【江戸の躾と子育て】中江克己 祥伝社
江戸と平成との間にある空間はまだ五感で感じられるような気がした。子育てをめぐるあれこれを読んで、そんな感じが残った本となった。 . . . 本文を読む
【阿久悠のいた時代】戦後歌謡曲史 篠田 柏書房
●津軽空 映画のような冬景色
さながら映画のワンシーンを見ているような歌謡詞で、時折湯ぶねで口ずさむ歌だ。注目は「さよならあなた 私は帰ります」という一節。女は男の胸に帰るのではない。 . . . 本文を読む
いま良文君の胸中は悲しみでいっぱいだと思う。
以下の記事を読んで同情を禁じえななかった。
読売新聞 2008年07月16日 朝刊
石田文樹氏(プロ野球横浜の元選手)死去 KKと対決、全国制覇
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【江戸城が消えていく】「江戸名所図会」の到達点 千葉正樹 吉川弘文館
この本、企画から6年後に上梓となったそうだ。
画面線や、幾何学的遠近法の限界などを分析し、近世図像の限界をくどいほど指摘していた。挿絵の面白いのがふんだんに用意されたが小さくて虫眼鏡でのぞいたものもあった。でも、巷間よく聞く「江戸名所図会」がなんであるかは少しわかった感じがした。
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【千年の京から 「憲法九条」】私たちの生きてきた時代 瀬戸内寂聴 鶴見俊輔
かもがわ出版 200805050
この本は二人が歩んできた昭和のあれこれをふりかえりつつ、九条を擁護すべきとの
対談集になっている。
瀬戸内が徳島から東京へ上京し「少女世界」に投稿していたころ吉村昭の奥さん津村節子がそこにいた。このことは、はじめて知った。
宿縁というものは面白いものだ。
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【蝶々はなぜ葉の裏にとまるのか】 日本人の暮らしと身近な植物
稲垣栄洋 著 /三上修 絵 草思社
昨年の夏から秋の菜園でモンシロチョウを追い回した。キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーにたくさんの菜虫がついて、採取するのにおおわらわ。そこで、今回この本を読んでみた。
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著者は「私が文献で集めた近代以前のことわざ用例は4~5万程あるが・・・」と述べていた。そのなかからこの本が作られた。
河鍋暁斎をはじめ浮世絵、鳥羽絵などがことわざに添えられて内容をもりあげ面白かった。
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