きまぐれ雑記帳

きまぐれに日々の思いを綴ります。

2019年イタリア ⑥

2019-03-11 23:20:11 | 旅行

 ピッティ宮殿正面中央の出入り口を抜け、右手奥にあるパラティーナ美術館へ。

メディチ家を中心として収集された膨大な絵画や宝飾品。

ただただ圧倒されます。ウフィツィ美術館もメディチ家のコレクション・・・

どんなけ儲けたん?

半貴石の象嵌細工のテーブル。ハ~ッ!!

宮殿当時からこのように名画の数々が展示されていたそうです。

15世紀、銀行家ルカ・ピッティがライバルのメディチ家に対抗して建てた

宮殿でしたが、途中で工事は中断しピッティも宮殿の完成を見ることなく死去。

その後、放置されていた宮殿をメディチ家当主のコジモ一世が病身の妻

エレオノーラ・ディ・トレドのために買取り大改築され、庭と宮殿の整備は

約半世紀近く3代にわたって続けられたそうです。

でも工事費用は、病弱な奥様の持参金で賄われたそう。

その奥様も1562年にマラリアで亡くなられたので、実際に宮殿で暮らした

期間はわずかでした。・・・持参金か・・・病身の妻の為???

この方がコジモ一世。

ポッティチェリ

こちらもボッティチェリ

ジュリアーノ・デ・メディチの愛人フィオレッタ・ゴリーニ

ルーベンス

フィリッポ・リッピ

ナポレオンが再婚した皇后マリー・ルイーズのために造られた浴室。

カラヴァッジョ「眠るキューピット」・・・不気味です。

ラファエロ作「小椅子の聖母」

ラファエロ作「ラ・ヴェラータ」

ルーベンス

この肉体・・・共感できます。

 ムリーリョ「聖母子」

グイド・レーニ「クレオパトラ」

ティツィアーノ「ラ・ベッラ」

玉座の間

伊万里焼・・・ですよね?

 ボッティチェリ

ティツィアーノ

ハプスブルグ家の方々

メディチ家最後トスカーナ大公が1737年に跡継ぎが生まれないまま死去。

1743年には彼の姉で最後のメディチ家ことアンナ・マリア・ルイーザも

世を去りました。主流が断絶したためピッティ宮殿の主はメディチ家から

ハプスブルグ・ロートリンゲン家に交代しました。

クラナッハ

3階にある近代美術館。主にロートリンゲン家のコレクション。

マリーアントワネット

ナポレオン・ボナパルト

 

銀器博物館。メディチ家の骨董品であるガラス器や琥珀などを展示しています。

日本の漆器ですよね。素晴らしい!!

 ハズキルーペよりこっちがええ!!

 

 メディチ家の当主ロレンツォ豪華王のデスマスク。

まだ衣装博物館、馬車博物館があるのですがさすがに疲れました。

ベッキオ橋を渡りお昼ごはんです。

途中でジェラートです。

 二人で20ユーロ・・・高い~!!

お釣りもらえると思ってたら無しでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年イタリア ⑤

2019-03-11 21:05:31 | 旅行

 4日目、終日フリーです。

ホテルの朝ごはん。

ホテルは、サンタマリアノヴェッラ駅のすぐそばでした。

ミモザの花、春です。

中央市場。

ワインが色々。私達ぜんぜんこだわりません。安けりゃいいのです。

こんな所にクロネコヤマト!!

 

メディチ家の菩提寺サン・ロレンツォ教会の裏側にある礼拝堂。

入り口が解りにくい。

一階は、メディチ家の人々のお墓と、サン・ロレンツォ教会の聖遺物が

展示されています。

二階、君主の礼拝堂。1568年にメディチ家のコジモ一世が計画し、その次男

であるフェルディナンド1世が工事を続け、終わったのは今世紀の事だったそう

です。

なんか不気味です。エイリアンのような・・・・

君主の礼拝堂の次の部屋がミケランジェロが設計した新聖具室。

1520年から14年かけて建築と彫刻装飾も彼が手がけました。

ロレンツォ・イル・マニーフィコの三男、ジュリアーノ・デ・メディチの墓。

次兄の法王レオ10世の後ろ盾により、短い期間ですがフィレンツェを治めた人。

墓の下部には女性像の「曙」と男性像「黄昏」が配置されています。

向いにはロレンツォ2世・デ・メディチの墓。

ジュリアーノの長兄、ピエロの子でジュリーアーノの死後にフィレンツェを

治めます。墓の下部には男性像「昼」と女性像「夜」が配置されています。

女性像の「曙」は若く、「夜」は、お腹のたるみ具合や胸の張りが年配者の様な。

真ん中の像だけがミケランジェロの作品で、両端はミケランジェロの弟子の

作品だそうです。

この部屋に、似つかわしくない什器があります。

サンタ・マリア・ノベッラ教会

 ジョットのキリスト磔刑

キリストの足元の地中の骸骨。アダムの墓から生えた木が、キリストの磔刑の

十字架になったそうです。

フィレンツェの貴族トルナブオーニ家の礼拝堂。

壁のフレスコ画はドメニコ・キルランダイヨの作品。

マザッチョの聖三位一体

緑の回廊に面したスペイン人大礼拝堂。こちらのフレスコ画も素晴らしい。

ゆっくりと見て回りたい教会です。でも夫は芸術には全く興味なし・・・

食べるだけ!!今回も効率優先です。立ち止まることもなくザザザ~ッと

見て回るだけです・・・・・いずれ夫が先にあの世に旅立ったら、ゆっくりと

見て回ることにいたしましょう!!

教会の付属美術館。

アダムとイヴ。ろくろ首は蛇ですよね。

祭壇を覆うための布でパリオットと呼ばれます。

絹に細かい刺繡が施されている素晴らしい布です。

1600年当時大変貴重なチューリップも見られます。色も鮮やかできれい!!

アルノの川に面したオンニッサンティ広場の一角にあるオンニッサンティ教会。

こちらの教会には、「春」「ビーナスの誕生」を描いたボッティチェリの

お墓があるのです。

ボッティチェリの絵のモデル(ビーナスの誕生)と言われるシモネッタ・ヴェスプッチの

お墓もあります。この祭壇は、シモネッタの嫁ぎ先、ヴェスプッチ家のものです。

この女性がシモネッタらしいです。

ボッティチェリの「聖アウグスティヌス」

向い側には、ギルランダイオの「聖ヒエロニムス」があるはずなのですが

どこかに貸し出し中なのでしょうか

主祭壇を右側に進むと、小さいながらも大理石彫刻が美しい祭壇の床に

ボッティチェリのお墓がありました。いや~なんか感激です。まさか

ボッティチェリの墓参りが出来るとは・・・・

主祭壇左側奥には、ジョットの「キリスト磔刑」

観光客は私達だけ。静かで色々と見応えのある教会でした。

ピッティ宮殿に向かいます。道路、ガタガタです。つまずてこけないよう

気を付けなければなりません。年寄りは、こけたら致命傷です。

カッライア橋を渡りブイッチャルディーン通り、いい感じんです。

素敵なお店もあります。でも夫は興味なし。食べるだけ・・・

ピッティ宮殿に午前10時頃到着。この間口200m以上あるそうです。

チケット売り場も10分程並んで買えました。

以前来た時には、旅行にまだ慣れておりませんでした。PCもiPhoneも無い時代です。

チケット売り場の係の方が何を言っているのかもわかりません。

フンフンと頭を振って、お金を払いチケットをもらいました。

ここはピッティ宮殿です。もちろん宮殿に入れると思っておりました。

残念ながらボーボリ公園のチケットでした。

今回は、ちゃんと調べてパレスの方です!!

ピッティ宮殿内の美術館すべて入館できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年イタリア ④

2019-03-11 20:55:53 | 旅行

 3日目

流石イタリア、朝からゴージャスなアナウンサー。朝からこのイアリング。

凄い!!

ソフィア・ローレンの若い時みたいな・・・綺麗です。

ピサに向かいます。

ローマ時代の水道の遺跡。

先に昼食です。

傾きを止める工事は、終了しておりました。100年間は大丈夫だそうです。

ホンマかいな!!

この少年、傾き受け止めポーズです。

斜塔には登りません。以前に経験有です。傾いているせいか気持ちが悪くなった

記憶があります。

今回は大聖堂へ。

このランプの揺れる様子を見てガリレオが「振り子の法則」を発見しました。

大聖堂が火災にあい、その時に天井を含む一部が被害を受けました。その後

再建させたのがフィレンツェのメディチ家でした。その為、紋章が取り付け

られています。

ピサの守護聖人、聖ラニエリ。聖遺骸は透明な棺に納められております。

フィレンツェへ移動です。

1時間半ほどでフィレンツェに到着。

夕刻のミケランジェロ広場

夕食はホテルで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年イタリア ③

2019-03-11 20:43:29 | 旅行

 ヴェネチアの続き

可愛い!!1人やったら買ってる・・・夫が付いております。

買うと言えば罵られます。こんなところで喧嘩もできません。諦めるしかない!!

パグも白いのもカワイイ!!

アカデミア美術館。ティッツィアーノの最後の作品「ピエタ」があります。

でも流石にもうええわ・・・・状態でした。又次回のお楽しみです。

木造のアカデミア橋を渡ります。

無料で入場できる古楽器博物館。建物は教会です。

 

これミニチュアなのです。

凄い完成度。ここでも喧嘩するわけにいきません。諦めるしかない!!

ヴェネチア・・・奥が深いです。

ホテルに戻り晩ご飯。

2日目終了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年イタリア ② 

2019-03-10 20:24:22 | 旅行

 2日目も霧でした。日本で調べた天気予報では、最高気温が10℃。

ダウンのコートを着ていくと何かとかさばります。薄着で行ってしまいました。

やはり曇り空、寒かった!!でも我慢です。

時間が早いせいかドゥカーレ宮殿空いてます。

大潮で海水が押し寄せるとこの台を並べてこの上を歩くそうです。

ヴェネツィアはカーニバルの時期でした。皆さん準備中。

聖マルコを象徴する有翼の獅子。

なんか男前です。

サン・マルコ寺院。

エジプトのアレキサンドリアで殉教して埋葬されていた聖マルコの遺骸を密かに買収し、

運び出してヴェネツィアに移されました。

当時のアレキサンドリアはイスラム圏だったため、彼らの目をごまかすため

聖マルコの遺体は、ムスリムが忌み嫌う豚肉の中に隠されて運び出されました。

・・・・臭そうです!!

極上の聖遺物である聖マルコは、熱狂を持ってヴェネツィアの市民に迎えられ

すぐさまそれをお祀りするために大聖堂が建立されました。

遺体を運んだ請負人、幾らもらったのでしょうかね!!

死体の検証ではありません。聖マルコ様でございます。

定番のガラス工房見学です。

昼食の時間調整で、30分のフリータイム。

今回はカフェには入りませんでした。高いもん!!

 

カバの指輪です。

宝石箱?タバコ入れ?

紺色が流行っているのでしょうか?

いつものブチェラッティ

サンマルコ広場から歩いて3分のサン・ジュリアーノ教会。

豪華です。

昼食は、1930年創業の老舗レストラン「アンティコビニョーロ」で

昼食後4時半までフリータイム

リアルト橋を渡ります。

皆さんこの風景を撮影中。

反対側には誰も興味なしみたいです。

今回は、サンタ・マリア・グローリオーザ・ディ・フラーリ聖堂を目指します。

ペーパーウエイト。私一人だったら買ってるわ!!

ナビがあるからこんな道でも大丈夫。

こんなところで柴犬ちゃん。

15分程で到着。この教会の鐘楼はサン・マルコ寺院に次ぐ高さだそうです(70m)

ティッツィアーノの傑作「聖母被昇天」

作品は大きく3つの部分からなっています。

絵画の最上段は、聖母を迎える天の父。

中段は光の中で昇天していく聖母マリア。

下段は聖母の昇天という奇跡に驚く使徒たち。

こちらもティッツィアーノの「カ・ペーザロの聖母」

この赤いマントを羽織った人物は、この絵の寄進者ヤコポ・ペーザロ。

その直ぐ後ろに描かれているのは、彼の孫のレオナルド。どの位置から見ても

彼と視線が合います。

聖具室にある聖遺物の祭壇。子の祭壇の中には、キリストの死後、マグダラの

マリアがキリストの体から採取したといわれている「キリストの血」が収められて

いたそうです。知らなかった!!

ジョヴァンニ・ベッリーニによる祭壇画。

ティッツィアーノは彼の弟子だそうです。

ヴェネツィア共和国のドージェ(元首)の職にあったジョヴァンニ・ペーザロ

の墓廟

 ティッツィアーノの墓廟

アントニオ・カノーバの墓廟。

こちらの教会には、多くの素晴らしい美術品が溢れておりました。

 フラーリ教会のすぐ裏手にある「スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ」

スクオーラとはイタリア語で学校や同業者組合の事で、特定の守護聖人を祀った

建物を集会所として、ヴェネチア共和国時代は地域を纏めるために大きな役割を

はたしました。サン・ロッコは聖ロッコ守護聖人として建てられたヴェネチアを

代表するスクオーラです。内部はティントレットの美術館でした。

こちらの同信会は15世紀のペスト流行時にペストの守護聖人ロッコの名を冠して

病人の看護を目的に設立されたそうです。

ティントレットの罪のない人の大虐殺。

この逞しい白い腕に惹かれます。女性の腕だと思いますが・・・誰かを助け出そうと

していると思うのですが。隣に描かれている赤い衣装の女性は子どもと共に

男によって突き落とされようとしているのか?

2階に続くこの階段の絵画はペストを扱った作品群です。

ティントレットの作品ではありません。

2階の天井には旧約聖書を題材に描かれた21点の作品。大迫力です。

アダムとイブ・・・でしょう。

イブ・・・なんか胸がペチャ・・・筋肉?

 

キリスト磔刑

サン・ロッコ・・・ティントレットの美術館でした。彼が46歳から69歳まで

をかけて描いた、聖書を題材にした油絵70余点、見応えありました。

ヴェネチア賃貸物件、1カ月63万円・・・・ヒェ~!!

売り家8千5百万円・・・・ギョエ~です。

合気・・・・日本人経営じゃないな!!

 

ヴェネチア大学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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