ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

【平成23年 弥生の七五】 東日本大地震 3月22日

2011年04月02日 | 2011 暮らし雑感
3月22日
10日目
死者8805人 行方不明者を入れると2万1000人超


★「被災地を思え」に賞味期限なし /府中・阪本敬彦さん
よみうり時事川柳にあった一句。

その被災地は氷点下、昼ごろからは雪の予報と今朝のテレビ。
ようやく燃料が届き暖をとる人は「最高です。これ以上ないです」と。
しかし各避難所の燃料不足は以前深刻。
巨大地震、大津波、加えて原発事故に野菜風評被害。
東北のひとたちは、ニュースで政府をあからさまに批判をしない。
この点、口も悪いが気も荒い関東人とはちがうようだ。
静かに耐え、少しずつ悲しみを乗り越えようとしている。

滋賀彦根の全盲の男性が被災者受け入れのニュースを見る。
滋賀県立盲学校の教師をされている方が、福島県の9名の方を自宅で受け入れ、共に生活をしているというもの。

● 県知事は笑ってつまんで食べてみな
ほかの野菜は安全なのだと栃木知事のニュース。
ならば、「ほらこの通り」と食べてみるべき。
先手のパーフォーマンスが今後の風評被害を防いでくれる一助にはなる。

● 連立で右も左も真ん中も
東大の玄田有史教授が読売に寄稿。
「超党派で消費税アップして 復興へ安定的財源 不可欠」の中で「財政再建を共通の目的として、今こそ民主党と自民党の大連立を早急に打ち立てる。小異を捨てて団結するべきだ。」
「決断のときである。今は震災対策でそれどころではないと、政治家は言うかもしれない。しかし、そう遅くないうちに連立を選択すべき瞬間が必ずやってくる。何よりタイミングが重要だ。時間はそれほど残されていない。その実現に日本の希望はかかっている」

主旨に賛成。
巨大地震発生、被災救援、原発事故、停電と日本経済復興など考えれば政治が一つになって力を発揮すべきだろう。

● 天に唾 出荷停止のお墨付き
政府が、福島県、茨城県、栃木県、群馬県で産出したホウレンソウとカキナ、福島県で産出した原乳について、当分の間、出荷を控えるように指示。
先が見えない生活のうえに、出荷制限はダブルパンチ。
農家に不安が広がっているのが目に見えるようだ。
こうした行政は、天に向かって唾のごとくになるのも目に見えている。

茨城・つくばの路地栽培で「もう捨てるしかない」とツイッターで言えば
「洗えば平気、それ買います」というのもあったとのこと。 
捨てるということは生産農家にとって「お金を捨てるのと同じ」行為だ。
健康に被害を与えるものではないとしながら、停止の措置までどんどんすすめていくのは過剰反応ではないだろうか。
今後の風評被害も伴なえば、福島をはじめ、茨城、栃木、群馬、などの生産農家はやがて暮らしていけなくなるぞ。


● 新聞もテレビも広告急減し
10日間、新聞にまともな広告紙面がない。
大震災の特別紙面体制だからともいえるが今後の経営は、だいじょうぶだろうか。
テレビも公共広告機構提供ばかりで、自粛しているともいえるが、広告が集まる要素は、企業側にはまったくない。

● 地震には4に近い3もあり
am12:38
緊急地震速報が出る。
 千葉南震度4 震源 千葉東方沖 M5.7
震度3ではなんとも感じなかったが、今回のはかなり揺れた

拙宅で恒例となっている3人囲碁会、今回は自粛。 
強い余震もあり計画停電も重なれば、なかなか碁を打つ気分にはなれない。


● 久米宏よくぞ出したり2億円

久米宏さんが2億円を寄付したという話を今日聞いた。
朝日新聞社の救援募金に託したというもの。
この寄付について特段のコメントは控えているというのも、いかにも、らしい。
「カネあるものはカネを」「力あるものは力を」が大事。
人の懐をあてにしてもなんなんだが、み○、○ンスケ、吉○興業聞いおられますか。

● 浦安は未だガスも水道も
震度5、16万人の千葉・浦安市。
その災禍、液状化の実態がテレビで流れた。
交番も住宅も電柱も傾いている。
道路に亀裂、陥没。
ガス、水道も使えず。
市内の四分の三が液状化の被災に見舞われ、マンホールも1メートルも浮き上がっている。
市内8つの中学校卒業式は1週間遅れるとのこと。


● 大鍋ですいとん1000人届けたと
杉戸町と原発に近い富岡町は以前から人的交流の町。
一時避難している川内村に震災から2日後の13日、1000人分のスイトン材料と巨大な元気鍋2つを積んで慰問した人がいた。
NPOの元理事長のOさんら3人。

本人と朝のウォーキングでばったり出会いその話を聞いた。

加須警察署が英断の交通許可書を出してくれ一路富岡の人たちが避難している福島・川内村へ。
道路事情は最悪だったが、そのたびに迂回して道を選び現地入り。
地元消防署員にすいとん汁の配給を頼み、自分たちはひたすら裏方で汗を流していたとのこと。
大喜びされて、翌日に戻った由。


**************
a6:00
NHK
原発事故、煙で復旧の遅れ 基準超の放射性物質も検出

a7:24
東京 ビックサイトや東京フォーラムでも被災者四千人を受け入れ

m10:00
2号機 昨日は放水も電源工事も打ち切り 本日は復旧工事めざすと

東北新幹線 那須塩原 → 盛岡 不通

am10:30
半径20キロ圏内の放射線量。
濃度基準は超えているが直ちに人体への健康問題にならない量、と。

am10:51
震度3 茨城南 千葉北東 震源 茨城沖 M5.9

am11:10
枝野官房長 会見
被災者生活支援連絡会議立ち上げ

昼から3号機 東京消防庁のハイパーレスキュー隊が1時間放水
4号機 コンクリートポンプ車か自衛隊の高圧注水車を検討
1-3号機 海水注入継続

p1:12
千葉北東部で震度3 カミサンの携帯ではビービーの緊急警戒音

p3:55
3号機から灰色の煙、2時間。
原子炉からではない模様だが判然とはしない。
放射線被曝を恐れ、外部電源接続作業は打ち切り。
放射性ヨウ素 基準の126.7倍検出 セシウム24.8倍

1-6号機 外部電源引き込み完了か


原発事故対応を登山にたとえればどうなる。
麓を出て山道にやっととりつき、雷雨でまた麓の旅館に避難しているのに似ている。
10日目になるが原発事故の危機はなんら去っていない。

事態収拾のメドすら立っていないのが現実ではあるまいか。




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