in the heart side・・ヒトツバタコ

いつもその時の出会いを大切に・・

短歌  part2

2010-03-11 12:18:09 | Weblog
短歌というには、恥ずかしいものばかりだけど私が、慕っているせんせぇからご褒美のマークをもらったものを書いてみた。どこにもまだ投稿などできぬけど、自分のブログならいいだろうと・・

病気と上手くお付き合いするためにこんなことして遊んで(?)ます。
これもせんせぇとの出会いがあったおかげ・・やはりその時々の出会いってとても大切だと思う。


    窓際に
   一輪の花
   守られて
   咲く花もまた
   何をか伝えむ

去年買ってきたシクラメン・・ずっと外にほっといて時折水だけやっていたら葉っぱの中にお宝(蕾のこと)をいっぱい隠し持っていて。
暖かい部屋でぬくぬくと大事にしてやっていたらとうとう花が咲きました。この寒空に玄関先を飾るたくましい花達とはまた違う美しさを語っているような気がします。


窓の外
   見やれば一面
   色のなく
   背筋のびたる
   冷たき朝


柔らかな 陽だまりに我 ひとり 花木の声が 優しき朝なり

何となく一人ぼっちを感じる日は、花や木が話しかけてくれるような気がする。

 病持ち
   なお良く生きる
   それだけが
   夢のまた夢
   道遠き夢


 治療のために飲む薬に冒されていく現実・・やるせないな。

 知らぬ間に自分が変わっていくなんて・・あまりに悲しいと思う。

   声を聞き
   顔みるだけで
   嬉しかり
   母の想いは
   いつも片思い

先日、神戸まで心配で心配でかけつけて、聞いた第一声は”こなくていいって言ったのに・・”です。
怒れるやら、がっかりやら・・もう、本当に子離れの時期なのでしょうね。子を思う気持ちは“永遠の片思い”です。・・という自分もいつも老親の想いを袖に振っていますが・


    春を待つ心根を笑うかのごとし
    なごり雪の冷たさ思う

寒の戻りなどという言葉で表せぬほどの陽気ですね。・・ちょっと怒れてくるくらいです。
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マイケル・J・フォックス

2010-03-01 17:50:06 | Weblog
新聞でマイケルの名前を見てから、あまりテレビ好きでない私が、オリンピック閉会式というセレモニーを初めから見ている様子に、娘が怪訝な顔で見ていた。

バックトゥーザ・フューチャーは、大好きな映画だった。

私のようなアリンコの一匹のようなものと違い、ハリウッドの大スターが、さっそうとは程遠い姿に変わりゆく病に、冒された日にゃ、受け入れるまでどんな、葛藤があったかと思う。

今朝桜の散り際のことを書いたけど、散りたくても散ることもできないことがある。
人には、うんにゃ、生きているものすべてに寿命というものがあると思う。

以前、モハメド・アリがオリンピックの聖火台に立った時は、その勇気をたたえる前に”私の何年後かの姿だ・・”という印象のほうが強かったというのが正直な気持ち。まだ病気を受け入れずにいたころ。

今日のマイケルは、前に映像で見たより元気そうだ。

病態が気にならないと言えば、嘘になる。

プレッシャーには違いないし、進行具合は”神のみぞ知る”だけど、同じ病の人には皆元気でいてもらいたいと思う。

今日のマイケルから”希望”をもらったような気がする。

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弥生三月

2010-03-01 08:45:06 | Weblog
いつからか、私の中では1年の始まりは“桜”から・・

昔からパッと咲いてパッと散る桜が大好きだった。

この病気と暮らすことになり、桜見るたび・・”あぁ、今年もちゃんと見に来ることができた”と自分の体のバロメーター見るみたいにだんだんへんな感慨を感じるようになってきていたようだ。

言葉多くすると、その言葉自体が綺麗なものであるほどに、自分自身がその言葉に酔ってしまいあらぬ世界へとはまってしまう。

それと同じかも・・と思える。

桜が好き。

そのあでやかさが好き。

妙に艶っぽく、それでいて散る時は惜しげもなく散る。

そんなとこが大好き。

これだけでいいのでは・・

どの花も人に媚びないところがいい・・
咲く時期がきたらちゃんとそれぞれの花がさく。

人生50年と言われた頃にはもう枯れ果ててしまっている姥桜・・今さら人に媚びてどんな花を咲かせようとしているのか?

私はずっと桜が好き。そして、そんな自分のことも好きだった。

それだけでいい。
やはり、思うように生きていこうと思う。

”姥桜 負けるなバタコ ここにあり”

ナンカ・・小林 一茶翁にしかられそうだけど・・

患者会は元より、老親のこと、怪我して手術という息子への母親としてやってやりたいことへのジレンマ等思うこといっぱいのバタコさんの独り言・・開き直り宣言です。




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