シーシュポスの岩の法則・・・毎日、岩を押し上げ続けるというプロセスに人生の意義を見出し、不条理に挑戦する

シーシュポス・・・ちょっと舌を噛みそうです（笑）。

シーシュポスは、ギリシャ神話に登場する人物で、ギリシャの都市国家ポリス・コリントスの創建者。

神を2度も欺いた罪にとわれ、巨大な岩を山の頂まで押し上げるという罰を受けます。

あと少しで山頂というところで岩は転がり落ち、再びゼロから山頂を目指し続けることになります。

何度繰り返してもムダな努力に終わることから、「シーシュポスの岩」は「徒労」という意味になります。

日本で言う「賽の河原」ですね。

「ペスト」「異邦人」で有名なカミュは、1942年に「シーシュポスの神話」というエッセイを出しました。

不条理に反抗して岩を押し続けたシーシュポス。

カミュは岩を押し上げ続けるというプロセスに人生の意義を見出し、不条理に挑戦するから、生きがいや成長があると考えました。

世の中は、不条理で出来ています。

だからこそ、挑戦の余地があり、果実としての生きがい、成長があるとも言えるのだと思います。

さて、今日も岩を押し上げていきますか！