銀右衛門文庫の経済動向

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10月18日

2013-10-18 | 経済動向
東京市場はしっかりのスタートが予想される。米国株の底堅い動きや業績への期待感が下支え要因だ。11時発表の中国GDPなど景気統計がドル買い要因となれば上値を試す場面も予想されるが、先物ベースで14630円~14650円処を勢いよく上回れないと後場終盤に向けて下に押し戻されるイメージか。米債務上限問題が一巡し、米景気動向や来週から本格化する国内3月期決算企業の中間決算発表に焦点が移行する。上半期は国内景気の改善や円安定着を背景に当初想定よりも業績は上振れとなる公算が高い。その期待感が週末の売り圧力を和らげることになろう。

日経平均株価の予想レンジは14500円-14600円。

前日の下ヒゲのレンジを意識した推移が予想される。25日線(14402円)上から一段高への期待が高まる局面である一方、5/23高値を起点に9/27高値を通る上値抵抗線や、7月高値、9月高値レベルでもあり一度のトライでは抜けきれないと思われる。目先はもみ合いながら5日線(14418円)の上昇を待つかたちとなりそうだ。基調に変化が生じやすいのは、10/24、11/7、14-18となる。

17日のダウ平均は前日比2.18ドル安の15371.65ドルで終了。IBMやゴールドマン・サックス・グループの決算内容が失望を誘い、一時は144.81ドル安まで下落する場面があった。一方、米国のデフォルト回避によって下値買い意欲が戻ったことや、10月フィラデルフィア連銀製造業指数の結果が好感され、15250ドル前後の節目からは買い戻しが優勢となった。
 
NASDAQは前日比23.72ポイント高、S&P500は11.61ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ30円高の14620円、ドル建ては70円高の14660円で終えた。