銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



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11月12日

2015-11-12 | 経済動向
東証1部の騰落銘柄数は値上がり976/値下がり799と買いが優勢。決算好調のコロプラが15%超の大幅上昇、高松G、福田組、東亜建設など中堅建設株も決算を受け強い動きとなった。キャリアデザインセンターやエン・ジャパンなど人材関連銘柄も強い。業績上方修正を発表したグリムスはストップ高まで買われた。ほか、中国最大級のストックサイトと販売委託契約を締結したピクスタが急伸の動きとなった。一方、通期営業利益の下振れを発表したアイフルが大幅安。業績下方修正のアプリックスが急落し、今期大幅減益見通しのメドピアは一時ストップ安まで売られた。ほか、証券会社のレーティング引き下げを受け牧野フライスが軟調となった。

こう着の動きが続くなか、海外市場がはっきりしない動きではさすがに売りに押されるかとみていたが、日経平均はしっかりプラスを確保した。東証1部の売買代金は2.2兆円とそれほど盛り上がっておらず、TOPIXやマザーズ指数などはマイナスで、あまり熱量を感じない日経平均7連騰ではあるが、過熱感がそれほど出てこないという点では、もう一段の上昇が期待できそうでもある。ただ、上に行くにはもう一段の材料が必要か。その点では今晩のイエレンFRB議長講演を受け、為替市場や米国株に動意が出てくるかどうかは注目される。上昇続きの週末で売りが出ても然るべき局面ではあるが、来週に目を向けると、国内7-9月期GDPや日銀金融政策決定会合など、株式市場を刺激しそうな注目イベントが多い。連騰記録のバトンを来週につなげる可能性は高いと考える。

トレーダーズウエブより