行く前は「サクラ未だ咲かず」の情報があり、キャンセルも検討したが、まずは行ってみようと青春18切符にも似たシニア族のバスツアーをご近所のN夫妻と同乗。
バスはY旅行社が手配した大型車でひたすら北へ北へと走る。
北上川沿いの展勝の桜は満開に近く、川面を流れる5月の鯉幟と変わった季節の織りなしを見せていた。
弘前城と公園の桜は薄暮のなかの見物となったが、花見客も車座になってあちこちでサクラを肴にすでに酒盛りをはじめていた。
ここは7~8分咲き。
なぜか、まじめな高校生のグループと見受けられた車座が目についた。
公園の一角に「お化け屋敷」というのがあった。拡声器から濁声の呼び込みが響く。
昔、夏祭りや花火祭りなどに必ず添え物になっていた「さあさあ お代は見てのお帰りだよ。熊女、蛇娘がいるよ。親の因果が子に報いかわいそうなのはこの子でござい。この子が歌うよ、花ちゃんやーい」の因果もの芝居小屋そっくりの外観だった。弘前から宿泊地の盛岡を目指す。
翌日は盛岡官庁街にデンと鎮座している石割桜を車窓から眺め高松公園へ。
昨日は「津軽富士」と称された稜線が美しい岩木山をあちこちから眺めたが、ここでは岩手山が楽しめる。どちらの山も白雪が残っていた。
Nさんのご主人は現役中に岩木も八甲田も登攀した山男で、懐かしそうに山並みを見上げていた。
朝の池面と遠望の岩手山と桜の調和はなかなかのものだった。
田沢湖で休憩したが田沢湖のシンボル、金色に輝く辰子像を眺める。
まさにキンキラキンの像で車内の評価はおおむね辛口評が多かった。
角館は桧木内川の堤沿いの桜があって満開。武家屋敷沿いの枝垂れ桜はまさに圧巻だった。
これほど枝垂れ桜がそろっているところはほかにあるのだろうか。
青柳家という武家屋敷を見学。
藩から特別に許されたという薬医門を持つ八十石の武士屋敷なのだが、敷地は3000坪というのにびっくりした。
東京大手町の新聞社は小倉藩の小笠原という大名屋敷跡地だったはずだがその坪数は4000坪相当で石高比較からみて、寒い地方で居住する侍は、その一方で江戸の地では考えられないゆったりした暮らしがあったのではないか。
広い敷地には母屋や武器庫があり、当時の生活がしのばれた。
稲庭ウドンとビールで昼食をすませ、あとは一路南下して振り出しの埼玉をめざす。
長い車中はバーボンウイスキーをチビリとなめ、詰将棋とMD音楽で過ごす。
小生のような車を運転しない自転車族にはドアツードアで乗せてくれるバスツアーはありがたい。
が、それにしてもよくぞ走ったり1500キロで、その夜はぐっすり寝た。
写真は角館 06年5月2日 撮影
バスはY旅行社が手配した大型車でひたすら北へ北へと走る。
北上川沿いの展勝の桜は満開に近く、川面を流れる5月の鯉幟と変わった季節の織りなしを見せていた。
弘前城と公園の桜は薄暮のなかの見物となったが、花見客も車座になってあちこちでサクラを肴にすでに酒盛りをはじめていた。
ここは7~8分咲き。
なぜか、まじめな高校生のグループと見受けられた車座が目についた。
公園の一角に「お化け屋敷」というのがあった。拡声器から濁声の呼び込みが響く。
昔、夏祭りや花火祭りなどに必ず添え物になっていた「さあさあ お代は見てのお帰りだよ。熊女、蛇娘がいるよ。親の因果が子に報いかわいそうなのはこの子でござい。この子が歌うよ、花ちゃんやーい」の因果もの芝居小屋そっくりの外観だった。弘前から宿泊地の盛岡を目指す。
翌日は盛岡官庁街にデンと鎮座している石割桜を車窓から眺め高松公園へ。
昨日は「津軽富士」と称された稜線が美しい岩木山をあちこちから眺めたが、ここでは岩手山が楽しめる。どちらの山も白雪が残っていた。
Nさんのご主人は現役中に岩木も八甲田も登攀した山男で、懐かしそうに山並みを見上げていた。
朝の池面と遠望の岩手山と桜の調和はなかなかのものだった。
田沢湖で休憩したが田沢湖のシンボル、金色に輝く辰子像を眺める。
まさにキンキラキンの像で車内の評価はおおむね辛口評が多かった。
角館は桧木内川の堤沿いの桜があって満開。武家屋敷沿いの枝垂れ桜はまさに圧巻だった。
これほど枝垂れ桜がそろっているところはほかにあるのだろうか。
青柳家という武家屋敷を見学。
藩から特別に許されたという薬医門を持つ八十石の武士屋敷なのだが、敷地は3000坪というのにびっくりした。
東京大手町の新聞社は小倉藩の小笠原という大名屋敷跡地だったはずだがその坪数は4000坪相当で石高比較からみて、寒い地方で居住する侍は、その一方で江戸の地では考えられないゆったりした暮らしがあったのではないか。
広い敷地には母屋や武器庫があり、当時の生活がしのばれた。
稲庭ウドンとビールで昼食をすませ、あとは一路南下して振り出しの埼玉をめざす。
長い車中はバーボンウイスキーをチビリとなめ、詰将棋とMD音楽で過ごす。
小生のような車を運転しない自転車族にはドアツードアで乗せてくれるバスツアーはありがたい。
が、それにしてもよくぞ走ったり1500キロで、その夜はぐっすり寝た。
写真は角館 06年5月2日 撮影
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