銀右衛門文庫の経済動向

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10月11日

2013-10-11 | 経済動向
東京市場は全面高か。米国株の大幅上昇と円安を受け、朝方から強気な買いが入りそうだ。米国債は目先の債務不履行については回避されそうで、再びリスクが取りやすくなってきた。日経平均株価は先週急落する前の1万4500円も意識されそう。協議が続くなかでは金融緩和縮小も遠のいたとの見方も出ている。東証の空売り比率が22%台と高く推移するなか、SQ(特別清算指数)算出も通過することで買い戻しが進みそうだ。

日経平均株価の予想レンジは14300~14500円。

きのう終値ベースでは4営業日ぶりに75日線(14074.05円)上に浮上。一目均衡表の転換線(14195.95円)にはわずかに届かなかったものの、9月下旬からの短期的な調整売りは一服した。RSI(9日)は前日29.6%→28.57%に下落。引き続き売られ過ぎ水準といわれる30%を下回る水準にあり、戻りを試す段階と捉えられる。

10日のNY株式相場は大幅上昇した。ダウ工業株30種平均は前営業日比323.09ドル高の15126.07ドル。米共和党が短期的な債務上引き上げを提案すると伝わり、米国のデフォルト懸念が後退した。米財政協議の進展が期待されるなか、米共和党が10月半ばから6週間に限って短期的な債務上限引き上げを提案すると伝わったことを受け、米国のデフォルト懸念が後退。ダウ平均は寄り付きから買いが先行し、引けにかけて一段と上昇。ほぼ全面高の様相となった。 

NASDAQは前営業日比82.97ポイント高の3760.75ポイント、S&P500は同36.16ポイント高の1692.56ポイントで引けた。

トレーダーズウエブより