早春の庭に咲く
かわいらしいピンクの花
ショウジョウバカマが
庭に華やぎをもたらしています
今日は遠くから
鹿角紫根染・茜染を見にいらしてくださった
お客様と楽しい一日を過ごしました
お客様のご夫婦は
とても文化に造詣が深く
鹿角の伝統文化の素晴らしさを
褒め称えてくださいました。
是非常設展示にして欲しいですって・・・
無理なことですが~
昨日からまた展示の入れ替えが行われました
人間国宝栗山文次郎さんの12回染め工程見本をみていると
長い年月を経ても
なお美しく
崇高優美で鮮やかな色合いを呈しているわけが
わかるような気がします。
大正時代に染められたという名古屋帯は
長い年月を経て
紫色がよりいっそう色濃く深みを帯びていました。
120回の下染と
12回も染め回数の凄さを実感しました
文次郎さんの紫根染名古屋帯の前で
お客様はしばし魅せられていました
右端の栗山文次郎さんの茜染の風呂敷は
富士絹という布地に染めた
鹿角の夕茜のよい色だと
息子文一郎さんの奥様ケフさんが話しておられました。
ふじ‐ぎぬ【富士絹】
経緯(たてよこ)ともに絹紡糸を用いた平織・卵色の織物。
1906年(明治39)頃、
富士瓦斯(ガス)紡績株式会社の製品名。
羽二重(はぶたえ)に準ずるものとして広く輸出された。
シャツ地・婦人服地・裏地などに用いる。
夕方の光の中で燃えるような美しさを放つという茜染
朝の光の中で一段と冴えわたる紫根染を
お客様とゆっくり堪能してきました
お読みくださったら押してくださいね。