ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

〔年歳 2007〕 5月4日~5月11日

2007年05月25日 | 身辺雑話
5月4日
 娘の親友の農家から購入した苗が朝届く。
 大玉のトマト3本、ナス3本、シシトウ3本、キュウリ3本、ピーマン3本。いずれもプロが作った苗だという感じがする。ガッチリと見るからに丈夫そうな苗だ。
このほかに、わがNPOのほうで苗管理したものがありこれを加えてトマト3本、ミニトマト5本、ナス計8本、キュウリ計10本を「行灯仕立て」にして菜園に移植する。
 「行灯」からそれぞれの苗が顔を出すようになれば「行灯」の役割は終わる。
 気温は夏日に近いものがある一方、まだまだ強風や寒冷の朝もありそうだ。
 レタスは15株そろって成長、水菜やシュンギクも順調。
今年のニンニクはやや不良、試掘しても球が小さい。
 ミニニンジンを間引きする。

寝しなの落語 文違い 圓生
 男のうぬぼれ、女の手管。 だまし、だまされたの花街人間絵模様。
 花魁の金を巻き上げる手口とどんでん返し、圓生の噺にはいつも艶がある。

 5月5日
 朝の散歩の帰り道、農道の30本のアヤメは満開だったが、我が家のはまだ蕾状態。
 ただ庭のモッコウバラはそれぞれ黄、白色のものが満開となって初夏を感じさせる。
 カナメの生垣の内側の雑草が目立ってきのたので除草。
 図書館で借りてきた本。
 【名人 志ん生そして志ん朝】小林 信彦 文春文庫
 【昭和天皇ご自身による天皇論】半藤 一利 五月書房

 寝しなの落語
二階ぞめき 志ん生
放蕩の若旦那に、二階に吉原を作りましょうと番頭が提案。
一人、三役を演じて花の吉原を自分で楽しむという寸法。
 この噺はやはり志ん生につきる。
マクラのところで蛙の吉原見物があるが何回聞いてもおなじところで笑ってしまう。

5月6日
 終日、雨。
 幼稚園の孫のコウちゃん泊まる。
寝たフトンはきちんと丁寧に畳んであった。上のケン兄ちゃんとはこのあたりは違う。 (写真)
どらえもんのカルタに二人して付き合わされる。
 カルタをやって、真面目に負ける。幼児は絵柄をよくおぼえている。
 あーちゃんは折り紙教室にいってるせいか、いろいろな紙飛行機を教えていた。
 今日は菖蒲湯。切った菖蒲を熱湯につけると油が出る、その油もふくめて菖蒲葉は袋に包んで浮かせる。
菖蒲の香りは強い。

5月7日
 町長選の直前に前町長宛てに出した道路標識、スピード取締り、道路舗装などを盛り込んだ町道改善の要望書の決済がおりたと町役場の担当部署から連絡が入る。
 ずいぶん時間がかかる話だ。
 選挙を挟んだから仕方ないことなのだろうか。
 菜園内の花壇の土をプランター用の土に換え、種から育てていたストックなどの苗を移植する。
 タマネギが大きくなってきているので、焼き籾殻を施肥にして、土寄せをする。
イチゴの下敷きに藁を敷く。
 花見のとき偶然に発見した権現堂の集落農業センターの敷地内のマリア地蔵のことで幸手市の市史編纂資料担当者に電話し疑問点を聞く。
新たにわかったこと。
 ・マリア地蔵は発見されたがこの幸手権現堂にキリシタン信者がいた という確証は得られていないこと。
 ・「イメス智言」はイエスを表現しているが、この伝承はほかの地には見られない独特のもの
 ・古河藩領とその周辺地に隠れ切支丹がいたことを研究している本がある
   古河市の眼科医の川島 恂二さんが著した本で 「「関東平野の隠
  れキリシタン」「古河藩領とその周辺の隠切支丹」。日本図書刊行
  会から出版。
 ・担当者のH主幹の話によると、古河のケースは古河公方足利氏女の姫が信者だったらしい。
北川辺に信者の痕跡があったことなどが本で紹介されている由。  
本には墓石の隠し十字紋、十字入りの石仏、土地の祭祀などを検証してあるとのこと
・柳生村などにもキリシタンはいたようだが、いづれも文化・文政の頃をもって絶えたらしい。

H主幹との話から隠れ切支丹の宗教は土俗化、習俗化して伝承され、本来の教義とは薄くなっていたのではないかと考えられた。
桜の名所の権現堂は利根川水系の位置から見ても人馬の交流が多く、また幸手は宿場町でもあったことかで人里はなれた辺鄙な地ではない。
 だから、ここでの隠れ切支丹の存在は考えにくいとも思っていたが、むしろ人の出入りが多いことは情報が伝わりやすい土地柄でもあるわけで、一考させられた。
 上記の二冊はぜひ読んでみたい本だ。

5月8日
 庭木のアブラムシ被害が目立つので消毒作業。
 菜園でオクラの苗を植え、つるなしインゲンを播種。つるなしは三角支柱にする。
 食用菊「もってのほか」を松の木下の空き地に植える。
東側の通路沿い花壇の除草、赤と白のバーベナを植える。
 この花にはグランドカバーを期待したい。
シバザクラは土質にあわないのか、あまり元気がない。
道路改善要望書へ町から回答書がでたので代表印で世話になった区長に届ける。
 町長選で雑談
 「今度の選挙は候補者同士の兄弟喧嘩みたいでほんとにやりづらかった」とのこと
 「町長っていうのは能力より体力ですね」と水を向けると
 「その通り。体力七分にあとは気力、意欲が必要で、その上での智力だよな」
この 体力と智力が新町長にあるか刮目したいところだ。
 春日部との合併一本槍では地力はあっても智力があるかどうか、新町長の行政力には疑問符がつく。
 理髪へ。
 文学座の渋い名優北村和夫逝く。80歳。
 夜、蛙の大合唱を聞き、なぜかほっとする。

5月9日
 菜園の柿の木と実を多く持ったスモモの木にシジュウカラが鳴いていた。
 ここの周辺は一面の田園地帯なのでいままであまり姿をみたことがないが、やはり可愛い小鳥だ。
 NPOの連中7人で借りている農地での作業。
 サトイモを50メートル3畝に埋めて追加、サツマイモ植え付け300本苗。 トマト25本を上雨よけのビニール屋根を組む。
 ほとんどが年金生活入りの連中、コンビニで弁当と飲み物を買ってきて木陰で昼食。無駄、無理はしない。
午後4時まで作業をする。

5月10日
庭の一角にあったグミの木を抜く。
根がびっしりと張り悪戦苦闘、大汗を流す。
午後は雷が鳴って、小雨となる。
 碁敵のSとのつきあいはもう40年にもなる。
 娘同士は幼馴染だが最近その2人が会食したときの話によると高校で野球部にかかる費用は公立で5万、私立高ではユニフォームなど含めなんやかやと25万の金がかかるとのこと。
Sの孫は郡の選抜チームでエースナンバーをもらった将来を嘱望されている野球少年で、そんなことからの話になったらしい。

5月11日
 夜半からの強風で睡眠不足。
 この強風は今日も、朝から夕方まで続いた。
 早朝、犬と散歩に出たがすぐ引返す。年寄り犬も納得の様子だった。 通学路の自転車に乗った中学生たちは蜘蛛の子のように風に乗って飛んでいったが、帰宅時には雨の中の牛馬のごとく苦戦してペタルを踏んでいた。
 第62期本因坊 依田と高尾戦をBSで見る。
 娘が来たのであーちゃんと3人で二階カーテン新装品など買い物。 「河童」という寿司店で昼食。
味落ちの不味さに唖然。この回転寿司では、給茶のそばに求人広告が出ていた。
人手不足がサービス不足につなっがっていますと言っているようにも見える。
 国道沿いにガッテン寿司店など競争相手が多くなっているが、安ければよいというものではない。このままではジリ貧だろう。
 
逆に、このところの巨人は好調だ。 特にエース格に成長している内海がいい。
 デビュー当時は先頭打者の相手投手にいきなり四球を出してどうなるかと思っていたが、ここぞのゲームで勝てる、貯金もできる投手になってきた。
疲れているのかいないのかわからない顔もピッチャー向きだ。
 チーム打率は2割8分、今年はヒヨットするとひょっとするかも。
 ただ、昨年も今頃はよかった、交流戦をどういう結果で終わるかが見所だ。


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