未知との遭遇

いつまで続くこの暑さ・・段々怒れてくる

と、言いながらも風が盛夏の時と違う・・夜はちゃんと”僕たちの出番だよね・・？”と虫たちがチンチラと鳴いている。
季節は異常なりにも確実に移ろい始めている。

そうなんだよなぁ・・ずっと先のことだと思っていても時間は確実にチクタク進んでいくんだよな。

”いきたくねぇよう・・”これが本音。

明日から病院へ・・

薬の調整で行ってきます。

この”行きたくねぇ・・”を克服し、何日間の入院生活を経たら少しはしっかりするかな？・・ウンにゃ、この妄想はもう捨てた
人間そう簡単に変わるもんじゃないし・・
ただ経験を積むのはいいことなんだろうな、と思う。
この年になって新しい自分に気づくってのもお恥ずかしい話だが、きっとそれはあると思う。

もう、なんでもいいや！

やめるわけにいかんし・・

いろんな”未知との遭遇”を期待して（？）カラ元気だして”行ってきます”

出会い・・

昨日、ちょっとした飲み会があり、とことん飲んで語りあかそう（これは、今どき死語ですね）という約束を、ホントに酔っ払っちまった私は反故にしてしまった。
良心が痛み、今朝またまた彼女らを訪ね、昨夜の分まで話してきた。

この病気になっていなければ、私の人生に決して登場しなかったであろう彼女達。
昨夜のメンバーも皆そうだ。

今の私の人生の中でとても重要な役柄を持って見える方ばかり・・

最近つくづく思う。

生きて行く上で最も大切なことってどんな人、モノと出会うかということではないかと。

それを、幸運、不運と言ってしまえば身もふたもないが・・

私達の病気の治療に関してもどんな医師と出会うかで全然予後が違う。
今朝の会話で彼女達の友人の死について聞いたのだが、なんとＬ－ドーパを12錠も飲んでいたそうな・・
私はそんな処方をした医師に出会ってしまったその方の人生を思った。

人は一人では生きていけない・・・

自分の人生にどんな色をつけていくかは、出会った人の、モノの色のような気がする。
できれば、お気に入りの色ばかり塗りたいけど・・そんなわけにはいかないことが多々ある。
でも色を間違えたと思ったら、早めに塗り直すべきだと思う。

私は、パーキンソン病患者だ。
生き方も健常な人のように、選択肢がたくさんあるわけではない。
でも、そんな中でも一生懸命頑張って暮らしてみえる方達との出会いを大切にして毎日毎日を私色に塗ってやっていきたいと思う。

傍から見たらどうよ？という私達だったけど、今日は朝から笑い詰めで・・

病気になっても良き出会いをいつまでもし続けられる、そんなふうな暮らし方を出来る術を考えねば・・と思う一日だった。

ただ寝たきりになることを待つ生き方はやだな。

プールに行った・・

連日のあまりの暑さに突拍子もないことを思いついた。

”プール”に行きたい・・

何年ぶりだろう・・

朝一番に行くつもりがモタモタしているうちに昼過ぎになり、そのうちオフになり、

”やっぱりやめるか・・”

”5時までに行けなかったら諦める”

神様・・前日はいじわるで通り雨に布団取り入れられなくて散々なめにあったけれどその埋め合わせをしてくれたらしい・・

何年か前には、スムースに着られたはずだった・・おかしい、着方が変か脱いで確かめてみるもおかしくない・・

どうにかやっとこさ、水着着ていざ、出発！

水泳は昔から好きだった。
小学校のときは、バタフライで試合にでたものだ。
クロールはリレーの選手だった。と、いっても私のときのタッチミスで失格だったという私らしい？結末だったけど。

子供が幼稚園に入り手が空いた時、一人で泳ぎにいき、バックを泳いでいたら”綺麗な泳ぎね”と見ず知らずの人に言われたものだ。

途中で動けなくなったら・・最近ヤケクソぎみの私・・何とかなるべ。いざとなりゃ、夫が・・考えないことにした・・

気持ちよかったです。

25M泳げるのは平泳ぎだけ。
クロールはせいぜい２０M.
バタフライは、溺れる・・
バックは鼻に水が入りダメ・・

でもいいんだ。

まだ水に浮かんで泳げたことが嬉しかったし、楽しかったです。

”やめろ”と言わず、付き合ってくれた夫に感謝！

屋内プールから着替えて外に出た時の”蝉しぐれ”・・きっと一生忘れないと思う。