合い、なのか、じゃれているのか・・・

隣の部屋に隔離されたメス豹が「ジャオーーーン」と遠吠えするし、ギャラリーは絶えない。

次男が「スケッチする」と、人から離れた場所に座って、描き始め

長男は渋々スケッチ始めるが、始めると夢中になって、人中でも平気


お次は、レッサーパンダ。「可愛いーー」と黄色い歓声があちこちで起き、人だかり。

これも、スケッチする。

閉園の時間も近づき、帰りしな、次男が「バクがみたい」と立ち寄り、

「おしどり」の美しさに見とれ、下り坂を走っていく。


実家で音楽会帰りの母に、スケッチを見せながら、

「ママには、上り坂がきつくて、無理だったよ」と伝えると、

次男が 「のぼり坂は、苦しいし、痛いけど、くだりは楽チンだよ」

母が 「下りは、膝が痛くて、だめなのよ」

キョトンとする次男に、「若い時は上り坂が苦しいけど、年とると下り坂が痛いのよ」

次男 「・・・」


姉も私も、前半、坂がきつく感じましたが、途中でフクロハギが慣れ、平気になりました。

夜は、なぜか皆、興奮状態で11時まで起きて、元気。

次回は、高尾山に挑戦だ!

釣りバカ 茅ヶ崎で海釣り

2013年10月16日 | 釣り吉さん
我が家の「釣りバカ」さん

先の日曜日、早朝3時に家を出発して、茅ヶ崎へ海釣りへ行きました。

船元は、「沖右ヱ門丸」で、鯛を狙う!とのこと。

「おう、朝も早いし、おまえ、実家に泊まってきたら・・・」など、

自分ひとりで遊びにいくバツの悪さからか、こんなときに「実家」を持ち出す、変な人でもある。


それで私、土曜から月曜まで、実家の甥っ子を相手に遊んで、月曜昼過ぎに戻ると、

なんだか家中が静かで、居るのか居ないのか、分からない気配・・・・

事務所を見ると、片づけする「釣りバカ」さんの姿が。

声を掛けると、おおびっくり、の様子。


ムスッとしているので 「何が釣れたの?」 と尋ねると、

夫、うつむき 「何にも、釣れなかった」

私、拍子抜け 「えっっ!!!6時間も舟に乗って、何にも???」

夫、口を尖がらせ「小さいアジ3匹。先生にアジあげた。ウチはアジはいらないからって」

私、内心、よく分かっているじゃない・・「他は?」

夫、そっぽを向きながら「手のひらより小さいカワハギ。小さいから海に戻した・・・」

私、少し可愛そうになって「先生は、釣れていたの?」

夫 「先生もあんまり・・・それで、次は千葉で、ヒラメを釣ることになった」目が光る

私 「はあ・・・」

  「それにしても、6時間も、釣れないと 眠くならないの?」

夫 「いろいろ、やることがあって、忙しい」

聞くところによると、食い逃げされたり、隣人の釣り糸に絡んだり、「いろいろ」忙しいらしい。

私 「なんだ、夕食のオカズ、魚があると思って、何も買って帰ってこなかったよ」

とまあ、冷蔵庫の中身でオカズを工面し、更に、ネットで釣りのサイトも紹介すると、

夫は サイトに食らいついて、見入っていました。


私も、夫の背中から サイトを拝見しましたが、

釣りの「聖人」は、「幻の」希少の魚の、過去の他人の実績より「大きさ」を求め、

釣った魚の、その後には 触れていません。

そんな「巨大魚」を釣って、魚市場に売れるのか?

裁いて、近所や親戚に配っても、余りある量、どうするのか?

どんな味なのか?一切、触れていません。

男の狩猟本能を満たすために、その魚の命は粗末に扱われてはいないか・・・?


次回、千葉へ向かう夫には、「命を粗末にしないで」と伝えるつもりです。

釣りバカ 海釣りデビュー

2013年10月13日 | 釣り吉さん
9月の終わりの日曜日、夫は「釣りの師匠」と共に、東京湾へ出掛けた。

私は、「男同士、楽しんでいらっしゃ~い」と見送った。


朝4時起床、8時には海の上で釣り糸を垂らし、

釣れるわ、釣れるわ、マアジの子供達・・・・

夕方4時にオカに上がり、大漁に意気揚々と携帯に連絡が入り、

6時に、師匠宅でアジの裁き方の数々を、私も参加して教わり、

夜7時から、自宅の台所で、夫が裁き、私が唐揚して、南蛮漬けを作り始めた。

途中、刺身をつまみ食いをした当たりまでは、良かった・・・・


8時小休憩をかねて、ご飯と揚げたてアジをいただくが、夫は食さず作業を続ける。

9時半には、立ち尽くめの私は、腰痛が我慢できなくなり、ギブアップ宣言。

夫の顔は険しくなり・・・・

夫は10時過ぎに、ようやく100匹超の小あじを裁き終えた。


私、「こんなに沢山、いったいどうするの?南蛮漬けも限界だよ」

夫、ブチギレタ様子で「なら、捨てればいい!!!」

私、「命を奪っておいて、捨てるなんてありえない。冷凍保存だよ!!!」

とジッパー袋に入れさせ、冷凍保存した。


タバコを吸った夫が、アジは食さず、カップラーメンを食べたい、と言う。

私、「先生は6人家族だから、100匹釣っても、食べる人がいるからいいよ!」

  「私達、二人なのに、こんなに大量に持って返ってどうするの?」

  「近所に配ったり、従業員に配ったりするわけ?」

夫 「皆、欲しくないよ・・・・」

  「釣りが趣味になれるかも・・・と思ったのに・・・」としおらしくなったので、

私 「次回も行けばいいよ。釣る量を考えて、楽しんで」と提案すると、

夫 「釣り始めると、夢中になって、止められない」

私 「先生と競っているんでしょ」 とズバリ指摘すると、

夫 「うん・・・」

私 「持って帰ったら、それが無くなるまで、夕食で食べ続けてね」

  「次回は、先生みたいに、独りで裁いて頂戴。私は、煮たり焼いたりはするけど。

   先生の奥さんも、大量に持ち帰られて、うんざりして手伝わなくなったのよ。」


3日3晩、アジの南蛮漬けを、夕食の一品に出し続けた。

もちろん、肉料理も添えてはいるが、飽きるのは、いたし方が無い。

4日目雨の日、従業員が事務所で作業しているので、おやつに南蛮漬けを出してみた。

皆、「おいしい」と鍋は空になり、冷凍アジを自宅に持って帰ってくれた。

さて、皆が食している間、先日の7時から10時まで裁き続けた話をすると、

夫が「オマエは休憩して、夕食を食べたじゃないか!」とイヤミを従業員の前で言う

私は「アキヒコさんは、釣りで楽しんで来て、私は、後始末を手伝ったのに、

  休んだ位で、イヤミを言うの? あのとき、アナタ逆切れしたでしょ?」

と、公開の場で反論したら、ぐうの音も出ない。


その後、夕食のとき、逆切れのいいわけに

夫は 「オレが釣りに行ったのは、お前がアジが好きだって言うから・・・」

私は 「私はアジが好きだけど、食べられるのはせいぜい、二人で10匹が限度。」

   「それ以上は、あきちゃんの 道楽でしかないでしょ」

   「今は、アジを見るのも、魚を見るのも、うんざり。」

   「次回は、持って帰る量を考えて。私は、一切手伝わないから」

   「部屋中、血生臭くなるから、事務所の流しで裁いて。台所は使わないで」

と念には念を押しておいた・・・・


そして、今日 茅ヶ崎から ~~~ 舟は出る~~~~

~~~ 夜 ~~~ どうなることやら ~~~~

曼珠沙華の花

2013年10月12日 | 国内旅行
先のお彼岸の日曜日、彼岸花を見に、埼玉県日高市の巾着田へ行きました。



ひらがなの「ひ」の形に高麗(こま)川が流れ、「巾着」に見立てたそうです。

5百万本の曼珠沙華は、圧巻で、見事でした。

来年は、母と姉や子供達を連れて行きたいです。

西武池袋線 高麗川駅から徒歩15分のところにあり、バスも通っています。


日高市が無料シャトルバスで、巾着田・高麗神社を結んでいます。

巾着田バス停前は、名主の屋敷



藁葺を、最近、瓦葺に変えてしまい、残念です。


高麗神社



高句麗の時代(紀元前37年から668年まで)に渡ってきた人を高麗人(こまひと)と呼び、

716年大和朝廷は律令制のもと、関東一円にすむ高麗人を集め、高麗郡を設置したのが、この地の始まりで、

初代郡司は高句麗王族の若光が就任し、以来、現代まで直系の子孫が神主を務め、今は106代目だそうです。


そういえば、秀吉の朝鮮出兵のおり、多くの陶芸職人が連れてこられ、

九州の有田、伊万里、薩摩など、有名な窯元は、この当時の渡来人が始まりです。

そして、今、私達が用いている文字、漢字は中国からもたらされた文化です。


最近、「ヘイトスピーチ」なる言動を、あからさまにする人々は、

他国を差別することは、自らの文化のルーツを侮辱する、ということが分からないのでしょう。

曼珠沙華を、長きに渡って大切にしてこられた、この地の人々の歴史に

思いを馳せる一日でした。

庭物語、月日を経て庭は美しい

2013年10月11日 | 庭、四季の花
家は完成と同時に、老朽化が始まりますが、

庭には完成が訪れず、年月と共に、生長していきます。

「家庭」は「家」と「庭」から成るもので、

「器」と「月日」を暗示しているのでしょうか。


北の庭、春に竹垣を設けましたが、


秋には、青竹の色も抜けて

その代わり、芝生が落ち着き、サルスベリも勢いが出始めました。

東の庭、事務所前の小さな空き地を、

英国風に、ラベンダーの青と、白をテーマに配色しました。

今は、箒草が赤く色づき始めて、

メキシカン・セージが元気に、大暴れで咲いています。

やがて、冬が来て

雪化粧・・・・

春が来て、新緑が萌え

花々が咲いて美しい季節、

雑草とりで腰痛に耐える季節が、やってきます。


庭物語、季節は巡る、アプローチ周り、

2013年10月10日 | 庭、四季の花
庭作りは、私にとって「生きた証」。



地主の家に嫁して、家も土地も全て夫のもの。自らの拠り所ない「所在感」のない中、

「家」と「庭」の形、造形美は、唯一、生み出したもの。

私が、この世に生きた証


我が家に訪問されると・・・

まず、手前に富士山の溶岩、山麓植物のハイビャクシンや芍薬、奥にシラカシ

延段に沿って歩を進めると、季節折々の花が咲き


玄関前の踏み石から、南の庭を眺めると、


秋は、温州みかん、柚子、夏みかん、カボス、スダチが彩りを沿え、


庭を西に向かって巡ると、

石がモザイクのように敷き詰められ、

春にはマロニエとツツジが咲き


夏には、シラカシの大木に、カブトムシがやってきて、

蝶、カナブン、ハナムグリが競争して樹液を吸っています。



嫁いで7年、毎年GWと9月連休に、夫と共に喧々諤々、汗を流してきました。

夫は、造園植木業者ですが、顧客のために「造園」をしたことがありません。

大径木をロープワークを駆使して剪定する、特殊技能を売りとしています。

私は、かって、お客様のために作庭をしてきましたが、

今は、自分たち夫婦のための作庭のみ、行っています。