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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

ブログランキング参加に関して…

2006年05月22日 | Weblog

以前から当ブログをご覧になっていただいている方は、お気付きかと思いますが、ここ数日でブログランキングにリンクしたバナーを設置いたしました。

当ブログはあくまで、当塾のメルマガなどで続けてきました、生徒やご父母に対する書籍のご紹介が目的で、アクセスアップを図って、アフィリエイトなどで収入を得ようというものではありません。

ただ、ブログをはじめた当初に思っておりましたより、かなり多くの方に訪問していただいておりまして、グーのランキングでは、だいたい50万ブログの中の、300~500位くらい、IPアドレスは日に約300で、閲覧数は1日でおよそ1000件です。(先週は442位)

これほどの数の方が見ていただいているのだからということで、仕事仲間がグー以外のブログランキングに参加するように、強く勧めてくれ、この数日ほどで、多くのランキングに登録をしました(というより、全部仲間がやってくれました)。

上位に行けば、もっとたくさんの方に本を紹介できるというわけです。参加されている方は必死でしょうから、そう簡単だとは思いませんが、まぁ参加する以上は、上位をねらいたいところです。ただ、毎回、“クリックを、クリックを”とお願いするのは、気が引けますので、こういう形で、ごあいさつさせていただきます。

今後、目障りでしょうが、記事の下にバナーを貼っておきますので、記事をお読みになり、良かったと思われましたら、クリックしていただけるとありがたいです。また、もしおもしろくないと思われましたら、ぜひ抗議のクリックをお願いします(笑)。うそです。さっさと読み飛ばしてください。

ランキングの結果などに関しましては、またいずれか記事の中で触れさせていただくかも知れません。いずれにしろ、これからも地道に良い本をさがし、ご紹介してまいりますので、よろしくお付き合い下さい。では失礼します。


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『「電池が切れるまで」の仲間たち』宮本雅史

2006年05月22日 | 絵本


下の詩をまずご覧下さい。ある小学生が書いた詩です。

「命」

命はとても大切だ
人間が生きるための電池みたいだ
でも電池はいつか切れる
命もいつかはなくなる
電池はすぐにとりかえられるけど
命はそう簡単にはとりかえられない
何年も何年も
月日がたってやっと
神様から与えられるものだ
命がないと人間は生きられない
でも
「命なんかいらない。」
と言って
命をむだにする人もいる
まだたくさん命がつかえるのに
そんな人を見ると悲しくなる
命は休むことなく働いているのに
だから、私は命が疲れたと言うまで
せいいっぱい生きよう


これを書いたのは宮越由貴奈ちゃん、当時小学校4年生。病院の中の勉強会で、電池の実験をしたことをもとに、退院後、学校の授業で書いたものだそうです。亡くなる4ヶ月前のことでした。

本書の副題は「子ども病院物語」 です。長野県立こども病院が舞台です。小さな子どもたちの闘病生活や、病院関係者の姿を描きます。子どものけなげな姿、親が、わが子の運命を受け入れていく心理描写、病院関係者の必死の治療の様子、すべてに心動かされます。

著者、宮本雅史氏の『真実無罪』 を読み、その丁寧な取材と真実に迫ろうとする意気込みに共感をし、他の宮本氏の著作をと探して読んだのが本書です。『真実無罪』 とはまったく分野は違うものの、やはり、しっかりしたドキュメンタリーで、大きな感動までもらいました。

つい先日も、現在、小児科医をしている私の教え子が、病院勤務の過酷さを話してくれました。医師として、責任の重さを自覚し、やる気も充分であるのに、医療体制はおそろしくみすぼらしいと…。そこからくる誤診の可能性まで、言及するものですから、「おいおい、がんばれよ」 と本書を紹介し励ましたのでした。

本書には、すべてふりがなも付いており、小学生でも読めます。いろいろなことを考えさせられる一冊です。お薦めします。


http://tokkun.net/jump.htm

「電池が切れるまで」の仲間たち―子ども病院物語

角川書店

詳  細



『「電池が切れるまで」の仲間たち』宮本雅史
講談社:152P:1260円




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