此の月又、異国船打払の事を令す。
七年、七月、高橋作座衛門上書して防海の策を論ず。大意謂らく、英船の屡東海に来る者は、固より彼国王の意に出るにあらず、皆捕鯨の為也。 . . . 本文を読む
内藤耻叟の「徳川十五代史」というのが町の図書館の片隅にあった。
読んで眼を見張った。
全文これ候文になっている各記録は、時代小説のような読後の抑揚感は全くないが、採録された事実が、おもしろいからどんどん読ませてくれる。
. . . 本文を読む
下手な説法より、この本の名解説があるので引用する。
あとがきで河合隼雄さんは、「いわゆるIT革命による負の遺産は目に見えない、という点で一層恐ろしいと言わねばならない。」と指摘。
. . . 本文を読む
天明の大飢饉ということばはよく聞くのだが「天明の大火」というのは知らなかった。
この大火災は天明8年(1788年)1月30日の洛陽の大火を指すそうだ。
燃えた京都の町は約1400町、ここに住む人々の5分の4が被災。
元京都町奉行与力で引退していた79歳の神沢杜口は、この一面の焼け野原を日々くまなく歩いて焼失境界を独力で調べ、そこに朱線を入れて地図を作った。
その地図がこの本の表紙扉内に載せてあった。
. . . 本文を読む
「まあ、そこへお座り」というタイトルを見て、山藤漫画の一こまを思い出した。
作家の山口瞳がイガグリ頭の和服姿で若い女性へ小言を言っている場面で、絵の面白さと吹きだしのセリフの面白さに、へぇーっ、すごい人がいるもんだと心から感服した。 . . . 本文を読む