皆さんもご存じのたんぽぽさんのことを書きたいと思う。
最近”ぽぽちゃん”とHNを変えた。
私が徳島に行く決心をしたのは、彼女の”私、この病気治るかもしれない”という一言もあった。
”何をふざけたことを言ってるの?”と、言いながら電話口の向こうから元気のいい、歯切れのよい口調に圧倒された。
彼女は病歴30数年・・私のような孤発性でないので一概には言えないけどあのパワーには驚いた。
いつも電話であまりの元気のよさに”なんかムカつく”なんて憎まれ口を叩いている。
自分にも厳しい彼女と自分に甘い私・・いろんなことがあったけれど、心底尊敬するに値する人だと思う。
私が初めて彼女に会った時とてもすくみがあった。
次に会ったときは、駅の構内もお店の中も歩行器を持って移動していた。
京都を旅したときも歩行器があった。
東京の若年部会で会ったときは、ラビットとという最新の歩行器を使っていた。
そして今回・・・すくみも転倒もなくスタスタと歩いている。
勿論薬の量も種類も変えていることと思うけど、それは皆同じである。
病歴2,3年くらいだ。オフもないようにみえた。
あけびの実で一緒に泊まった。布団を運ぶ手際の良さはいちばんだったと言っても過言ではない。
なにが彼女をそうさせたのか・・聞いてみた。
”自分ができないと思ったらそこでおしまい”と言う。
また、主治医を選ぶのも”一緒に頑張りましょう。”と言ってくれる医師しか選ばないと言う。
そして”薬を増やすだけでなく薬がよく効く身体をつくることが大切”と。
姿勢もよく滑舌もいい。そのための努力も知ってはいるけど・・
私とは病気が違うということを踏まえても本当に凄い人と思う。
今回行動を共にして”希望”という二文字を見た思いがする。
彼女が言った言葉が頭にこびりついている。
”ねぇ、私が治るかもしれないって言ったのってまんざら嘘でもないでしょっ!”
この病気は進行性と言われるけどひょっとしたら行きつ戻りつしながら暮らすことができるかも・・
ぽぽちゃんと久し振りに会ってそう、思った次第です。