in the heart side・・ヒトツバタコ

いつもその時の出会いを大切に・・

人間いたるところ青山あり

2010-05-11 11:02:06 | Weblog
若い頃、もう30年前になるのか・・・・働いていたころ会社の上司の方に好きな言葉は?と聞かれ、迷いもせずに”人間いたるところ青山あり”と答えた覚えがある。私は、大間違いをしていたこの意味を勝手に解釈していた。”人間いたる(=いる)ところ青山(=思いやりがあふれ居心地のいいところ)あり”と世間知らずのお嬢さんは思いこみ、”どこにいても優しい人達はいるもので、世の中どこにいても幸せに暮らせるものだ”と、ノー天気に信じ込んでいた。ホントに幸せ者だと思う。ちょっと、いらつくほどに・・

後に本当の意味を知って愕然とした。人間は、ジンカンと呼ぶそうな。そして楽園と思っていた”青山”は“骨を埋めるところ、墳墓の地”だという。

ナンノコッチャ・・よくわかんないけど、あまり素敵な言葉ではなさそうだったんだそんな印象だったと思う。

あれからずいぶん色んな思いをしつつ生きてきた。

そして、今また好きな言葉は何?と、聞かれたら迷わずこの言葉をあげる。

”故郷ばかりが、墳墓の地ではない。人間の活動のできる場所は、どこにでもある。”

今の私には、ジンとくるものがある。

”人間到る処青山あり”
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短歌 part3

2010-05-11 10:04:31 | Weblog


闇に咲く
 光かがやく
 桜花
 我が心の
 澱照らしおり

本当に綺麗で・・自分の心の中まで見透かされそうでした。

我が友の
 手術の痛み
 耐えし時
 桜吹雪の中に立つ我

誰も皆、やはり自分の荷物は自分でしか持てないと思う。

春雨に
 桜吹雪
 舞い踊り
 きらめく川面は
 花筏(はないかだ)に鴨(かも)

桜は、やっぱりいいなあ・・まるで絵に描いたような情景でした。

薄紅の
 ハナミズキが
 好きという
 私の知らぬ母の顔なり

花など無縁と思ってた貧乏性の母が、好きな花は“ハナミズキ”という。そんな花の名を
どこで覚えたのか・・・?私が知らぬ母の一面に触れたようで驚いた。

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