ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

【2011 暮らし雑感】 9月の記憶 9月1日~9月15日

2011年10月10日 | 2011 暮らし雑感
9月1日
● スワッ鎌倉 馳せ参じない官僚人
首都圏直下型大地震があればどうなる。
8省、参集職員把握せず 緊急対応に不安と読売紙。

★ 言い負けて風の又三郎たらん希をもてり海青き日は/寺山 修司
膝を抱え海を眺めている少年が浮かぶ。佳句。
「編集手帳」で紹介されていた。


● 野田語録 子どもにツケを残すまい
「こどもに借金を残す政治は詐欺と同じ」 米三代大統領トーマスジェファーソンのことばだそうだ。
子どもや孫のクレジットカードを現在使っているのが現世代か。


● ニッポンは回転木馬に似たお国
30日のワシントンポスト評。日本の首相、5年間で6人目。
ABCニュースシャワーの女子アナがこのことをニヤッと笑って伝えたときは、なぜかムカッときた。
 おまえの国だって、褒められた状態か。



● ジャイアンツ 4連勝で2位浮上
 きたぞ1・5差。
スワローズは8月勝ち星は7つだけ。10失点5連敗。

● 愛読書 司馬遼、周平、周五郎
野田新首相は「夢」を司馬遼に、「矜持」を藤沢周平に、「人情」を山本周五郎に学んだという。
文春9月号「わが政権構想」 野田 佳彦によれば、この人、86年の秋から
財務大臣就任前日まで船橋周辺で辻立ちを欠かさなかったという。
 

● 汚染水 稼働率は9割台
フクシマ原発のいま。
汚染水処理、ほぼ順調に推移と東電側。しかし各地の作物被害、土壌汚染、風評被害は日々深刻だ。

● しっかりが流行している永田町
「しっかり」が野田首相の好きなことばらしい。
他の閣僚もよくつかう。
そうやっていけるか、どうか。
今後も「しっかり」とみつめよう。

● 二枚目も脇のあまさに定評も
 前原政調会長は49歳。

よみうり時事川柳
★ 辞めるのに三月決めるのに三日
★ 避難所で代表戦を遠く聞く

● 民主主義 光と影の落とし子は
新潮45 11年9月号を読む。
半藤一利と岩見隆夫対談 「戦後日本 失敗の本質」
誌上の2人とも菅首相に戦後民主主義の日本人の代表的な姿を重ねている。

● 維新から敗戦までは80年
  正確には77年 
  京都朝廷が開国に踏み切ったのは1865年。
  かくして、近代日本は誕生したのだが・・・。

● IMFで吼えた池田の演説は
  「貧乏人は麦を食え」と言ったが、自らのゴルフは経済成長実現まで封印したというのをなにかで読んだことがある。
教育と経済大国までの実現の誇り。国際会議で彼は獅子吼したそうだ。

● 戦後日本サファリパークに似た国家
  アメリカのフェンスで外敵を遮断し、ひたすら経済大国の道を走って矜持と気概を消失したと半藤さん。

9月3日
● 国会三賞 吉井「技能」はうなづけり
朝日新聞の編集委員コラムに「国会三賞」がある。
津波のメルトダウンをとりあげた吉井英勝に技能賞授与。
私も国会中継を見たが津波で原発の冷却機能が破壊され、炉心溶融を招く可能性を以前から指摘したこの人は原子力のプロ。
最近は冴えない共産党だがこういう人もいる。
前原外相の外国人献金問題を暴露し辞任に追い込んだ自民党の西田昌司には「敢闘賞」
この人、舌鋒は鋭いがヤジは低劣。

「大震災が変えた詩歌観」角川春樹さんの読売夕刊への寄稿。
★ 風となる日まで被爆者8月来
   戦後66年 被爆から原発被曝へ

★ せみの眼のまだ濡れている終戦日
父の黄ばんだノート、8・15の終戦日記の文字を思い出す

9月4日
隣町との懇親囲碁大会に初出場。
C級の部5戦全勝で優勝。
優勝賞金は3千円。カミさんが喜んでくれた。
ぐずつき台風、南方熊楠の地にも大きな被害をもたらしている。

9月5日
● らきすたの空き店いまは巡礼宿
読売の地方版より。
私の娘が住んでいる鷲宮。
鷲宮神社の土師祭は有名だが、3年前より「『らき☆すた』神輿」が練り歩くようになり、話題となった。
今回は、商店街の空き店が、かれらの巡礼宿になったとのこと。
これも地域活性化の一例だ。


「読売俳壇」から
★ 墓石の文字の深みに孕み蜘蛛

★ 炎天下 足の裏より波帰る

★ むきだしの原発建屋ヒロシマ忌

★ 動くもの皆動かして阿波踊り

9月6日
【菜園】
畑のキュウリ(第二回目の播種)をすべて整理。
あとに苦土石灰。今年は大豊作だった。
昼寝後、畑の除草。


9月11日
●9・11から10年 3・11から半年
9・11からもう10年だ。
あの時は台風襲来が迫り、親戚中で出かけた佐渡から日程を早めて帰宅。
翌朝に想像だにできなかったアメリカのビル光景をテレビでみた。

3.11の記憶は生々しい。
その傷跡は住んでいるこの町にも残っている。
放射能では、三郷、深谷、八潮市がなぜか値が多いのも気がかり。
東北の被災避難者未だ8万人。
政治のていたらくで復興は、まだ遠い。


● でだしから経産相がほら辞任
「死の町」「ほら放射能」と失言して早速、鉢呂経産相辞任。
 就任9日目の悲喜劇だ。
前にもいたな「知恵の出さないやつは助けない」で辞任となった松本という大臣。

9月12日
【菜園】
ゴーヤと茄子の前の空き地に管理機をかける。

9月13日
● ハンカチで唾を押さえて見る原画
赤瀬川 原平のコラム。 
宗達の原画に、もし唾を落としたらたいへんだという年寄りの緊張。
 
● 相棒は叱られると空を向き
中2の孫の卓球相棒は、学業成績のほうは極めていい。
ただ先生の叱咤があると対戦中にシュンとするらしい。そこで、「叱るならH!って俺のほうを言ってくれないかな」と気をつかう孫。

9月14日
● 月を愛で美人を傍に猪口ひとつ
仲秋の名月に月下美人が咲いた。
2人で眺めていると庭から集く虫の音もある。
炎暑のなかにも漸くの秋。
年金ビールで見上げる夜空もなかなかのもの。

よみうり時事川柳
★ 抜けていた任命前の舌調べ
野田所信で引いた「正心誠意」とは勝海舟のことば。
 その海舟に「人材は探すがわの目玉一つ」(氷川清話)がある。


9月15日
 ● 8500円割って株価三重苦
欧州問題、円高、景気不安

● 公金を騙した職員縄目受け
わが杉戸町の公金詐取事。
町職員は起訴となりK工業側は起訴猶予。

● 狭山茶は残暑のなかで葉もしおれ
  放射能問題で出荷できずの報。
  狭山茶はもう飲めないか。
  寂しい、口惜しい。

★ 山々の男ぶり見よ甲斐の秋/虚子
 読売夕刊にあった句。
 大菩薩峠の茶屋傍の句碑にあるそうだ。

● 耳のハンデ 観察力で克服し
同じく夕刊から。
コロッケの物真似と形態模写には以前から感心していた。
あの歌の上手さに耳のハンデがあったとは、信じられない。
真珠性中耳炎という難聴。
19歳で上京、東京で勝負が彼の人生だった。


八柱霊園へ墓参。残暑きびしい。
墓石周りの樹木の伸びはげしく、大汗の中剪定する。
ヨーカー堂で着替えを買い駅前で食事。

■■ 近況交換 先輩同僚のメール
 農園の収穫物を酒の肴にできるというのはうらやましい。
枝豆は新鮮さが一番です。味が違います。
このところ、家内も毎晩缶ビールを飲むようになりました。
小生は、ビールを少し。ウマイ魚があるときはたまに日本酒を熱燗で飲んで
います。
酒量も年相応に減ってきました。
しかし、気のおけない 仲間と酒を飲むのはやはりうまい。
またいつか機会をつくってゆっくり飲みたいものと思います。










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