癒しの庭Ⅲ

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黒松の小松の剪定!

2008年07月12日 | Weblog

 

      

   裏庭の目立つ所に植えてある小松です。小さな松ですが我が家に来てから37年位立っています。この黒松はチコちゃんのおとうちゃんが能代に住んでいた頃、おとうちゃん手作りの木の鉢に入っていた盆栽でした。

  根本が地面からL字型に立ち上がっていて、土への活着が不完全で触るとクラクラしていました。それを私が頂いてきて22年位盆栽として育て、その後ここに地植えしました。もはやクラクラ動くこともなく、決して背の高い大木になることもなく、庭の中心の小松として育ててきました。今年も元気に新芽を吹いています。

              

         

   松の木は2年に1回落葉します。今は昨年の古い葉がまだ着いていて、今年の新しい芽が大分伸びています。

  私のする剪定作業は、まず昨年の古い葉を全て抜き取ります(一部弱い枝は抜きません)。そして今年の新芽を今後のために整理します。普通は枝の先に3~4の芽が出来ます。その内から2本の新芽を残して他は鋏で切り取ります。こうすることで日の光が全ての芽にあたり、風通しも良くなります。

   まずは混み合った枝を取り除き、頂上に伸びようとする芽を押さえることで、何十年も小松のままで育てることが出来ます。江戸時代の武家屋敷の坪庭(篤姫さんの庭など)にはこうした小松がよく出て来ます。

 

            

   まだまだ古葉はしっかりとは取れていませんが、風通しが良くなりました。明日も下枝の整理(剪定)をしてあげようと思います。

   これで、今年も蒸れることなく、涼しい夏を過ごせそうです