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能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

帝国ホテルでマッサンのウイスキーをいただきました ニッカウヰスキーでちょっと贅沢をした忘年会でした

2014年12月23日 | まち歩き

帝国ホテルでいただいたニッカウヰスキーの利き酒。

クリスマスということもあり、また、帝国ホテル開業125周年ということもあり、そして、NHKの朝ドラ「マッサン」の放送ということもあり、ニッカウヰスキーのウイスキー4種類をいただく機会に恵まれました。


1.竹鶴21年ピュアモルト

2.竹鶴17年ビュアモルト

3.シングルモルト余市21年

4.シングルモルト宮城峡12年

やはりピュアモルトの21年、17年は、なかなかの歴史を感じさせる重厚な香りと舌触り・・・。

幸せな瞬間です・・・。

ブレンダーではないため、豊かなボキャボラリーはありませんが、その美味さは十分に堪能することが出来ました。

御代は、税込で3500円。

ちょっとお高めですが、ここは帝国ホテル。

空間と空気を楽しみながら、利き酒、テイスティングすることが出来ました。

今から10年ほど前、北海道余市を訪れる機会がありました。

札幌からJRに乗り小樽へ・・・そして、さらにJRに乗り継ぎ余市へ。

JR余市駅の正面に、ニッカウヰスキーの余市蒸留所があります。

こちらでは、ヨイチの「ヨ」にアクセントがありますが、地元の人は「イチ」にアクセントがあります。

余市蒸留所では、世界のウイスキーの歴史・・・スコッチウイスキー、バーボンウイスキー・・・ジャパニーズウイスキーなどの歴史的な展示があり、同蒸留所の方が親切に案内をしています。

竹鶴政孝さんのこと、その妻リタさんのこと。

まさにNHK「マッサン」のストーリーがそこに展開されていました。


・竹鶴政孝が、広島県竹原市の造酒屋「竹鶴」の跡取息子であるということ。

・現大阪大学の醸造学科で勉強したということ。

・現サントリーの前身である壽屋に勤務していたということ。

・ウイスキー研究のためイギリスに遊学したということ。

・そこでリタと出会い結婚し帰国したということ。

・戦時中であったため、リタはスパイ呼ばわりされたということ。

・ウイスキーづくりのため、国内を探し回り、北海道余市に落ち着いたということ。

・まずは、ウイスキーづくりのため、日本果実酒株式会社(これを略して「ニッカ」)を設立したということ。

・自分たちのウイスキーが出来るまで果実酒、リンゴ酒を作っていたということ・・・昔、田原俊ちゃんが広告宣伝をしていた「シードル」は、その末裔ということが出来ます。

・マッサンもリタも余市に埋葬されているということ。

 

その後、ニッカウヰスキーの大ファンとなり、以降、ウイスキーと言えば「ニッカ」。

今は、クリアブレンドの大ファンです。

余市蒸留所では、試飲コーナーもあり、10杯近く飲んで、ベロンベロン(笑)。

結局、タクシーに乗り札樽自動車道路を通って札幌のホテルまで帰った次第です。

 

今回のテイスティング、一番うまかった「竹鶴21年ビュアモルト」と「17年」。

その解説文を引用させていただきます。

 

竹鶴21年ピュアモルト

1.香り・・・よく成熟したピーチやトロピカルフルーツにような果実香。豊かで濃厚な香り、リッチで華やかな樽熟成香、ほどよいピート香。

2.味わい・・・やわらかさの中の複雑さ、コクが感じられる。ほのかな苦み。

3.フィニッシュ・・・コクのある余韻が大きく広がった後、すっと消える。

 

竹鶴17年ビュアモルト

1.香り・・・やわらかなウィデイ感の中に、心地よいスモーキーさと、モルティな香ばしさが絶妙なバランスで漂う。フィニッシュに湧き立つ深みのあるエステル香。

2.味わい・・・まろやかな口当たりの中にも、凛としたボティ感。麦芽由来の穀物的なコクと、樽由来の円熟した甘さ。

3.フィニッシュ・・・嫌みのない爽やかな余韻と、すっきりとした味わい。


「香り」「味わい」「フィニッシュ」というカテゴリー分けがプロっぽくていいですね。

英語的には、「アロマ」「テイスト」「フィニッシュ」という表現になります。

さすが、ブレンターの持つ表現力は、素晴らしいものです。

 

わたしが大好きなニッカウヰスキーは、いまやアサヒビールグループ。

余談ですが、私の大好きな沖縄のオリオンビールもアサヒビールグループ。

今年のNHKの朝ドラは、ニッカウヰスキーにとってシェア拡大の大チャンス。

スーパードライがキリンの牙城を切り崩した時ぐらいのチャンスです。

(ハイボールの訴求は、ニッカウヰスキーのとるべき戦略ではありません。競合の術中にはまるだけです・・・念のため)

 

大人の文化・・・美味しいジャパニーズウイスキー造りのために、引き続き頑張っていただきたいと祈念しています。


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帝国ホテルのクリスマスツリー 気品と伝統で彩る開業125年目のクリスマス ゴージャス&マチュア

2014年12月23日 | まち歩き

銀座や有楽町もクリスマスのイルミネーションでキラキラモード。

特に目立つのが、アジアからのツーリスト。

中国語やタイ語、台湾語、タガログ語など異文化の言葉が飛び交っています。

円安が進み、みなさん年末のクリスマス休暇で来日されているのでしょうか?


有楽町の帝国ホテル。

開業して、125年を迎えるそうです。

1890年、明治時代の日本の迎賓館的な西洋風なホテルとして開業。

その歴史は、日本の近代化のシンボリックな存在として首都東京を見つめてきました。

ライト建築の西洋館風の建物、関東大震災の直撃でも壊滅的打撃を受けなかったホテル、進駐軍による接収、マリリン・モンローとジョー・デマジオの宿泊、新館タワーのオープンなど・・・帝国ホテルの歴史は、日本のグローバル化、国際化の歴史でもあります。


日本初のバイキングスタイルの料理の提供、ホテルウェディングの走りなど、日本のホテルスタイルを創出し続けてきたホテル界のリーダー。

数々の名物料理長を輩出、欧米風のみならず、「和」の文化も各所に取り入れた施設、おもてなしは、海外からのツーリストにも大きな感動を与えてきました。

ホテルウェディングは、関東大震災で都下の神社仏閣が壊滅的な被害を受け、結婚式を挙げる場所が大きく減少・・・これをカバーするために帝国ホテル内に神社を作りそこで挙式が出来るようにしたとのことです。

まさに、マーケティングスピリットあふれる経営施策と言えます。


その、帝国ホテルのクリスマスツリー。

シックで気品のあるツリーです。

フロント正面のロビーのセンターにディスプレイされたツリーは、

他のホテルには見られない落ち着きと「華」があるように思います。


ヴッジットジャパン、観光立国のメインプレイヤーとして、今後も頑張っていただきたいものです。


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