ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

【2013 暮らし雑感】 <見る> 庭先雀異変

2013年02月26日 | 【2013 暮らし雑感】
毎年、雪の降るころから春先まで庭に雀がやってくる。
こちらがスズメの鳴き声を真似て、パンパンと拍手をすると目の前のウッドデッキの手すりにとまって餌をねだる。
中にはガラス戸の手すりにつかまってこちらを覗きこんで催促するやつもいる。
古米をひとにぎり撒くと、四方の電線などに見ていた他のスズメもさっとよって多いときには10羽くらいが庭に舞い降りて食べる。

そのスズメが今年はめっきり少ない。
確かに拍手でやってくるスズメもいる。
しかし数はほとんど2羽で、多いときでも4~5羽だ。
数が多ければ10羽のスズメの目と耳は常にあちこちを見聞きしているわけだから小群れとしての注意力、警戒力は高まる。
1~2羽だけで食べるとそうはならないから、今年の彼らの食べ方はゆっくりせず、パッ、パッと餌をつまんですぐ逃げる。

朝のウォークでも川土手沿いのブッシュに居るムラスズメの数も激減しているように思う。
近年、住宅事情で瓦屋根が少なくなりスズメの居住空間がきびしくなっていることは時々のニュースで知ってはいたが、
これほど実感を持って迫ってくることはなかった。

一方、ヒヨドリは毎朝やってくる。
拍手をする前に雨戸を開ければ、もう顔を見せている。
こちらは蜜柑やリンゴの食べ残しや皮をもう一度包丁でこまかく切り石畳の上に置いておくことでやってくるようになった。
餌が安定的にあるものだから、今までのように周囲のふくら雀を威嚇はしない。 昨年までは、超低空旋回をして雀どもを追い払っていたが、今年はその数が少ないせいか 大目に見ているようだ。
ただこの2羽のヒヨゾウ(勝手に名付けた)は、人が近づくとピューと
低空飛行でいったんは逃げその辺を周回してきて戻ってくる。
このヒヨゾウは親心を知らぬやつらで、庭畑のキャベツの芯を食い散らし、ホウレンソウを影も形もなくなるまで食べつくした。
でも、こちらも防寒カバーなどの対応をしてなかったのだから、あまり責めないことにしている。


その点、時々姿を見せるジョウビタキやメジロのほうがあまり人を恐れない。

でも一番可愛いのはやはりふくらスズメなのだが、その数が減っているとすればなぜか非常にさびしい。
振り帰って見ると、あの3・11以後急減したような気もする。
このこと、脈絡が無ければよいのだが・・・。


日だまりの庇に並ぶ寒雀 /津田 喜美


一羽来て仲間呼び寄す寒雀 /松宮 育子


脇へ行くな鬼が見るぞよ寒雀  小林一茶


水仙や寒き都のここかしこ   与謝蕪村



最新の画像もっと見る

コメントを投稿