今、日韓関係は最悪と言われますが、少し前(2003年)に韓国政府が、12万人もの中高生に行った、意識調査では、日本がダントツの第1位で『 好きな国 』に挙げられています!?当教室メルマガの“データの杜”でも取り上げました。
どういうわけか、このことは、あまり報道されませんでしたが、日本の『 韓流 』より、ひょっとしたら韓国の『日本流』 の方が、すごいかもしれませんね。
“日本が勝つ” というのは、文化の話です。ポケモンやもののけ姫は、韓国だけでなく、世界中で、ミッキーマウスをしのぐ人気を博しました。台湾や香港でも日本のアニメ、コミック、アイドルは大人気だということは知っていましたが、私はそれが不思議でした。
筆者はそういった、子ども用の文化だけでなく、自動車やハイテク装置などを含めて、日本的と思われるものが、世界に広がっているのは、その本質がこだわりの 『芸術品』 だからだと指摘します。
それは、一部の天才だけが持っている特質ではなく、日本人一人ひとりが共有している美意識みたいなものだと。そういえば少し前にご紹介した 『 和魂和才 』 に通じているのかなとも感じます。
“仕上げにこだわる” という日本人の国民性は、中国などの安価な人件費を利用しても、まねできるものではなく、超長期の芸術やその精神史があってこそ可能になるといいます。それがあるのだから、日本経済は心配するどころか、世界の最先端に躍り出ると予言までしています。
実際、本書が出された2004年当時、日経平均株価はたった1万円前後で苦しんでいたのが、今は1万5000円くらいに回復していますから、その点においては、氏の予想は今のところ、当たっているといえますね。
専門書ではありませんので難解な用語もまったくなく、高校生くらいでも、非常におもしろく、気持ちよく読める一冊だと思います(笑)。時々、妙な教育を受けてきたせいか、『日本は嫌い』などと言い切る高校生がいて、びっくりします。そういう生徒もぜひ。
http://tokkun.net/jump.htm
そして日本が勝つ―精神から見た世界史PHPソフトウェアグループ詳 細 |
『そして日本が勝つ』日下公人
PHPソフトウェアグループ:267P:1575円
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