in the heart side・・ヒトツバタコ

いつもその時の出会いを大切に・・

空から降ってきた?”せんせぇ”

2009-07-03 11:17:12 | Weblog
人との出会いは、お金では買えぬ宝物だと思う。

私は、五人兄弟の末っ子で、自分で言うのも変だけど、大事に育ててもらったと自負している。小さい頃からいつもまわりには人がいた。お調子ものゆえにちやほやされるとそれこそ”豚も空を飛ぶ"勢いの人間だから、面白かったのかもしれない。

恵まれていたと思う。

この病得て、いかに自分が甘い人間だったかと思う。何十年もこの病と上手に付き合うことは至難だ。そういう凄い人達と知り合えた幸運を思う。

人との出会いは、自分の人生を大きくかえるもの・・・そう思う。

そんな大きな出会いの一つ・・最近、私の前に空から降って?きたように現れた方をご紹介しようと思う。

短歌には、前から興味があったし言葉遊びも好き。本読むことも、好きである。いつか動けなくなった日にゃ短歌でも作って日がな過ごすこと出来たらいいなと思い、あるコミュに名前だけのっけてもらっていた。
静かなコミュで誰も書き込みもしないようなところに、”せんせぇ”が舞い降りてみえた。

ある日、抒情的な素敵な歌が書かれて、コメントさせていただいたのが縁で今や、個人レッスンの様相である。

私には、信じられないことだけどいろんな和歌集を原文(平がなが全然入らないもの)で読まれたり、古文書のコピーなどを意訳なしのを独学で読まれたそうだ。

今もって、それほどに歌がお好きで大事にしてみえる方が、どうして私などにお付き合いくださるのか謎は深まるばかりだけれど・・勝手に神様からのプレゼントだと思いこんでおります。

”せんせぇ”から”どんな歌でも、その人の心の震えは感じましょう。古典が必ずしも高尚とは言えず、良いものは、何かを持っていますから。 ”と書いてもらったことがあり、心に留めている。短歌だけに限らず何にでも当てはまる事と思う。

”せんせぇ”の歌と解説・・・

かしわ葉に
 花をつけたり
 紫陽花の
 雨眺めつる
 亀にぞ似たる

柏に花を付けたような、柏葉紫陽花は、じっと雨を眺め、物思いする、亀にたいそう似た風貌であることよ。

『眺め』他動詞下二眺む:連用形。眺める、物思いする。
『似』自動詞上一似る:連用形
『ぞ+たる:連体形』係り結び。

こんな具合である。

本当に不思議な出会いではあるけれど、今の私にはとても大切な人であり、とっても大事な時間をいただいていると、空から降ってみえたような”せんせぇ”にどんなに感謝してもし尽くせない気持ち・・

昨日具合悪く、一日横になっていたとき、動けなくなった自分を想像してみた。
毎日を、どんなふうに過ごして行くんだろうと思った。鼻息荒く”仲間の会”を謳ってはいるが、最後まで有意義な時間過ごせるだろうか・・・

やっぱり”今”を大切にするしかないと思う。

     さらさらと 時を流す 砂時計

     私の時計が 時刻むのは どんな音だろ・・・


”せんせぇ”と出会い、指折り5・7・5・7・7と数えている時間は少なくともチックタク・チックタクとリズミカルに時刻んでいることは間違いないこと。

誰にでも、いつどんな出会いがあるかもしれない。いつもその時の出会いを大切にしたいと改めて思う”せんせぇ”との出会いである。







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